LANコネクタの角度を変える

最近は無線が当たり前になっているので、需要はどこまであるのかは疑問。

角度を変えて

AREAより、LANコネクタの方向を変換するコネクタが発売されている。
「NAKAMACHI」シリーズとして発売されているLANコネクタ角度変更コネクタは全部で4種類で、右、左、上、下と4方向にそれぞれ90度変更する事に対応した製品が発売されている。
角度を変えたいと思うときもある何故「NAKAMACHI」シリーズという名称なのかは疑問だが、商品名がそれぞれ左90度変更の「AR-LL2 中町2丁目」、右90度変更の「AR-LL3 中町3丁目」、上90度変更の「AR-LL4 中町4丁目」、下90度変更の「AR-LL5 中町5丁目」と実に特徴的な名称となっている。
マウスの動きを阻害しないLANコネクタの角度を変更する事のメリットは、ケーブルの取り回しを良くする、という事に尽きるが、時にマウスの可動時に邪魔になる事を防ぐという時もある。ノートPCなどで、本体右側面にLANコネクタが付いていて、そこに有線LANを接続した際、マウスの動きの邪魔になる…なんて時がたまにあるのである。
そういう時、LANコネクタの口の部分で角度を付けられれば、邪魔ではなくなるというワケである。
デスクトップでの使用例また、デスクトップなどでも、壁際に本体を置いた際、LANケーブルが邪魔になってLANケーブルを結構限界まで曲げて設置、なんて時には、LANコネクタの口のところで90度曲げられれば、無理なく本体を設置できる。
そう考えると、デスクトップPCにはそれなりに需要はあるようにも思える。何と言っても、ノートPCは無線LANが基準だと言えるので、このような製品が必要となると、ノートPCを有線LAN接続している人に限られるので、圧倒的少数ではないかと思う。

速度も万全

このようなコネクタを使用する時、気をつけなければならないのは、その通信速度である。
LANケーブルにも、カテゴリーとしてそれぞれ通信可能な速度が決められているが、このようなコネクタを利用すれば、当然コネクタも通信品質に影響を与える。
この「NAKAMACHI」シリーズは、耐久性の高い金属ポートを採用しており、ノイズに強く、速度低下を起こさないよう工夫されている。
コネクタ自身は、カテゴリー6Aと10Gbpsに対応するので、速度で困る事はまずないだろう。
というか、10Gbps通信を通常使用しているという人は、相当に珍しいとは思うが、最近はゲームPCでも2.5Gbps通信を重要視したりする事も多いので、そういう人でも「NAKAMACHI」シリーズは安心と言える。

有線LANで速度が出ない時

このLANケーブルのカテゴリーは、結構見落とす部分で、自宅の通信速度が上がらないという人は、LANケーブルのカテゴリーを調べて見たり、ハブを使用していたなら、そのハブの通信速度を確認した方がいい。
またLANケーブルそのものも劣化するものなので、新しいものに買い替えたら速度が上がった、なんて事もある。
製品によっては、ケーブルそのものはカテゴリー6Aなどと謳っていても、コネクタの部分で結線されていなかった、なんて事もある。
なので、有線LANで速度が出ないという事がある人は、とにかく有線LANが繋がっている全ての部分を確認した方がいい。

「NAKAMACHI」シリーズは前述したように、10Gbpsに対応するので、これを利用したからといって速度が落ちる事は考えにくいだろう。

 

 

 

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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