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水平対向エンジンは素晴らしい

 先日、我が家にKSR110が到着し、昨日もその外観などを記事にした。
 その記事についてちょっと追記。
 ボアアップされたエンジンだが、確かにkawasaki純正ではあるものの、既存の124.6ccエンジンのパーツを使用しているのではない事が判明した。正確には111ccエンジンをシリンダーボーリング加工したパーツを使用している。なので、見た目は111ccエンジンと全く同じものとなる。124.6ccのままのパーツだと、シリンダーブロックだけシルバーになるハズなのだが、ウチに納車されたKSR110はエンジン全体が黒塗装されたものであるため、シリンダーボーリング加工のパーツが使われているのである。
 …色が変わると明らかにボアアップしてます、と言っているようなものであるため、コレはコレでよかったと言える部分である。
 さて、本題。
 先週の23日、スバルが新型の水平対向4気筒エンジンを開発したと発表した。
 用意される排気量は2Lと2.5Lで、フォレスターから搭載される。

 水平対向エンジンは航空機分野では実にスタンダードなエンジンではあるが、車に搭載する場合、実はリアエンジンやミッドシップレイアウトで使われる事が多い。
 しかし、スバルは昔からこの水平対向エンジンを車のフロント、しかもFF車として使用する事をしており、今ではトランスファーを組み込み4WDとしてレガシーやインプレッサなどの車に採用している。
 今回の新型はまさにその水平対向エンジンの中でも特に優れた特性をもつ4気筒エンジンが刷新されるという事で、今後のスバルの主力となるエンジンである。


 水平対向エンジンは低重心、左右対称、低振動といった特長を持ち、スバルでは1989年に初代レガシイに初めて搭載された。その時のエンジンがEJ型なのだが、実のところ今までずっとこのEJ型だった。今回の新型はその後継となるもので、実に21年ぶりの全面刷新という事になる。
 従来のEJ型と今回の新型との最大の違いは、ボア及びストロークにある。
 水平対向エンジンはその構造上シリンダーが横方向に伸び、スバルの組み込み方だとフロントの左右ホイールハウスの間に置かなければならない事から、ストロークが短いショートストロークの構成を取らざるを得ないという問題がある。今回の新型エンジンではEJ型よりもロングストローク化が実現されており、その分ボアを小さくする事で燃焼室のコンパクト化を実現している。これによってEJ型よりも中低速トルクが向上されるという。
 また可変動弁機構「AVCS(アクティブ・バルブ・コントロール・システム)」も搭載されていて、吸気側はバルブタイミングの進・遅角両制御が可能な中間ロック式を採用している。
 こうした可変バルブタイミングの仕組みとしては、HONDAのVTECが有名だが、最近のHONDA車にはハイパワー型のVTECはあまり見られない。どちらかと言えば、燃費性能を重視したi-VTECばかりが搭載されている為、昔のようなハイパワーなエンジンというイメージから少しずつ遠のいているように感じる。
 だが、スバルのAVCSはインプレッサなどにも搭載される仕組みであるため、未だパワー偏重型(偏見かもしれないが…)であり、よりスポーツっぽい可変バルブタイミングと言えるのではないだろうか。
 他、環境対策として燃費改善策が施されている。吸気ポート形状の最適化など、メカニカルな部分での改善で燃費とレスポンスを向上させているそうだ。
 ここ最近、環境問題でスポーツ系エンジンがどんどんなくなってしまっている。
 トヨタのFT-86の発表で、スポーツタイプがまた盛り上がってくればいいなと思っていたが、未だ動きは見られないし、マツダの新型ロードスターも音沙汰がない。ロードスターは1.3Lエンジンを搭載して5ナンバーサイズになるような話もあるため、ちょっと期待しているのだが、それもいつになることやら…。
 そんなライトウェイトスポーツとは違うが、今回の新型水平対向4気筒エンジンは、明らかにその素性がスポーツっぽいところにあると感じている。
 スバルもトヨタ傘下になっているため、あまり変則的な車は出しづらいだろうが、今回の新型2L水平対向4気筒エンジンを搭載した5ナンバー4WDスポーツを出してくれないだろうか?
 車幅として5ナンバーサイズは難しいかもしれないが、そういう挑戦的な車が今発売されれば、私はかなり注目されると思うのだが…。
 まぁ、その存在がFT-86だと言われればそれまでだが、FT-86は公開されているサイズだと5ナンバーではない(車幅が1760mm)。ここはあえて5ナンバーにとことんこだわって欲しいところだが…
 …まぁ、無理だろうな(爆)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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3 Responses

  1. うめー より:

    お、KSRのエンジンシリンダーは加工品でしたか。
    と言う事はシリンダーの刻印は111ccのまま?
    それだと、排気量UPはしてあるかもしれないけれど
    きっちり○○ccだと言い切る根拠の確証取れない気がする…。
    測った数値の書類等があるのカナ。
    スバルのボクサーエンジンは新しいの出るんですね
    ロングストロークと言う事は燃費も少し良くなる感じですかねー。

  2. ruser より:

    職人芸の国産水平対向エンジンに、遂に新型ですか!
    私が「深夜の山道ドライブ」に行っていた頃、一緒に車を弄っていた友人が乗っていたのがインプレッサとレガシィでした。ボンネットを開けると見える、手を入れる隙間も無い位にみっちり詰まったエンジンルームが印象的でした。対して、私はボンネットの中はスペアタイヤ位しか無かったので、精密機械の様なイメージが強かったです。
    WRCがあるので、インプレッサにはSTi仕様も追加されるし、そうなればエンジン自体のポテンシャルはかなり高いんでしょうね。自動車業界が冷え込んでる中、ホットな話題になって欲しいものです。
    そういや、水平対向独特の腹に響く低音はどうなったんだろう?
    確か、左右2気筒ずつの排気が一つに合流するエグゾースト部分で発生してるんだとか雑誌に書いてあった様な気がします。新型エンジンではどうなったか楽しみです。
    可変カムも、CPUのチューニング次第で化けるだろうし、色々期待出来そうですね。

  3. 武上 より:

    KSRのエンジンは加工品なので正確に125ccか? と言われれば疑問かもしれません。
    が、知人の話では納品時にそういうパーツを組み込む販売店で本体を購入している&組込時にノーマル品と比較確認したとか。
    まぁ、こういうのは疑ったらキリがないので、私は盲目的に信じました。
    逆に排気量を計測する方法って何かあるのかな?
    あるならやってみたい所ですが…。
    スバルのボクサーエンジン、今回新型が登場するのは4気筒のみみたいです。
    6気筒が最も振動が少なくバランスの取れたエンジンという事ですが、搭載している車種が少ない為か、見送られている見たいですね。
    ロングストローク化によって燃費が向上しているというのは、メーカーも謳っているようです。
    あと排気関係なんかは、良くはしていても悪くはしていないハズなので、2気筒を一つに合流させる手法が有効であれば採用していると思います。
    トヨタのFT-86に搭載されるエンジンは水平対向4気筒エンジンと言われているので、おそらくこの新型が縦置搭載されるものと思われます。
    縦置配置なので…ロングストローク化したエンジンであれば、確実に車幅は広くなり、3ナンバー確定ですな。
    まぁ、3ナンバーと言っても税金は排気量と車重で決まるので、軽ければ維持負担は小さくなるでしょう。

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