第3巻はスバラシイ!

 統一地方選が始まった。
 私の周辺でも県議会議員の選挙があったワケだが、今日の朝はまずその投票に行ってきた。
 まぁ…ウチの周辺、マジで再生しないと夕張市の二の舞になる可能性が高い地域で、そういう意味では重要な選挙と言えたかもしれない。
 で、その投票そのものは別にいい。一票を使う事の意味の大きさは今更言うまでもない。
 だが、私はこの選挙を運営する選挙管理委員に問題はあると思っている。
 私の行った投票場には、朝早かったという事もあって、私以外の投票者がまだいなかった。つまり、投票場の中には選挙管理委員しかいないワケだが、私一人に対して選管が10人いたのである。
 …なぜ10人?
 一人目は私の持参したハガキを受け取り、そこに記載されていた数字(多分特定コードだと思う)を紙面に記入。隣の選管(二人目)にそのハガキを渡し、その人がハガキに記載されているバーコードを読み取り本人確認、そしてハガキをその隣の選管(三人目)に渡し、そこで投票用紙を発行して私にその用紙をくれた。ここまでで3人である。あとは記入して投票するだけである。だが、なぜかその用紙を発行した人の隣にもう一人座っているのである。この人、ひょっとしてバックアップ要員? いや、その前にここまでの行程でも人数多すぎるだろ…。
 そして投票用紙に記入して投票箱に入れたのだが、その投票箱を見つめる選管が5人いるのである。
 コレ、不正防止用にいるんだよね? だとしたら5人は多くないか?
 選挙で毎回思うのは、この無駄に多い人数である。これじゃ選挙に金がかかるのは当たり前である。
 今、あらゆるところで復興に向けた財源が必要と言われている。
 たしかに選挙に不正があってはならないが、必要と見込む人数に問題があるのではないだろうか?
 全国にある投票場全ての人数を再確認して、不要と思う員数を減らすと、とんでもない金額が浮くような気がしてならない。というか、投票場の数を減らして、その分ネット投票できる環境を早く準備すべきだ。その方が運用維持費は少なくなる。
 投票場の数を減らす事を問題視するなら、投票場そのものを車などの設備に移設して、巡回した方がいい。巡回時間を決めて、同じ場所に数回行けば事足りる話である。
 なんかもう選挙に行きたくなくなる人の半分くらいは、この当たり前に行われている無駄を目にしたくないという事ではないかと思ってしまう。
 政府はそういう所にも目を向けたほうがいいと思う。
 事業仕分けで予算を削減とかやって、削減しなくていい事業をつぶし「2番じゃダメなんですか?」とか研究開発というものを全く理解していないコメントしてる場合じゃないだろ? ○舫さんよ?
 さて、全くガンダムとは関係ない話で前半終了(爆)
 ここからが本題である。
 劇場で観た人、PLAYSTATION Networkで観た人はもう知っていた内容かもしれないが、BD版ガンダムUCが、ようやくウチに届いた。
 PVなんかで最初の8分くらいは観たのだが、そのPVでもかなりの期待感が持てた第3巻。
 早速それを観てみた。


 今回の話は、主人公バナージが袖付き(ネオジオン残党)に捕らえられた拠点の一つ「パラオ」から始まる。
 このパラオ攻略戦に連邦軍が投じた戦力は、わずかネェルアーガマ一艦…という時点で、本来の戦争ならあり得ない戦力である。
 何とか補給を受けてMSの補充などを行っているが、それでも本作戦は単艦で任務としてはあり得ない。
 それでも何とかしなきゃいけないのは「ラプラスの箱」が絡んでいるため。ラプラスの箱は決して公開されてはいけないもの…その認識が、単艦でのパラオ攻略という任務を正当化していた。
 一方、捕らわれていたバナージは、パラオ内で連邦のスパイとおぼしき人物より脱出の手引きを受けていた。
 14番ゲートに向かえ。その言葉通り14番ゲートに向かうバナージは、途中で係留されているユニコーンガンダムを発見する。
 特殊部隊エコーズがパラオに奇襲を仕掛け、戦端は開かれた。そしてネェルアーガマのハイパーメガ粒子砲がパラオを直撃、その混乱にバナージはユニコーンガンダムで脱出する…。
 と、こんな感じで3巻は始まっていく。
 前回の第2巻は、序盤は第1巻の後の戦闘から始まる為見所もそれなりにあったが、その後の展開が戦闘含めても実にまったりした所もあり、正直言えば面白いと絶賛できるほどではなかったと私は思っている。
 ところがこの第3巻は序盤のパラオ攻略戦といい、終盤の衛星軌道上での一幕といい、見所満載の話である。実にテンポもよく、観ていて飽きない。
 原作小説でもこのパラオ攻略戦の部分は読んでいて面白い部分ではあった。
 小説では登場する人々の思いも語られていたりして、戦闘という無機的な部分にも有機的な雰囲気が混じり合っていくのだが、アニメ版はそういう部分を通常伝えきれずに流されていく事が多々ある中、今回の第3巻はその部分すら内包していたように思える。まぁ、もうちょっと心情が入り込む余地があればもっと面白かったかもしれないが、それは高望みというものである。
 新型MSのデルタプラス(実は新型ではなくZ計画の途中で開発されていた試作機。百式系列の可変機)の描写がちょっと少ないのが残念な所で、もっと活躍が観たかったというのもある。
 あと、これはちょっと…どころではないが、今回は主要メンバーのダグザ中佐が死んでいくのだが、その部分がもうちょっと理解を得られるような作りにしてほしかった、というのがある。あまりにもかっこよすぎる死に方で、個人的には非常に重くズッシリくるシーンなのだが、それは小説を読んでいるからであり、映像作品だけ観ている人には明確に伝わらなかったのではないかと思えてならない。
 あとちょい役のギルボアが死ぬシーンにしても同様。良い人ほど先に死んでいく…。
 とまぁ、言葉では多分何も分からない。
 原作小説を読むかアニメを観るか、そうでないとこのおもしろさは分からない。
 個人的には両方をオススメしたいが、アニメ版を観る方が手間がかからないだろう。
 ユニコーンは全般的に昨今のガンダム作品の中でも群を抜く出来映えだと思う。
 この第3巻から観る…という人はいないとは思うが、逆襲のシャア以降のガンダムは観てないなぁ…という人にこそ観てもらいたい作品である。
 …ひょっとしておっさん向けガンダムなのか?(爆)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. うめー より:

    オイラは旅行と選挙の投票日がかち合うという事で
    今回初めて期日前投票に行ってきましたが
    まったく同じことを思いましたよ~
    朝8時半から夜8時半まで2日から投票日前日まで
    本来の投票とほぼ同じ体制で期日前投票の投票箱を数人で
    見つめるだけの簡単なお仕事が行われているの…。
    もう少しスリムに出来ないものかね~。
    UC3はマダ見てないのでカレーにスルーで。

  2. 武上 より:

    ま、選管の件は言っても仕方のない話…としている事に問題があるのは分かっててもどうにもならん事でもあるわけで…。
    見直すべき所に着眼できる政治家が出てくればいいな、と。
    …悲しすぎる orz
    でガンダムUCだが…
    ウチ、ネタバレな事は書いてないですよwww
    一つネタバレかもってのは死人が出ますよって所くらい。
    小説読んだことある人なら既に知ってる事だけど、読んでない人だとそのあたりに問題ある事は分かってるので、私がBlogに書く場合はそういう話は極力触れない主義なので。
    ま、とりあえず観てくださいな。

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