Monthly Archive: 12月 2020

MacBook Pro購入の誤算

ん~、まさかここまでの展開になるとは予想できなかったなぁ。

M1 MacでWindows10

2020年7月、私は2020年モデルのMacBook Pro 13インチを購入した。
当Blogでも記事にしていたので、詳細はそちらを見て戴きたい(当Blogの検索窓にMacBook Proと入れて戴ければ続々出てくる)が、当時はIntelコア搭載のMacBook Proを即時購入するか、それとも秋に発売されるというArm版MacBook Proを待つかで随分と悩んでいた。
悩んでいた最大の理由が、仮想化環境でWindowsを動作させられるか? というものである。
仕事上、どうしてもWindowsは使って行かなければならないので、モバイル機器にもWindowsという選択肢がどうしても必要だったのである。
CPUがIntelコアだと、もともとx86コードが実行できるIntelコア搭載Macであれば問題無くWindowsが起動できる。それは既に実証されている事なので安心感があるのだが、Arm版Macの性能が未知数といいつつも、当時のAシリーズのCPUが搭載されるとなるとその性能が相当に高いのではないか? という不確定要素もあり、待つべきか、それともIntelコア版があるウチに購入すべきかで、相当に悩んだのである。
結果、私はIntelコア搭載Macを選択した。理由は、Arm版MacでWindowsが動作させられる可能性が低いとなったからである。但し、ここで私は一つのミスをやらかしている。
というのも、この時点でArm版Windowsの可能性をあまり考えていなかったのである。
Microsoftも独自SoCを開発してArm版Windows10を搭載した製品を出していたのだが、そのArm版Windows10がMacで走るかもしれないという可能性をほぼ見落としていたのである。
しかも、当時のArm版Windows10は、32bitアプリケーションしか走らなかったという問題もあった。Windows10をMacで普通に走らせるには、ほぼIntelコア搭載Macが必要、と判断したのである。
ところが…M1 Macが発表となり、その性能の高さが各所で報じられると同時に、M1 MacでArm版Windows10が走るという話がApple関係者から発信されるに至った。
この時点で私の予想できなかった状況へ進んでいった事は言うまでもない。
結果、現在ではM1 MacでArm版Windows10が、個人レベルで動作させられるにまで至っている。

もっと時間がかかると予想

もちろん、私は今後ずっとMac上でWindows10が動作しないとは思っていなかった。
いつかの段階では、M1 Mac上でWindows10が仮想環境で動作するだろうと思っていたし、そうでなければ仮想化ソフトを販売しているメーカーは大きな事業転換を迫られる事になるわけで、少なくともAppleが2年かけてApple Siliconへと移行させていく中で、M1 Mac上でもWindows10が動作するようになるだろう、と予想していた。
しかし、実際にはM1 Macが発売されて3ヶ月程度でArm版Windows10が個人レベルで動作してしまった。さらに追い打ちを掛けたのは、Arm版Windows10がx64コードをエミュレーションできるようになったという事。これでArm版Windows10は、ほぼ全てのWindowsアプリケーションが動作する可能性を持つに至ったワケである。
しかもM1 Macのその性能の高さは予想外である。Rosetta2上で動作しているアプリケーションであっても、ネイティブの2割弱程度の速度で動作しているし、何より、元々の処理能力が高く、2割減となった性能ですら普通に使えるレベルの性能だったワケである。
これを誤算と呼ばずに何というのか?
ただ、私がもしM1 Macの発売を待っていたとしたら、一つだけ悩む部分があったのも事実だ。
それはThunderbolt3端子が2つのみで、それ以外に拡張ポートがないという事である(Mac miniはUSB端子があと2つあるが…)。
これに関しては、2021年に上位版のApple Siliconが登場するようで、今後期待したいところである。
なので、私自身は現在のIntelコアMacBook Proを購入した事を後悔はしていないものの、予想を大きく外したな、という思いでいっぱいである。

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かけるだけで近視を治す?

治療なのか? それとも抑制なのか? それで意味は大きく変わると思うが…。

クボタメガネ

窪田製薬ホールディングスが、100%子会社のクボタビジョン・インクが開発する近視治療・抑制デバイス「クボタメガネ」のプロトタイプが完成した事を発表した。
このクボタメガネは、近視の治療・抑制を目的としたウェアラブルデバイスで、2020年5月に卓上デバイス、8月にはウェアラブルデバイスを用いた臨床試験を行っており、被験者の網膜に1日数時間の網膜周辺部へのぼかした像の投影(これをmyopic defocus stimulationというらしい)で眼軸長(角膜から網膜までの長さ)が対象眼と比較して短縮するという結果が得られたそうで、概念実証が確認されているものだという。
この臨床結果から、クボタメガネの商業化に向けてプロトタイプの開発を進め、今回はその初期型が完成したという事である。
これで治療ができるのならこんなに良い事はないこの技術はAR(Augmented Reality)のように網膜に人工的な光刺激(今回の場合は画像の投影)を与えて近視の進行の抑制・治療を目指すという独自技術になる。
説明だけを聞いていても、いよいよ近視治療が前進するかのように聞こえるのだが、私が気になるのは、効果として「抑制・治療」と書かれていることである。
近視が一定に進行した場合、既に抑制しなくてもそれ以上進行しない…正確には進行が極端に遅いという状態になれば、抑制ではあまり意味がない。あくまでも、ここは治療できるという技術が確立してくれると、世の中にどれだけの人が救われる事になるか…その影響は計り知れないというものである。
ただ、少なくとも抑制・治療できるといっている以上、今後この技術が進化し、治療効果に大きく貢献する事になれば、救われる人も多いのではないかと思う。私も大いに期待したい。
それと…近視だけでなく、乱視を治療できるようになると、世界的なトピックになると思うのだが、やはり乱視は根底からして違う原因なので、乱視治療というのは無理なのだろうか?

医療機器へ

話をクボタメガネに戻す。
クボタメガネと似たような製品は、既に米国FDA(Food and Drug Administration:日本の厚生労働省のような機関)で認可が下りているCooperVisionの「Proclear Multifocal」と「Biofinity Multifocal」という製品が存在している。こちらも近視抑制効果があるとしている。
これらの製品は、多焦点コンタクトレンズの仕組みを応用して、自然光をぼかして網膜周辺に刺激を与え、単焦点コンタクトレンズと比較して近視の進行を抑制する、という製品になる。
しかし、このクボタメガネは、この理論的根拠を元にしてはいるものの、ナノテクノロジーを使用してメガネに投影装置を組み込み、自然光をぼかす事なく、直接一番効果的な画像を網膜周辺部に投影する事を実現している。既に出回っている先行品よりも短時間の使用でより自然な見え方を維持しながら、高い近視抑制効果を実現させるという事を目指しているという。
今後は、人工的な光刺激を網膜に与える時間や期間を変更して眼軸長に与える影響を中長期的に検証し、改良をすすめて医療機器としての製造販売認証申請の為の臨床試験を行っていく予定という。
まだまだ臨床試験が必要というところだろうが、私が気になったのは「医療機器認証申請」だという事。これ「医療機器承認申請」じゃないの?
私は、仕事がら医療機器の薬事やQMSに携わっているので、この辺りの言葉に敏感に反応しているのだが、認証と承認では大きく異なる。
承認は厚生労働省が直に行うもので、認証となると第三者認証機関でも申請できる事になる。
先進的医療機器だけに、本当に認証機器として申請ができるのかちょっと疑問なのだが…。
ただ、人体に与える影響度等も関係してくるので、認証機器申請で良いのかも知れない。
どちらにしても、世の中に多い近視の治療に役立ってくれる事を祈りたい。

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遂に発売 アストロシティミニ

1990年代のアーケードゲームを懐かしく思う懐古マシン。

遂に発売

当時のゲームセンターには大量にこのアストロシティ筐体が置かれていた。
セガの筐体である本機は、バーチャファイターをはじめ、セガのアーケードゲームの名作が多数収録された名機でもあるが、当時は全国に約5万台が導入されていたという。
そのアストロシティがセガグループ設立60周年プロジェクトとして、1/6サイズの稼働するミニチュア「アストロシティミニ」という姿で復刻するという話を、当Blogでも紹介した。
その「アストロシティミニ」が、遂に12月17日に発売となる。
アーケードゲームのミニ版収録されるタイトルは全37タイトルとなり、操作ボタンは小さいながらも本物と同じ素材を使用、ジョイスティックも基本設計が忠実に再現されているという懲りようである。
本機には小さいながらも液晶が使われ、それでゲームをする事も可能だが、HDMIケーブルで外部モニタを接続する事もできる。また、別売りのジョイパッドやアーケードスティックを接続すれば最大2人でのプレイにも対応するので、今までコンシューマ機のミニ版が発売されてきたがそれと同じように扱う事ができる。
他にも「ゲームセンタースタイルキット」と呼ばれる、本体下の足の部分と椅子のミニチュアがセットにむなったキットもあり、それを取り付ける事で当時のゲーセンに置かれた筐体をまるまる際限する事もできる。
価格は税込14,080円と、ちょっとお高い感じはするが、当時にアーケードゲームを忠実に再現しているところに価値を見出すなら、そう高い買い物でもないだろう。

アラビアンファイト

37タイトルが収録されているので、アストロシティミニが気になっている人にはそれぞれのタイトルにいろんな思いがあるとは思うが、私が特にコレと思っているのが「アラビアンファイト」である。
このタイトル、実は今までコンシューマ機には一切移植されていないタイトルで、初の移植という事になるのだが、このゲームそのものの基本はベルトスクロールアクションというジャンルになる。
このアラビアンファイトのスゴイところは、当時まだハードウェア機能として実装されたばかりの拡大・縮小機能をふんだんに使い、2Dキャラクターの遠近を表現していたというところ。しかも、魔法発動時に演出として2Dで描かれたキャラクターがカメラ目線で画面に迫りつつポーズを取るというアニメーションがカットインしたりする。これが当時としては新鮮だったりした。
1ステージあたりの長さは比較的短いので、テンポよく進んで行くのも特徴で、気がついたらボス戦だった、なんて事がよくある作品でもある。それほど、飽きさせない演出が続くタイトルという言い方ができるのかもしれない。

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炊きたての弁当とおかず

私には不要だが、あると良いのかもしれない。

2段式になった一人用炊飯器

2019年、サンコーから「おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器」という製品が発売された。お米と水を入れておけば、一人分の弁当のご飯を炊くことができるというアイテムで、炊きたてご飯の弁当を可能にするという製品だった。
そして今年、この弁当箱炊飯器がグレードアップした。
その名も「お米もおかずもこれ一台!2段式超高速弁当箱炊飯器(TKFCLDRC)」といい、なんと、炊飯と同時に上段でおかずの調理が可能になったというのである。
御飯もおかずもこれ一台でOKおかずは炊飯時の水蒸気で加熱調理するという仕組みで、レトルトカレーやどんぶりの素など、コンビニで加熱調理できるおかずを対象としている。水蒸気での過熱調理なので、蒸す事は可能である事から、餃子や野菜を蒸すといった調理もできる。
米は最大で1合まで炊け、浸水時間や蒸らし時間を除いて0.5合を約15~19分、1合を約20~24分で炊き上げる。
本体は丸洗いも可能で、小型である事から、そのまま食卓に出す事もできるので、取り回しに困る事はないだろう。
本体サイズは約240×100×113mmで、重さは877g、電源は100Vで消費電力は185wになる。
機能としては保温機能と空炊き防止機能がある。
これで価格は7,980円(税別)というから、絶妙な価格設定だと思う。

偏りが出るのが問題か

1合を炊くことができるという事は、大盛弁当以上のご飯量になるのではないかと思うが、レトルト製品を同時に温めて弁当とするには十分な量ではないかと思う。
唯一の欠点は、これを毎日の弁当箱とした場合、そのおかずが加熱調理で作れるレトルト製品に偏るという事だろうか。
ただ、暖かい炊きたてご飯を食べられるという所に魅力を感じる人なら、この製品は十分にアリなんではないかと思う。
ま、過去に私の知り合いにも毎日昼にカレーを食べるという人もいたので、そういう人には良いアイテムなんだと思う。

サンコーオンラインショップ
https://www.thanko.jp/shopdetail/000000003667/

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Thunderbolt3で10GbE

10GbEというLAN接続がどこまで有効なのかは人それぞれである。

万人向けとは思えないが…

Centuryから、Thunderbolt3接続に対応した10Gbit Ethernet LANアダプタ「Thunderbolt3 to 10GbE LAN adapter(CATB3LAN10G)」が発売された。価格は19,800円で、同種製品としては比較的安価な製品である。
最近、有線・無線問わず、通信速度は1Gbpsを超える事が普通になってきた感じがあるが、特に有線LAN環境では1Gbit Ethernet以上の速度に移り変わってきている感じがある。
無線LAN環境は、使用するデバイスと無線LANルーターの双方が対応していないと、その規格の速度がでない事から、どうしても高速通信したいときには有線LANアダプタで接続し、1Gbps以上の速度を確保する、なんて事もあるかもしれない。
実際、無線の方がずっと楽ではあるのだが、無線はノイズを拾いやすい状況だったりすると通信速度も安定しないので、ここぞという時は有線と考える人も多いだろう。少なくとも私はそう思う事が多い。
そういう時、本製品のようなものを使用する事になる。本製品は、接続端子がThunderbolt3という事で、使用出来る環境は限定されるかもしれないが、MacBook ProやAirなどはThunderbolt3しか搭載していないので、そういう環境で活躍することが予想される。
無線よりは有線で…という、通信品質一択の状況で活躍してくれる事だろう。

オートネゴシエーション

本製品は放熱性が高いアルミ製ボディを採用しており、同種製品の中では比較的小型なものではないかと思う。
また、オートネゴシエーション機能が搭載されており、通信速度によって10GbE、5GbE、2.5GbE、1GbE、100MbE接続に自動で切り替わり、対応する。
もう少しLEDランプの色に幅が欲しかったその際、LANポート部のLEDの色が変わるのだが、10GbE時はグリーン、それ以外の接続の時にはオレンジにLEDが点灯するのだが、これ、3色ぐらいにしてせめて5GbE、2.5GbEの時に黄色、1GbEと100MbEの時にオレンジといった、低速度接続の時には別の色にしてくれればよかったのに…と思ったりする。もし1GbE時は低速でない、というのなら、最低速度の100MbEの時だけオレンジとか、そういうのでも良い。
最高速度の時だけグリーンと言われても、外の回線速度を考慮して5GbEや2.5GbEが最高速度というハブもあるのだから、そこら辺は他機器との兼ね合いでもっとわかりやすく考えてくれればよかったのに、と思ってしまう。

Century 製品情報
https://www.century.co.jp/products/catb3lan10g.html

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理想のショップブランドPC

自分で自作しようと思っていた構成にもっとも近いショップブランドPCが登場した。

価格が凄まじい

私が現時点で理想と掲げている自作PCスペックに、もっとも近い構成をもったショップブランドPCが登場した。
ドスパラのGALLERIAシリーズの製品で、製品名は「GALLERIA UA9R-69XT」、価格は税別で419,980円からとなる。
価格が確定しないのは、これをさらにカスタマイズできるからであり、419,980円というのは最低構成の価格という事になる。
40万円超だが、理想と言えるスペック基本スペックとしては、CPUにRyzen9 5950X、メモリ32GB、ストレージは1TB NVMe SSDと2TB HDDを搭載し、CPUクーラーは簡易水冷、搭載電源は1000w 80Plus Gold、OSはWindows10 Homeといった構成である。
ケースはコンセプトカーや工業プロダクトデザインを得意とするデザインハウスが設計した新型ケースを採用しており、従来のGALLERIAシリーズと異なる感じがするものになる。
インターフェースはUSB 3.1×2、USB 3.0×10、Gigabit Ethernet、音声入出力などを備え、こちらも拡張カード等でカスタマイズ可能だが、ほぼ必要なものは揃っていると言える。

GALLERIA UA9R-69XT 製品ページ
https://j.mp/2K5vcyR (現在リンク切れ)

価格が40万円超えという事で、流石にこれだけのハイスペックパーツを組み合わせればこれぐらいにはなるか、という内容だが、現時点で私がAMDパーツ中心で考えればこれぐらいの価格になる、という事の表れでもあり、価格的に納得できないものではない、とも言える。

ゲーミングPC

一応、GALLERIAシリーズという事で、このPCの分類はゲーミングPCという分類になる。但し、この性能ならクリエイティブ方向にも全く問題無く使用する事ができるだろうし、ある意味用途は問わないPCと言える。
もしクリエイティブ目的で使用する上で弱さを感じるなら、OSをHomeからProへ変更し、メモリを32GBから64GB、128GBへとカスタマイズしたり、ストレージを強化すれば良いのではないかと思う。
処理能力では何ら困る事のない製品と言えるので、あとは予算の許す限りの増設で行けてしまう。
もし、GPUに不安を覚えるなら、そもそもこの製品は該当しなくなるので、ゲームもやりつつクリエイティブに何かしたい、という人であれば、ベストマッチになるだろう。

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冬タイヤへ交換

毎年このシーズンになると雪が降りそうな時に交換する所、今回は警戒する前に交換してみた。

3シーズン目のタイヤ

最近、めっきり寒くなってきた事もあって、車のタイヤをスタッドレスタイヤへと交換する事にした。昨年もそうだったのだが、いつものパターンだと雪が降る予報が出てから交換するというパターンで、交換に問題が出るケースが多いのだが、昨年も予めスタンドに予約を入れて交換したのに続き、今年もスタンドに予約を入れて交換した。
今年も入れ替えの時期が来た昨年のBlog記事を見てみると、11月30日に予約を入れて12月7日に交換していた。今年は、12月10日にスタンドに電話したらその週末である13日には交換できると言われたので、周辺の人々の交換も随分とゆっくりしている感じである。
今シーズンで3シーズン目を迎えるスタッドレスタイヤなワケだが、画像を見る限り溝はまだまだ大丈夫といった感じである。
スタッドレスタイヤは、実際には見た目以上にスタッドレスタイヤとして機能する溝というのは浅かったりする。おそらくあと2シーズン持つかどうか、といったところだと思うが、案外その前に車の乗り換えが来るかも知れない。ま、こればっかりは予算の都合とかいろいろあるので、何とも言えないが。
去年も書いたが、自宅でタイヤ交換しようと思えばできなくもない。道具は一式揃えているので、あとは場所だけの問題なのだが、最近、私が利用している駐車場の状況から、自由に場所を使えなくなってきているところがあって、自分で交換するのを諦めた。
道具がもったいない感じがしないでもないが、場所がない以上致し方ないところである。
それに…プロにやってもらうと、時間的には10~15分程度で交換してもらえるわけで、時間をお金で買った、といった感じだろうか。

ライフサイクル

車にかかる費用はほぼ決まった価格が同じサイクルで発生するため、自分の生活の中で金額が予想しやすい。
よって、あと何年後にいくら架かるのか? といった事が予想できるのだが、ここに車本体の乗り換えサイクルが加わると、一気に予想がズレてくる。
私が今乗っているN BOXは、2012年8月に導入しているので、すでに9年目に突入している。いつものサイクルならもう乗り換えているタイミングだが、総走行距離などを考えるとまだ乗れる状況だし、金銭的な問題を考えても、今乗り換える事ができない状況にある。
この事で、車の維持に関する費用サイクルが崩れ始めている。
あと何年乗り続けるのか? といった予定が決まると、この崩れから予想されるズレを修正し、また予定が立てられるのだが、今の所、そのライフサイクルを決めかねているところがある。
昔から比べて、車そのものが丈夫になっているというのもあるのかもしれないが、あとどれだけ乗っていられるのか、といった所も、乗ろうと思えばまだまだイケそうな感じでもあるので、余計に予想できないというのもある。
こうした「まだ乗れる」という状況が、今一つ私を真剣にさせない理由でもあるのだが、いい加減数年先を見越したライフサイクルを考えないといけないとは思っている。
車が絶対に必要な地方に住んでいると、車というある程度大きな予算が必要なものの予定を考えていかないといけないので、この問題は比較的重要である。

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帰ってきた魔界村

挫ける心、折れる心に耐えられる人は、きっとクリアできるんだろうと思う。

激ムズゲーム

昔のゲーム、特に1980年代のゲームは難易度が高めだという話を良く聞く。これはジャンルを問わず、全てのジャンルで難易度が高めだという事であり、今のゲームほど親切丁寧に作られていなかった側面も否定できないが、ゲームそのものの難易度も確かに高めだったと思う。
そこに優しさという名のわかりやすさ、丁寧さを持ち込んだのは、おそらくファルコム(当時は日本ファルコム)の「イース」だったのではないかと思う。
その後、ゲームはパソコンからコンシューマ機へとその主力がスライドしていき、その流れから丁寧に作られている事が当たり前の時代へと突入し、いつしか難易度もそれに合せて優しくなっていったように思う。
この「難しさ」と「難解さ」というのを厳密に分けていくと、話はまた変わってくるのかも知れないが、ゲームの難しさの原点に立ち返ったのが、デモンズソウルのようなゲームではないかと思う。心折れるゲームといわれている同作は、ダークソウルへと受け継がれ、その後Bloodborneへと繋がっていき、再びPS5でデモンズソウルへと戻ってきている。
こうして見ると、系譜が一つしかないように見えるが、探せば他にもあるはずだ。
そんな、この難しさを昔から貫き通してきているゲームの一つに「魔界村」がある。
カプコンが1985年にアーケードゲームとして発売した横スクロールアクションゲームから始まり、1988年には続編の大魔界村が同じくアーケードゲームとして登場している。この大魔界村の続編は、1991年にスーパーファミコン版が発売された超魔界村とされており、その頃にはアーケード版では発売されていない。
私はこの魔界村シリーズがとても苦手なのだが、作品としてどうしても無視できない存在感みたいなものを感じている。というのも、私がメガドライブを買おうと決心したのは、移植された大魔界村の完成度がとても高かったからなのだ。
プレイしてもすぐやられ、結局エンディングを観る事もできないクセに、体が欲しがるゲーム。実に理解不能なタイトルである。
そんな魔界村シリーズだが、Nintendo Switchで2021年2月25日に、ダウンロード専売で「帰ってきた魔界村」というタイトルの新作が発売される。価格は3,627円(税別)。名作が帰ってきた

すべてがイマドキ

「帰ってきた魔界村」は基本的には横スクロールの2Dタイトルである。ただ、昨今はスプライトなどというものでキャラクターを動かしてはいないので、キャラクターは全て3D描写で作られているようだ。妙にリアルなキャラクターが昔との差を明確にしているところだが、この手の3Dキャラのようで2Dで使われるというやり方は、最近ではよく見る形といえば形である。

解像度が昔から比べると格段に上がっているので、全てのキャラクターが実に細かく描かれていて、リアルさを増しつつもどこかコミカルに描かれている本作は、新しいようで昔と同じテイストでプレイできるように作られているように見える。
ただ、前述したように魔界村シリーズなので、その難易度は相当に高いと思われる。
公開された動画を見ると、アーサーがすぐに骨になってしまっているシーンが連続する。全然前に進めない、という状況が簡単に予想できてしまう。
ただ、それに合せてシステムも新しくなっているようだ。
大魔界村以降では魔法が使える仕組みになっているが、本作はその魔法だけでなく、スキルという自動発動する効果が加えられている。
たとえば武器所持数アップというスキルが上がると、保持できる武器数が増え、任意で武器を入れ替える事ができるようになるらしい。間違えて使いにくい武器を取ってしまったとしても、リカバリーできるチャンスが増えたといえるかもしれない。
魔法やスキルは、各ステージに隠されている神木「オービィの木」を見つけ戻してやると解放・成長させられる。一度覚えた魔法を解放して別のものに入れ替えたりもできるので、各ステージを有利にクリアする事ができるようだ。
この辺りは、コンシューマ機用のタイトルとして作られている感じがする部分と言える。

帰ってきた魔界村 公式サイト
https://www.ghostsn-goblins.com/resurrection/ja/

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ローソンのキャンペーン

FF14とローソンのコラボキャンペーンが実施されるそうだが…。

いろいろ特典付きが

ローソンがFF14とのコラボキャンペーンを12月15日から実施する。
12月15日に「FFXIV マンチョコ」が発売され、続いてPonta会員・dポイントカード会員限定「チョコロポックル」プレゼント、ローソン限定オリジナル「WebMoneyギフトカード」発売キャンペーンが実施される。
今度はローソンか「FFXIV マンチョコ」は…まぁ簡単に言えばビッ○リマンチョコのFF14版といったところか。パッケージデザインは2種あり、同封される「キラキラコレクターシール」は全14種になる。
「チョコロポックル」は、FF14内で利用できるマウントアイテムで、12月15日0:00~12月28日23:59のエントリー期間にローソンIDとPontaカードもしくはdポイントカードでエントリーし、特定の商品を購入して18ポイント溜めれば全員に「チョコロポックル」がモグステーション経由でプレゼントされる。なお「チョコロポックル」は1キャラクターのみに配布されるとの事なので、複数キャラを持っている人でそれぞれに欲しいとなれば、工夫と努力が必要になるだろう。なお、応募期間は12月16日16:00~2021年1月6日23:59となる。
ローソン限定オリジナル「WebMoneyギフトカード」は、12月15日0:00~2021年1月31日23:59がキャンペーン期間となり、オリジナルデザインのWebMoneyカードが発売されるというもの。このWebMoneyカードを5,000ポイント分購入すると、FF14内で使用できる消費アイテムが4種全て貰えるのだが、貰えるアイテムは「転送網利用券」50枚、30,000ポイント分の「MGPカード」、30分間経験値獲得量が4%アップする「でぶチョコボチョコ」100個、効果はわからないが発泡ワイン「レルムリボーン」100個になる。
他にも、「ファイナルファンタジーXIV グッズアソートBOX Vol.2」として、リアルアイテムがローソン限定で9種発売になる。詳しくはローソンの特設サイトを見てもらいたい。

この状況下なら

昔、セブンイレブンなどでもFF14のキャンペーンが実施され、私もいろはすをガンガン飲んだ記憶があるが、その時は状況も状況だったので、別に何とも思わなかった。
しかし、昨今のコロナ禍であれば、ローソンとこうしたキャンペーンをタイアップするより、飲食店とコラボする方が、経済の救済になりそうな気がするのだが、何故にローソンだったのだろうか?
いや、別にローソンだから悪いと言っているわけではないし、おそらくこのキャンペーンはローソン側からの依頼の可能性も高い。だが、アニメがファミレスとコラボする事もある時代であれば、全国チェーンの飲食店がFF14とコラボしても別に不思議ではないし、それで経済貢献ができるなら…とFF14ユーザーがゲーム内アイテムを求めてキャンペーンに乗ってくると思うのだが…。
どうにも現状の経済問題を反映していないようなキャンペーンで、少々残念な感じである。
…まぁ、だからといって、スシローとかくら寿司とかで、FF14キャラのアイテムがぐるぐる回転しているのもどうかとも思うが(爆)、もっと直接的なキャンペーンで経済を回す方が、ビッグタイトルらしい感じがしてならない。

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FF4 パッチ5.4

これが無料のパッチ5.4なのか? と思えるほどの大型アップデート。

盛りだくさんのコンテンツ

FF14のパッチ5.4が実装開始された。
全てのコンテンツが実装されたわけではなく、今後パッチ5.41、5.42等細かく配信されるものもあるが、大きな所の更新が一気に行われ、メインクエストも新たに追加されている。
FF14最大のボリューム正直、漆黒のヴィランズが一段落してからというもの、私はFF14をガッツリプレイする事があまりなくなっていて、南方ボズヤ戦線はほぼ手を付けていないし、YoRHa: Dark Apocalypseも人形タチの秘密基地は一度しかプレイしていないし、ウェルリト戦役も数日前にようやく現状まで進めた、という状況。一応、希望の園エデンだけは零式以外は装備を入手するくらいは進めているが、これだってプレイしているという程掘り下げたわけじゃない。
何故プレイがおそろかになってきているのかというと、単純に時間がない、というのもあるが、あまりにも漆黒のヴィランズのシナリオが良すぎて、その後に繋がるシナリオ等への熱意が上がってこなかったというのもある。
決してつまらないというわけではないのだが、あの漆黒のヴィランズのシナリオの流れは私的には絶妙であり、これを超えるものはしばらくは見ないだろうと思える程のものだった。
そんなワケで、最近メインキャラはモチベーションが下火だったので、実は3キャラ目のプレイを進めていた。

再び蒼天のイシュガルド

FF14はやること…いや、できる事がとても多い。
おそらくメインキャラを一人作ってプレイしていても、すべてのコンテンツを押さえる事が難しいくらいにできる事が多い。これが7周年を迎えた作品のソフトパワーであり、本来のプレイならキャラクターを一人作ってプレイするのが正しいのだが、私は好きな種族が複数あったので、複数のキャラクターを作成している。
よって、メインキャラが最先端を進みつつも、他の時間に別のキャラクターをプレイしたりしていて、メインキャラが途中疎かになる、なんて事が発生したりしている。
ま、それはその人のプレイの仕方なので、別に複数キャラクターがいても問題はないのだが、常に最新のコンテンツをキッカリ遊びきってしまいたい、という人は、メインキャラに絞ってプレイした方がいいだろう。
で、私は3人目のキャラクターとして現在「蒼天のイシュガルド」のシナリオをプレイしている。2人目は「紅蓮のリベレーター」にまで進めているが、どうしても3人目を持ち上げたいと考えて、3人目を進めている。
一度プレイしたものではあるのだが、シナリオを振り返る事ができるので、新たな発見などもあり、とても面白いのだが、最近はFF14の機能として「つよくてニューゲーム」があるので、このように複数キャラクターで昔のメインシナリオを追想しなくても振り替える事ができるので、このような複数キャラクターによるプレイはあまりオススメできないのかもしれない。
で、現状3人目は蒼天のイシュガルドで現在イディルシャイアにまで到達した。シナリオ的には蒼天のイシュガルドの60%に到達したか? という感じだと思う。
ただ、せっかくアップデートされたパッチ5.4なので、メインキャラで、メインクエストを進める方がいいのかもしれないと思い、ちょっとだけメインキャラへと戻ろうと考えた。

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999ドルのハイエンド

Radeon RX 6900XTが12月8日より発売される。1,499ドルのライバルをどこまで追い詰める事ができるのか?

RDNA2の最上位

AMDからRadeon RX 6900XTがいよいよ発売される。おそらく、弾数が少なすぎて、なかなか入手は難しいかもしれないが、とりあえずは正式発売である。
日本円ではAsRockから税別で129,800円との事なので、以前から言われていた大凡の予想価格どおりの提供になりそうである。
ライバルは6800XTじゃないかと思う80基のコンピュートユニット、5,120基のストリーミングプロセッサ、320基のテクスチャユニット、80基のレイアクセラレータ、128MBのInfinity Cacheを備えた製品で、VRAMは16Gbps動作のGDDR6メモリを16GB搭載している。
メモリ帯域幅は256bitとハイエンドとしては決して広い帯域を持っているわけではないのだが、それを補うのがInfinity Cacheである。
このスペックでTBP(Total Board Powe)は300wとライバルであるGeForce RTX 3090よりは500ドルほど安い価格で提供されるのだから、お買い得感は高い。
但し、本当にそう感じるかどうかは、GeForce RTX 3090との性能が拮抗していれば、の話である。

ハイエンドだがコンパクト

実際の性能は、下記の動画等が参考になる。

他にも下記のサイトにもベンチマークされているので、参考にしてもらいたい。

impress PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1293393.html

性能的にはGeForce RTX 3090に若干及ばない感じではあるが、それで500ドル安いという事を考えればコストパフォーマンス的には十二分な性能かもしれない。
しかも、比較対象によってはGeForce RTX 3090を超えるスコアを出しているケースもあるので、もっとソフトウェア的に最適化が進めば、さらに性能は向上する可能性もある。
但し、以前から言われていたようにレイトレーシング性能に関しては専用ユニットを限定している関係からGeForce RTX 3090の半分くらいの性能しかないかもしれないが、そもそも対応ソフトもそんなに多くないので、価格的に考えれば現時点では十二分な性能ではないかとも言える。
さらに特筆すべきはその消費電力でGeForce RTX 3090よりは50~100wほど低い電力で動作させられる事である。それに伴い、製品自体もGeForce RTX 3090よりは小さく、ハイエンドと言いつつも標準品のような扱いができるのもメリットかもしれない。
ただ…どう考えてもRadeon RX 6800XTの方がよりコストパフォーマンスが良く、この性能差で6900XTと6800XTがあったなら、ほとんどの人は6800XTを選びそうな、そんな感じもする。
6900XTと6800XTの性能差が10%なら、その価格差も10%だと納得できるという人も多いのではないかと思うが…。

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FALCONのワイヤレス充電器

Noble AudioのFALCON2の際の予約特典が一般販売開始。

NEST、発売

エミライが楽天で「FALCON2」というワイヤレスイヤフォンを発売する際、数量限定の予約特典でワイヤレス充電できる機器「NEST」を付属して「FALCON2」を販売した。
私が2度目に「FALCON2」の販売サイトを見たときには、既に「NEST」が付属する旨の記載が無くなっていたので、順調に予約数を達成したのだろうと思うが、その後、ワイヤレス充電器「NEST」が発売された、という話は聞かなかった。
Qi認証を取得している「NEST」を欲しいという声が実際あったのかどうかはわからないが、私個人としては「FALCON2」を購入するなら欲しいと思ったし、その後、Noble Audioから発売が発表された上位機種「FALCON PRO」には、この「NEST」が付属する発売の告知がなかったのである。
だから「NEST」は今後手に入らないのかな? なんて思っていたら、遂に一般販売が行われる旨の発表があった。
発売日は12月18日、価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は1,800円前後になるようだ。
Qi認証の確かなヤツQi認証なので、何も「FALCON」専用のワイヤレス充電器ではない。Qi認証に対応していれば、他の機器でももちろん充電ができるわけで、iPhoneでは最大7.5W出力、Samsung製の最新機種であれば最大10W出力によるフルスピード充電が可能になるという。なお、標準的な機器であれば5W出力となるようだ。
ワイヤレス充電なので、充電機器と「NEST」の距離によって、その充電の可否が変わるのだが、スマホならケース厚は3mm以下を推奨するようだ。もちろん材質によっても可否が分かれるので、あくまでもQi充電が可能なケースでの場合の話である。
NESTへの給電端子はUSB-Cで、過電流保護、過電圧保護、温度管理、異物検知などマルチ保護機能を搭載しているという。
価格的に驚く程高いものではないので、Qi認証充電機器で確かなものが欲しい、というのなら、この「NEST」を購入するのもアリではないかと思う。

FALCON PRO

前述したが、Noble Audioは「FALCON2」の後に「FALCON PRO」を発表した。
こちらは完全上位機種として想定されていて、完全ワイヤレスイヤフォン史上最高音質を実現した、という触れ込みで発表されている。
価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は26,900円前後になり、発売日は12月18日、つまり「NEST」と同日発売である。
ノイズキャンセリングではないが…この「FALCON PRO」の充電ケースもワイヤレス充電に対応しているので「NEST」での充電が可能である。
「FALCON PRO」は、従来の「FALCON」シリーズと異なり、ユニット内にダイナミック型ドライバーだけでなく、高域用に米Knowles製の最新世代BAドライバー「SRDD」を採用している。これに合せる中低域用のダイナミック型ドライバーは6mm径のチタンコーティング振動板を採用している。いわゆるハイブリッド型のイヤフォンという事になる。
これらドライバーを使用したスペックとしては、再生周波数帯域が20Hz~24kHzとなり、いわゆるハイレゾ帯域もカバーする。
また、心臓部となるSoCにはQualcommの「QCC3040」という最新世代チップを採用している。左右1つでBluetoothアドレスを共有し、ペアリング時には接続元デバイスには1つの接続先としてペアリングされる。それでも左右イヤフォンのロールスワッピング機能に対応しているので、バッテリーの片減りを防止する機能がある。この機能はAndroidのみでなく、iOSでも利用できるので、スマホを選ばないのはありがたいところである。
この「FALCON」シリーズの音質監修は、かの“Wizard”の異名を持つジョン・モールトン博士が行いチューニングしているので、その音質の良さは折紙付である。
但し「FALCON」シリーズはノイズキャンセリングヘッドフォンではないので、ノイズキャンセルが欲しい人には不向きと言える。
一長一短があるので、よくよく製品特性を考えて購入を検討して欲しい。

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