価値観の相違

Blogのアフィリエイト商品をちょっとだけ変更。

思考の変化

パワーユーザーであった私は、大体買う製品のほとんどが最上位機種かその下に位置付くものが基本だった。
この買い方が正しいか正しくないかは別として、私としては高品質なものが第一という考えの基、買い物をしている関係から、どうしても自分にとって必要最低限という選択肢でモノを購入するという事ができない体質になっていた。
これは親の影響でもあり、小さい頃からの周辺環境が私の志向に大きく影響していると考えられる。
そしてそうやって影響を受けてきているから、私自身、この買い方を間違っているとは全く思わないし、正しいと思って今まで過ごしてきた。
だが、ここ最近になって、一部の製品に関して疑問を感じるようになった。
それは今までの自分の否定でもあり、ある種自らのアイデンティティをも破壊する思考であり、これを時代の流れだから、と単純に割り切って良いものか、実は未だに答えを出し切れていない。
しかし、確実に思考の変化が訪れている事を自覚している。
今回の商品入れ替えは、そうした思考の変化からチョイスしている。

最上位機種じゃない

今までの私は、自らのアフィリエイト商品をチョイスする際、ほぼ最上位機種を商品Lieナップに加えていた。
理由は品質至上主義だったから。
しかし、今回のチョイスにおいて、音関係の製品に関して一部最上位機種でないものを選んだ。
音の世界も時代がハイレゾへと進んでいるにも拘わらず、あえて最上位機種でない製品を選んだのにはもちろん理由がある。
それは、最上位機種の価格が高すぎる事と、実際にその最高製品を視聴しても、聞いていて変化が解らないと感じるからだ。
商品の中にオープンエアーのヘッドホンであるゼンハイザーのHD650を入れているが、現在はそのさらに上の機種であるHD800や700がラインナップされているが、私は現時点でほとんどの人はHD650で必要十分だと感じた。
HD800とHD650で違いが分からないとは言わない。たしかにHD800の方が聞こえてくる音が滑らかで煌びやかである。しかし、それが価格に見合っただけの変化か? となると話は別。正直言って、現在でもHD650でも目が覚めるような音に聞こえる人がほとんどだと思う。
また、ShureのSRH940をラインナップに入れているが、こちらも現在は上位機種にSRH1540が発売されているが、私はSRH940で十分だと思っている。価格的にSRH1540はゼンハイザーのHD650と同程度であるため、SRH1540を薦めても良いのだが、個人的に聞き比べてもSRH940で必要十分だと感じている。
だから、どうしても最上位機種でなければならない…という人は別ではあるが、普通の人であれば、紹介している1ランク下の製品でも十分すぎる環境を与えてくれると思っている。
時代がハイレゾだからもっとクリアに、もっと高解像度に…という宣伝文句に一石を投じる結果に見えるかも知れないが、時代が進化しすぎて、人の方がついて行けていない…実際はそんなところだと思う。
なので、今回の商品はそういう視点でラインナップした。もう最上位機種から総入れ替えである。

自然の音を

その代わり、一つだけそのシリーズでは最上位機種のヘッドホンを入れた。
それがJVCから発売されているWood 01「HA-SW01」である。
ヘッドホンのドライバーにウッドドーム振動板を採用した、木のヘッドホンである。
私がウッドコーンのスピーカーを使っているから…というわけではないのだが、音が実に滑らかで価格に不相応な音がする…と私は思っている。
このヘッドホンも、そうした木独特の振動性能を利用したものになっていて、聞いていて自然な感じが他ヘッドホンでは味わう事のできない逸品だと思っている。
こちらはWood 02という廉価版があるのだが、コイツだけはプレミアム版のWood 01をラインナップに入れた。
ホントは、同じ木の振動板を採用した、インナーイヤー型製品である「HA-FX1100」等をラインナップに入れる事も視野に入れたのだが、耳の事を考えると、インナーイヤー型よりも普通のヘッドホンの方が優しい為、今回はインナーイヤー型をラインナップに入れなかった。
最近はインナーイヤー型全盛期とも言えるぐらいに、種類も豊富で高性能なものが出回っているが、本来何も入ることのない耳穴にドライバーユニットを入れるのだから、不自然な事は間違いない。
そしてそこから大音量を出すなんていうのは、正直耳に優しいわけがない。
個人的にもインナーイヤー型を使う時もあるため、完全否定はしないが、できれば耳を覆うタイプをオススメしたいと思っている。
…耳を覆うタイプでも、ホントは一番いいのはオープンエアー型なのだが。

その他DAC等は?

一応、TEACのU-503をラインナップに入れているのだが、これをU-501に戻す事はしなかった。戻しても良かったのだが、コイツは聞き比べると明らかに違いが解る為、あえてU-503をラインナップした。
しかも「今イチオシの商品として」である。
価格が15万円とかふざけた価格だが…正直、これは15万円でこの音が出たら高くないかな…とイヤな話だからそう思ってしまったからそのままにした。
もちろん私も買えない価格の製品であるため、ある種見せしめ商品である(爆)
個人的には型落ちしたU-501を部分的に改造して、オペアンプをソケット化して楽しむのが良いのではないかと思っている。
このサイトの方が、U-501を改造し、オペアンプをソケット化しているが、この方が価格を抑えつつ、自分の好みの音を作っていけるのではないかと思う。

また、最近は結構安い価格でUSB DACやアンプなどが買えるようになり、それらの音も決して悪い音ではないため、相当な拘りがない限りは、そうした自分の手の届く製品で楽しむのが良いように思っている。
オーケストラ等を聞くようになると、真空管アンプが欲しくなる傾向が出てくるが、アナログの世界はさらに価格バランスが異常になってくるため、私はあえて踏み込まないようにしている。

何か音関係ばかりだ…

今回、ラインナップを見直したと言っても、音関係のものばかりである。
他は今までと変わらないままにしてある。
正直、他に入れる製品が見当たらなかったのである。
音関係は、ここ最近ハイレゾというキーワードでいろいろざわついていて、そしてそのざわつきが一段落したように思えたため、見直す時期と思った。
カメラは今年いろいろと変わってくるだろうが…これも価格を考えると変化が見えないかも知れない。
PEN-Fを入れてもいいかな…と思ったりもするが、コイツも価格がねぇ…。
レンズをラインナップに加えていないのは、せめてもの私の良心みたいなもので、ラインナップに加えてしまったなら、私がまず食指が揺れまくる事間違いない為、あえて加えていない。

あと、それ以外の実用品だが…こちらは近いうちに入れ替えをする可能性がある。
実用域で使えるもの主体に考えているため、何が出てくるかはその時々によって変わるが、今は切る事よりも別の用途で欲しい実用品がある為、それを加えていくことにする。
…しかし、今のアフィリエイトは私のコメントを入れられるようになっていないため、見ている人からすると、あまり親切なものになっていないと思う。
コレ、なんとか私の実用コメントとか入れられるものにならないだろうか?(-_-;)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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