余ったE6700の使い方を考えた

Intel Core 2 Quad Q9550に変更して、我がPCもQuad Coreの仲間入りをしたのはいいが、取り外したE6700の処遇についてはまだ何も考えていない。
流石にそのまま放置するのももったいない話で、有効活用したいところなのだが、残念な事に現存する我が家のパーツでは組み合わせられないという問題がある。
そもそも、我が家にはLGA775ソケットを搭載したマザーボードがASUStekのCOMMANDOしかない。
だから取り外したE6700を取り付けられるマザーボードが存在しない。
まぁ、簡単に言うと、使いたくても使えないというのが現状である。
そこで、いろいろ考えた。
最近はマザーボード内蔵チップセットのビデオ機能もかなり性能が高くなっているため、そうしたマザーボードと組み合わせてあとはメモリとHDDさえ取り付けてやればイイ感じになるのでは…と。
で、ネットで調べて見たらIntelはつい最近ようやくAMDのAMD780シリーズに対抗できるG45チップセットを発売したらしい。
ナイスタイミングと思ってそのチップセットの情報を掘り下げていたら…こんなものを見つけた。

mini-ITXという規格のマザーボードで、かなり小さいのである。


Mini-ITXは、台湾VIA Technologies社が開発・提唱したマザーボードの規格で、従来のMicroATXやFlexATXといった小型ATX規格よりもより小さく、一辺がわずか17cmしかない規格である。
あまりIntelやAMDでは使われるサイズではないのだが、VIAのEdenやEPIAなどではよく使われる大きさで、主に組み込みシステムで使われている事が多い。
ただ、ここ最近IntelのAtomを搭載した製品にはこのmini-ITXの製品が多く、今回G45チップセットを搭載した製品“DG45FC”が発売されたという事のようだ。
スペックを見ると実はこんなナリをしているにも関わらずとんでもない性能を持っている。
チップセットにG45を採用したことで、新グラフィクスコア“Intel GMA X4500HD”がサポートするH.264/VC-1/MPEG-2のデコード機能に対応していて、標準でDVI(HDCP対応)/HDMI出力もサポートしている。
しかも組み合わされたSouthBridgeがICH10Rという事で、RAID機能にも対応しているばかりか、SATAが5基も搭載されているというのである。
こんな小さいマザーボードにそんな高機能搭載してどうするんだという事はこの際置いておいて、まず優れたビデオ機能とRAID機能を搭載しているという点を高く評価し、mini-ITXという小さなコンパクトPCをハイエンドな性能で達成できるという所に注目したい製品である。
このDG45FCは大体アキバで16,000円以下で売られているような感じなので、これを入手してあとはテキトーなHDDとメモリを搭載してやれば、かなり小さなセカンドマシンの完成…という構図となる。
ただ、ここまで小さいとケースも小さくしたくなるもの。
mini-ITXのケースで何か良いものはないかと探すと、こんなのが出てきた。
ユニットコムから発売される「ITX-100」「ITX-200」という製品である。
SFX電源の小型モデルのITX-200の方を使う必要があるとは思うが、250W電源であるため、おそらく動作させるには十分な容量だし、大きさもかなりコンパクト。
価格も10,000円しないというリーズナブルなケースであるため、メモリやHDDの容量にもよるが総額4万円くらいでそれなりのPCが出来る事になる(CPU価格は含まれてない)。
ま、結果的にそれぐらいの出費になるわけだが、性能はかなり良いものになりそう。
…その金額が出る出ないは私にはあるが、もしCore2 Duoとか余ってるという人がいたら、こういう組み合わせもアリだと思う。
ぜひ挑戦してほしいところである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    先生!
    ソケット939のAthlon3500+が余っています!
    どうしましょう!?

  2. 武上 より:

     ん~socket939をsocketAM2にするゲタを自作してみては?(爆)
     世界規模で探せば、作ってるところあるかもしれないよ?
     そこまでする意味があるかどうかは別としてw

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