Ciclissimoの収納力

一言でいうならば、持て余す…。

ショルダーバッグとしては…

先日購入したCiclissimoだが、その後ほとんど触らずにそのままにしていた。
ヒマな時にじっくり検証すればいいや、という思いで放置していたのだが、本日から冬の休みに入ったため、早速Ciclissimoをいろいろと品定めしてみた。
まず最初に担いでみたのだが、いくつか問題が出た。
一番の問題は、ショルダーベルトは基本的に長さ調節ができない、という事である。
もともとメッセンジャーバッグを想定しているという事もあって、たすき掛けにした後に絞り込んで、背中で背負うという形になるのだが、Ciclissimoの商品紹介ページではそれはあくまでも一つの形態であってショルダーバッグにもなる、という触れ込みであった。
ところがこのショルダーバッグとして使う場合に、ショルダーベルトの長さを調節できないという問題があって、私がショルダーバッグとして使用するとどうもベルトの長さが短くて、腰上ぐらいの位置にカバンがきてしまう。
もう少し下の位置にカバンが来ると凄く使いやすいのだが…メッセンジャーバッグとして使用する前提の機構だろうから、ベルトの長さを調節できるようにできなかったのかもしれない。というか、もしセカンドバージョンが作られるなら(どうも改良しているらしいが)、この辺りをもっと見直して欲しいところである。
…まぁ、多分それは私の体型的な問題なのかもしれない。
私は…基本的にメタボ体型なので、ベルトの長さを普通の人以上に必要としているため、それが原因でこんな事になっているのかもしれない。
私への戒めとして受け取っておこう…。

E-M1の小ささ

さて、問題のCiclissimoの収納力を見てみる。
一応、公式サイトの写真を見る限り、かなりの量が入る事はわかっている。実際に自分で使う場合はどうか? という事で試してみたところ…m4/3では大きすぎるかも…これが恐ろしく入る入る(爆)
暗くて解らないかも知れないが、真ん中にE-M1とM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを繋げた本体が横倒しに入っているのだが、その高さとしてもCiclissimoの深さの2/3の所までで、随分深い事がわかる。
さらに、赤いエアーブローの入っているところだが、上下に分割できるベルクロを入れているのだが、そのベルクロに仕切った下には、Zeissの凹Ultronと赤MCのFlektogon、そしてそれらM42マウントをm4/3マウントに変換するアダプターが入っている。エアーブローの所は見て分かる通りまだ余裕があるため、フィルターなり他メンテグッズを入れようと思えばまだまだ入る。
反対の40-150mm F4.0-5.6のレンズが入っているところもベルクロで上下分割していて、下には年末に使うクトゥルフFluxxが一式入っているがここもFluxxの箱の側面にはフィルター等が数枚入る。40-150mm F4.0-5.6の所もまだレンズ1本もしくはフィルター等が数枚入れられるだけの余裕がある。
さらにカメラとかが入っている手前(画面だと下側)には、レンズペン3本をパッケージごと入れていて、ここにはタブレットくらいの平面形状のものがまだ入るし、その手前(画面だと一番下)にある2つのポケットはまだ何も入れていないがここにもフィルター等がそのまま入る事になる。
想像していたよりもずっと多数のアイテムが入るという事実に愕然とする一方、E-M1がこんなにも小さかったのかと改めて思い知る事となった。

セカンドカメラも…

おそらくだが、これだけの収納力があればもう1セットのベルクロがあればセカンドカメラのE-PM2も入りそうな感じである。
というのも、今回Ciclissimoに入れた機材の中で、私があと手持ちで入れていないのはE-PM2とLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.の2つだけだからだ。
普通に考えて、この2つを先程の状態の中に入れることは何ら問題がない。つまり、私が持っている機材の全てを入れてしまえる、という事である。
運用方法としては問題はあるかもしれないが、全ての機材を入れられる…これは想像していなかった事態である。
ただ、前述した通り、全ての機材を入れるなら、追加でベルクロを購入する必要がある。それなくして使い勝手は語れないし、詰め込めば良いというものでもない。
まぁ…Ciclissimo自体がNikonやキヤノンのカメラを前提とした作りなのだから、それにマイクロフォーサーズ機を入れれば、中に余裕があって当たり前の話。
さて、ベルクロを追加すべきか、またちょっと考えねばならんな…。

運用を考える

Ciclissimoのこの大きさなら、いろいろなものが持ち運べるのはわかったが、今度は入れた重量との問題を考えねばならない。
そう考えれば、入れられるからと言って何でも入れれば良いというものでもなくなる。
結局はレンズ装着済みのメインカメラとレンズ1~2本、それに付随するフィルター類とメンテ類、この辺りが一つの目安になる。
もしこれに追加するなら、セカンドカメラを忍ばせるかどうか、といった所だろうが、セカンドカメラを忍ばせるよりはメインカメラをもっと取り回ししやすくする方が現実的である。
前述の画像では、相変わらずネックストラップを付けたE-M1を入れているが、これではサッと取り出して構える…という動きは難しそうである。
であるなら、やはりここはE-M1のストラップをハンドストラップに切り替えるべきだろう。
ハンドストラップにして、Ciclissimoの天面ファスナーからさっと取り出し、そのまま撮影…というスタイルがもっとも運用として適しているように思う。
ネックストラップは、カメラを構えていないとき両手が空くというメリットがあるが、取り出し自在のバッグを携行している時は、構えるまでの手軽さを重視した方が利便性に富むといえる。
やはり以前このBlogでも記事にしたAcruの“レザーカメラグリップベルト[for 一眼レフ]”を購入するしかないか?

より使いやすい環境を求める試行錯誤は、まだ当分続きそうである(-_-;)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    収納力ありそうですねー。
    私ももう少し収納力のあるバッグが欲しいなぁ…。

    これ、E-M1を縦置き(レンズを下に向けて入れる)すれば、ベルクロの調整次第でもっと入りそうですね。
    将来は大三元PROレンズ3本にすれば完成ですかねw

    私もVangurdヘラルダー38ならKマウントの主要レンズが入りますが、重量がヤバいことになるので一回しか(レンズをメンテに出すとき)ありませんw
    同じOLYMPUSのOM-Dで最軽量のE-M10でも、メインレンズがNOKTONって時点で荷物になるしなぁ…。
    自分が選んだ道だけど、やっぱり便利な方が良いですよねぇ (^_^;)

    • アバター画像 武上 より:

      一眼レフの重さを嫌って、マイクロフォーサーズのシステムに乗り換えたプロがいるぐらいなので、やはり重量とか大きさというのはプロでも悩みの種なのではないかと。

      そういう意味でオリンパス機を中心としている事自体は私自身英断だったと思ってるんですが、普通のカメラバッグのサイズで行くと、かなりの荷物を詰め込めてしまうので鞄選びは逆に難しいかも。
      あと、大きさが小さいのでストラップ選びも非常に微妙なラインで悩みが多いかも知れません。

      E-M1、ハンドストラップにすべきかな…。

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