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発売日も決まった望遠PROレンズ

Olympusユーザーにとって一つの転換期になるM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROの発売日が、11月29日に決まった。

サンニッパがいよいよ登場

サンニッパ。
知らない人が聞くと「何ソレ?」的な言葉だが、これは300mm F2.8という意味である。
焦点距離300mmでF値2.8のレンズを言い表す時に、それぞれの数字の頭を表して、サンニッパというのである。同様に、サンヨン(300mm F4.0)なんて言葉もある。
焦点距離が長くなれば長くなるほど、F値の低いレンズを作るのは難しくなる。それがズームレンズならなおのこと。ズームレンズのテレ端でF2.8を実現するのは、ある意味レンズメーカーの技術の結晶であり、レンズを作れる事そのものが名誉ある事とも言える。
今回Olympusが発売するM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROは、テレ端150mmにはなっているが、m4/3は35mm判換算で2倍の焦点距離となるため、300mmという事になる。
だから、m4/3はフルサイズよりもレンズ製造に関して有利かもしれないが、どちらにしてもこのレベルで優れた光学特性のレンズを作るという事は難しい事に違いはない。

今回のM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROが優れている所は、作りやすいという所での光学特性だけではない。
その価格においても、今まででは考えられないくらいの低価格に設定されている。
たとえば、同じOlympusのフォーサーズ規格レンズであるZUIKO DIGITAL ED 300mm F2.8は、その価格が67万円以上という価格になる。登場した当時は80万円くらいの価格だったハズだ。
しかし、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROは199,800円という価格。リーズナブルなんてものじゃない。1.4倍のテレコンバーター“MC-14”をセットにしても224,640円である。
もちろん、絶対価格は高いが、相対価格で考えれば安いなんてものじゃない。

※注意
ZUIKO DIGITAL ED 300mm F2.8は35mm判換算で600mmになるため、この価格比較は間違っているといえる。40-150mmのズームと600mm単焦点の比較になる事を考えると、いわば異種格闘技みたいなものである。コメントを戴いたので追記する。感謝します。

m4/3をデメリットと考えるか?

これは私の持論でしかないので、全ての人に当てはまるとは言えない。だが、多分一部の人には真理に近い事ではないかと思う。
そもそも、なぜフルサイズ35mmが良いのか?
これは単純に35mmのフィルム時代のレンズがそのまま使えるからだ。また、大きなセンサーサイズであればあるほど、高い解像度を得られるという考え方があるからだ。もちろん当然センサーが大型化すれば値段は高くなる。しかし、良いモノを追い求めるとセンサーが大型化する流れは止められない。
しかし、今の時代、ホントに35mmというサイズが必要なのだろうか?
一般の人であればスマホのカメラでも十分という人もいる。もちろん、それで納得できない人は大きなセンサーを持つデジカメを使っているワケだが、35mmフルサイズのセンサーを持つカメラのコストパフォーマンスがあまりにも悪すぎるように思えてならないのである。
35mmフルサイズセンサーの半分の面積になるm4/3のセンサーでも、私は十分な高画質画像を得られているのではないかと思う。センサーの緻密さとコストバランスがもっとも整っている辺りに、m4/3規格が乗っているように思えるのである。
これによって得られるメリットはかなり大きい。センサーサイズが小さい事によるセンサー価格の値段の安さ、レンズ設計において焦点距離を半分にできるメリット、システム全体をコンパクトにできるメリットなど、いろいろである。
もちろんデメリットもある。フルサイズに比べてセンサーサイズが小さい事による低画質、ボケ味の少なさ、ワイド端も2倍の焦点距離になるため、広角レンズが作りにくいというデメリット、などである。
しかし、私はこのデメリットよりも得られるメリットの方が遙かに大きいと感じている。使っていて事実としてそれを感じるのである。

プロの人であれば、妥協できない部分も多いかも知れないが、機動性の良さ、納得できるレベルの高画質、m4/3という規格から得られるシステム全体のコンパクトさ、等々、一般人が使うカメラとしてm4/3機はある種理想を描いたシステムではないかと思う。
もっとも、ペンタプリズムを搭載していなければダメだ、という拘りがあるのなら、この話は飲む事ができない話かもしれないが。

とにかく、m4/3という規格の上で、格安のサンニッパが発売される。
その画質の良さは既にテスト撮影で世界中に公開され、良い話を多数聞く。プロの目を通したとしてもそう写る画質が、この価格で手に入るという事は、ある意味革命的な出来事ではないかと思う。
私もいつか手にしたい一本である。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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6 Responses

  1. ruser より:

    遂に出ますね、待望のサンニッパ。
    Panasonic製のレンズでは高性能な望遠レンズもあったけれど、高級レンズの代名詞であるサンニッパは無かったと思うんで、影響はかなり大きいでしょうね。

    m4/3関連の掲示板を読んでると、センサーサイズが小さいことをデメリットとしてしか捉えていない人が非常に多いと感じてます。
    35mmフルサイズは、光学的には集められる光の量(ピクセル単位の光の量)が多かったり、画素数が多かったりとメリットが多いのは確か。
    スペックが高い方が良いのも確か。
    でも、本当に欲しいのはスペックじゃなくて、良いと思える写真なんだから、それが撮れるカメラならコンデジでもアリだと思います。

    私はセンサーサイズがAPSーCの眼レフも持っていますが、これはセンサーサイズが大きいものが欲しかったわけではなくて、撮れる写真の味が好みだった事と憧れのブランドだったから。
    眼レフとしては軽いけど、ミラーレスと比べたら重いし嵩張るのは当然。撮れる写真には満足しているけれど、これだって他社と比較してスペックが一番いいわけじゃない。
    撮りたいものが撮れることと、所有欲を満たしてくれるものが私にとっての選定基準ですね。

    ミラーレスと眼レフを両方持つことで比較してみると、画質やボケ量の大きさはセンサーサイズの大きい方が良いけれど、取り回しのしやすさから、m4/3じゃないと取れない写真も多々ありました。
    例えば地上20cmにある花を地面から見上げるように撮りたいなんて時、眼レフのサイズではほぼ不可能。
    小型軽量のミラーレスかつ最低撮影距離の短いレンズでなければ撮れない写真です。

    カメラは持つことに喜びを感じられるものですが、やはり道具として使うのであれば使い勝手が良いに越したことは無いし、金銭的にも所有者の体力的にもバランスは重要だと思います。
    それらがベストマッチしたカメラなら、誰が何と言おうともその人にとって最高のカメラだと思います。
    40-150mmF2.8PROはそれを裏付けしてくれると期待しているので、とても楽しみです。

    しかし…EーM10は望遠を切り捨ててスナップメインにしようと思っていたのに、こんなの出されたら揺らぐじゃないか、オリンパスさんw

    • アバター画像 武上 より:

      私は、今ではボケ味にしてもm4/3でも十分と感じる事があります。
      ボケすぎると、何が何だかわからない、というのがその理由。まぁ、この辺りのさじ加減は人によって違うだろうから、好みの問題。

      フルサイズが良いのは当たり前…と思うかもしれないけれど、フルサイズはその分扱いが難しい。
      残念ながら、私はフルサイズを扱いきれないと思う。
      m4/3でちょうどいい…ってか、それすら使えてないなw

  2. l43 より:

    はじめまして。

    40-150mmの高評価のレビューを見るたびに発売が待ち遠しく感じています。今回はテレコンもありますし、50-200mmの置き換えになりそうなので非常に楽しみです(^^

    ただ、1文だけ・・・
    >たとえば、同じOlympusのフォーサーズ規格レンズであるZUIKO DIGITAL ED 300mm F2.8は、その価格が67万円以上という価格になる。

    これと40-150mm F2.8を同等に(値段を)比べるのは少し違うかなぁとも思いました。
    こちらは35mm換算で600mmになりますので。。。

    • アバター画像 武上 より:

      どうも。
      コメント、ありがとうございます。

      たしかにZUIKO DIGITAL ED 300mm F2.8は35mm判換算で600mmになりますから、それと比べるのはフェアではない話ですね。
      フォーサーズであっても、35mm判換算で2倍の焦点距離になりますから。
      言われている事はごもっともです。
      内容に一文付け加えておきます。

      M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROは…ホントに欲しいですけど、私は買うまでにもっと時間がかかりそうです。
      相対価格で安いと言っても、絶対価格では決して安くはありませんので…。
      すぐに買える人が羨ましい (^^;

  3. ruser より:

    I43さんの指摘、なるほど確かにそうですね。
    読んでて余りの価格にうへぇ…となってスルーしてましたw
    比較するならCANONのLレンズ、EF70-200mmF2.8L IS II USM辺りでしょうか?
    APS-Cで35mm換算105-300mm程のF2.8通しなので。
    実売価格で22~23万でしょうか。
    MZD40-150mmはこれよりズーム倍率が高くて寄れるけど、テレコンセットでも価格は下回りそうですね。
    あと、このLレンズ、APS-C対応のレンズを20枚以上のレンズ詰め込んでるんで単体で1.5kgもありますw
    価格帯は似ていても色々と有利な点が多そうですね。

    …少なくとも、システム全体で2kgオーバーでは、私なら写真を撮る前にバテそうですw

    • アバター画像 武上 より:

      相対価格と絶対価格。
      確かにMZD40-150m F2.8は相対価格としては安い。
      しかし絶対価格としては…私からすると高い。

      重量やサイズ、性能、どれを取っても最適解ではあるものの、この価格という一点で私にはまだ手が出ない。
      実に悲しい…(>_<)

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