Tagged: ガジェット

安定したルーターが欲しい

Buffaloから新型が発売されたがコレはどうなのか?

WXR-11000XE12

私が今、自宅で使用しているWi-FiルーターはBuffaloの「WXR-5950AX12」という、案外と高級機なのだが、この「WXR-5950AX12」はいくつか問題があった。
この問題をIPoE環境にしたりして解決し、その後の様子を見ている記事も当Blogに記事にした。

結局、回線事業者にIPoEの環境をV6プラスに変更してもらった事で、劇的に安定はしたのだが、それでも時々ルーターがおかしくなるという現象がなくなったわけではなく、やはり根本的にハードとして「WXR-5950AX12」には何かしらの問題があるだろう事は変りが無かった。
新型は安定しているのか?ただ、10Gbpsを扱えるWi-Fiルーターとして考えた時、他の選択肢は価格的にとても高価過ぎて、なかなか手が出せない状況で、結局今も「WXR-5950AX12」を使い続けている。
どこかで買い替えが必要だという事は判っているのだがQNAPの「QHora-301W」が買えないなら、Buffaloの新型が出た時、その機種の内容を確認して再検討するという選択肢もあるか、と考えていた。
そしてBuffaloから期待の新型が発売される。「WXR-11000XE12」というWi-Fi 6Eに対応した機種で、基本は「WXR-5950AX12」に似てはいるものの、おそらくハードウェア的にはかなりの進化が期待できるものである。

規格は新しいが…

ただ、内容を見てみると、変わり映えしていないような気がしてならない。
というのは、内部の操作を行うインターフェースは「WXR-5950AX12」と何も変わらないからだ。
単純にハードウェアとして搭載しているコアとモジュールが新しくなっただけで、それらをコントロールするソフトウェア部分は見た目に何も変わっていない。
なので、安定しているかどうかという部分を見た目だけで推し量る事は不可能である。
そこで各所でのレビューやクチコミ情報をネットで調べて見ると…今の所ネット接続が切れるといったような報告は出ていないようである。
Wi-Fiに関しては、いろんな機能を同時にONと設定すると断続的に切れる事はあるようだが、大元の有線接続による回線は、安定して接続しているようである。
Wi-Fiは結構いろんな便利機能が存在するが、それらを重複していろいろ使って行くと、結局いろいろ制限を設ける事になるので、回線品質が著しく低下する。なので、自分で判る範囲であっても必要ない機能はOFFにする事で、通信品質はグッと上がる。
だが、有線設定は違う。
単純に光回線との間のリンクの問題なので、回線品質を受け止めてそれを安定的に保つ事ができるかが全てである。
「WXR-5950AX12」は、何故か途中でリンクが切れ、再接続を繰り返すという時がある。V6プラスに回線種を変更したが、未だに時々そうした断線が起きるので、この断線が発生する回数をとにかく減らしたい、というのが私の希望である。
「WXR-11000XE12」は、そのあたりの切断が少ないと良いのだが…

Continue reading…

USB機器を無線化する?

これ、Webカメラやスピーカーフォン以外でもイケるんじゃないの?

Webカメラを無線化する

サンワサプライからUSB接続のWebカメラを無線化する「CMS-EXW01」が発売された。価格は49,500円とちょっと割高だが、USB機器を無線化できるという意味では面白い製品である。
「CMS-EXW01」は受信器をPCに接続し、Webカメラを送信機に接続する事で、Webカメラを無線化する製品で、最大25mの距離を無線化できる。
Webカメラの解像度だと、最大4K/30fpsの映像を伝送でき、送信機側にはWebカメラだけでなく、マイクやスピーカーフォンを接続するポートも用意されている。また、送信機側にはスピーカー用の3.5mmステレオミニジャックも用意されており、この3.5mmステレオジャックからの音声も無線化できる。
いろいろな機器で使えると良いのだが…結局のところ、USBデバイスのデータを無線化できる機器なので、試してはいないがWebカメラやスピーカーフォンでなくてもUSB機器の無線化ができるような気がするが、この辺りはプロトコルの関係などでできるのかどうかは不明である。試せる人がいたら、ぜひ試して教えてほしいものである。
もしWebカメラやスピーカーフォン以外でも使えるとなれば、もっとも考えられるのは、USB接続のプリンターの無線化だろうか。昨今のプリンタは無線LANが搭載されているのでこういった通信は不要かもしれないが、無線LANでの接続が用意されていないものだと案外使える化も知れない。もちろん未確認だが。

広がる無線化?

HDMIの無線化というのも既に実現しているが、思った程普及していないというのが私の実感である。
この話が出始めだった頃は、モニタそのものを無線化するという事だけでも大きな話題だったが、今やそのあたりはあまり騒がれる事もなくなってしまった。
だが、PCは接続するデバイスに関しては話題が途切れる事はなく、何かしらが繋がっているというのが常である。
ネットワーク関係が無線化した時点で、接続するもののほとんどが無線化する流れになっても不思議ではないはずなのに、未だにあらゆるデバイスが有線で繋がっている。
私としては、ちょっと不思議な状況だなと思う事もあるが、全てを無線化すると都合の悪くなる人達がいるのかもしれない。
そもそも、DisplayPortとHDMIに関しても、未だに統一される気配がないというのも、背景には業界の違いとそれにまつわる利権が絡んでいるという話もある。
扱っているデータはどちらももうデジタルデータなので、消費者サイドとしてはもう統一してくれ、と思うのだが、未だそういった気配は微塵も感じられない。
おそらく…統一される事は今後もないだろう。

Continue reading…

使いやすいマウス

選択肢が年々減っているような気がするのは気のせいか?

手に馴染むマウス

私は自分でもオカシイと思うくらい、入力デバイスに拘るタイプだと思う。
キーボードは、最終的に東プレのREALFORCEに行き着いたのだが、これだってキーボードだけで3万円前後という価格になるので、普通の人はなかなか手を出さないものだと思う。
東プレに行き着く前は、ダイヤテックのMajestouchというメカニカルキーボードを使っていたが、このMajestouchですら、安い買い物ではない。キーボードなど、安いものなら数千円で購入できるのだから、1万円を超える価格なら普通に考えて高級機と言えるだろう。
マウスにしても同じである。
当Blogでもかなり前からマウスに拘っている事を記事にしているが、2014年にもそうしたインターフェースの重要性を記事にしている。

この当時でもMicrosoftからは良い製品があまり出てこなくなったぐらいの話をしているワケだが、昔はMicrosoftのマウスはとても考えられた素晴らしいマウスを発売していた。
エルゴノミクスデザインとして人間工学に基づいて形状をデザインしているマウスが多く、価格の割に使いやすいマウスが多かったのである。
しかし、今やMicrosoftから(私にとっての)良マウスは消えてしまった。
最終的にはロジクールから発売されるマウスの中に、自分の使いやすいマウスを見出す事になったのだが、それがMX ANYWHEREシリーズであった。

MX ANYWHERE 3S

MX ANYWHEREはロジクールのMXシリーズという高級マウスの一つになるが、基本持ち運びを想定しているのか、小さめのマウスになる。
現在私唯一のマウスといっても過言ではないその最新機種であるMX ANYWHERE 3Sは、2020年に発売された前モデルの後継機種で、前モデルは当Blogでも記事にした。

前モデルからの変更点は、クリック音がかなり静かになったという事、トラッキングセンサーが8,000dpiに大幅に強化された事である。
それ以外は前モデルと同じで、センサーは「Darkfield」と呼ばれるガラス面でも反応するものを使用し、「Mag speed 電磁気 スクロール」というセンターホイールを搭載する。
「Mag speed 電磁気 スクロール」は、素早くスピンさせると高速スクロールが可能になり、センターホイールからクリック感がなくなるのだが、ゆっくり回すとセンターホイールにクリック感が出てきてカチカチスクロールさせる事ができるというセンタースイッチホイールである。
私が今使用しているMX ANYWHERE 2では、この高速スクロールに切替える時はホイールをクリックする必要があるのだが、それがMX ANYWHERE 3からは必要なくなったというワケである。
但し、MX ANYWHERE 3からはセンターホイールによるチルト機能はなくなっており、MX ANYWHERE 3Sにおいてもそれは同様のようである。代替機能として、サイドボタンを押しながらホイールを回すと水平スクロールが可能になる機能は存在するが…正直使いやすいとは言い難い。
他にも、ロジクール製の専用ソフト「Logi Options+」を使う事によって、マクロ機能といえる「Smart Actions」が利用可能になる。
これはショートカットなど連続する操作を1つのボタンに登録する事で、一連の操作を1ボタンで実現してしまうというものである。
また、ロジクールから別売されている「Logi Bolt USB レシーバー」を使用する事によって、一つレシーバーによって複数のデバイス(たとえばロジクール製無線キーボード)をPCに接続できるといった機能もある。
価格は13,970円とマウスとしては高価な部類に入るが、それだけに機能充実な一品である。

Continue reading…

黒のX68000 Z

瑞起から発売されるとは思っていたが、まさか製品版として正式販売とは…。

3億円を集めた名機

X68000をエミュレートし、現代に復活させるという目的の下、瑞起が発起人となって立ち上げたクラウドファンディング企画だが、それによって生み出された「X68000 Z LIMITED EDITION EARLY ACCESS KIT」は、資金として3億円を超える額を集めた。
本件は当Blogでも過去に記事にした。

「X68000 Z HACKER’S EDTION」という更なる前身モデルも発売し、エミュレータを作成するところから始めていた企画だが、「X68000 Z LIMITED EDITION EARLY ACCESS KIT」を発売するにあたっては、各所から熱烈なコメントが殺到し、古き良きX68000の復活を喜んでいた。
その後、実際に発売され、入手した人達のコメントが流れ始めたが、ある程度の開発知識がないと扱いきれないものだという事がある程度見えていた。
おそらく、そうした状況だろうな、と思った私は、本当はほしかったのだが、自分では扱いきれないと考え、入手を見送っていた。この判断は最終的には間違っていないとは思っているが、X68000好きとしては愛のない結論だったな、と思ってもいる
そして本日、瑞起はついに「X68000 Z PRODUCT EDITION BLACK MODEL」の発売を発表した。
黒のアイツ驚いたのは、クラウドファンディングのような形態ではなく、同社のAmazonサイトより製品版として発売する、としているところである。
これによって、より一般化させる事で、よりX68000 Zシリーズを活性化させたい、という思いなのかもしれない。

 

Z-CLUB

瑞起は、「X68000 Z HACKER’S EDTION」の参加者や有識者を中心として、過去のX68000で可能だったいろいろな成果物を生み出してきたが、今後はユーザー同士のコミュニティを活性化させる事を目的としたコミュニティサイト「Z-CLUB」を運用し、「X68000 Z」シリーズ全体の活性化を図るとしている。

おそらく、X68000 Zで稼働するエミュレータの上で、いろいろなソフトウェア、時には外部接続するハードウェアなどを扱えるようにするため、あらゆるところから情報と知識、知恵を集める目的で、コミュニティサイトを運営していくとしているのだろう。
特にX68000は、そうしたディープな知識を持つ人が多かったハードである。交流の場さえできれば、そこに知識は集まるはずである。

 

Continue reading…

dGPU取り付け可能なミニPC

Minisforumのあの名機が帰ってくる。

B550 Pro

Minisforumから、B550という外付けGPUを接続できるミニPCが発売されていた。
本体側面に接続スロットが設けられていて、そこに拡張ベースを取り付け、その拡張ベースにPCI Express×16スロットが用意されていて、そこに2スロット厚のビデオカードを接続する事ができるものだった。
そうやって拡張したGPUの電源は別途用意する必要があり、拡張ベース横にATX電源を配置、接続する形になっていたので、形とては結構不格好な感じではあるものの、実用性という意味ではとても良い製品だった。
B550が搭載できるAM4のCPUはTDPが65wまでのもので、おそらくはRyzen7 5700Xまでが搭載可能なものだった。なので省電力ではあるものの、8コア16スレッドに外付けGPUが搭載可能なミニPCとして、多くのミニPCの中では異彩を放っていたモデルだった。
そのB550は結構長い間販売が続いていたのだが、生産が止まったのか、その後は販売終了モデルとなっていた。
ちょっとほしかったなぁと思っていたモデルだが、当時私は入れ替えるメインPCの最終的な形を決めかねていて、結局購入する事なく終わってしまった。
そのB550の進化版がMinisforumで計画されているという。
それがB550 Proで、今度は外付け電源を内蔵してしまう方向で製品化されるようだ。

さらなる拡張性

B550 Proは、dGPUを接続するためのPCI Express3.0×16スロットが1つ、さらにSSDやネットワーク拡張カードを増設できるよう、PCI Express3.0×16スロットが1基、PCI Express3.0×4スロットが1基、用意されるようだ。
またしても面白いPCが登場しそうであるさらに、搭載できるCPUの幅も広がり、Ryzen7 5800Xまでサポートが可能になった。搭載する電源容量を大きくしているという事なのだろうし、それに合わせて排熱も可能になったのだろう。
公式サイトではRyzen7 5800X3Dも搭載可能としているので、ゲーミングミニPCとしても活躍出来そうである。

問題は接続できる外付けGPUがどのサイズまで搭載できるか、という事と、どの消費電力枠まで可能なのか、という事だ。
個人的にRadeon VIIを搭載したいと思っているのだが、そうなると300wくらいのビデオカードを許容しないと実現は不可能になる。どうもB550 Proのデザイン予定では650wのSFX電源をサポートするようなので、何とか動作させる事は出来そうである。
またビデオカードサイズに関しても、300mmまでの長さには対応するようなので、筐体内にセットする事は出来そうである。
なので後は組み合わせるCPUの消費電力などとの兼ね合いになる。
思ったより拡張性は高いようだ。

Continue reading…

Phoenix APU

AMDがついにノートPCコアに攻勢を掛けるのか?

ハイブリッドアーキテクチャ

ついにAMDもIntelと同じようにパフォーマンスコアと高効率コアに分けたCPUを提供するようになるようだ。
最初に原稿のZen4コアにRDNA3を組み合わせたPhoenix APU、Ryzen7040シリーズを4月に投入スル予定らしいが、これよりもさらに省電力向けのAPUとなるPhoenix2を開発中だという情報が流れ始めた。
いよいよAMDもハイブリッドコアへとシフトこのPhoenix2 APUは、所謂ハイブリッドアーキテクチャのコアで、その説明がAMDのプログラミングガイドで記載されている事が発見された。


これによると、2種類の汎用コアが搭載され、高性能コアの事をパフォーマンスコア(Performance Core)、高効率コアの事をエフェシェンシーコア(Efficiency Core)と呼ぶようだ。
さらに、Phoenix2 APUでは高性能コアと高効率コアでは異なる機能セットがあるようで、ソフトウェア作成時にはこれらを考慮してプログラム設計する必要があるようだ。最適化されたプログラムでないと、ポテンシャルが発揮できない可能性が見えるだけに、なぜこのような仕組みにしたのかは謎だが、このように機能セットを明確にする事で、プログラム側から使用するコアを指定する事で、Intel Thread Directorのような仕組みが不要になる、という事を想定しているのかもしれない。

過去にも2P+4Eという噂

AMDのハイブリッドアーキテクチャに関しては、ちょっと前にもPhoenix2として2P+4E構成のapuが登場するという話があり、高性能コアにはZen4、高効率コアには動作クロックとキャッシュ容量を減らしたZen4cというコアを搭載する、という話があった。
またPhoenix2 APUの次に登場するとされるZen5世代では、高性能コアにZen5、高効率コアにZen4を搭載するという話もあり、今後AMDもハイブリッドアーキテクチャが進んで行くという話が出ていた。
実際のところは今後にならないと判らないが、これらの話から一つ、Intelと明らかに異なるところがある事に気がつく。
それは高効率コアもZen4系が搭載されるとなると、物理コアと論理コアで2コアの利用が可能なのではないか? という事である。
つまり高性能コアが4コア、高効率コアが8コア搭載されたとすると、合計で24スレッド動作が可能なのではないか? という事である。
これについては私がそう感じただけの話であり、実際の所は全くもって判らないが、少なくともZen4cという動作クロックとキャッシュ容量を減らしただけのコアを高効率コアに利用するというのなら、物理コアと論理コアの構成は取れそうな感じがする。
実際どうなるのか、とても気になるところである。

Continue reading…

USBメモリを買う

正直、最近必要性そのものをあまり感じていなかった。

記録メディアはかくも変わる

データを持ち運ぶという必要性があった時、使用する媒体を何にするかという事は、その時代によっていろいろと移り変わってきた。
古くはフロッピーディスク(FD)、いや、人によってはカセットテープという人もいるだろう。
そのフロッピーディスクにしても、それが3.5インチなのか、5インチなのかも人によって変わるはず(中には8インチという人も極稀にいるかもしれない)。また、似たような時期にクィックディスク(QD)というメディアも…なんて人もいたかもしれないし、もっと特殊な3インチディスクを使ってた、なんて人もいたかもしれない。
そしてそれが過ぎた頃、MOディスクやCD-R系、DVD-R系へと移り変わっていくが、その中で極稀にPDという人やMDという人もいたかもしれない。さらに極稀にZIPディスクという人もいるかもしれない。CD-R系、DVD-R系の先はBD-R系へと続くが光メディアはその後の進化がほぼ止まったような感じがある。
こうしたリムーバブルメディアと併行して浸透していたのがUSBメモリやSDカード、いや、そのさらに前にあったMMC(マルチメディアカード)やメモリースティック系メディア、さらにはコンパクトフラッシュカード(CFカード)なんてものもあって、使っていたという人もいるだろう。
カメラの世界ではまた別の進化を遂げたメディアもあって、古来からデータを持ち運ぶ、いろいろなデバイスでデータを記録するという為の記録メディアはいろいろなものが開発され、淘汰され、統合され、今にいたっている。
この中で、比較的変化があまりないにもかかわらず、ずっと生き残っているのがUSBメモリである。
しかもそのコネクタ形状はUSB Type-Aという、一番最初のUSB規格から採用されているものである。
容量が今でも拡大している媒体で、ここまで進化なく継続しているメディアは他にはないのではないかとすら思える。

BIOSアップデート

そんな記録メディアだが、突然USBメモリを一つ持っておいた方が良いかもしれないという事態になった。
今年組み立てたメインPCのBIOSアップデートに使用するためである。マザーボードのファームウェアアップデートに使用するものなので、使用するメディアはUSBメモリになるが、今改めてUSBメモリを買うとなると、容量はどれぐらいが良いのだろう? とふと考え込んでしまった。
容量は多ければ多いほど良い、という人もいる。というのも、USBメモリなどは容量単価は容量が大きいモノほど安いからだ。
だが、ちょっと待った。問題は用途によってそれは正しくない時がある、と私は考える。
記録媒体といえど、システムで読み込む以上、そこにはフォーマットと呼ばれるものが関係してくる。
通常USBメモリのような媒体のフォーマットとして採用されているものはFAT32と呼ばれるフォーマットで、Windowsという標準OSの上では32GB未満でないとこのFAT32でのフォーマットは実行できない(コマンドラインのdiskpartやPowerShellコマンドでフォーマットすれば32GB以上でもできなくはない)。
手軽に32GB以上の容量に対してFAT32でフォーマットする場合、社外製ソフトなどでフォーマットするしかない。
ならFAT32以外のフォーマットをすれば使えるじゃないかと言うかもしれないが、USBメモリで保存するデータをWindowsのみで使用する場合はNTFSフォーマットで問題はないが、NTFSでフォーマットしたUSBメモリはMacでは読み取る事はできても書き込む事ができないなど、いろいろ弊害がある。
FAT32は、そうしたシステムの違いによる問題がまずないフォーマットであるため、トラブルを回避したいならFAT32フォーマットはとても便利で安全なフォーマットと言えるのである。
であるなら、イマドキの持ち運び可能な記録メディアは、32GB未満のUSBメモリがもっとも汎用性が高く、便利ではないかという結論に至る。
記録するデータの大きさにもよるが、32GBを超えるデータを扱うという事そのものがそう多くはないハズもっとも汎用性の高いであろう記録メディアなので、イマドキの持ち運び記録メディアとして32GBのUSBメモリを買ってみた。
価格は1,000円ほど。
もっと安く買おうと思えば買えるかもしれない。

Continue reading…

USB切替機を導入した

PCを複数台持っている場合は切替機があると便利。

あまり使用頻度は高くないが…

今年の1月に新メインPCを構築した後、旧PCをどうするか随分と悩んでいたのだが、PCの構成の違いという点で結局残す事にした。
ライセンスの関係でどちらかのPCにしかインストールできないソフトウェアに関しては新PCに移設はするものの、そうした縛りのないソフトはそのままにしてあるのだが、基本的に旧PCでは新PCでは動作させられないようなソフトを稼働させたり、新PCに移動させるまでもないデータがどうしても必要な時に旧PCで活用する、といった扱い方をする事にした。
だが、問題はキーボードとマウスを私は1組しか持ち得ていない…いや、正確にいうと複数持っているのだが、置き場所の関係から2組もキーボード等を出しておきたくないという事から、旧PCには入力デバイスを接続していない状態にしていた。
で、今まではマウスだけBluetooth接続にしてどちらのPCでも使用できるようにしていたのだが、旧PCにおけるキーボードはあまりキーを打たないという観点からソフトウェアキーボードによる入力に頼っていた。
だが、使った事がある人はわかると思うが、タッチパネルではないソフトウェアキーボードの扱いにくさといったらタダ事ではない。
マウスでちまちま打ち込んでいく事になるので、ストレスかかるなんてもんじゃない。
そこでついにUSB切替機を使用する事に決め、新PCと旧PCで入力デバイスを切替えて使用する事にした。

USB3.0対応

で、本来ならこのUSB切替機は、USB2.0レベルの性能で十分なのである。何しろ、キーボードとマウス程度である。その他、USBメモリによるデータ転送だとかそういった事には一切使用する事はないので、USB2.0の対応で良いのだが、接続するPCの端子はUSB3.0対応になっているので、供給電力の事を考えると誤動作しかねない事に気づいた。
古いUSB切替機でUSB2.0にしか対応していないものを最近のUSB3.0コネクタしか装備していないようなPCで使用する際、電量値の違いから正常な動作をしない可能性があるらしい、といった情報をネットで見つけたので、そうなると厄介と考え、USB切替機も最低でも3.0対応のものを選ぶ事にした。
安心のUSB3.0対応本当は切替えボタンが独立して引き出せる切替機にしたかったのだが、まぁ有線状態で散らかるのもイヤなので、本体に切り替えボタンがあるタイプの、USBポートが4つあるものにした。
購入してから気づいたのだが、本機の欠点は2台のPCを切替えられるに際し、どちらのPCに接続しているのかを示すLEDがとても小さくわかりにくいというところ。これ、もっと明確にどちらかわかる様にしてくれると良かったのだが…。
とりあえず、使ってみて問題なく動作しているので今の所問題はないのだが、4ポート中2ポートをキーボードとマウスで使用しているが、残っている2ポートで何か電力的に大きなものを使用する事になると、バスパワー駆動では心配なところがある。
本体側面をみるとmicroUSB端子があるので、どうもそこから給電できるようではある。必要に応じて電力供給はまた考える事にしよう。

Continue reading…

RTX 4070 16GB版が登場する?

4070 Tiでも16GB版を出しくれないかなぁ…。

リーク情報に存在する奇妙な製品

現在、まだ未発表である、GeForce RTX 4070を搭載したいくつかの製品が、海外のVideoCardzに掲載された。
その掲載された製品はGIGABYTEのWebサイトの情報だとしていて、搭載されているメモリ量の記載があるのだが、そこに奇妙なものがある事が確認された。

VideoCardz
https://bit.ly/3IlrSd4

・GeForce RTX 4070 Aorus Master 12GB (GV-N4070ALORUS M-12GD)
・GeForce RTX 4070 Aorus Master 16GB (GV-N4070ALORUS M-16GD)
・GeForce RTX 4070 Eagle OC 12GB (GV-N4070EAGLE OC-12GD)
・GeForce RTX 4070 Gaming OC 10GB (GV-N4070GAMING OC-10GD)
・GeForce RTX 4070 Gaming OC 12GB (GV-N4070GAMING OC-12GD)
・GeForce RTX 4070 Gaming OC 16GB (GV-N4070GAMING OC-16GD)

掲載されていたのは上記6製品になるが、奇妙なのはこの中の16GB版である。
RTX 4070 Tiも含め、4070系はメモリインターフェースは192bit(もしくはそれ以下)と考えられるが、16GBを搭載するとなると、容量の異なるメモリチップを混載するか、メモリインターフェースを128bitに減少させた上で、4GBのメモリチップを4枚搭載するか、である。
だが、メモリインターフェースを128bitに減少させると、下位製品との差別化がまた複雑になりそうな感じもする。
元となるコアの違いから実現は無理かもしれないが、メモリインターフェースを256bitにして、16GB版を出すというのであれば、私としては多いの喜ばしい事なのだが…。また、もしこれが可能であるなら、RTX 4070 Tiでも256bit 16GB版を出してほしいぐらいである。
…というか、4070 Ti 16GB版、魅力的に感じない?

性能十分でもメモリが…

私がRTX 4070 Tiに関して、今一つと感じている部分は、コストももちろんあるが、それ以上に実はメモリ周りの問題である。
NVIDIAはもう少しメモリ周りを強化してくれればねぇ…12GBという容量も問題だが、インターフェース幅の192bitというのにも引っかかっている。
正直、コア性能は4070 Tiは十二分なのだが、このメモリ周りの問題で4Kなど高解像度になった時に、そのパワーを活かし切れず、性能が伸び悩むところがある。実にもったいない。
もしメモリインターフェースが256bitで、メモリ容量が16GBあると、4080には性能的に劣るものの、伸びやかに4K解像度でも高フレームレートで動作させる事が可能になり、丁度良いポジションに収まるように思える。
…思えるのは私だけかもしれないが。
メモリを16GB搭載する事で、消費電力は若干上昇するだろうが、それでもおそらくTBPは300Wくらいに収まるのではないかと予想できる。私の望む条件を全て達成できるような気がしてならない。

Continue reading…

これを見ると欲しくなるな…

私と同じような環境でRTX 4070 Tiを買った人の動画を見る。

判断として難しい

当Blogでも、最近RTX 4070 Tiに関する記事をいくつか書いたが、これは私が購入を相当に迷っているという事を意味する。
通常、購入を決めてしまうと、もう記事にする以前にパッと購入してその事を記事にしてしまうのだが、迷うとトコトンその関係する記事が増えていく傾向にあるのは、当Blogをいつも見ている人であれば気づくだろう。
実際、メインPCを構築する時も、散々いろいろな検証を行った記事をBlogに書き続け、結果数年越しにメインPCを入れ替えるものだから、その時期のトレンドを反映した記事ばかりが続く事も多々ある。
そんなワケで、今回そのグダグダに巻き込まれたのがGeForce RTX 4070 Tiという事。
ホントはRTX 4080とか欲しいのだが、流石に20万円のGPUはやり過ぎと思えるし、それ以下となると候補としてはRTX 4070 Tiになってしまう。
だが、私は既にRTX 3070 Tiを所有していて、その性能を実感しているわけだが、問題はRTX 4070 Tiを購入したとして、そのコスト分だけの性能向上を感じる事ができるのかという事がハッキリわからない。
それ故にずっと悩み続けて今に至っている。
性能は間違いなく向上する事は判っているが、コストに見合っているか? それが体感的によくわからないのが問題である。体感的な事なので、なかなかにして判断が難しい。
というわけで、今回はRTX 4070 Tiを購入すべきかどうするか、という事を多角的に考えていきたいと思っている。

同じ状況での購入者

で、先日YouTubeを見ていたら、私と同じようにRTX 3070 Tiを所有しつつ、4070 Tiを購入した人の動画を見つけた。
物欲に負けた…とあるが、実際にその求める性能はRTX 3070 Tiでも問題がないというような状況のようで、それでも購入したという、実に私と似たような状況ではないかと思える環境だった。

結果からいうと、RTX 3070 TiとRTX 4070 TiのWQHDの比較で、大凡20~30%ほどの性能向上を実現し、消費電力は前世代を下回るという、実に魅力的な結論が出されていた。
しかし、20~30%の性能向上で15万円? と考えると、価格的には納得できない、という人が多いのではないかと思う。
実際私もそこに問題があり、今も迷っているのだが、そもそも性能として3割向上するという事は、相当な性能向上と考える事ができると言える。
その3割性能向上と15万円という価格が、どれだけバランスとして整っていると考えられるか? おそらくこの答えは人によって変わってくるポイントではあるが、この答えこそ、迷いの元凶であり、決断を下せない迷いのポイントである。

Continue reading…

液体窒素おじさん、吠える

空冷クーラーの名機「虎徹」シリーズの三代目が発売されたが…。

シミラボで酷評

空冷クーラーで比較的安価で高性能と言われた「虎徹」シリーズだが、ついに三代目となる「虎徹 MARK3」が発売された。
王座奪還には物足りぬ価格は3,980円と安いが、もともと「虎徹 MARK2 Rev.B」はとても評判も良かった製品なのだが、その後DEEPCOOLから発売された「AK400」がとても良い出来と評判になり、次第に「虎徹」と比較されるようになった事で、「虎徹 MARK3」の登場が待たれていた。
「AK400」はヒートパイプのダイレクトタッチというあまり評判のよい手法ではない製品なのだが、これが想像以上に冷える製品で、価格も4,000円前後と人気になる要素満載の製品だった。
どちらもサイドフロー型クーラーかつ比較的厚みの薄いフィンの製品にファンを1つ組み合わせた製品なので、CPUのハイエンド製品では冷却能力はちょっと足りないところはあるが、ミドルレンジならコレで十分冷えると言われているものである。
正直、私も今年自作したPCで最初はAK400にしようかと考えたが、Ryzen7 7700Xはそれなりの熱を発するので、AK620にしたと言う経緯がある。もし最初からRyzen7 7700をターゲットにしていたなら、AK400を使っていたかもしれない。
その新型の「虎徹 MARK3」だが、液体窒素おじさんと名高い清水貴裕氏のレビューで、これでもかというぐらいの酷評を受けた。

冷却能力の進化のなさ、作りが雑なところ、付属品の安っぽさ、精度の低さ、等々、その言われようは酷いものである。
コレ、サイズ(メーカー)の人からすると、営業妨害だとか言い出しそうな感じすらするが、消費者の視点に立ったレビューとして、ここまで言えるというのはとても凄い事ではないかと思う。仮にも同業に分類される仕事をしている人のレビューと考えれば、まさに忖度無しである。
だが、良い製品を世に送り出すという視点で考えれば、このレビューは正しい方向を向いていると私は思う。

マーケットインの精神

だが、これがマーケットインを意識した製品作りをしなければならないという話。
顧客が何を望んでいて、それを実現する為にどこまでやるのか? という視点で製品開発をしないと、良いモノなど生まれないのである。
今回の「虎徹 MARK3」は、限りなくプロダクトアウト、つまり製造側が作りたいモノを作った、という結果であり、そこにユーザー視点の要望が強く出ていないものという印象がある。
もちろん、ユーザーからの要望はある程度は受け入れているだろうとは思う。
だが、コストを意識するあまり、顧客の要望に応える事ができない、と切り捨てた部分が致命的だったのではないかと考えられる。
こうした、顧客の要望に対してコストが見合わないという時は、ライバル製品がなぜそのコストでその製品を実現可能にしたのか? という視点で考えないと、ライバルに勝つことなど出来はしない。
少なくとも「AK400」はあの品質で低コストを実現している。それを上回る事はできなくても、まずそこに近づく事ができなければ、同じ土俵では戦えない。
もし、コストが見合わないとなるなら付加価値をどこに求めるか? という事が重要になる。
残念だが、今回の「虎徹 MARK3」ではそのあたりがまるで見られない。価格的に頑張っているとは思うが、これでは王者に返り咲くことはできないだろう。

Continue reading…

シーケンシャル読込10GB/sの世界

速いのは判るが、ファン付きはちょっとなぁ…。

日本初のPCI-e5.0対応SSD

CFD販売から、従来の2倍の帯域幅を謳うPCI-e5.0(x4)に対応するNVMe M.2 SSD「PG5NFZ」シリーズが発売された。もともと、昨年末に発売を予定していたものだったが、NANDフラッシュメモリの供給が遅れた事で発売が延期されていた。
第1弾として発売されたものは容量が2TBの「CSSD-M2M2TPG5NFZ」で、今後1TBの発売も予定されているという。
特徴は何と言ってもPCI-e5.0(x4)に対応するコントローラが搭載されている事で、このコントローラに接続されるNANDフラッシュはMicron製236層の3D TLC NANDフラッシュメモリになるという。
その転送速度はシーケンシャル読込みで10GB/s、書込みで9.5GB/s、ランダム読込みで150万IOPS、書込み125万IOPSという、脅威的な速度を実現する。
ゴツイ冷却を搭載しているのが問題「CSSD-M2M2TPG5NFZ」は見た目どおり、巨大なヒートシンクと冷却ファンが取り付けられた形で販売される。それだけ発熱が大きいという事だろうと思うが、この冷却ファンに電源が必要な関係から、取り付け後もあまりスマートな形になる感じがしないのは残念である。
今後、ファームウェアの熟成、コントローラの最適化が進めば発熱が減り、ヒートシンクそのものを小さくしたり、ファンレスにしたりする事が可能になるだろうが、現時点ではこのようなスタイルなので、これがイヤだという人は、今後の進化に期待するしかない。

PCI-e4.0での運用

今年の年始に新PCを組み上げた私は、そのマザーボードのスペックから、PCI-e5.0接続のSSDが利用可能な状態には鳴っている。
だが、私はそこにPCI-e4.0のSSDを接続し、起動ドライブとして使用している。
また容量が2TBのPCI-e4.0 SSDを、もう一本のスロットに接続して使用しているので、共に5.0に対応したスロットに4.0対応SSDを接続しての運用である。
実際、この状態で運用をし始めたが、そのアクセス速度の速さは旧メインPCと比べても断然速く、実運用で困る事はまずない。
困らないのは今までが5年前のシステムで運用していた為とも言えるが、発熱もファンレスヒートシンクで十分であったり、運用上困る子とがないので、その範囲内で何ら問題無く使えている、というのが実情である。
FF14をプレイしていても、PS5の速度には及ばないものの、それに準じるレベルの速さでゲームプレイできていると見えるので、今のところ十分かな、と。
PS5が同じPCI-e4.0でさらに速いというのは、PS5の構造によるところが大きいので、PCとは比較出来ない事象だと思っている。
全体的なインターフェースの速度そのものが向上しているので、使用感は既に感覚的な話になっているように思える。

Continue reading…

Desktop Version | Switch To Mobile Version