結局、正常進化

オリンパスの次期E-M5はいろんな噂が出たが、結局は正常進化だった。

これは欲しいかも

おそらく…2月に開催されるCP+2015に出展される前に正式発表となるであろう、次期E-M5である「E-M5II」だが、そのスペックからスタイルまで含めた最終形態は正常進化したものになるだろう、という有力な情報が出た。
当初は4Kフォト対応だとか4K動画で60fpsが可能になるとか、動画含めたいろんな方向で噂されたが、落ち着いた先は実に真っ当というか、イマドキを反映しつつも予想を大きく外れないものであった。
スタイルにしても、先日シルバーモデルの画像が流出したが、今回浮上したブラックモデルの画像を見ると、実にOMライクなクラシックスタイルで、所有欲をかき立てるスタイルに仕上がっている。実にクラシカルでバツグンのプロポーション鋭い印象のあったペンタプリズム部も、ブラックモデルとして見ると違和感なく実に自然でカッコイイという印象がある。スイッチ類も高級感溢れる仕様所狭しとし並べられたボタン類をよく見ると、ファンクションキーが4つもある事に気付かされる。ファンクションキーと組み合わせてダイヤルを回したりする事で多彩な機能呼び出しが可能なのではないかと予想できる。バリアングル液晶搭載だが、これは好みの分かれるところ背面を見るとバリアングル液晶が搭載されている事がよく分かる。可動域がどの程度なのかが気になるところではある。
これらの画像はコチラからの引用ではあるが、この画像も流出した画像であり、公式に公開されたものではないので、ひょっとしたら実際の製品は違うかもしれない事は注意である。

EVFはE-M1と同じモノを採用?

このE-M5IIだが、搭載されるEVFはどうもE-M1と同じものが搭載されるらしい。
これも流出情報でしかない話だが、その可能性は高いと私も思う。
同じ部品を調達する方が調達コストが下がる為、同じ部品を搭載する方がメリットが多いのではないかと思う。
このEVFを搭載しての、8枚の画像を連続して撮影した後に組み合わせて40メガピクセルの画像を生成するセンサーシフト撮影は、未だかつて見た事のない世界の画像を与えてくれる可能性がある。
まぁ…私自身はセンサーシフト撮影を純粋なスチル撮影だとは思っていないのだが、デジタル世代ではそれが当たり前という認識になりつつある為、こういう機能もアリと思うしかない。
また、像面位相差AFは見送られているため、動体に対してのフォーカスはE-M1の方が有利という状況は変わらないようである。
それでも動画に対して最適化されたAFを搭載する、という事なので、前機種のE-M5よりは改善しているものと思える。
どちらにしても、内外含めて私としては物欲を刺激するものになりそうである。

気になる価格

流れた噂による価格だが、本体だけでイギリスでは900£という価格になるらしい。1£=180円程度なので、大体9万円~11万円程度がボディ価格という事になる(イギリスでは付加価値税というものがあり、物品に20%の課税がかかる)。
個人的に「ちょっと高いなぁ」と思わなくもない。もう少し安ければ普及もしやすいのだろうが、今の価格だとそれが難しいように思える。
ま、その為にE-M10というエントリー機を用意したんだろうな、というラインナップを考えれば納得できる事なのだが、価格だけでラインナップを揃えているのだとしたら、実にもったいない話ではないかな、と思う。
結局E-M5系らしさというのは何だったのだろうか?
それが有耶無耶になった感じがしてしまうのは、多分私だけではないだろう。

とりあえずCP+2015にはこの新型は展示されているだろうから、気になる人はブースに立ち寄ってみるのもよいだろう。
私は…欲しいのだが…悩みどころである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    E-M5Ⅱ良いですねぇ。
    何よりもOMらしいデザインが良い!
    これをオールドレンズの母艦として使いたいなぁ(贅沢だけど)。
    E-M10を使ってて一番の不満点はEVF。
    E-M5と同じもののはずなんで、あれが強化されてデザインがコレならそれだけで欲しくなりますね。
    正直バリアングルは使わない(チルトで十分)だろうから、そこには特に魅力を感じないですかね。
    バリアングルで液晶を裏返して元の位置に戻せたら、完全にOMライクで面白そうだけどw

    40M撮影の詳細が分から無いし、国内価格で少し安くなったとしても結構な値段なんで飛びつくことは無いと思いますが、かなり魅力的だなぁ。

    • アバター画像 武上 より:

      E-M5II、正直欲しいんだよね…2ndカメラとして(爆)

      まぁ、普通に考えたら2ndとするにはもったいないクラスなんだろうけどw

      E-M5IIに、パナライカ25mm F1.4を付けて手軽に撮れるカメラにしたいなぁ。

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