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久々のGIRLS und PANZER

ガルパン効果という言葉があるくらいヒットした戦車アニメ、GIRLS und PANZERだが、待望のOVAが発売された。

今度はイタリア戦

ま、ガルパンをよく知る人からすれば今更説明の必要も無い話だが、OVAは作中で展開される第63回戦車道全国高校生大会の第2回戦「アンツィオ高校」戦をテーマに作られている。
戦いの結果は既に分かりきった事だが、イタリアをベースとしたアンツィオ高校がどのような戦いぶりをしたのかがよく分かる作りになっている。
TVシリーズでは1カットで負けシーンしか放送されなかったアンツィオ戦だけに、その内容が気になるところだったわけだが、個人的には「ああ…やっぱイタリアだわwww」という感想しか出てこない。
別にイタリアをバカにしているわけではない。というか、私はもともとイタリアは結構好きな国だったりして、フランス料理よりはイタリア料理の方が好きだったりする。国としてイタリアが好きという意味だが、トータルで考えてもイタリアの両極端な性質が作中にも反映されていて、実に面白い作りだったと思っている。
この制服がなかなかイイこのアンツィオの制服もイイ感じ。
こんなノリの学校があったら、ホントに楽しいんじゃないかと思う。

シナリオ的には…

だが、実はちょっとガッカリしている部分もある。
それは、シナリオ運びとして予想を裏切るような作りになっていないという事である。
もともと、TVシリーズでも大洗女子が勝利を収めるのにそんなに苦労していない事を考えると、予想を裏切る作りにはできないのかもしれないが、ひねりがあまりない事がシナリオ的な面白さを薄くしてしまっている。
それが残念でならないのだが、これも致し方ない展開…と考えるしかないのだろうか?

ただ、作画の疾走感はとても感じられ、スピーディな作りになっている。
イタリアの小さなCV33がちょこまかと目まぐるしく動き回る様は、見ていて爽快感を感じるだけでなく、単体ではホントに弱いのに、この動きで何か特別な作戦があるかのような見せ方をしていて、今までのガルパンにはない展開である。
そうした疾走感はOVAならでは…なのかもしれないが、作画する上では結構大変だったのではないかと思う。

ガルパンで戦闘車両への興味が…

ガルパンが広まるにつれ、今まで戦車のプラモデルが売れなかった状況が一気に好転したり、新たに「月間戦車道」なんて本が創刊されたりと、一見、今まで日の目を見ることのなかった戦車が注目を浴びているように世間では思われているかも知れない。
それは半分当たっていて半分間違っている。
まぁ、アニメよりの人達からすれば、戦車が熱い時期なのかもしれないが、昔からミリタリーに興味を持つ、生粋のミリタリーマニア側からすると、未だガルパン効果が見えない部分もある。

来年で創刊40周年を迎える「月間パンツァー」は、このガルパン効果をあまり受けていない雑誌の一つのようだ。
読者層の高齢化が進み、発行部数は1万部程度と、雑誌としては決して多くはない。
本来なら、ガルパンのような作品が出てくれば一気に注目されるところなのだが、ガルパンは戦車のみにあらず、という事なのか、硬派な月刊パンツァーはその効果を受けることなく未だ苦戦続き。
逆に前述したような「月刊戦車道」が創刊されたりしているところを見ると、硬派過ぎる内容はガルパンファンには定着しないのかもれない。
たしか…硬派なミリタリー雑誌の一誌が、ガルパンを扱い、その硬派ぶりを崩して記事を載せた事があった(詩名、忘れた orz)が、その時は通常の倍以上の発行部数になったというのをどこかで読んだ記憶がある。
やはり、ガルパンファンは完全なミリタリーマニアというワケでなく、あくまでも美少女とミリタリーという組み合わせでしか見ていない、という事なのかもしれない。
…ま、気持ちはわかるがw

とりあえず、ガルパンファンであれば今回のOVAは押さえるべき一本だと思うし、これから先に公開される劇場版にも期待すべきと言える。
全体の傾向は何も変わっていないため、安心して見ることのできる作品ではないかと思う。
それと…これは余談だが、今回はスタッフコメンタリーが2種収録されている。
一つは制作スタッフのコメンタリーで、もう一つが従来の軍事評論家含めたスタッフコメンタリーで、こちらはスタッフコメンタリーと分けるためにミリタリーコメンタリーという、何だかよく分からない言い方になっている。
こうしたマニアックなコメンタリーが含まれ、ユーザーだけでなく関係者全員が楽しんで作っているという所が見えるのも、ガルパンの人気を支えている一つの要素なのかもしれない。
劇場版も期待したいところである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. 関西の人 より:

    私は、先攻上映会を見に行っていたので、BD買う前から内容知ってたわけですが、確かに、裏切りのない創りでしたね。

    CV 33メインで、よく1回戦勝てたなぁと。
    他校の対戦も、OVA化してくれたらいはいのに…と、少し思いましたが。

    • アバター画像 武上 より:

      アンツィオ高校のメインはCV33型じゃないですよ。そもそもCV33型だと敵戦車を殲滅するのはかなり困難と思います。
      なので、アンツィオ高校のメインは自ずとM41型セモヴェンテになると思います。
      Ⅲ突に影響されて作られた自走砲ですけど、成形炸薬弾で敵戦車を撃滅できる攻撃力はありますから。

      なのでCV33の機動力で敵を煽り出してセモヴェンテの前に引きずり出して殲滅…という形で1回戦を勝ち抜いてきたのではないかと思います。
      決して不可能ではないのですよ…。

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