FF XIVはどう見ても生産型ゲーム

FF XIVをちょっとずつ進めているが、今ひとつモチベーションが上がらない。
何をしていいのかがわからないというのがその最たる理由だが、MMORPGの一つの味として「ゲーム内で生きる」という事を取り上げたとするならば、この「何をしていいのかわからない」事そのものを楽しめという事になる。
ナルホド。
ならそのことはもう気にすまい。
だが、モチベーションが上がらない理由はこれだけではない。
何をするにしても情報が足りないという部分に関しては、これから先まだまだ必要な改善である。
先日もキャラクターが着ているインナーが壊れ始めている(劣化)という警告が出たのだが、結局それの解決策はゲーム内ではなく、ネットで情報を調べて対応した。
ゲーム内をくまなく探せば或いは自力で辿りつけた情報かもしれないが、それすらも現実的かどうかといえば、私は現代のゲームとしては現実的ではないと思った。
あと、キャラクターのステータスに関しても疑問が多い。
ギルドリーヴというクエストを受注できるのだが、そこに書かれているランクがフィジカルなのかクラスなのかが明確化されていない。
FF XIVにはフィジカルレベルとクラスレベルの2つが存在している。フィジカルレベルとはキャラクター全体のレベルを意味し、クラスレベルとはアーマリーシステムによって装備した装備によって変わるクラスのレベルを意味する。通常、経験値(フィジカルレベルに影響)と修練値(クラスレベルに影響)は双方とも上昇するため、フィジカルレベルの方が先行する。だから、ギルドリーヴに記載されているランクがどっちを基準にしているかで受け止め方が変わる。
それで先日知人と一緒に一つ上のランクのクエストに行ってメッタ打ちに合った。要するに、まだ適正ではないという事らしい。まぁ、この適正かどうかという所については、バランスの影響もあると思う。まだ完全に調整されていない可能性もある。
どちらにしても、何をやってもイマイチ「ピン」とこない。それが私に取っての今のFF XIVである。
で、今日一日、ホントはKSR110で富士山を周回してこようかと思っていたのだが、昨日エンジンをかけるのに必死にキックしつづけなければならないというトラブルに見舞われた結果、本日は右足が非常に重く、挙句の果てに痛みまで出るという状態だったため、FF XIVに興じてみた。

今日ためしたのは、今まで手をつけていなかったクラフターである。
鍛冶師、甲冑師、裁縫師、革細工師、彫金師、錬金術師、木工師、調理師の8クラスが存在するが、とりあえずやったのは鍛冶師と甲冑師。
アーマリーシステムで、鍛冶師に必要なハンマーと甲冑師に必要なハンマーを揃え、それらを装備すれば鍛冶師、甲冑師になる事ができる。
通常なら、素材を集めて何かモノを作るという所から始まるのだが、ローカルリーヴという仕事を請け負うクエストがあるため、それらをやれば初期の間であれば材料支給で挑戦できる。
はじめに鍛冶師で挑戦してみたが、思いのほか簡単に生産できる。まぁ、初期だからだろうと思うが、最終的には甲冑師もほぼ同じシステムで生産活動できた。
各々、2つのローカルリーヴのクエストをやっただけだが、クラスレベルが2~3上がるという、実に上がりやすい結果に。
そしてそこから得られる経験値も非常に多く、フィジカルレベルの上昇もそんなに難しくない事がわかった。
要するに、FF XIVは生産ありきのゲームなのだとこの時知ったのである。
要するに、こうした生産を繰り返し、フィジカルレベルを上げ、キャラクターの元となるポテンシャルを上げていき、そこから戦闘職を有利に進めるというのが基本スタイルになるのではないかと言う事である。
もちろん、生産職もそんなに簡単ではないはずだ。挑戦するクエストのランクが上がれば成功率も下がるだろうし、それには自分で材料を集めてクエスト以外でも生産をしていかなければならないだろうとは思う。
だが、まず生産してそこである程度のベースを作ってから出ないと、遠出する程の強いキャラクターにならないような気がしてならない。
時々、チャット欄に流れるログを見ていると、生産でフィジカルレベル24とか30とかの人がいる事に気がつく。
要するに、生産を進めていくウチにフィジカルレベルが上がっているのだろうと思う。
そう考えると、今のFF XIVは生産ありきのゲームであり、そこから始めるゲームのように思えてならない。
いや、本来は違うとは思う。
本来であれば、ファイター職で始めたとして、キャンプ周辺のモンスターと戦闘して地道にレベルを上げていくという手法もあるはずだ。
だが、今のFF XIVは、そのモンスターが多数のプレイヤーの取り合いになっている。戦いたくてもモンスターがいないという事がザラにあるのである。
だからレベルを上げるのが自然とギルドリーヴ中心になるのだが、ギルドリーヴはおそらく4種(6種)を1日に1回ずつ、つまり最大でも4回(6回)しか受けられない。
戦闘職のみやっていると、これがレベルが上がらない最大の原因と言える。
まぁ、今日やってみたクラフターでフィジカルレベルが上げられる事はわかった。
しばらくはいろいろなクラフターをやってみて様子を見る事になるだろう。
…ただ、それが楽しいかどうかはまた別の問題。
多分私だけではないと思う。今プレイしている理由が「面白いから」ではなく「FFたから」というのが。
今のFF XIVはそういうゲームなのだから仕方がない。
あくまでも個人的感想ではあるが。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Share
アバター画像

武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。

Desktop Version | Switch To Mobile Version