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Daily Archive: 3月 24, 2013

D&DがPS3にやってくる

 1990年代にアーケードゲームとしてカプコンから“ダンジョンズ&ドラゴンズ タワーオブドゥーム(Dungeons & Dragons: Tower of Doom、以下D&D ToDと略)”というゲームが登場した。
 このゲームはカプコンが主に得意としたベルトスクロールアクションゲームで、このベルトスクロールというのが、横スクロールでありながら強制スクロールでなく、プレイヤーが左右方向に自由にスクロールさせる事ができるというジャンルになる。カプコンはこういったベルトスクロールゲームのヒット作をいくつか展開していたが、このD&D ToDもその流れを組むアクションゲームであった。
 その後、このD&D ToDのヒットと共に、“ダンジョンズ&ドラゴンズ シャドーオーバーミスタラ(Dungeons & Dragons: Shadow over Mystara、以下D&D SoMと略)”を展開し、広くゲーマーの間にD&Dという作品を根付かせた。

 まぁ、知っている人は今更という話ではあるのだが、もともとDungeons & Dragons(以下D&Dと略)は電源を使用するゲームではなく、シナリオ進行役(これをゲームマスターと言う)とキャスト(ロールプレイする人、つまり役割を演じる人)がテーブルを囲み、一つの仮想舞台を演じきる(ロールプレイする)遊びの定番中の定番のタイトルである。これらのゲームを日本ではTRPG(テーブルトークRPGと言ったりする)というのだが、一定のルールを示したルールブックに則り、サイコロでランダムな判定を行い、ゲームとして成立させてある。昔は米国ではゲームといえばコチラが定番であったのだが、日本はこのTRPGが広まる前にコンピュータでTRPGを模した形のものが広まったため、あまりTRPGが広まる事はなかったのだが、日本で有名なドラクエが参考にしたウィザードリィやウルティマというゲームは、まさにこのD&Dを模したゲームと言える。
 その元祖たるD&DがRPGでなく、アクションゲームとして展開されたのは、世の中にウィザードリィやウルティマのようなゲームが氾濫した結果かもしれないが、それでもD&Dがゲームになったというだけで私的には感慨深く、いつかコンシューマ化されないかと待っていたものである(1999年にセガサターン用に“Dungeons & Dragons Collection”として販売された事はあるが、セガサターン終焉の頃の作品であるため、私は未プレイである)。

 今回、それがPS3、Xbox360、Wii Uの3機種でダウンロード販売される事が、アメリカのボストンで開催中のゲームショウ“PAX EAST”で発表された。
 国内で展開するかどうかは分からないが、北米では2013年の6月に予定されているという。

 今回発売されるD&Dは、D&D ToDとD&D SoMをHDグラフィックスでリメイクし一本化されたものになる。タイトルは“Dungeons & Dragons: Chronicles of Mystara”と言い、残念ながらまだ邦題は不明である。
 このゲームは非常にクセがあるため、人によってはツマラナイと思う人もいるかもしれない。だが、基本的にベルトスクロールアクションが好きな人は受け入れられるだろうし、今作で多少バランスも取り直されるとは思う。
 リメイクがどの程度になるのかにもよるが、国内でも待ち望んでいる人がいる事も事実であり、そういった人達向けにダウンロード専売という形を取るのだろうと思われる。
 日本では2月にカプコン アーケードキャビネットという、昔の名作をダウンロード販売するプラットフォームが出来上がっているため、それで国内も展開して欲しいところである。

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