Monthly Archive: 4月 2019

レトロ大爆発

カプコンの次はコナミか…。

古き良き時代

昨日はカプコンのArcadeゲームを収録した専用筐体の話をしたが、今度はコナミがPS4/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)の4プラットフォーム向けに「アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション」を発売する事を発表した。ダウンロード専売で価格は3,000円(税別)となる。
収録作品は1980年代のコナミのアーケードゲーム8タイトルで「グラディウス」「悪魔城ドラキュラ」「ツインビー」「スクランブル」「沙羅曼蛇」「A-JAX」「グラディウスII GOFERの野望」「サンダークロス」となる。
どこでもセーブができるクィックセーブ機能、プレイヤー残機・難易度の変更機能などを搭載し、当時の未公開開発資料や開発スタッフへのスペシャルインタビューなどを収録したボーナスブックも附属するという。

この「アニバーサリーコレクション」はシリーズものになっていて、コナミグループ創業50周年を記念した商品になる。今後の予定としては、2019年春に「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」、2019年内には「魂斗羅 アニバーサリーコレクション」の発売が予定されている。
「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」が発売されるのに、今回の「アーケードクラシックスアニバーサリーコレクション」にアーケード版の「悪魔城ドラキュラ」が収録されているというのも何か変な感じがする。これなら「アーケードクラシックスアニバーサリーコレクション」には「悪魔城ドラキュラ」を収録するのではなく、他のコナミのアーケードタイトルを収録してくれた方が有り難かったようにも思えるのだが…。

他メーカーも…

メガドライブミニの圧倒的な出来の良さに関心していたら、海外ではあるがカプコンのアーケードゲームを収録した筐体が発売される事が決まり、そして今回のコナミと続いた。
こうなると、やはりナムコも追従して欲しいなと思ったりするわけだが、今の所ナムコの往年の名作を収録したタイトルが出てくる気配がない。
また、こうしたレトロ作品は主として1980年代のものがほとんどで、1990年代にさしかかったものがあまり出てこない。
個人的には1990年代にも名作は多いし、何より表現力も格段に上がった作品が多いので、そうした作品にも焦点を当てて欲しいと思うのだが、今の所そうした動きは表立って見えてこない。
1990年代のアーケードゲームであっても、基本的にPSPレベルのハードウェアで再現が可能なものがほとんどであるため、移植して動作為ないという事はまずないはずなので、ぜひとも各メーカーにはそうした往年の名作を復古させて欲しいところである。

アニバーサリーコレクション
https://www.konami.com/games/50th/ac/jp/ja/
アーケードクラシックスアニバーサリーコレクション
https://www.konami.com/games/50th/ac/arcade/jp/ja/ Continue reading…

カプコンを楽しむモノ

何だコレ!? と言いたくなるその姿。

Capcom Home Arcade

カプコンUKから妙なものが発売される。


まず度肝を抜かれるのは、その筐体の姿形である。
パッと見ただけでは、ただのカプコンのロゴだろ? と思えるのだが、よくよく見ると1P側と2P側の2つ分のジョイスティックやボタンが取り付けられている。
インパクトだけで言えば間違いなく最上級とも言えるものだが、この筐体の中に、カプコンゲームが16タイトル内蔵されている。
筐体横幅74cmというから、相当に大きいわけだが、昨今のテレビモニタ前に置けばそれほど大きなものとも言えないかも知れない。
これでテレビの前をガッツリ占領してゲームに没頭しろ、というコンセプトなのだと思う。
本体コントロールパネルの後ろ側面には、USB端子、HDMI端子、電源ボタン、電源端子が用意されている。電源端子はマイクロUSBとなっているので、場合によってはコンセントからの変換で対応させる必要があるのだが、どうも公式ページの電源に関する記述では「supplied USB cable to a USB power supply」としか書かれていないようなので、ひょっとしたらUSBバッテリーで動作する可能性がある。まぁ…モニタの事を考えると、バッテリー駆動に意味があるかどうかは不明である。
また、この本体にはWi-Fi機能が内蔵されているようで、ハイスコアのアップロード機能などが搭載されている模様。
英国から妙なものが発売される…まさにそんな感じである。

結構な拘り

このCapcom Home Arcadeだが、搭載されるジョイスティックレバーやボタンは、アーケードで利用されている三和電子製のもので、もちろん自分でパーツを補修する事もできる。このあたりは流石海外製と言える部分で、ゲーマーの拘りを感じる部分である。
そして気になる中身の方だが、どうもCPS/CPS2エミュレータで動作しているようである。
そのエミュレータだが、再現性に実績があるとされる「FB Alpha」を使用しているという事なので、その作りの出来映えは安心してよいと思われる。
そして収録される16タイトルだが、今まで家庭用コンシューマ機に移植されてこなかった『エイリアン vs. プレデター』や『プロギアの嵐』、『アルティミットエコロジー』や、あまり移植されていない『パワード ギア』が収録されている。
これで、本体価格が229.99ユーロ(日本円で約29,000円)というから、拘りから考えれば安くはないが高くもない、という価格設定ではないかと思う。
ただ、日本国内での発売ではなく、あくまでも英国版なので、日本での発売があるのかどうかはわからないし、収録されているタイトルも日本版ではない。

メガドライブミニの話もあったが、こちらはアーケードゲームを収録したコンパチ機という事で、ある意味本気の企画製品である。
他メーカーも、こういう製品を検討してくれないかなぁ…例えばナムコとか…。

PS4の次にくるもの

まだまだ謎は多い。

PlayStation Next

ここにきてPlayStation5(仮)の情報が漏れてきた。


それによると、2019年中の発売はないだろうという事であり、またその内部スペックとしてCPUは7nmプロセスのAMD製Zen2を採用するという事、GPUは同じくAMD製RadeonのNaviベースのカスタム品を採用するという事である。
また、8Kやレイトレーシングにも対応し、3Dオーディオにも対応する事も明らかにされた。
これによって、従来のプラットフォームとは離れていくのかというと、やはりそうではなく、後方互換性を保っているらしい事も判明した。その中には、ダウンロード専用機とはならず、物理メディアを採用するというのも含めての話もある。
そして内蔵するストレージに関しては、特別なSSDを採用するという事にも触れられている。これは膨大なデータ量を読み書きする必要から採用されたようだが、既にそうしたデータの読み書き速度すら、実行速度を左右する問題になる現世代機の根本原因を解決するには、広帯域のSSDの存在なくして語れない状況にあるかららしい。
話だけ聞けば、一体どれぐらいの価格になるのだろうか? とさえ思えるほど、高額なコンシューマ機になりそうな予感がしないでもないのだが、次世代の最先端を行こうと思えば、このような選択肢になる、という事なのかもしれない。

PSVR

そんなハイスペックになる次世代機だが、PlayStationVRに関しては現行機に対応する予定らしい。
もちろん、新機種や上位機種が出ないという事ではないだろう。おそらく何かしらの形でアップデートプランが出てくる事は間違いない。何故なら、PC分野ですらVR機器の進化は今も継続中であり、その解像度とリフレッシュレートは上がり続けているからだ。
ただ、本体の性能が大幅に向上する事で、得られる体験の確実さは向上する。それ故に現時点では現行機にも互換性がある、という話に止めて置くという事なのだろう。
それに連動している話として、前述の3Dオーディオの対応がある。
これはAMDのチップそのものに立体音響のカスタムユニットが搭載されているところに話が繋がる。これによって、視覚と聴覚へ訴求する体験をVRに結びつけようという思惑があると考えられる。当たり前と言えば当たり前の話だが、VRが持つ没入感を向上させる方法としては順当な話ではないかと思う。

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イマドキの小型PC

昔からあるトレンド。

DH310V2

Shuttleから、Intel第9世代Coreプロセッサ対応の小型PC自作キット「DH310V2」が発売される。TDP 65WまでのCPUに対応するという事なので、Core i7-8700にも対応できるし、第9世代CoreプロセッサならCore i5-9400までに対応できる。つまり、6コアに対応可能という事である。予価は24,500円(税別)。
最大の特徴はその小ささで、本体サイズは165×190×43mmに収まるものになる。チップセットはIntel H310で、搭載可能なストレージは2.5インチHDD/SSDとM.2 SSD、他にも無線LAN/Bluetoothモジュール増設用のM.2スロットが用意されている。
メモリはDDR4 SO-DIMM×2(最大32GB)まで搭載可能なので、処理能力的には中堅PCより上位の処理能力を発揮できる。
インターフェースはDisplayPort、HDMI、デュアル1000Base-T、USB3.1 Gen1×2、USB2.0×2、シリアルポート、SDカードスロット、ヘッドホン端子、マイク端子を持つ。
電源はACアダプタで、90Wのものが付属する。また、本体にはVESAマウントが付属するので、モニタ裏にそのまま取り付ける事もできる。

Shuttle DH310V2
https://shuttle-japan.jp/dh310v2/

ビデオカード不要ならアリ

このShuttleのDH310V2は、その大きさから当然ながらディスクリートGPUの搭載はできない。
よって、CPU内蔵のGPUでの動作という事になるが、一応HDMI2.0a対応の出力をマザーボードが持っているため、4K/60fps及びHDRの画面出力が可能になっている。
但し、CPU内蔵GPUなので、その処理能力に関しては高望みはできない。
なので、そうしたハイエンドタイプのゲーム用途を考えないのであれば、この小型PCは選択肢の一つとして考えることは出来ると思われる。
また、無線LANユニットをM.2スロットに独立して内蔵できるので、モニタ裏にVESAマウントで搭載すれば、電源以外のケーブルをコンパクトに纏める事もできる。
最近のPCは基本性能が高いので、小型PCでもよほど重い処理でなければ対応が可能なので、部屋をスッキリさせつつPCを使いたいという人には、こういう小型PCという選択は十分考えられるように思う。

まぁ…最近はハイエンドノートPCでデスクトップPCを置き換えるというのも選択肢の一つなので、あえて小型PCをチョイスするという人は少ないかも知れないが、ノートPCはデスクトップPCとはそもそもの格が違うので、運用性能にある程度の余力が欲しいが重量級までもは不要という人の落とし所になるのではないかと思う。

Amazonプライム、値上げ

とうとう日本にもやってきた値上げ。

年間1,000円値上げ

アマゾンジャパンが2019年4月12日にAmazonプライムの会費を改定した。
従来、年会費3,900円(税込)だったものが4,900円(税込)となり、月会費400円(税込)だったものが500円(税込)へと変更となった。
既にプライム会員の登録ページでは改訂後の価格が適用されているわけだが、事前に連絡があっかというと、メールが一通届いていただけである。しかも改訂した後に、である。
私は年会費でプライム会員費用を支払っているため、既に2019年1月末に一度3,900円を支払っている為、次に支払うのは2020年1月末だが、その時に4,900円を支払うという事になる。
日本では今回が初の価格改定だが、米国では2018年5月に99ドルから119ドルへの値上げが実施されている。
米国から比べれば日本の価格はまだ安いと言えるが、値上げ価格の比率で言うと、今回の値上げは約20%という事になる。1人あたりから20%の価格を引き上げた時の増額分を考えると、莫大な金額になると考えられる。
それほどまでにプライムの特典にかかる費用、及び配送料が高騰化しているという事なのかもしれないが、その内訳がハッキリ公開されているわけではないので、どれほどの費用が維持費として使われているかは不明である。

継続するのが得策か?

正直、これは利用頻度に依存する話なので、あまりAmazon.co.jpのサービスを利用していないという人であれば、プライム会員になっている意味はないかもしれない。
現時点で、プライムVideoやプライムMusic、プライムReading、プライムPhotosなど、プライム会員に向けたサービスをどの程度利用しているかを再確認し、またAmazon.co.jpでの買い物がどの程度の物量なのかを検討して、4,900円という価格が妥当なのかを判断する必要がある。
私は最近プライムPhotosを利用しているのだが、スマホの写真は100%のデータ量でバックアップされている。現在のiPhoneでは、写真画像は「HEIF」フォーマットによって保存されているため、データ量は以前より少なくはなっている。だが、その撮影枚数は手軽に撮影できるようになった分、増えているのは事実なので、オンラインストレージは複数持っておきたいところ。いつもはMicrosoftのOne Driveを使用しているが、それだけでは不安だった事もあり、今はプライムPhotosを併用している。
ただ、プライムPhotosの問題は、保存されている「HEIF」形式をそのまま変換する事なくダウンロードするところである。
One DriveではJPG変換してPCに保存されるのだが、プライムPhotosでは「HEIF」形式のままダウンロードという事になる。勝手に変換しない事を誠実として良しとするか、利便性から不便と判断するかは意見の分かれるところだが、使い勝手が悪いという面はある。
プライムPhotos以外で利用頻度が高いのはプライムVideoだが、時間との兼ね合いでそんなに観ているわけではない。
そして肝心の買い物だが…これも重度に使用するほど買い物はしていない。そもそも、使える予算が限られている関係から、買い物点数はあまり多いとは言えない。価格が高いモノばかりが必要なモノという問題もあるが、どっちにしても頻度で言えば高くはない。
結論から言うと、私の場合、プライム会員を継続する意味は、実はあまりないかもしれない。

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手頃なアクションカム

個人的に欲しいとは思いつつ、使う事があるのか不明。

安くても良いモノ

アクションカムの王道と言えばGoProだが、正直、私からするとGoProの価格は非常にハードルが高い。
というのも、本体だけで5万円を超え、必要なモノを揃えると6万円、7万円とあっという間に必要金額が膨れあがる。
ちょっと試しに使ってみたいと思っても、中々手が出るものではないので、結局GoProを諦めて安価な中国製品に手を出し、ハズレを引いた、なんて話もよく聞く話である。
ただ、中国製品の全てが悪いわけではない。というのは、どんな高級機でも結局生産国は中国だったり東南アジアだったりするわけで、では高級機は何が違うのか? というと、最終的な品質管理の元で管理され、出荷されているからこそハズレがない、という事に落ち着く。
もっとも、それ以外にもユーザーインターフェースにも違いはあり、ユーザー視点で考えて作られているかどうかという違いもあるが、それはコピー品故の違いという事もできるので、結局設計開発にどれだけ予算を投じる事ができるのか? という違いがそうしたものを生み出していると言える。
そんな中国製品の中でも、比較的安心して使える製品がある。
世界品質を手に入れた中国製品というのも存在しているのである。その筆頭とも言えるのがXiaomi(シャオミ)ではないかと思う。
そのXiaomiが出資する関連会社にYI Technologyという会社があるのだが、ココが発売しているアクションカムが実によく出来ている。

「YI 4K+ ACTION CAMERA WATERPROOF CASE」(以下、YI 4K+)と言われる製品がソレで、SoftBank SELECTIONオンラインショップで販売されるという。

思いの外ハイスペック

このYI 4K+だが、水深40mの防水ケースが附属して価格が28,800円(税別)とGoProよりずっと安い。しかも4k/60fpsでの動画撮影が可能で、12MPの静止画撮影、スローモーションやタイムラプス、バースト撮影や長時間露光撮影なども可能と、一通りの機能は全て揃っている。
搭載されているセンサーはSonyの1/2.3型Exmor R 12MP CMOSセンサー IMX377を採用しており、レンズは7層ガラスレンズ、視野角155度、F値2.8という性能を持つ。
CPUはAmbarella H2チップセットでメモリは2GB、ストレージは内蔵せずにmicroSDで賄う。
大きさは65x30x42mmでバッテリーやmicroSDカードを含めた重さは実測で94gと手の平サイズで、背面に2.2インチ640×360ドットのタッチパネル液晶を持つ。物理ボタンは天面の電源/シャッターボタンのみで底部には三脚ネジ穴が用意されている。
外部とのインターフェースはUSB Type-Cで、コレ一つで充電とデータ送受信を行う。
こんなナリだが、3軸ジャイロスコープと3軸加速度センサーを内蔵し、電子式手ブレ補正に対応する。但し、この手ブレ補正を使用すると、動画は最大4K/30fpsに制限されてしまうが、2kなら60fpsでの撮影が可能である。また、静止画撮影はJPGの他にRAW撮影にも対応し、ISO感度は静止画で最大800、動画なら6400まで対応する。
これだけの性能を持って3万円を切り、なおその価格で水深40mまでの防水ケースが附属するとなると、かなりお買い得と言わざるを得ないと思う。

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MacでもRealforce

良いキーボードを使いたいんだよ。

スタイリッシュでなくていい

私がMacを使っていたときは、Macは今ほどスタイリッシュなスタイルではなかった。
おそらく、ここまでスタイリッシュになったのは、ブラウン管時代のiMacが登場した頃からではないかと思うが、そのあたりからMacの筐体にはアクリルのようなパーツが使われ始め、色もカラフルなものが増えたように思う。
それが今度はアルミの金属質かつソリッドな感じな筐体へと変わり、今のようなスタイルになったワケだが、そのあたりから接続する機器も様相が変わってきている。
特に変わったのがマウスとキーボードで、マウスはボタンレスとなりタッチセンサーが内蔵されるものになった。
そしてキーボードはアイソレーション型へと変わり、どんどんと薄型になっていったのだが、個人的にはこのスタイルの変化にはちょっと残念に思えていたところもある。
それは、薄型になる事と打ちやすさは両立しないと思っているからである。
もちろん、薄型でも打ちやすいキーボードというのは存在するのかもしれないが、昔のマックの質実剛健な感じのキーボードは、個人的に好きなタッチだったし、打ちやすいと思っていたが、薄型になるとあのカッチリした感じがまるでない。
見た目としては確かに薄型キーボードはスタイリッシュかもしれないが、長文を打つ私からするとやはりカッチリ打ちたい。そういう意味で、最近のMacは私としては今一つ魅力に欠ける部分を持ち合わせていた。
しかし、そんなMacにあのキーボードの名機が加わる。これでMacも打ちやすくなる東プレのRealforceである。

静電容量無接点方式

東プレのRealforceと言えば言うまでもなく銀行ATMでも使用される、あの打ちやすいキータッチが特徴の静電容量無接点方式のキーボードである。
現在、私は自宅と勤務先の両方でRealforceを使っているが、打ちやすさは他のキーボードから比べると格段によい。
もちろん値段も格段に違うので、全ての人にお勧めできるキーボードではないのだが、FILCOのメカニカルキーボードを使っていた私がその値段を加味しても乗り換えようと思った名キーボードである。
このRealforce、今まで所謂Windows機用をメインとして発売されていて、Mac用というものは存在していなかった。しかし、今回発売されたキー荷重30gでAPC機能を搭載した「REALFORCE SA for Mac(R2SA-JP3M)」と変荷重の「REALFORCE for Mac(R2-JPVM)」は、「eng」「kana」キーなどWindowsキー配列にはないキーを搭載している。
もちろん、この2つのキーを「無変換」「変換」キーに切り替える「Win Mode」を備えていて、「CapsLock」キーと「Ctrl」キーの入れ替えもできるようになっているので、Windowsでも使用する事ができるようになっている。
このWindowsで使いやすくするモードは、BootCampでWindowsを使っている人に向けた機能であるため、機能の切替そのものはMac戦用ソフトの上で切替えるようになっているようだ。

価格的には高いモデルで31,000円(税込)前後、安いモデルで26,000円(税込)前後と、キーボードとしては高い価格設定。
この価格に見合うと思えるMac Userには待望のキーボードと言えるが、前述したように万人向けとは言えない。
拘りたい人向けではあるが、ぜひ一度その使い心地を試してもらいたい。考え方がかわるかもしれない。

Optaneメモリ搭載のSSD

字面だけ見るとよく分からないSSDだが…

SSDのSSDキャッシュ

Intelが新しいM.2接続のNVMe SSD「Optane Memory H10」を発表した。
3DXpointテクノロジーを使ったOptaneメモリーと、Intel製QLC 3D NANDフラッシュを組み合わせたもので、従来のSSDではDRAMキャッシュにあたる部分にOptaneメモリを配置し、Intelの「Rapid Storage Technology(IRST)」と組み合わせて、利用頻度の高いデータをOptaneメモリ側に記録させる事で、より高速アクセスを可能にしたSSDになる。
Intel側の話では、具体的にはマルチタスク中のドキュメント起動速度を最大2倍、マルチタスク中のゲーム起動速度を60%、マルチタスク中のメディアファイル展開速度を最大90%高速化できるという。オール3DXpointメモリのSSDを出してくれ…また、頻繁にアクセスされるアプリケーション、ファイルへの高速アクセスの他、従来のTLC 3D NAND SSDと比較して、バックグラウンド動作による応答性も優れているとしている。
ある意味、SSDのSSDキャッシュという、機能として意味があるのか? という疑問も残る組合せ製品ではあるのだが、SSDメモリの特性で速度差や耐久力差がある事で成立しているSSDであり、実際に使ってみればそれなりの効果はあるのかもしれない。

製品保証は5年

この「Optane Memory H10」は、製品保証期間として5年が設定されている。
そうした保証を付けて、本製品はまず2019年第2四半期よりDellやHP、ASUS、AcerなどのOEMメーカー各社から搭載PCが発売される。組み合わされるCPUは第8世代Core Uプロセッサを搭載したもので、「Optane Memory H10」単体の販売も行われる見込みとなっている。但し、現時点では日本国内での発売については不明である。
「Optane Memory H10」の製品は容量別に256GB/512GB/1TBの3種用意されており、256GBのもののみOptaneメモリ容量が16GBであり、他2製品は32GBのOptaneメモリが搭載される。
一般的に容量の大きなSSDほど、その読み書き速度は速いが、本製品もそれと同じ特性となっているが、512GB製品と1TB製品は比較的近い読み書き性能を持っている。
価格はまだ現時点では不明であり、具体的に幾らぐらいのレンジに入るものなのかはわからない。ただ、想像するに一般的なSSDよりは割高になるものと予想される。

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5G、割り当てられる

4キャリアに5G帯が割り当てられた。

第5世代

第4世代が使われるようになってまだ数年ではあるが、無線通信技術の発達は驚くべき進化を遂げ、遂に第5世代の周波数帯域がNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルに割り当てられた。
世界的には通信も始まろうかという第5世代だが、日本では第一希望の周波数帯が競合していた関係から、その比較審査などを実施していた関係で多少出遅れた感じはある。
実際には、3.7GHz帯で100MHz幅、28GHz帯では400MHz幅で、各社に割り当てられる事になるが、具体的にはNTTドコモには3.7GHz帯と4.5GHz帯、28GHz帯でそれぞれ1枠、KDDIには3.7GHz帯で2枠と28GHz帯で1枠、ソフトバンクと楽天モバイルは3.7GHz帯で各1枠と28GHz帯で各1枠が割り当てられた。
これらの帯域で実際にサービスが実施されるのは、ほぼ2020年に入ってからと言われており、それまでは実験に使われる事が想定される。
認定から⑤年後までの全国を対象とした5G基盤展開率は、NTTドコモが97%、KDDIが93.2%、ソフトバンクが64%、楽天モバイルが56.1%と、以前の人口カバー率に代わる新たな指標で各社の計画が既に出されている。この計画に沿った形で、今回の割り当てが決められたようである。

5Gで何ができる?

第5世代通信が可能になったら、何が変わるのだろうか?
まず一番大きく変わるのは、その通信速度である。
従来のLTEでは、理論上の最大値でも1Gbpsという速度が限界だったが、5Gになるとこれが最低値として1Gbpsから始まり、最大値で50Gbpsと言われている。
つまり、従来の50倍以上の速度で通信が可能になるわけで、ココまで来ると有線通信が全く不要になるのではないかとすら、言われるレベルになる。
ただ、無線通信はいろんな障害を受けるので、常に理論値で通信できるわけではない為、実用上は10Gbps前後ではないかと予想される。但し、これも時間と共に安定していくだろうから、徐々に速度改善は行われるだろう。
また、繋げられる機器の数も爆発的に増えると言われている。
所謂「IoT」と呼ばれるモノのインターネットが実現する、あらゆるモノが通信する時代に適合させる通信規格であり、多数の通信機器が混在していても、混線する事なく通信ができるようになる。
これに「低遅延」(時として超低遅延と言われる)という特性が合わさるので、リモートコントロールなどでも活用幅が広がる。例えば、自動運転の操作において、急ブレーキが必要な場合であっても、外部から急ブレーキの信号を送っても間に合うという事である。
また、IoTでの活用となると、他にもいろんな事が考えられるのだが、今まではそのアイディアがあっても実際の通信と乖離したものにしかならなかったが、5Gになればそれが現実になるワケである。
そういう意味で、今はただの高速低遅延通信という枠組みでしかないかも知れないが、今後どのようなサービスが可能になるかは、まだまだ未知数と言える。

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残されたVega64

すっかり忘れてたけど、どうするか?

残されたVega64

3月にRadeon VIIへと乗り換えた私の手元には、約1年使用したVega64が残されている。
もう一台PCを組まない限りは不要なカードではあるのだが、今まで取り外したまま放置している。
仮にもう一台PCを組んだとしても、Vega64ほどの消費電力を持つもの=性能のものは不要なので、この余ったVega64の処遇を決めなければならない。
Radeon VIIとCrossFireX(以下CFX)を組めるようであれば、活用の方法もあるだろうが、おそらく同じVega世代であってもCFXはできないだろうし、仮に出来たとしてもとんでもない消費電力になる割りに性能が伸びるわけではないので、Radeon VIIを使っていく上ではVega64はあまり意味を成さない存在と言える。
これがもし、Polaris世代のRX 580とかそのあたりのビデオカードなら、もう一台組んだときにまだ使いようがあったかな、という感じである。
と言うわけで、まず考えられるのは売却である。
ヤフオクで落札価格を調べると、大凡35,000円を超えるぐらいの価格で取引されている。
少なくとも私が持つシルバー筐体のリミテッド版は高ければ4万円ぐらいにはなる可能性がある。
これなら売却した方が他デバイスへの資金にもできるので良いかも知れない。

安定度

ただ、Radeon VIIを時々使っていて思うのは、Vega64の方が安定して動作する、という事である。
Radeon VIIに変えてから、何故かシステムが不安定になる事があったりして、本当の意味で安定動作させようと思えば、Vega64に戻す方が良いかもしれない…と考えている自分がいたりもする。
パフォーマンスを加味すれば、Radeon VIIからVega64に戻す事はまずあり得ないのだが、突然画面暗転などが起きるようだと、交換して安定性を求めるというのも一つの手と考えてしまう。
また、関連性があるかどうかはわからないが、Radeon VIIに交換した後に、無線ジョイパッドが突然認識しなくなるという問題が頻発するようになった。
私の環境だけの問題かもしれないし、供給電力の問題なのかもしれないとも思ったりもするが、起きる時と起きない時があり、その鍵になるパターンが全く検討がつかない。
Vega64に戻して同現象が起きるかはまだ確認はしていないが、間違いなくRadeon VIIに交換してから発生している問題なので、何かしら因果関係はあると思っている。
私の場合、PCは確かにハイスペックである事も重要だが、それ以上に使えなければ意味がない。なので、この観点一つでVega64を手放してよいものか、悩む時があるわけである。

何はともあれ、この結論も早々の内に出さなければならない。
Vega64の価値が今以上に下がる前に、である。

新型N-WGNは今夏

ようやく見えてきた感じ。

N-WGN

私が乗っているN-BOXは、その登場時の初期型になるが、私が乗り始めた後に、ハイトールワゴンではなくハイトワゴンのN-WGNが登場した。
N-BOXと異なり、空気抵抗が緩やかなボディなので全般的に燃費はよく、それでいてNシリーズの力強さを持つベストセラーとしてその座に君臨したN-WGNは、個人的には私の用途により適したモデルではなかったかと思わなくもないが、乗っていて頭上が広く感じる車の方が乗っていて気分的に楽という事もあって、最終的にN-BOXを選んでいて正解だったかな、と。
ただ、その燃費性能とかを知れば知る程、N-WGNの方が良かったのかも知れない、と思うのだが、まぁそんなのは後の祭。
N-BOXに乗り続け、既に7年が経過しようとしている私の、昔の思い出である。

そんなN-BOXが2017年9月にデルチェンジを行った。
そしてその翌年2018年にはN-Oneがモデルチェンジとなった。
そうなれば次はN-WGNとなるわけで、今年のどこかでモデルチェンジの話が出てくるだろうと思っていた。
そんな折り、4月4日にN-BOXが2018年度新車販売台数1位獲得したというニュースリリースがあり、その中でN-WGNのモデルチェンジを今夏に実施するという事を公表した。
予想通りと言えばそのままだが、他メーカーとの間に開いた性能を詰めるべく、新型を投入するという事なのだろうと思う。

デザイン

今の所、予想とされている話をすると、ノーマルのN-WGNのデザインは、旧来のものを踏襲すると言われている。
その代わり、N-WGNカスタムの外観はより厳ついものになるとも言われていて、大型グリルを採用し、LEDランプ使用でメッキパーツをふんだんに使用したものになる…ような予想が立てられている。
個人的にはもっと大人しくてもいいのに…と思うのだが、最近の流行らしいので、この路線は変わらないかも知れない。
何であんなにメッキでキラキラしたモデルにするのだろう?
個人的には「羊の皮を被った狼」的な感じでよいのではないかと思うのだが、形から入る現代人に向けたデザインという事なのかもしれない。
それでも余りに派手すぎるのは…ねぇ(-_-;)

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X68030の新品

最初、何事かと思った。いや、マヂで…。

タイトルはX68000だったが

先日、ヤフオクで目を疑う案件を見つけた。
「[新品]SHARP X68000本体モニターセット」と題されたものである。
新品!?
X68000が発売されたのは、1987年3月28日にシャープから発売されたパーソナルワークステーションであり、今はもう絶滅してしまった幻の名機である。
私がコンピュータが楽しいと最も感じたレトロパソコンであり、以前私も持っていたものだが、今はもう手放していて手元にはない。
だが、再び欲しいとも思っているものだが、当然古いものなので、なかなか良品もなく、また存在したとしてもどこか修理したりしなければならないものが多かったりするのが実情である。
そんなX68000の新品が出品された…もうそれだけで常軌を逸した話である。

ヤフオク [新品]SHARP X68000本体モニターセット
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p678588081
(現在は既にオークション終了し、リンク先も削除されている)

だが、この案件はよく見るとX68000ではない。
1993年5月に発売されたX68030の新品である。…ある意味、もっと希少価値が高いと言えるかも知れない。
イマドキ見かけなくなったブラウン管の専用モニタ付きで、全てが揃った状態の出品という、奇跡としか言いようのないレアモノである。

最終価格40万円

このオークションは前述のリンクの通り、既に修了してしまっている。
総入札数126件で、最終落札価格は401,000円と40万円を超える価格で落札されている。
もちろん、当時の価格よりは若干安いと言える(モニタなど総額で言えば安くなる)が、それでもイマドキのPCの価格よりずっと高い価格での落札である。
X68030は、CPUにモトローラのMC68EC030を搭載したX68000の後継機だが、CPUはソケットによって搭載されていたので、ユーザーの手でより高速な33MHz版のCPUに差し替えたり、MMUを内蔵する本物のMC68030に換装する事が出来た。MC68030に換装すると、起動時にちゃんとMMUを認識した表示がされるようになっていたし、コプロセッサを搭載してもそれがちゃんと認識した事を表示されたりと、ハードウェアを強化すると起動時に表示されるようになっていた。WindowsでもこうしたPOST表示は行われるが、X68000系のPOST表示は実にスタイリッシュだった記憶がある(エミュレータでもそのあたりは再現されている)。
ただ、このX68030の残念な所は、旧X68000との互換性を維持する事を最優先に開発された結果、実に中途半端な製品になってしまったところにある。
シャープはX68000発売当初に、後継機を出す際には搭載するCPUは68020以降のものになる事を想定して、大幅なアーキテクチャの拡大と改良を予定していた。しかし、実際にはその普及率から小規模による改良程度に留まってしまい、本来のMC68030の性能を生かし切るものにならず、また完全なX68000の互換も担保されない機種になってしまった。
部分的に「速いX68K」という印象になってしまったのは、実に残念な結果だった。
なので、一部の人から「買うならX68030よりもX68000 XVIの方が良い」とまで言われた。
実際、シャープ公認で高速版X68Kを販売していた満開製作所製「REDZONE」は、24MHzで動作するX68000 Compact XVIだったため、25MHzで動作するX68030と比較しても遜色ない速度であったことから、完全にX68000と互換性のある高速マシンは「REDZONE」と言われていた。
「REDZONE」…欲しかったなぁ(-_-;)

何はともあれ、こんな逸品が出品される事など、まずない事である。
世の中、探せばまだレアモノが出てくる可能性がある、という事なのだろうか。

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