これならMicrosoftじゃなくても…

私が使うマウスはいつもMicrosoft製だった。

Microsoft製マウスの魅力

Microsoftと聞くと、ほぼ全ての人が“Windows”というOSを思い浮かべると思う。
もちろん私もその一人だが、もし“Windows”以外でMicrosoftと言えば、次にくるものは何だろうか?
ある人は“Office”と答えるだろうし“Xbox One”と答える人もいるかもしれない。一部の人では“Windows Phone”なんていう実にマイナーな製品を答える人もいるかもしれない。
だが、最近は“マウス”と答える人は随分と減ってきたのではないかと思う。

昔、Microsoftは実に多様なマウスやキーボードを発売していた。
人間工学に基づいた形のマウスを世に投入し、エルゴノミクスデザインという言葉を世に広めたのもMicrosoftではないかと思う。
私は当時からMicrosoftマウスの重度のユーザーであり、現在自宅や会社で使用しているマウスもMicrosoft製をあえて自分で用意して使っている。
途中、ロジクールマウスも使ってみたが、set pointと呼ばれるドライバと設定ソフトが馴染めず、結局Microsoft製マウスに戻したのだが、最終的にMicrosoftマウスに落ち着く最大のポイントは「使いやすい」と自分で思っているからに他ならない。
とにかく私の手のサイズと使い方にマッチした製品なのである。
もちろん全てがそうではないのだが、現在使用している“Wireless Mobile Mouse 6000”は、モバイル用と銘打っているが私はデスクトップで使用している。
小型ではあるが、使いやすいところに4番目と5番目のボタンがあるので、非常に使いやすい。

だが、この“Wireless Mobile Mouse 6000”も現在はディスコンになっているようで、既に新品入手は市場在庫を狙うしかなくなってしまっている。
次なるマウスの選定に、実は困っているというのが実情だったりする。

MX2000のモバイル版

ロジクールの最高峰マウスが今年3月に6年ぶりに刷新された。
それが「MX MASTER」というマウスだが、コイツは型番でいうとMX2000という事になるらしい。
普段ロジクールのマウスを使わないので、そのアタリは全く知らなかったのだが、このMX2000のモバイル版として「MX Anywhere 2」、型番で言うところのMX1500が7月16日に発売になるらしい。コレなら使えるか?海外では既に発表もされていた製品なのだが、ロジクールらしいデザインの、かつ高級機らしいスタイルのマウスである。
MX2000と違い、親指側に大きくせり出した部分がないため、私的にはデザインもコチラの方が好きである。
機能としても、MX2000の機能をほぼ投入されているもので、スクロールスイッチのノッチありとなしを選択する事もできる。ただ、ノッチの有無の切替はMX2000ではスクロールホイールを高速動作させると自動的にノッチなしになる仕組みだったが、MX1500ではその自動切替は省略されている。私からすればMX1500の自動切替なしの方が、単純で好感が持てるのだが。
また、Windows8シリーズ以降に搭載されているBluetooth smartに対応していて、従来のロジクールマウスで使われているPico Unifyingレシーバでの接続だけでなく、Bluetoothも選択できるのは実に良い部分と言える。

やはり価格は高い?

MX2000の直販価格も12,880円と決して安いものではなかった。
これぐらいの高機能マウスになると1万円超えは当たり前の世界なのだが、今回のMX1500も直販価格で10,130円とかなり高額なマウスである。
正直、マウスごときに1万円なんて…と考える人も多いのではないかと思う。
秋葉原のワゴンセールなどで500円も出せば光学マウスが買えるじゃないか、という人もいるだろう。
その気持ちもわからないでもない。
だが、入力デバイスに拘る人というのは、とことん使いやすさに拘りを持っていて、キーボードに3万円出すなんて事を平気でする。
…ちなみに私もその一人である(爆)

私が使っているRealforceという東プレのキーボードは、静電容量方式のキーを採用したキーボードだが、通常価格で買えば27,000円くらいするキーボードだったと思う。たまたま私の買ったモデルは、ジャストシステムがタイアップしたもので、私はそれを22,000円程度で購入する事ができたワケだが、ハッキリいってこの使い心地は1万円クラスのキーボードでも得られない別格のものである。
ちなみに東プレのキーボードの押し心地を知りたい人は、コンビニにあるATMのテンキーを押してみて欲しい。ほとんどのATMのテンキーは東プレ製である(違うのもあるかもしれないが…)。

話を戻すが、マウスで1万円という価格は決して安くはないが、高くもないと考える人もいるのは事実だ。
私は…といえば多少高いかな? とは思うものの、高すぎる設定とは思わない。
モバイルマウスといいつつも、このマウスをデスクトップで使用するでも何ら問題ないわけで、普通のマウスと考えればいいだけの事である。
まぁ…その“普通の”マウスと考えても高いと思う人が多いわけで…ここらへんは価値観の問題であるため、人の感覚によるからどうしようもない話である。

現在公式サイトでは予約受付中である。
このマウスが気になる人は、とりあえず秋葉原などの店頭で使い心地を試してみるといいかもしれない。
私のように地方在住者はこういう時に困るワケだが…。

ロジクール MX Anywhere
https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/mice/mx-anywhere-3s.910-006941.html
(現在は最新のAnywhere 3Sのリンクとなっている:2023/05/31)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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