FF14のXbox Series X/S対応

いよいよオープンβテスト開始。

私には直接関係ないが

FF14がXbox Series X/S版として登場する事は、以前のプロデューサーレターLiveでも情報が出されていた。
ただ、日本ではこのニュースはあまり大きな意味を持っていなかったというのが実際で、どちらかというと、この対応は世界規模での話になる。
というのも、日本国内ではXboxの普及率は1%程度であり、99%をPlayStationが抑えている状況だからだ。
ただ、世界に目を向けると、中国はXboxの方がPlayStationよりも普及している国であるし、米国においても半数ぐらい(43%)はXboxが抑えている状況なので、コンシューマ機でのFF14プレイ状況は、このXbox Series X/S版対応でようやく網羅できるようになった、といえるのではないかと思う。
以前、吉田プロデューサーは、FF14のコンシューマ機対応について、スクウェア・エニックスだからこそ、コンシューマ機対応は必須というような事を言っていた。
特にファイナルファンタジーはファミコンから始まっているという事もあり、どちらかというとタイトルはPC向けというよりはコンシューマ機向けのブランドである。
だからこそ、コンシューマ版のFF14は必要という意識なのかもしれないが、対応としてPlayStationのみだったのが今まで欠点だったと言える。
ま、私の場合は一応PS4で漆黒のヴィランズまでのライセンスを購入していたのだが、暁月のフィナーレはPC版のみでしかライセンスしていない。
というのも、漆黒のヴィランズあたりからPS5への移行が当たり前のように見えていたし、そのPS5は当初入手が難しくてどうにもならなかったからだ。そもそもPC版とPS版ではできる事に差もないし、環境としてモバイルプレイもしなくなったので「だったらPC版だけで行くか」となるのも当然である。

新規プレーヤーのみのテスト

見出しに語弊があるが、今回のXbox Series X/S版のFF14オープンβテストは、新規の、つまりそのアカウントでは一度もFF14をプレイした事のないスクウェア・エニックスアカウントでしか参加する事ができない。
これでコンシューマで網羅できるかそのアカウントとXboxアカウントを紐付ける必要があるので、今までPC版でプレイしていたから、そのアカウントでもってXbox版のテストを…と思っても参加できないのである。
ま、米国人はそこをあまり気にする人はいないと思うが、Xboxアカウントと紐付ける必要があるという時点で、後々PC版のアカウントと紐付けたいと思う人はトラブルになる可能性があるので、オープンβテストに参加しづらいという事が起きる。というか、既存アカウントでのプレイは正式サービス開始を待つ必要がある事を公式が言っている。

なので、今回のテストは全くの新規プレーヤーの開拓というところに主眼が置かれているようにも思える。
全世界で3,000万アカウントを記録したFF14だが、さらなる上を目指した結果、このような対応にしたのかと勘ぐってしまうのは私だけだろうか?

よく考えてみた

FF14、確かに私も新生開始の時からプレイしているので、古参プレイヤーの一人といえば間違いないのだが、新生、蒼天、紅蓮、漆黒、暁月と続いてきたストーリーは、暁月のフィナーレで一度完結を迎えた。
いや、実際にはまだ続いていくのだが、大きなストーリーラインは暁月で区切りを迎えたワケだが、そのストーリーは星の滅亡を回避するというぐらい大きなスケールで語られたものだった。
この一連のストーリーでは、かつて世界は14の世界に分かたれ、そのうち既に7つの世界が原初世界という主人公のいる世界と統合した事が判明している。この統合した事実が霊災とよばれる大災害で、世界が一度崩壊し再構築される出来事を指す。
で、漆黒では第一世界(鏡像世界の一つ)に渡り、暁月後の話で第13世界にも渡る事になる。単純に言えば、まだ4つの鏡像世界には行ってもいないわけで、ストーリーを作っていく上ではまだまだ素材はあるとも言えるのだが、よくよく考えて見て思うのは、原初世界ですらまだ全ての場所に行っていないのに、星が滅ぶかもしれない災厄を乗り越え、星を救ったのが主人公である事実が既に存在している状況で、それよりも強い敵っているのかよ? と思うワケである。
この時点で、主人公の強さを考えれば、これから先の脅威は、その仕組みにこそ解決の課題はあるものの、敵対する脅威に関して言えば、もう主人公の方が強いのではないかと思える分である。
でなければ、星を滅ぼすかもしれない敵との戦いは、その後出てくるであろう敵よりも弱い脅威でしかなかった、という事になってしまう。
ま、強い敵と戦うだけがストーリーではないとは思うが、ゲームとして成立させるには、そうした強弱の問題は不可欠なように思える。
次の拡張パッケージである黄金のレガシーでは、未踏の地に向かう事が既に分かっているが、この時点でまだ見ぬ他の鏡像世界に行く話に繋がるのかは分からない。当然、敵の強さも不明だが、レベルキャップが100にまで引き上げられるという事は判っているので、登場する敵は今までの敵よりも強いという事は暗に想像が付く。
…何か矛盾を感じるのは、私だけだろうか?
そもそも、紅蓮から登場したゼノスは自分と命の駆け引きがでるほどの強者を求めていた部分もあるわけで、それならば、まだ見ぬ未踏の地にさらに強い者がいるかを探すのが普通ではなかろうか?
…きっと、こんな視点で見てはいけないのかもしれない。
オモシロイと思うゲームなら、その流れに身を任せて楽しめよ、という事なのかもしれない。
先に言っておく。
私はFF14が好きだからこそ、新生開始以降ずっと課金し続けているのである。

というわけで、Xbox版のオープンβテスト開始である。
正式サービス開始の時期は未定で、今回のオープンβテスト終了後、時間を空けずにサービス開始となる模様。
しかも、ゲームデータはすべて引き継がれるという事なので、新規プレーヤーからすればこのオープンβテストがFF14の始まりという事になるのかもしれない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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