東芝、HD DVDから撤退?

 ウチは基本的にテレビは父親の独占物になっている。
 母親はコレといった番組がない限りテレビを食い入って見る事もないし、私はほとんどテレビを見ない(もちろんちょっとは見るが)。
 その父親がよく見るチャンネルは…NHKかテレ東。もちろん、テレ東は特定の番組(たとえば○○鑑定団とか)のみ見るといった感じだ。
 その父親が見ていたNHKの夜のニュースで“東芝HD DVD撤退で調整”と報じられた。
 何?!と驚いたのは私のみ。
 父親からしてみると未だDVDもよく理解していないワケであり、Blu-rayがナニモノでHD DVDが何様か、まったく理解できていない。ちなみに父親が未だ録画するために使っているのはVHSである(S VHSでもない)。
 正直、東芝グループがHD DVDから撤退をするというのは考えにくい話だと思っていた。
 しかし、ワーナーがBlu-rayへと流れた事による業界の標準フォーマットの流れは以前から比べて驚くほどに変わっていったし、標準フォーマットがBlu-rayへと変わっていけば、東芝製のPCや家電だってその流れに真っ向から逆らっていけるものではないと思う。
 おそらく、そう遠くないウチに正式に撤退という表明が出される事になる事は間違いない。
 ただ、そのタイミングが問題だ…と一番実感しているのは、おそらく東芝ではないかと思う。
 私の予測通りの流れになってきた。
 Blu-rayへと進んでいく速度は今後もっと速くなっていくと思う。
 VHS vs ベータの時、家庭にはVHSが普及し、テレビ局などの映像業務ではベータが細々と生き続けたが、HD DVDはベータのように一部の業界でも生きていく事もできないかもしれない。
 ベータが生き残れたのは、その画質の良さに定評があったからだが、HD DVDは画質そのものはBlu-rayと何ら変わりがない。
 HD DVDはこれから先どうなっていくのだろうか?
 せっかくの技術だが、消え失せてしまうのだろうか?

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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