続・続・次期E-M1の噂

まだ噂の期日まで3ヶ月以上。でも3ヶ月…。

やはり4K搭載か?

次期E-M1、つまりE-M1 mkIIと称されるであろうオリンパスのフラッグシップ機は、やはり9月のフォトキナで発表されるだろうという有力な情報が出てきた。
この噂に関してはほぼ確定と言えるぐらい信憑性の高い情報であるため、E-M1 mkIIはもう秋に出てくる事は間違いない。
ハッキリと解らないのはその価格と仕様だが、価格については以前も記事に書いたように、どうも現行機種のE-M1とほぼ同じぐらいになると言われている。
この価格の話は朗報であると同時に、一つの心配も囁かれている。
それは、安いと機能的に絞られるのではないか? という事である。
たしかに価格が安ければ機能が絞られ、高性能にならない可能性を否定する事はできないのだが、オリンパスのフラッグシップとオリンパス自身が言っている機種に関して、早々機能を絞り込んでくるとは考えにくい。
機能を絞り込んでの低価格ではなく、非常に高いコストパフォーマンスという位置づけで発売される事に期待したい。
また、搭載される機能として4K動画の搭載も非常に有力だと言われ始めた。同じm4/3のPanasonicが対応している以上、オリンパスもフラッグシップ機で対応しない訳にはいかないという事なのだろう。

動きモノにつよいシャッター

以前からE-M1 mkIIのAFは高速化され、スポーツの分野でプロが使えるものにする、という事を目指している事が言われていた。
m4/3は圧倒的にコントラストAFが多い中、E-M1はフォーサーズレンズを使用する事を念頭に像面位相差AFが搭載されていたが、その性能は残念ながらプロが使用するレベルのものとは程遠いものであった。
つまり、動きモノにはあまり強くない。これがm4/3の弱点であり、今以てその状態にあるワケだが、これがE-M1 mkIIで大幅に改善される、という噂である。
これは像面位相差AFのセンサーを増やすなりで対応するのだろうと思うが、問題はCMOSセンサーに記録されたデータの正確性と記録速度である。
データの正確性というのは、ローリングシャッター特有の問題で、ローリングシャッターはセンサー全面のデータを一度に記録するのではなく部分的に記録する為、高速動作するものを撮影すると、上半分と下半分で記録される映像に誤差が出てしまう問題がある。
そこで、この映像の誤差をどうにかして無くす事が求められるのだが、他社は高速書き込み可能なメモリを追加したりする事で解決させている。
おそらくオリンパスも似たような方法で解決させるのだろうが、オリンパス自身がスポーツ分野でプロの写真家が使えるレベルにする、というのだから、何かしらの手段でこのローリングシャッターの弱点を克服してくるのだろう。ちなみに、画素全面を記録するグローバルシャッターの採用で解決する、という方法ではないらしい。

個人的には、広域なダイナミックレンジや高感度耐性といった機能を持たせて欲しいと思っているのだが、そのあたりについては現時点で何らアナウンスが出ていない。とても残念である。
あと3ヶ月で、更なる噂が出てくるだろうが、それが良い噂である事を祈っている。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    楽しみですね、後継機。

    価格が据え置きだとしても、後発の機種に惜しみなく新機能突っ込む下克上好きのオリンパスですから、きっとありったけの機能を搭載してくるんじゃ無いでしょうか?

    ローリングシャッター問題を使用上問題無いレベルまで持ってきて、電子シャッター1/32000secとか積んでこないかな?w
    レンズは既に最高レベルのがあるから、後はそれを生かせるボディであればプロでも十分使えるシステムになるし、価格が安いならアマチュアでもプロ同等の機材が手に入ると言うことに。
    欲を言えば、高感度耐性が改善すれば言うことなしなんですけどねー。

    何にせよ、発表が楽しみです。

    • アバター画像 武上 より:

      価格据置で機能満載…夢のような話だけど、総あってほしいと思う。
      ただ、PEN-Fの価格設定がどうしても気になる。
      あれで本体15万円となると、一体いくらになるんだ?と。

      まぁ、もし私が手にする事があったとしても、それは恐らくまだ相当先の話だろうから、その時には価格も熟れてきているとは思うけどね。
      やはり先に欲しいのは40-150mm F2.8 PROレンズかな、と。
      でもセンサーが素晴らしく良ければ、これまた迷う事になるわけだが(爆)

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