低燃費技術ってスゴイ…

 昨日納車されたN Box Customだが、本日再びテスト走行に出かけてきた。
 距離からすれば数十kmの行程だが、今回はよりアップダウンの激しい山道…しかも一般国道の20号線(甲州街道)でなく県道を走ってきた。
 20号線から外れ、イキナリ急な上り坂から始まった今回の道だが、初めて4,000rpm以上に回転数が上がった。が、それもほんの僅かな間で、すぐに3,500rpm以下に落ち着いてしまう。しかも曲がりくねった道であるからエンジン回転数は始終安定しないのだが、それでも2,000~3,000rpmの間というのは、N Box Customのターボ車にとってはもっともトルクがオイシイ帯域。なので車体の重さのワリにぐいぐい引張っていく感じでストレスなく登っていく。
 この時点で昨日よりもリッターあたりの燃費が0.2km/L落ち込んだが、ちょっと下りになるとすぐに戻り、安定して昨日とほぼ同じ燃費の値を示していた。

 このタコメーター、アイドリング時の値を指しているのだが、この時点で1,000rpmであり、走っていても3,000rpm以下で走れてしまう。つまりN Box Customのターボ車は、全般的に1,000~3,500rpmぐらいでエンジンの回転数が推移していく。
 VAMOSだったら速度が60kmを超えた段階で既に3,000rpmを超えたし、そこに負荷をかけて加速させるとすぐに4,000rpmに達していた。4速ATでは仕方のない事なのかもしれないが、それを考えれば随分とN Boxは低回転型エンジンとトランスミッション(CVT)の組み合わせになったもんだと実感する。

 今回のルートは、とにかく山道でコーナーが多い。まぁ、わざとそういう道を選んだのだが、N Boxくらいのハイトール系になると、コーナーでの倒れ込みが不安になる。
 もちろん、それで横倒れしてしまっては意味がないので、ギリギリまで攻めるワケにはいかないのだが、結構な速度で狭いコーナーに進入してみたが、感覚として倒れそう…と思うレベルまで行っても、結構足回りは踏ん張っている感じがした。
 但し、これはCustomモデルだからかもしれない。
 ノーマルのN
Boxはフロントスタビライザーが装着されていない代わりに足回りが堅めに設定されている。だが、このフロントスタビライザーの有無でこうした山道のコーナー進入に差が出てくると言える。ノーマルN BoxはおそらくCustomモデルよりもコーナーでは不安を感じるかも知れない。


 結局、その後20号線に出て、そのまま国道を走って自宅まで返ってきた。
 30数km走って、最終的には燃費として0.2km/L増えて現在14.1km/Lとなった。
 山道でグイグイ走って逆にまだ燃費が上がるのか…と考えると、これがいつもの乗り方なら15km/Lは出そうな感じである。
 ネットのクチコミ等でN Box Customのターボ車で燃費が9km台という人がいたが、おそらくそれは街乗りか何かではないかと思う。信号が極端に多い所ではアイドリングストップの恩恵は大きいが、アップダウンが多い道ではターボ車の方がエンジンの回転数が上がらない(上げなくてもパワーが出せる)事で逆に燃費に貢献すると言える。
 そういえば、納車時にディーラー店長が「男性はE-CONを切った方が良いみたい」なんて話をしていた。E-CONは結局アクセル開度などを滑らかにしたりして急激なエンジン回転数上昇をさせないような動きをすると推測できる。私一度はE-CONを切った状態でテストした方がいいのかもしれない。

 それで自宅に戻ってきた時にふと思った事がある。

 これは運転席側のドア内側のパワーウィンドウ操作部だが、運転席側の窓だけ“AUTO”と書かれている。
 これは一度グッとスイッチを引き上げると窓が完全に締まりきるという機構を搭載しているという事。この機能、意外と便利なのだが、どうしてすべての窓にその機能を付けてくれないのだろうか?
 助手席側や後席の窓を開けて、空気の入れ換えなどをする事があるのだが、その時、AUTO機能がないばかっかりに、結構めんどくさい状況になる。
 一つの機能を4つ分(あと3つ分)に付けるのだから出来ない事はないハズ。でも今まで私が乗るクラスの車でそうした全部の窓にAUTO開閉の機能が付いた車を見た事がない。
 付いてる車ってあるのだろうか?
 もしなかったとしたら、どうしてオプションでもいいから付けられるようにしてくれないのだろうか?

 さて…明日はどんな条件で走ってやろうかな?
 ってか、他にする事ないのか、私は…?(-_-;)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. XEGASY より:

    私もワンタッチ式が全ての窓に搭載されない理由が気になったので調べた結果、確実な答えは分かりませんでしたが、個人的な推測では、挟み込み防止のためだと思います。現在は、パワーウインドウに挟み込み防止機構が組み込まれている車もあると思いますが、搭載されていない車の場合、後部座席等目視が難しい場所のウインドウにワンタッチ式を採用することは出来ないと思います。実際に調べた全席ワンタッチ式を採用している車(グレード)には、挟み込み防止機構もほぼ一緒に搭載されていました。

  2. 武上 より:

    やはり全席採用している車、というかグレードはあるんですな。
    挟み込み防止機能が必要なのは解ってるんですが、それも含めて全席の窓に着ければ良いだけの事であって、さらに言うなら、AUTO機能が働くのは運転席からの操作の時だけでもいいんですよ。
    そうした構成を取っていないのは、純粋にコスト増になるのを嫌った為の設定だなとは思います。
    でもせめてオプションで用意してくれてもいいのになぁ…と思うワケですよ。
    私の希望ポイントは、運転席側から操作する時だけでも良いって事です。
    運転者にちょっとでも安全運転を促したいなら、この機能は付けるだけの価値はあると思うのですが…。

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