先日PS VITA TVの事を書いて、買うのはまだ先みたいな事を言ったが、実の所GODEATER 2をプレイする度に「大画面でプレイしたいなぁ」という欲求が出てきて、PS VITA TVが欲しいという欲求に駆られるようになってきた。
…マズイぞ、この流れ(-_-;)
PS VITA TVを振り返る
先日も書いたが、PS VITA TVはPS VITAから液晶パネルとコントローラーを取り払った据置期である。
だが、このコントローラーを取り払ったという部分が大きくて、PS VITAの全てのソフト資産を継承できるわけではない。だから、中身は似て非なるもの、と捉えた方がよいかもしれない。
また、PS VITA TVは有線LANのコネクタを持ちつつ、無線LANも内包している。PS VITA TVのシステムソフトウェアの作り方によっては、PS VITA TVを有線LANでネットにつなぎ、Wi-Fiルーターのように他無線LANデバイスをインターネットに接続する中継機能を持たせる事もできるかもしれない(現時点ではできるかは不明)。
ハードウェアとしても、PS VITAとは全く同じではない為、未来予測的に言えば、PS VITAではできない事が可能になる可能性がある。
そうした可能性を考えると、実に面白いハードウェアだと思っている。
PS VITAの替わりはPS VITA TVしかできない
PSPは既にハードウェアとしてはPS VITAでもPS3でもエミュレーションに近い形で再現する事ができる。
だが、PS VITAは残念な事に現時点ではPS VITAかPS VITA TVでしか、そのソフトを再生させる事ができない。だからPS VITAソフトを別の何かに置き換えようと思ったら、現時点ではPS VITA TVをセレクトするしかない。
しかもPS VITAは単体で大型モニターへ映像出力できる仕組みにはなっていない。PSPのような外付けユニットもないため、外付けモニターでプレイしようと思えばPS VITA TVしか選択肢がないことになる。
それを解った上でのPS VITA TV投入だとすると、SCEも随分とえげつない商品投入だと思うのだが、おそらくはそういう方向性で開発した商品ではないだろう。
PS VITA TVは、どちらかというとPlayStationプラットフォームで展開しているアーカイブス等のソフト展開サービスを、予算を割り込まないレベルでの安いプラットフォームで提供してソフトで利益を出すモデルを想定したのではないかと考える。
流石にPS3を格安提供するのは難しいし、今更初代PlayStationのハードを再現する訳にもいかない。だとしたら、PSPの固定機を投入するか、PS VITAの固定機を投入するかの二択になる。
PSPは既に普及しきったプラットフォームであるし、どちらかといえばSCEはPS VITAの普及を急ぎたいところでもあるため、PS VITAの固定機を投入した、というのがホンネなのではないかと思う。
そう考えれば、このPS VITA TVは意外なまでに戦略機である事が窺える。
導入するとしたらどう繋げる?
ウチはPS3の映像をPCでキャプチャできる環境を構築している。
まずPS3から出たHDMI信号は、分配器でモニター用とキャプチャ用に分配され、各々がモニター、PCへと繋がっている。
これにPS VITA TVを加えるとするなら、HDMI端子しか持ち合わせていないPS VITA TVだから、PS3から分配器に繋がるところにHDMI切替器を入れて、そこでPS3とPS VITA TVを切り替えるようにしてやればPS VITA TVの映像もキャプチャできる事になる。
現時点でPS VITAの映像をキャプチャしたりできるのは、外部に映像信号を出せるように改造する、偽トロキャプチャーを内蔵もしくは組み込んだPS VITAでないとできないため、PS VITA TVでこのようなキャプチャ環境が無改造で構築できる意味は大きい。
一つ問題があるとすると、予算が問題になる。
HDMI切替器は思いの外値段が張る。ちょっとしたものだと8,000円くらいはするものだから、PS VITA TVを2台買うくらいの感覚でないと予算オーバーになってしまう。
PS VITA TVそのものはそんなに高くなくても、周辺で揃える機器がいろいろあったりすると、高く付く事は否めない。それでも、偽トロキャプチャーを搭載させるよりは割安になるハズだ。
それにキャプチャする事を前提として考えれば高く付くが、もしそこまで考えていないなら、切替器は買わず、そのままダイレクトに接続すれば、もっと安く上がる事になる。
ま、この辺りの展開は今後の流れで検討するしかない。
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