再入荷分が3月下旬に発売される。
11機種9,000タイトル以上が対応
いわゆるレトロゲーム機の互換機になるレトロフリーク。
その人気の高さから、ちょくちょく品切れとなり、再生産が期待されるものの、供給能力の問題か、再入荷がいつも待たれているような製品であるが、そのレトロフリークの再入荷分が3月下旬に販売される事が判明した。
家電量販店やゲームショップなどで販売され、その価格は22,000円になる。
レトロフリークそのものは、2015年10月に発売されたレトロゲーム互換機で、ファミコン、スーパーファミコン、SUPER NES、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス、メガドライブ、GENESIS、PCエンジン、TurboGrafx-16、PCエンジンスーパーグラフィクスという11機種のカートリッジに対応する互換機で、HDMI出力やゲーム中どこでもセーブできるクィックセーブ機能、カートリッジ端子の劣化防止の為のインストール機能などを備えた、実にマルチな機器である。
商標的にどうなの? という疑問も残る製品ではあるが、既に生産終了してしまっているレケトロゲーム機のオリジナルのカートリッジが使用できるという事で、とても人気のある互換機である。
実は案外強力なスペック
スペックとして見ると、Cortex-A9のARMコアを採用したRockchipと呼ばれるCPUに持ち、GPUはこのCPUに内蔵されたものを利用する。メモリはDDR3のRAMを512MB搭載し、ストレージとして1.2GBのフラッシュメモリを持つ他、microSDカードを利用できる。
映像出力はHDMIにのみ対応するが、解像度は1280×720であり、HDCPの制限もかけられていない。またリフレッシュレートは変更できるようだが、CPUの性能によってどこまでのレートを確保できるかは…使った事がないので不明である。
このレトロフリークは、元々がコードフリークというチート機能を提供するサービスの一環として登場しているので、レトロフリーク内でもコードフリークのコードが利用できるようだが…実機をつかった事がないので…(以下略)。
おもしろいのは、カートリッジを挿す部分が本体から切り離されていて、本体にUSB接続したカートリッジユニットにゲームカートリッジを挿す。
また、本体に接続できるのはこのカートリッジユニットだけでなく、各ゲーム機のオリジナルのコントローラーが接続できるコントローラーアダプターというのも別売りされていて(セット版もある)、それを繫げばオリジナルコントローラーを使用する事もできる。
至れり尽くせり?
このように、レトロゲームのカートリッジを持っていれば、実に利用価値の高い機器となるのがこのレトロフリークなのだが、著作権的にグレー、もしくは黒となる使い方がある事に要注意である。
機能の一つとして、カートリッジゲームのデータを吸い出し、ストレージやmicroSDカードに記録する事ができるので、自らが所有していないカートリッジソフトからデータを吸い上げて利用する事ができる。
こうなると、確実に著作権法違反になるので、利用するなら自分が所有しているカートリッジに止めて置くべきである。
レトロゲームの取扱いをしているところから、カートリッジを購入して楽しむ、というのが王道である。
カートリッジユニットの端子劣化を気にするなら、ストレージにデータを吸い出して使えば良いだろう。
この手の機器は、なかなか発売される事はないので、レトロフリークを入手出来たなら、大切に扱うべきだろう。
おそらくは、レトロフリークの中ではエミュレータでカートリッジソフトを動作させていると思われるので、動作がおかしくなるタイトルも存在するかもしれない。
そこは互換機と割り切るしかない。
というわけで、レトロゲーム好きな人なら、まぁ知っているだろうレトロフリークが再販する。
まだ入手していない人は、チャンスなので、この機会を逃さず入手しよう。
ちなみに私は…予算的に厳しいのでパスである。
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