意外と早くに出てきそうな感じの新型。
ノイズキャンセリングの雄
SonyのWH-1000XM4が発売されたのは2020年9月の事。
あれからもう1年半が過ぎたワケだが、最近になって後継モデルの噂が出てきた。
今の所、WH-1000XM5(仮)と名付けられたその新型は、リーク情報とともに画像が漏出した。
噂の出所はドイスとのTechnikNewsで、匿名の小売店関係者の話として出てきた。
内容はデザイン変更、バッテリー駆動時間の改善といったもので、最大40時間の駆動時間を実現したものとなるらしい。充電時間は3.5時間で従来より30分長くなっているが、30分で10時間分延びたと考えれば、より便利になった感じがわかりやすいかも知れない。
新しいデザインだが…これは人によって好き嫌いが出そうな感じである。
AirPods Maxとは明らかに異なるが、BOSEの「Bose 700」のような印象はあるかもしれない。
イヤーカップはより柔らかさを増したような感じはあるが、これはノイズキャンセリング機能とは相反するケースがあるので、見た目ほど柔らかくないのかも知れない。
ノイズキャンセリングに必要なマイクは3個で数は変わらないが位置は変更されているし、NC/AMBボタンが別にあり、以前のようにCUSTOMボタンでNC/AMBを切替えるという感じではない。これによってわかりやすくなる事は間違いないので、より扱いやすくなる可能性はあるかもしれない。
また、ノイズキャンセリング機能のためのドライバーが新しくなり、内部には2個のプロセッサが搭載されているという話もある。この追加されるプロセッサがどんな仕様のものなのは不明だが、より演算能力を高め、周囲の環境に適した制御を実現するものになるだろう事は想像に難くない。
登場は秋ごろか?
もし、現モデルの発売日が参考になるのなら、登場は秋頃になるだろう。
ただ、半導体の入手性などを考えれば、それよりも遅くなる可能性もあるし、実際の所はわからない。
ただ、おそらくは2022年中には登場するだろうという感じはある。この時、機能として強化される部分が最終的にどんなものになるのかは、今のところ判らない。
リーク情報から前述のような違いを列記はしたものの、それに留まらない可能性は高い。
この分野において、ノイズキャンセル機能ナンバー1のタイトルは、結構熾烈な争いが繰り広げられている。SonyとしてはWH-1000XMでBOSEの牙城を崩した手前、世界最高を謳うために技術開発をしているだろうから、今回の新型も形からして異なる事から単なるマイナーチェンジではない可能性が高い。
この手の製品に興味のある人は、期待して待っていてもよいのではないかと思う。
乗り換え
私はWH-1000XM2、WH-1000XM4、WF-1000XM4とSonyのノイズキャンセリングヘッドフォン/イヤフォンを既に3つ所有している。
今の時点でWH-1000XM2はもうほぼ使わなくなっていて、コイツをどこで利用しようか悩んでいるのだが、会社に持ち込んでセミナー動画の視聴にでも使うかとか考えていたりする。
またイヤフォンタイプでいうと、Jabraのワイヤレスイヤフォンを既に持っていたところにWF-1000XM4を追加したワケだが、こちらもJabra製は既に利用場所を失っている。
黎明期に購入したものは、その性能からどうしても後発品には敵わないので、どうしても使わなくなるという事が起きるのだが、問題はその処分が結構どうするか迷うという事である。
さて、実際どうしたものかな…と。
特にイヤフォンタイプだと、中古で出しても毛嫌いされる事も多いので、扱いが実に難しい。
WH-1000XM2は、純粋に室内で使う分には十分な静粛性を得られるので、他に転用とかしても意味はあるのだが、こういう時、他の方々はどのような方法を採っているのだろうか?
実に気になる所である。
とりあえずSonyの新型は新しいモノ好きの人には気になる存在ではないかと思う。
Appleか、Sonyか、それともBOSEか?
ノイズキャンセリング世界の頂点はどのメーカーとなるのか気になるところである。