Twitterのツイート数

アテになるかならないか? それが問題なのか?

気がつけば仕様変更

ウチのBlogにも設置しているが、Twitterのツイートボタンというものを設置しているBlogは多い。簡単にその記事のリンクをツイートできる機能だから、Blog開設者としてはぜひとも設置しておきたいボタンである。
そのTwitterのボタンだが、今まではボタンの横に吹き出し状のマークでその記事がどれだけツイートされたか? というものを表す数字が表示されていた。
ウチのBlogの場合、ほとんどは1件ないし0件になっている。まぁ、要するに誰もツイートしていないという事だw
これは、その記事の人気度を表す一つの指標だったのだが、このツイート数を表す数字が、いつの間にか表示されなくなっていた。
調べて見たところ、どうもTwitterのツイートボタンを可能にするAPIから、このツイート数を表示する機能が削除された事が原因らしい。
何故削除されたのか? という理由については、その数字がその記事の人気度に直接関係がないにも関わらず、数字という明確な存在の影響で人気があるという誤解を招くからだと言われている。
どうして数字が人気度に直接関係がないかというと、Twitterはその利用規約から個人で登録できるアカウント数に制限を設けておらず、その関係から複数のアカウントを個人で取得してそのアカウントを利用して対象の記事を一斉にツイートすれば、数字の操作が簡単にできてしまうからだ。
だから数字は偽装できるワケで、その場合、数字は人気度とは全く無関係という事になる。
これはTwitterの元々の仕様、というか規定によるものだから、この行為を止める術がない。だから、公式としてはこの数字で誤解を与えない為に、ボタン横のツイート数を削除した、という事らしい。
だが、この事でBlogのデザインが崩れる人は結構いるのではないかと思う。
当Blogは、まぁデザインが崩れるという程ではないが、それでもちょっと違和感はある。
影響を受けている人はかなりいるのではないかと思われる。

情報格差?

Twitterのこのツイート数は、ある意味情報格差を生む一つの要因になっている。
ツイート数が多い=人気のある記事=だからもっと広げよう、というような心理が働き、ツイート数が多い記事は内容がどうあれ、拡散されるケースが多い。
だから多数のアカウントで偽装ツイートしている記事は、内容無関係に拡散される傾向にあり、本当に人気のある記事を解らなくしてしまっている。
気に入った情報をツイートして拡散する…この行為は情報共有の観点から考えても良い事と思うが、本来の目的とは違った形で利用されてしまっている現状に歯止めを掛けるためには、このツイート数がわかるという事そのものが問題と公式が考えても不思議ではない話である。
また、この人気という点で、どこか強迫観念めいたものを感じて、とにかく人気を上げようと躍起になり、ネットに振り回される人も出てきているという。
本来、もっと自由であるハズの情報発信であるにも関わらず、人気サイトに拘るあまり、自らを縛り付け、とにかく人気取りに走る人もいる。これではネットに支配される人が出てきてもオカシクはない。

こういう点から考えても、ツイート数を表示しないというのは、ある意味正しい方法なのかもしれない。私の様に全く気にしていない者からすると、英断のように思えるのである。
何はともあれ、情報拡散の意義を今一度問う必要があるのかも知れない。SNSの拡散と共に、そういう面が今浮き彫りになったように思えてならない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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