意味わからん…

3DS初の基本プレイ無料タイトルが終焉を迎える。

その名は頭文字D

ニンテンドー3DS用のオンラインタイトルとして2014年4月2日にサービスが開始された「頭文字D パーフェクトシフト Online」が、2015年6月30日をもってサービス終了となるようだ。
サービス自体は基本プレイ無料で行われていたため、ニンテンドー3DSユーザーからすると一度はやってみた、という人も多いかも知れない。私ももちろんその一人である。
ゲーム内容は、自分で車を操作する…という感じのものではなく、走り出した自車は規定通り自動で走るのだが、所々でシフトをアップさせたりダウンさせたりするタイミングがあり、そのタイミングで上手くシフトチェンジできるとそこでより速くなったり遅くなったりして、相手側とレースバトルする、というもの。
単純であるが故にとっつき安い所はあるのだが、面白いか? と聞かれると、かなり微妙としか答えようがない内容である。
一応、レース毎で得られるポイントで車を買い換えたり、チューンナップできたりして、基本的な強さにあたる部分をランクアップさせていく要素もあり、まったりとプレイしたい人には向いているタイトルだったかもしれない。
だが…それならブラウザゲームでよくないか? と思ったりするワケで、そこにニンテンドー3DSというプラットフォームを選んだ理由が私にはわからなかった。
私もプレイした事があり、自車として選んだのはNAロードスターだったが、結局車を買い換える事もなく放置したままだった。

終わりが見えているのに…

最終的には6月30日には本タイトルのサービスは終了する予定となるが…ここで私が理解に苦しむ事が一つある。
既に終了を告知した本タイトルだが、終了までの間、いろいろなイベントを続けていく、と公式に発表している。まぁ、終了までの間、今までプレイしてきたユーザーの為に何かしなければ…という意味もわかるし、それを行う事に自体は何ら問題はないのだが、ここにきてDコインというゲーム内通貨をまだ販売しつづけ、一部アイテムの値下げを行うというのである。
既に終了が見えていて、そうしたゲーム内通貨を購入する人というのはいるのだろうか?
もうプレイできないのが分かっていて、購入するというのは、どういった事を考えての事なのだろうか?
限られた時間内を遊ぶために、有終の美を飾るが如くアイテムを投入しようというつもりなのだろうか?

もし、このタイトルがオンライン上で遊べなくなっても、オフラインで何か遊ぶ要素があり、それで遊べるというのなら、今終わりが見えていても有料コンテンツを利用するという意味もわかる。
しかし、元々本タイトルはオンラインが大前提だったと思うし、オフラインで遊べる要素というものがなかったと思う。
それでもこうした動きがある事が私からすると意味がわからない。
意味がわかる人は、ぜひ教えて欲しいのだが…。

そう考えると、基本無料のアイテム課金制オンラインゲームの幕引きというのは、実にその告知タイミングが難しいとつくづく思える。
2日続けて、サービス終了の話題だったワケだが、不朽の名作となる作品は、やはり一握りしかない、という事なのだろう。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    ユーザー側としては、私も全く同感で理解できませぬ…。

    運営側として考えると…
    「コンテンツが終わるまでに回収できるものは回収せねば!」
    って感じかな?
    どちらにしても理解に苦しみますね…(´д`)

    • アバター画像 武上 より:

      オフラインで遊び続けられる仕組みでもあれば、まだ意味もわかるんだけど、オンラインでしか遊べない仕様だと、何故これから終わるというコンテンツにお金を投下する事ができるのか? 全く理解できません。

      運営側はどういう思惑で値下げとかするのだろうか?

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