それが声優~総集編02

去年の暮れのコミケで発売したのかどうかはしらないが…。

総集編02が発売してた

去年、手を出さずにいた『それが声優』という同人誌の総集編を、原作者浅野真澄さんのツイートを見て購入した。
なぜ手を出さずにいたのかというと、大体中身が想像できていたから。
売れない頃の声優がどういう境遇にいるのかなど、大体を前々職の経験から知っていた事もあって「まぁいいや」ぐらいの感覚でいたのだが、原作者が「自分(浅野真澄)をフォローしている人で「それが声優」を見た事がない、なんて人がいるわけないよね?」というツイートが流れ、どうも「見た事ない」という人が意外にいたようで、その事をツイートしていた一連の流れを読み「ああ…私も見てねーや(爆)」と、それをキッカケに「じゃあ、読んでみるか」と総集編01を購入した。その時の事はこのBlogにも書いた。
総集編02がまた出るだろうなぁ、と思っていたら、やはり出ていたようで、早速総集編02を通販で購入、ついでにまだ見ていなかった『それが声優!WEB四コマまとめました-01』も同時購入したのだが、それがつい先日ようやく届いた。
それが声優~総集編02読んでみた内容は…ま、前回の総集編01と同じ感想と言ってしまえばそれまで。ただ、やはりよくまとまっているなと。
前回は堀江由衣さんが登場する話だったが、今回は神谷浩史さんが登場する話で、流石に個人を特定されると私も知らない事が多いワケで、そういう部分は大いに楽しめた。
まぁ…前作に続き、声優というか、俳優業を知りたいという人にはいろいろな豆知識がリアルに学べる本なのではないかと思う。その点においては、この本は間違いのないものだと思う。

アニメ化もするんですね…

まぁ…原作者のツイートで情報は知っていたんだが、アニメ化も予定されている。

それが声優 アニメ公式サイト
http://soregaseiyu.com/

基本的に4コマ漫画なので、それをアニメ化するとなると、らき☆すたのような作りになるのかな? と想像はするが、私が一番気になるのは、実名で登場する声優が原作にはいるわけで(総集編01では堀江由衣、総集編02では神谷浩史など)、その人達もアニメに登場するのか? という所はちょっと気になる。
何しろ、もし登場するとするならば、それはキャラを演じているのか? それとも素のまま登場するのか? というのが気になるからだ。
まぁ…素のままなのかもしれないが(爆)

最近、声優が素のままの姿で登場するというシーンをよく見るようになったように思う。アイマスをよく見るからかもしれないが、アイマスはキャラの中の人の個性がキャラに出てくるという作品であり、また声優そのものもそのままで実写コンテンツとして作品に関わってきたりする為、そういうのを見続けていると、キャラとキャラの中の人のギャップが全くなくなり、いつのまにかそれに慣れている自分がいるという状態になったりする。
今の私はまさにその状態であり、声優という職業が昔とは明らかに違う方向に向かっているなと感じる。…いや、もっと正確に言うならば、コンテンツというものを作る上で、制作サイドと消費者サイドの垣根が昔よりずっと低くなり、制作サイドだけでなく消費者サイドを巻き込んで一つのコンテンツを作り上げる時代になったんだという事を感じる。
それが良い事なのか悪い事なのかは分からないが、明らかにコンテンツが成立するまでのプロセスが今と昔とで異なる事は間違いないと思う。

アニメ「それが声優」では、その辺りが顕著に表れる作品になると面白いな、と自分的には思ったりする。
2015年夏に放送されるようなので、今から期待したい。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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5 Responses

  1. 関西の人 より:

    この勢いでですね、「これがエロゲー」という同人誌をですねぇ…w

    「ふたあけたら、原画が全くあがってねえ!w」
    「背景書けないのに、企画には口をだす」

    とか、こちらも、real思考でどうですか?w

    • アバター画像 武上 より:

      正直、それだと毎回結論が同じで、しかも行き着く先まで同じになるから、あまり面白くないと思う。
      結局はトラブルが起きてそれを何とか潜り抜けて…の繰り返しでしかないし、しかもその潜り抜け方も毎回同じになってしまう…。

      こういうコンテンツは出来上がるモノを主眼に置くよりも、登場する役割を主眼に置く方が面白くなると思うんですよ。
      たとえば「これが原画家」とか「これがサウンドクリエーター」とか…。
      要するに、出来上がるモノではなく、作っている「人」にターゲッティングし、しかもそれは統括している人ではなく、単一の役割を持つ「人」をセレクトする方が面白くなると思います。

      まぁ…同人レベルの話であれば、たしかに単発企画で「これがエロゲー」でもいいのかもしれませんが…ほとんどの人はもう概要として内容も分かってるんじゃないかな。
      であるなら、やっぱり焦点を当てるのは、もっと深く掘り下げられるポイントの方が面白くなると思います。
      …マジレスしちまったよw

  2. 関西の人 より:

    マジレスされちゃった!w

  3. うめー より:

    声優か、タイムリーな話題だわ
    オイラの友人のトコの娘さんがこの4月に高校進学なのだが
    「あたい声優に成る!」と言い出していて
    進学先について親ともめている最中だわ。
    因みに件の親は武上さんとも面識がある人デス。

    • アバター画像 武上 より:

      私と面識のある人の娘さん?
      …想像できん(爆)

      ま、それはさておき…
      経験則から言いまして、声優とは何ぞ? という事をまず「声優になりたい」と言っている当人が知ることから始まると思います。
      単にアニメや映画の声を吹き替え、人気が出たら時々テレビに出てみたり、ラジオに出てみたり、CD出したり…とか、そういう認識なら、まず現実を知る事が先ですね。
      「それが声優」を読んでいると、あまり現実とリンクしないかしもれません。何故なら、原作者はそれなりに声優として成功した人だから。
      どちらかというと、声優として成功しなかった人からのメッセージの方が現実とリンクする、と私は思っています。
      そういう意味では「それが声優」も現実味はあるとしても真実味はないのかもしれません。

      本当の意味での真実を知った上で、まだ当人ががんばりたい、というのであれば、それを応援してあげるのも道とは思います。
      まぁ、私の娘ではないので、無責任なコメントではありますが(爆)

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