Monthly Archive: 1月 2023

Kanon、Switchで4月に発売

16年ぶりの移植作品だが、これは今売れるのか?

Keyのデビュー作

1999年、PC用ソフトとして発売された「Kanon」は、もともとは年齢制限アリのソフトだった。
当時は年齢制限アリのソフトで販売本数を稼ぐというゲーム開発ブランドが多かったように思うが、その先駆けになったようなブランドが「Key」である。
PCゲームの時はキャラクターボイスなども付けられていない作品だったが、PCゲームが爆発的ヒットし、その後作品は全年齢版として作られ、家庭用ゲーム機にも移植された。
24年前、PS2版にフルボイス版として移植された後、その8年後にPSP版が発売される事になるが、この時には容量的にフルボイスという事はなかった。
兎にも角にも、あらゆる機種に移植されたのが「Kanon」(全年齢版)である。
そして今、ついにNintendo Switchにも移植される事となった。発売は2023年4月30日である。
発売は2023年4月20日今度は今までの移植作の中では最高のHD解像度での移植となり、カラープロファイルもSwitchに合わせた再調整版となる。
また、当然だがフルボイス版となる事が謳われているが…これについては多少疑問があるので、後述する。

珠玉の名曲

私が「Kanon」という作品と出会った時、ある意味一つの衝撃を受けた事がある。
「泣きゲー」の名を欲しいままにしたこの作品は、感動的なストーリーが売りではあるのだが、その感動をより大きなものにしていたのが、そのBGMなどの曲である。
とにかく当時としては、これほどまでに美しい旋律をもった曲を実装したゲームは少なかったのではないかと思う。
ちょうど、I’veという名が有名になったのもこの頃である。「Kanon」のOP曲とED曲の編曲をI’veの高瀬一矢氏が担当した事がキッカケだったと記憶している。
I’veがその後躍進する事になるのはこの「Kanon」がキッカケだとは思うが、私が衝撃を受けたのはそこではない。
KanonのBGMは、折戸伸治氏が数多く手がけているが、この折戸氏作曲のBGMが特に秀逸で、感情をガンガンと揺さぶってくるのである。
私が、作品の良し悪しを決める大きな要素は音にこそある、と考えるキッカケとなった作品がこのKanonである。逆を言えば、音さえよければ駄作も数ランク持ち上がるとさえ当時は思ったものである。
まぁ、それは言い過ぎかもしれないし、答えとしては間違っているかも知れないが、音が良いと感情を直接揺さぶってくる事に違いは無く、画や映像は拙くとも、紡がれるテキストと音楽が感情を揺さぶってさえくれれば、人は脳内の想像力で珠玉のワンシーンを作り上げる事さえできる…そう思わせたのが印象的であった。

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PS5の供給量増加

プレイステーションの新しい一年が幕開けします、とは言うが…。

遅すぎた供給量増加

今、猛烈に「PS5が欲しい!」と言っている人はどれぐらいいるのだろうか?
少なくとも、私の周辺では誰もいなくなってしまった。
そして私も「欲しい」とまで思わなくなってしまった。
今やPS5でなければ遊べないというタイトルも少なくなり、そしてお膝元であるSony関係のタイトルであっても、その発売プラットフォームにSteamなどのPCが含まれていたりする時代になったのだから、よほどでなければ「PS5でないと…」という人は少なくなってしまったのではないかと思う。
PS5は今年で発売してから2年が経過し、3年目に突入している。PS4だったら、今年にPS4 Proが登場するぐらいの年月が経過したという事になる。

Screenshot of blog.ja.playstation.com

このタイミングになり、ようやくSIEでは日本国内の供給量を増加させた、と言っている。世界的に半導体不足があったとしても、遅すぎる決断であり、普及させるタイミングとしては些か遅いとすら思える。
この間に、PS5にキラータイトルがあったか? と考えると、あったと明確に言えるほどのタイトルに出会わなかったように思う。
GT7がキラータイトルだと言う人もいるかもしれないが、実際はそうでもないという結果ではなかろうか?
おそらくSIEとしては、来月22日発売予定のPSVR2で一気に販売を促進したいというつもりなのかもしれないが、VR関係は最初の勢いは凄いが、その後の継続が上手く言った話を聞かない分野でもあるので、今からの供給量増加は、あまり効果的だったとは言い難いように思う。

Steam Deckに押される?

私の周辺でここ最近取り上げられる事が多いのが、Steam Deckである。
Steam Deckは、ポータブルPCゲーミング機器で、独自OSで動作しつつ、その実中身はPC用Steamプログラムの同等品が動作、PCゲームが遊べるように作られたものである。
性能的に極端に高性能という事はないが、PS5の半分くらいの性能はある(但しGPUはもっと性能は低い)ポータブル機器なので、それなりのPCゲームが動作する仕様になっている。
PS5は据置機だが、Steam Deckはポータブル機なので、単純な比較はできないが、動作させるPCゲームを考えるなら、Steam Deckであれば問題はなさそうである。
逆に、Steam Deckで動作させると重いと感じるタイトルは、PS5でも重く感じる事が多々ある為、PS5は性能的にはもっと上を目指すPro版の登場が望まれているのではないかと個人的には思っている。
なので、このタイミングで供給量増加と言われるよりは、いっその事、今年の年末に上位機種が登場する、と言われた方が嬉しいと感じる人が多いのではないかと思う。
私もどちらかというと、PS5 Pro(仮)などのような機種が出てくれる事を望みたい。

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久々にFF14を…

久々にガッツリとFF14をプレイした。

久々に時間がとれた

FF14をここ最近はガッツリとプレイする事はできなかった。
母の介護が始まると、日々のプレイはまず絶望的で、休みの日もガッツリという感じにはなかなかなれない。
だが、母が先日入院した事で、私に時間が出来た。他にもいろいろやりたい事などもあったが、それらを手早く済ませる事ができたので、久々にガッツリとFF14にのめり込んだ。
といっても、パッチ6.3のシナリオを進めるぐらいしかできないのが現状で、それもこれも装備のアイテムレベル(IL)が届かないからだ。
もっと自由にプレイできるといいんだが…多少ネタバレに触れるかもしれないので、まだパッチ6.3に触れられない人は、この先の記事は読まない方がよいだろう。

暁月の後始末シナリオ

さて、パッチ6.0でメインストーリーの一区切りがやってきたが、残された謎やまだ未開拓の土地に関して今後もFF14が続いていくという話があり、私は未だにFF14を地道に続けている。
メインストーリーは第13世界の話へと続いていて、クリスタルタワーの話が未だ尾を引いている感じなのだな、という事はわかるが、この話はパッチ6.0以降のインターミッション的な話で済ませてよいのだろうか? とちょっとと思っている。これ、パッチ7.0とかの話でもよいのじゃなかろうか?
それほど、扱っている内容がとても重要かつ重いと思っているのだが、一番厄介なのはメモリア使いという特殊能力の使い手の存在だと感じている。
アレ、第13世界で敵とマトモに戦う上で絶対必要な能力じゃないのか?
その上で、そのメモリア使いが味方になってくれたのは良いが、第13世界に新たな秩序を作ろうとしている(ように見える)ゴルベーザの動きがとても気になる。
まぁ、この流れは今後のメインストーリーでとくと語られていく事になるとは思うが、現状、第13世界で敵を倒してもメモリア使いでなければ復活してくるという事実が話をややこしくしている。
ただ、今回パッチ6.3では、ゴルベーザ四天王の仕業で第13世界との繋がりになる時空の裂け目が破壊されてしまい、今後、どうやって第13世界に渡れるようになるのか、が見えなくなってしまった。
もし…第13世界への渡航方法が別の方法で確立してしまうと、漆黒のヴィランズの第一世界のように、特殊な移動方法で行けてしまうようになるのだろうか?

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PCでテレビ視聴、再び

旧PCにインストールしていたPC TV Plusを新PCにもインストール。しかし…。

「PC TV Lite」って何?

自宅のテレビのレコーダーとしてnasneを使用している。Sonyからnasneを引き継いだBuffalo製のもので、介護生活をしている私が、どうしても見たいテレビ番組がある時などは非常に重宝している。
先に言っておくと、介護生活をしていると、ほぼ決まった時間に確実に家事や介護の時間を採られるので、見たいと思っているテレビ番組がその時間に重なると、まず見る事などできない。なのでどうしても見たいと思ったり、見ておきたいと考えたなら、録画するしか道がない。
最近はTVerなどで追っかけ配信なども充実してきているので、そういうので補完すればいい、という事も可能だが、TVerなどの場合、局が再編集したものだったりする事もあるので、テレビ放送時の内容が見たいとなれば録画しか道がない。
幸い、自宅は4K視聴の機材ではないし、そこまでの必要性を感じていないので、未だ解像度はフルHDなので、nasneで手軽に録画しておくと、iPhoneでもiPadでも、そしてPCでも録画番組を見る事ができるのが便利だ。まぁ、iPhoneやiPadの場合、録画番組を見るためにはアプリ内課金が必要だが。
機能追加で弟分が出来ていたのは知らなかった…そんなワケで、PCでnasneの番組を見る事ができる「PC TV Plus」というアプリケーションを新しくしたメインPCにもインストールし、その環境を作る事にした。
で、久々に「PC TV Plus」の公式サイトを見て、ちょっと驚く事態に。

PC TV Plus 公式サイト
https://www.sony.jp/software/store/products/pctv-plus/

なんと、今は「PC TV Lite」という製品が登場していて、旧来の「PC TV Plus」は上位版になっていたのである。
そして上位版となった「PC TV Plus」は価格が3,300円から4,400円へと値上がりしていた。
PC TV Liteは2022年8月に発売されたようだが、そのタイミングで「PC TV Plus」にはいくつかの追加機能が付加されていた。
旧来から「PC TV Plus」のアカウントを持っていた人はそのまま上位版を使用する事ができるようなので、私としては問題はないが、ノートPCとか追加したいと思った時には4,400円になるんだなぁ、というのはちょっと残念ではある。

インストールしたが…

で、現在の最新版であるver6.2をダウンロードして、インストールしてみた。
1台のライセンスなので、旧PCのアカウントを引き継ぐ事になるのだが、ちゃんとアクティベーションされていたので、インストール時に切替えるか聞かれた。
旧PCでの視聴はもうないので、切替えて認証すると、問題なく認証はされたのだが、ここでリアルタイムでのテレビ視聴ができないというアクシデントに見舞われた。
旧メインPCの時には、こんなトラブルは全く出会った事がなかったのだが、テレビ映像が全く映らず、音声しか聞こえない時もあれば、その音声も途中で途切れてしまう時もある。
リアルタイム放送だけが原因なのかを確認するため、録画されたデータを再生してみるが、症状は同じである。
つまり、映像・音声出力に問題が出ているという事になる。
音声が聞こえる時がある、という事は、音声は場合によっては何とかなるという事は理解できた。問題は映像である。
旧メインPCから新メインPCに変えた事で、大きく変わったところと言えば…ああ、ビデオカードがRadeonからGeForceに変わったと言う事か、とあたりを付け、ネットでちょっと調べて見たら、どうもG-syncとの相性があまりよくないらしい事がわかった。
また、HDRも何かしら影響しているだろう事が予想できた。
が、ネットで調べた対策は何をやっても解決に導く事ができない。これは…モニタにG-syncユニットがあり、そのG-syncを利用しているとダメなのかも…というイヤな予感がよぎる。
結局、原因は分からないまま時が過ぎるが、あるタイミングで映像が映るというアクシデント(?)に出くわした。
アレ? と思ったが、なんとなくそのアクシデントが起きる条件らしきものが見えてきた。
なんと、YouTubeのようなブラウザで動画を再生した後だと、PC TV Plusの映像が受信…というか、リアルタイム再生も録画再生もできる事がわかったのである。
そして、何かのタイミングで映らなくなったら、再びブラウザで動画を再生すると、再びPC TV Plusで視聴できるようになるのである。
正直、理由もわからないし、原因もわからないが、とにかくブラウザで動画再生した後だと、PC TV Plusの映像が映る事は再現性の高いやり方のようだった。

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NASが欲しい

新PCを組立てたが、問題は収集した素材データの保管場所にある。

PCを更新する度に思う

新PCを年始に組み立て、運用を開始してそろそろ1ヶ月が経とうかとしているが、いくつかの問題はありつつも、大凡移行は終わりにさしかかってきた。
こうして移行をすると、毎回思うのが、その素材データの保管に関してである。
USB3.0接続の4基の外付けHDDユニットを持っていて、これをメインPCの外付けHDDとして利用しているが、これも実は内蔵させるHDDの容量を見直さないといけない時期にきていて、しかもUSB接続なのでメインPCが起動している時でないと使えないというのが、今は問題になっている。
素材系なので、できればネットワークに接続したNASなどにデータを入れて置ければ利用しやすいのだが、このUSB3.0の外部ユニットを導入した時は、NASがまだ高くて敷居も高かったため、スタンドアローンで使用出来るものではない機器の導入を行った。
簡易的PCを一台入れるようなものしかし、今回新PCを入れ替えてみて、改めて考えたとき、これがもしNASだったら…と思う事が多々出てきた。というのは、ノートPCを自宅に持ち帰ってきた時に、データの扱い方の利便性がまるで違うからだ。
メインPCを必ず稼働させなければならない現環境は、できれば見直したいところである。

NASは結構高い

ただ、NASは価格的に見ると結構な価格になる。
SynologyやQNAPのNASキットを購入するとHDDが入っていないので、これらは別で購入する事になる。キットだけで2ドライブなら3万円未満といったところで、これに別で購入するHDDが2基上乗せされる。搭載するHDDの容量にもよるが、大容量にしようと思ったらHDD1基でもそれなりの値段になる。
NASで、保存するデータをどこまで保護するかで、必要となるドライブ数も変わるので、NASを設置する時にはまず何をNASに求めるか、という事を明確にした方がいい。
データ保全を第一に考えるのであれば、ミラーリング機能を重視した方がいいだろうし、単に大量のデータを複数のアクセスで利用したいと考えるなら、ストライピングで高速化させるのも手だろう。
ただ、ストライピングは片方のドライブが故障すると全てのデータが破壊されるので、複数のHDDを一つの論理ボリュームとして利用する方法もあるだろう。
NASの機能にそういった機能さえあれば、使い方はいろいろである。
私の場合は…どちらかというと、一つの大きなボリュームとして使えるNASがあればその方がとても有りがたいのだが…。
そういう使い方だったら、2ドライブのNASでもよいのかもしれない。

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YAMAHA AG08

ライブ配信用ミキサーのフラッグシップが登場。

AGシリーズの最高峰

YAMAHAより、ライブ配信ミキサーAGシリーズのフラッグシップモデル「AG08」が2月2日に発売される。カラーはブラック、ホワイトの2色で、価格は96,800円になる。
8chの入力が可能で、ミキシング機能、エフェクト、Soundパッドによるパフォーマンス機能を1台に集約している。
規模としてはちょっと大きなミキサーになるので、使用する人を選ぶ機材にはなると思うが、ちょっと本格的にいろんな事をしようと思ったら、結構な機材が必要になるのがオーディオの世界。そういう意味では、このAG08はこの価格でかなりの事ができる機器ではないかと思う。
すこし上位な使い方をしたい人へ
ただ、本機は本格的なアナログ機材との接続で使用する事を前提にしておらず、あくまでもPCと接続する事を大前提としている機器なので、ほとんどのケースで配信に使用する事を念頭においた機器でもある。
PCからAG08に送られる音声は「CH3/4(Yamaha AG08)」と「CH5/6(Yamaha AG08)」と「CH7/8(Yamaha AG08)」の3系統のオーディオ出力デバイスとして認識する。それらはアプリごとに出力先を設定できるようになっている。
逆にAG08からPCに送られる音声は全音声が含まれる「Streaming(Yamaha AG08)」、ボイスチャット向けに使える「Voice(Yamaha AG08)」、BGMや効果音含めボイスチャット相手と共有可能(CH7/8のみを除外した入力)な「AUX(Yamaha AG08)」、ASIO対応ソフトでマルチレコーディングが可能な「ASIO channels (Multi-Channel Audio)」の4つでPC上に認識されるようになっている。
ここまでに登場していないCH1とCH2は、独立したファンタム電源を搭載しているチャンネルで、CH1はヘッドセットマイクの入力にも対応する。
CH3/4・CH5/6・CH7/8は、それぞれの入力でStreaming ON/OFFをスイッチで切替える事で配信音声への送りを本体側で設定できる。想定しているのが楽器やBGM機器への接続であるため、これらは3系統のステレオ入力となっている。
これら以外ではAG03やAG06で出来る事は軒並みAG08でも出来るようになっている。
まさにAGシリーズの最高峰と言える仕上がりである。

多彩な機能

AG03やAG06でも、アンプシミュレータを搭載していたが、当然AG08にも搭載されている。
COMP/EQやAMPによる音声処理に対応し、FXにはリバーブに加えてディレイを搭載、またリアルタイムで調整可能なボイスチェンジャー機能も搭載されている。これはAG03/06にはなかった機能である。
他にも、ワンタッチで6種類の効果音再生が可能な「サウンドパッド」も装備していて、独立したレベルノブも持ち合わせて場面にあった音量で再生できる。マイクで話している間だけBGMを小さく自動調整する「ダッカー機能」にも対応しているので、配信時に一人でいろいろ細かい事が可能になっている。
他にも配信音声に対してマキシマイザー機能で帯域毎にコンプレッサーの設定ができるようになっている。これで細かく音量の変化を抑えて音圧を稼いだりする事もできる。
こうした数多い機能を本体で操作する事もできるが、PC上で手軽に操作できるよう「AG08 Controller」という専用アプリも用意される。
このアプリを使用する事で、各パラメータの詳細の変更や保存が可能になっている。アプリはWindows/Mac/iOSに対応する。

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DirectXでエラー?

FF14を起動した直後にエラーが出た。原因がよく分からない。

DirectX11だからなのか?

新PCに移行してから、今まで起きなかった事が起きている。
それがFF14を起動した後に時々出てくる「DirectXの致命的なエラー」である。
画面にはこんな風に表示される。
理由が書かれていないのは困るんだが…
致命的なエラーが発生と言われても、何を意味しているのかがわからない。
エラーコードが書かれているので、それを調べて見ても情報が出てこない。
ネットで検索して出てくるのは、全てFF14がらみのもので、しかもGeForceの話しか出てこない。一つの記事だけ、Radeonの事も書かれていたが、内容的にはちょっと毛色の違う内容なので、事実上GeForceでのみ発生する問題のようである。
これが出てしまうと、全く起動しないのでとにかく起動できるようにするしかない。
出ている情報を見ると、解決策は3つのみ。といっても、既に3つ目の解決策はもう取れないと考えて良い。
一つはビデオドライバーを最新にするという事。これはもう解決策というか、処方に過ぎない。
そして二つ目は仮想デスクトップモードで起動するという方法。これはFF14の動作コンフィグ設定を書き換え、仮想フルスクリーンモードで起動できるようにするという方法。
この方法は確率的にかなりの確率で起動できるようになるが、問題は仮想であってもフルスクリーンなので、他アプリと切替えて使えるようにウィンドウモードで使用していた人は抵抗があるかもしれない。
そして三つ目はDirectX9で起動するというもの。
ただ、これはもう解決策にはならないハズである。2019年1月には、スクウェア・エニックスでFF14の32bit版OSおよびDirectX9版アプリケーションのサポートを終了しているので、現在のクライアントソフトはDirectX11を前提にしているハズ。なので解決策には成り得ない。
つまり、ビデオドライバの更新か、仮想フルスクリーンモードでの起動しか、解決策の選択肢は存在しないという事である。

仮想フルスクリーンでは起動

というわけで、早速仮想フルスクリーンモードで起動するか、試してみた。
Windowsの各ユーザーのドキュメントフォルダ内に「My Games」というフォルダがあるが、この中に「FINAL FANTASY XIV ~」というフォルダがある。大昔のベンチマークソフトを起動した人は、本クライアント用のものとベンチマーク用があるので注意しなければならないが、それは見ればわかるだろう。
このフォルダの中に「FFXIV.cfg」というファイルが保存されている。このファイルをメモ帳やテキストエディタで開くと、ズラズラとFF14の環境設定が書かれているのだが、この中に「ScreenMode」という列がある。
この「ScreenMode」がウィンドウモードの人は「0」が記述されていると思うが、これを「2」にする事で仮想フルスクリーンモードになる。この状態で上書き保存すれば完了である。
ちなみに他の部分も変更すればFF14のコンフィグ設定は変更できるが、変な値にすると起動できなくなる恐れがあるので、取扱いは注意である。
この処置をした後、FF14を起動させると…たしかに仮想フルスクリーンモードで起動できた。前述のエラーも表示されないようである。
仮想フルスクリーンモードでプレイする事に抵抗がなければ、これで解決である。
だが…21:9のウルトラワイドモニタでプレイしている人の中には、FF14は16:9のサイズでプレイして、余ったエリアにブラウザなどを表示したい、という人も多いはず。
そうなると、これでは解決したとは言えない事になる。

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あの話題の最強ヘッドフォン

一時期、あまりの人気で全く買えなかったものが、今はなんとか予約できる。

業務用の堅固な製品

アシダ音響が発売するコストパフォーマンスがとても良いヘッドフォン「ST-90-05」は、2022年当初ごろから人気が出始め、一時は全く買える気配がなかった製品である。
国内製造品であり、価格も7,000円もしない製品だったが、人気が出たことで一時期1万円弱くらいで発売されていた。
作りはとてもシンプルなのに、使われている素材がとても良い事もあって、耐久力もあり、特に劣化が激しいケーブルは医療グレードのものが使われているし、ヘッドバンドもPUレザーなどのようなものではなく、とにかく高耐久な樹脂押し出し材を使っていたりする。
イヤーパッドなども交換品が1,300円弱ぐらいで買えるのも強みで、とにかく長く使えるのにコストパフォーマンスは最上という希有な製品である。
コストパフォーマンス抜群の逸品
ただ、ネットで人気が出た事で、一部過大評価されている感じがしたのも事実。
確かに音は良いのだが、音楽用として捉えた時に所謂業務用モニターヘッドフォンと同等の音が出るのか、というと、そうでもない。ただ、スタジオで使用するモニターヘッドフォンは数万円するものが多いが、ST-90-05は7,000円未満である。同価格帯のヘッドフォンで比較したら、ST-90-05は断然音が良いヘッドフォンになる。
なので、ヘッドフォンに高いお金は掛けられないけど良い音が欲しい、という人の選択肢としては最適かもしれない。
有線ではあるが、それだけに作りもシンプルだし、メンテナンス性も高い。
結構お薦めできる製品である。
今ならメーカーの公式ホームページから予約が出来る。

アシダ音響 ST-90-05
https://ashidavox.com/items/632e5f474ba8b47283ce59eb

2023年3月上旬から4月上旬に発送予定となるが、全く買えなかった事を考えればチャンスと言えるだろう。

レトロも良いが…

だが、時代はワイヤレス、という人も多い。
ST-90-05は確かにコストパフォーマンスが良い製品ではあるが、有線ヘッドフォンであり、使い勝手がイマドキかといえばそうではない。
イマドキであれば、やはりワイヤレスだし、人によってはヘッドフォンよりもイヤフォンだという人もいるだろう。
しかもイヤフォンだとしたら、完全ワイヤレスイヤフォンで、しかもノイズキャンセリング機能付きだと言う人もいるだろう。
私はSonyのWH-1000XM4とWF-1000XM4を持っていて、自宅ではWH-1000XM4を、外ではWF-1000XM4を使用している。ちなみに会社にも持ち込んでいて、会社では必要な時にWH-1000XM2を使っている。
ノイズキャンセリング機能が強力なものを使いたいと考えてこのラインナップになったのだが、自分の使い勝手でいうとWH-1000XM4が今の所最適解だと思っている。
ただ、WF-10000XM4がマルチポイント接続に対応できるようになれば、イヤフォンタイプの方が手軽に使えて良いかもしれない。
…製品名が似ているので、書いていて何が何だかわからなくなってきた(爆)

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運気を一新する為に

今年こそは良い年になるだろうと期待していたが…。

占いでは良いのだが

2023年、一白水星かつ牡牛座の私からすると、どちらの全体運を見ても良い方向に動く傾向にあるという運勢のようだが、何故か母親が入院したり、介護にかかる手間暇が増えたりと、思った程良い方向に向かっていないような気がしてならない。
こういう時は、何かに変化を付けて、運気を反転させたりする必要があるように思っているのだが、そういえば運気を反転させるために財布を買い替えるという話は、昔からよく聞く。
財布の買い替えは金運に繋がる話ではあるが、今後母親の入院などの対応でも費用がかかるので、やはり金運は上げておきたい。
という事で、財布の買い替えでもして、運気をリフレッシュさせてみようかと考えた。
…ま、縁起担ぎではあるのだが。

使い勝手の良い長財布

基本的に財布は長財布にしたいと思っている。
持ち運ぶ事を考えると、二つ折りが良いと思われるが、金運というキーワードを考えると、選択肢としては長財布しかない、とまで言う人もいるほどである。
実際、長財布だとお札が綺麗に入るので、お金にまつわる事としては良いらしい。
ただ、そうなるとどうしても大きさが大きくなってしまい、携帯するには厄介なものになるので、できれば長財布でコンパクトなものを選びたいと思っていた。
だが、残念だが、普通に探していても、小さい長財布というものはなかなか見つからない。理由は革縫製で作られたものはどうしてもマチの部分が大きくなる原因で、革自体の厚みが加わることで大きくかさばるものになってしまう。
なので大きさ的には諦めるしかないのか? と考えた時、ふとクラウドファンディングで斬新なデザインのカード収納型の財布を作っている人がいる事を思い出した。
キャッシュレスの流れの中、現金よりもカードを数多く持ち運ぶ人が増えてきた事で、そのカードを小さく携帯するための財布をデザインしている人がクラウドファンディングを利用して商品化していたのである。
その流れで長財布で小さな財布は作られていないかなぁ…と閃き、machi-yaで探してみたところ、とんでもなくベストマッチな財布に出会う事ができた。

Uno – machi-ya
https://camp-fire.jp/projects/view/631412
実に欲で来た長財布

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母親、再び入院する

要介護者の痛みを介護者が知るというのは、なかなかに難しい。

介護ベッドにいるという事

母親が本日の22時過ぎに入院という事になった。
19時ごろから、体に痛みがあると言うのだが、ドコがいたいのか? と聞いてもハッキリとわからないと言う。ただおしりが痛いという事は数日前から言っていて、これは足や腰の筋肉の運動が少ない事からくる、一種の筋肉の緊縮によるものではないか、とデイサービスの看護師などが言っていたので、私からするとこの体の痛みもそこから来るものなのか? と考えていた。
それと同時に、母は排尿がカテーテルを使って出しているところがあるので、そこにも近日、問題が出ていた。多少、尿漏れしているのではないか? というのである。
これは日頃介護にきてくれているヘルパーさんの話で、カテーテルの先にあるバルーンの中に入る尿が少ないという事から、ひょっとしたらカテーテルが多少抜け気味になっているのではないか? と言われていた。
なので、来週あたりに泌尿器科に係るか、という話を進めていた。
ところが、この母親の体の痛みが、突然限界突破したのか、急激に痛みを訴えるようになった。
本人はおしりが痛いと言っているが、その痛みは刺激痛ではなく、鈍痛だという。おしりで鈍痛となると、やはり腰回りの筋肉か? と思ったが、もうそんな悠長に考えている状況ではなくなってしまい、急遽、救急車を呼ぶことになった。

熱も39℃に

救急隊と電話で話すと、熱があるか、という話になったので、念の為体温を測ったところ、何と熱が39℃もある。
流行りのコロナか? とも思ったが、私含め、コロナに感染するような人との接触はほぼない。だが可能性はゼロではないので、救急隊が病院に運んだ後、抗原検査を実施したところ、コロナではなかった事が判明した。
無事、病院への搬送が終了し、私も受け入れてくれたいつもの病院に入ったのだが、当直医の話では、体が痛い原因を時間外の設備で検査できなければ、最悪転院という話もある、なんて事を言われた。
またしても入院に…
今更転院と言われても…とは思ったが、結果から言うと、原因は大凡判明した。
検査の結果カテーテルで尿が排泄できなかったかで膀胱が一杯になっていて、腎臓が圧迫されていた事で痛みが出たのだろう、という事であった。
尿路結石とか尿管結石に罹った事がある人ならわかると思うが、あの腎臓の鈍痛がまさに母親が感じていた痛みだったようである。
ちなみに発熱だが、尿の中の細菌が炎症を引き起こして発熱したのだろう、という話で、入院後、この辺りのさらなる検査を行うという事であった。
先日からおしりが痛いと言っていたのは、腎臓の鈍痛だったのだろう、とここまできてようやく判ったという事である。
尿路結石(尿管結石)の痛みは、陣痛と同レベルと言われていて、本当に痛み出すと歩く事すらできず、救急搬送されるのが通例と言われるが、母親はその事をなかなか伝えられず、そしてまた私も理解できず、苦しんでいた、という事のようである。
正直、申し訳ない気持ちで一杯である。

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石油ストーブを効率よく

電源不要というところが有りがたい!

まさにレアモノ?

ウチの住処は建屋が古すぎて、最新家電の効果がまるで出ない構造だったりする。
機密性が低すぎて、しかも古いから、冬場は隙間から温めた空気が抜けていき、結構熱量は無駄になっていると言える。
それでも石油ストーブを点けておけば、点けていないよりはずっと暖かいのは間違いない。問題はその熱が逃げるので、燃料消費が激しいというところである。
なので、少しでも熱を感じられるようにしたい、とは思っていて、石油ストーブから石油ファンヒーターへと切替える事を考えたのだが、母親に猛烈に反対された。
石油ストーブは上にやかんが置けるので、母親が便利に使っているためだ。
ただ、その母親ももう介護ベッドの上の住人なので、近いうちに石油ファンヒーターへと切替えれば、少しでも熱を感じる事のできる状況を作れるのではないかと考えていた。
が、ここでサンコーから面白い製品が発売された。

サンコー ストーブファン
https://www.thanko.jp/view/item/000000004100 (現在リンク切れ)

中々にして面白い製品である電源不要でストーブの熱をファンによって送風するというアイテムで、ストーブの熱のエネルギー変換でファンを回しているとの事で、上にしか上がっていかない熱をファンの力で横方向などに熱を向けるという事が可能になるアイテムである。
60~345℃の熱に耐えられる底面をもったファンで、これなら熱を思った方向に流す事ができるので、石油ファンヒーターへの買い替えをするよりは良いかもしれない。

そもそも引っ越せよ

ただ、こういうアイテムはとても有りがたいのだが、考えて見れば、そもそも私が引っ越せばよいという話でもある。
今は小さいながらも一軒家を借家として借りているのだが、ココを借りたのは、昔父親が起業した時に、いろいろな道具などを保管できるよう、倉庫を家の横に置いたりできるようにという事で、アパートではなく一軒家を借りた、という流れで住み着いている。
しかも大家とは契約に関しても結構なぁなぁでしていたらしく、更新という概念がない。
だから父親が既に他界した今でも、私や母親もあまり意識せずそのまま住み着いているのだが、どう考えても数十年は家の設備の更新が滞っているので、あらゆる所に問題が出始めている。
家の作りも古く、逆に古すぎて地震などが起きると、柱と柱の結合が深くなり、より強固になっているのか、びくともしない。ただ、前述したように機密性などないに等しいので、夏場や冬場の光熱費がとんでもない事になる。
既に起業した時の会社は幽霊企業だし、整理してしまえば引越しも可能だが、問題はこの貯まりに貯まった家財道具だろうか。
そういうのを考えると、引越しもただ事ではないので、二の足を踏む事になる。

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そういえばアレはどうなった?

SonyがWF-1000XM4をマルチポイント接続対応にすると言っていたが…。

昨年末には未対応

当Blogでも、昨年10月26日に記事として取り上げたが、Sonyの「WF-1000XM4」と「LinkBuds」、「LinkBuds S」の3モデルがアップデートでマルチポイント接続に対応する、とSonyが発表した。
ようやくマルチポイント接続に対応その後、「LinkBuds」、「LinkBuds S」は11月にはアップデートでマルチポイント接続に対応したようだが、何故か「WF-1000XM4」だけがアップデートが遅れ、年内にはアップデートが実施される、としていたものの、結果的にはアップデートの情報は出されず、現在もそのまま放置されている状態になっている。
公式サイトのアッブデートを確認しても、昨年12月5日にバッテリー容量減少抑制のアップデートが行われたが、マルチポイント接続に対応する内容のアップデートは未掲載のままである。

WF-1000XM4 本体ソフトウェアアッブデートのお知らせ
https://www.sony.jp/headphone/update/?searchWord=WF-1000XM4

完全ワイヤレスイヤフォンとして、私としてはAirPods ProよりもWF-1000XM4は上位にくる製品だと思っている。
それだけに、このマルチポイント接続ができないという欠点が唯一の欠点であり、これが可能になれば現時点では最上位のイヤフォンになると思っているだけに、このアップデートが何かしらの問題で延期されているとしたら、それはとても残念な話であり、技術的に不可能という事にならない事を今も祈ってアップデートを待っている。

日常で使うイヤフォン

最近、ノイズキャンセリングヘッドフォンが出回るようになり、その機能の一つとして外音を取り込むモードを持つ製品が出てきた事で、ヘッドフォンやイヤフォンの製品としての幅がかなり広くなってきた。
つまり、日常の音を取り込みつつ、聞きたい音楽を自分だけ聞きながら活動する、という事が可能になったわけで、自分だけに聞こえる音楽と、自然界で聞こえる音を自分だけがミックスして聞く事で、日常生活をそのまま送る事ができる、というスタイルが確立した。
そして、そのスタイルをコンセプトとして明確に打ち出してきた製品が現れた。
それがSonyの「LinkBuds」であり、「Linkbuds S」である。「LinkBuds」は穴あきのイヤフォンで外の音を取り込むことができる(というか絶対に聞こえるとわかる)事を前提とした製品で、「Linkbuds S」は第二世代機はノイズキャンセリング機能をもったカナル型という出で立ちである。
この二つは見た目的には異なる製品に見えるが、一応兄弟機という位置付けという事らしいが、出来る事を列記すると「Linkbuds S」は「WF-1000XM4」と変わらないものであり、唯一の違いであるサービス連携を有効にしてしまうと、ホントに「WF-1000XM4」と同じ機能になってしまうので、「LinkBuds」らしさは感じない製品と言える。
こうしたSony製品の位置付けは良いとして、こうした製品が登場した背景にはもう一つの無視できない製品がある。
それが骨伝導イヤフォンである。
骨に振動を伝え、それで音を聴くという機構から、耳からは普通に外音の生音が聞こえてくる。だから日常生活の中で起きる音を聴きつつ、骨伝導で聞きたい音をミックスさせて聴くという事が可能な製品である。
こういう製品が登場した事で、日常生活での活用方法が大きく広がった。
それぞれの製品にメリットデメリットがあるが、こうした日常生活で使うようになってくると、接続する機器も当然増えてくるわけで、マルチポイント接続という要望が強くなってくる。
そうしたニーズから、昨年Sonyが現行機種でアップデート可能な機器に、マルチポイント接続機能を持たせるとしたのだろうが…。

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