Amazonギフト券を買ってみた

いつもはクレジットカードとか使うけど…

ギフト券でも自分で使う

最近はネットショッピングなどをクレジットカード以外で使う方法が充実してきている。
代金引換とか銀行振込とか、元々用意されている方法も良いのだが、最近は予め支払った金額に対してコードを生成、そのコードで支払うという方法が用意されている。
そのコードをコンビニで買うことができるようになっていて、AmazonだけでなくAppleのiTunesや楽天、各ゲーム会社の支払いもそうした仕組みで支払う事ができるようになっている。
予め決まった金額の金券カードもあるが、最近はフレキシブルなカードもあり、コンビニのレジで支払った金額とカードのコードを紐付けるなんて事もできるから、随分と仕組みとして進んだなと感じている。
元々は、マルチメディアコピー機という、コピー機で情報を管理・印刷できるサービスとの紐付けで進んだものだが、最近はそのコピー機すら使わないでもできるというから、機械の操作に不慣れな人でも特に困ることなく購入できるようになっている。ムダに紙とプラスチックで作られてる…私はとりあえず劇場版GIRLS und PANZERのBDの購入を検討していたため、10,000円分のAmazonギフト券を買ってみた。本当は値段を変動させられるカードを買ってみてどう使うかを試してみようかと思ったのだが、そもそも金額として10,000円用があったため、今回は固定金額のカードにした。

裏面にスクラッチ

こうしたカードは、万引き用の対策がちゃんとされていて、売られているカードに印刷されているバーコードの処理をしないと、利用可能な状態にならないようになっている。
つまり、レジでそのバーコードを読み取る事がキーになっていて、その処理が行われて始めて、使える様になる。
で、その金額コードはこのカードの裏面にスクラッチプリントで隠されていて、コイン等でスクラッチを削って表示されるコードを、Amazonのギフト券入力部分に入力して使用する。スクラッチプリントの素材が…Amazonギフト券において、このスクラッチプリントはもう少し削りやすいようにして欲しいところで、かなり厚めのスクラッチプリントが施されている。前にPlayStation Storeのカードを購入した時はもっと薄いスクラッチプリントで削りやすかった。もちろん、薄いからといってそれが品質的に問題があるわけでなく、しっかりと隠されているのだが、どうしてAmazonギフト券はこの部分が違うのかが気になるところ。こういうのって、どれも同じと思っていただけに、ちょっと気になった。

ゴミになる…

さて…こうしたコンビニで買える金券カードだが、私は実の所結構問題だな、と思っているところがある。
それは…使ってしまった後はプラスチック製カードそのものがゴミになるという事である。
必要なのはコードであり、その媒体そのものは不要だったりする。
形として残らないのは不安という人もいるだろうが、スクラッチを削った後のカードはただのゴミであり、それがプラスチック製ともなれば、環境上もよろしくない。
このコードの販売に関して、もっと良い方法はないものだろうか?
世界的大企業のAmazonなどは、このあたりをどう考えているのか気になる所だが、何かこう、再利用できるカードにするとか方法はないものだろうか?

あらゆる技術を結集?

再利用可能なカードを開発する…となると、結構重い話になるのだが、今ある技術で簡単に解決しようとするなら、FeliCaのようなICチップを利用したカードを利用する方法などが考えられる。
但し、FeliCaを使うとなると、そのFeliCaを読み書きできるリーダー&ライターを各個人が持たねばならないという弱点が存在する。
各コンビニにも専用のFeliCa機器が必要になるだろうし、いざ始めようとすると結構大変。
そうなると、新しいリーダー&ライターを必要としないカードを開発するしかない。
現在のカードは、スクラッチで削られて表示されるコードを購入者が入力する、という方法で対応しているワケだから、再利用可能なカードにするには、カードに記載されるコードが書き換わらないといけない事になる。
となると、E-inkを使用した液晶もしくはそれに準じた書き換え時のみ電源を必要とする液晶をカードに内蔵する必要がある。
また、当然だがカード内にデータを記録できる必要がある。この仕組みはFeliCaと同じような電磁誘導式の書き換え機構を持たせるか、もしくはクレジットカードなどに使用しているICチップによる書き換えを可能にするしかない。

今巷にある技術を活用すれば、何とか実現可能かもしれないが、どっちにしても売り場となる所に新しいプロトコルでコントロール可能なリーダー&ライターが必要になってしまう。
となると…あまりメリットがないな(爆)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Share
アバター画像

武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

You may also like...

5 Responses

  1. アバター画像 うめー より:

    オイラはできるだけクレカをネットで使わないようにしている為
    Amazonはもっぱらギフト券払いです
    カードタイプではないレシートにキー番号が印刷されているものを買ってます
    艦これの課金もビットキャッシュのレシート印刷ですな
    カードタイプはゴミになるので誰かに直接渡すとかでないかぎり買わないです。

    • アバター画像 武上 より:

      マルチメディアコピー機を使うのに何の抵抗もない人はそれで良いと思います。

      時折…いるんですよ、あのコピー機の扱いが苦手という人が。
      そういう人になると、とにかく面倒な手続きはしたくない、という行動原理になるので、結果準備されたカードを購入すると…。

      嗚呼、人はそこまで機械音痴でいられるのか? と思わなくもないですが、こればっかりは人によるのでw

      • アバター画像 うめー より:

        コピー機は使わないです
        コンビニの各種電子マネーカード売り場に
        実物カードが挟まってないサンプルカードがあるので
        ソレをレジに出して通常のカード購入と同じ要領で
        金額を支払うとレシート形式の紙にギフト券番号が印字されていて
        ソレを購入することになります。

        オイラはAmazonでフィギュア等のホビー商品を買うので
        常に1万円程度はAmazon上にストックしております
        フィギュアって代引き出来ないんで

        • アバター画像 武上 より:

          ああ、マルチコピー機以外でもそういうのがあるのか。
          …私が行った先のコンビニにはなかったぞ(爆)

          そう、コンビニ販売の最大の問題は、店舗によって扱っているものが異なるという事。
          このあたりは何故そうなのかわからないけど、統一できていないというのが現実らしい。
          ま、そういう意味でも一つの情報で全てが同じと言えない現状で説明するのは難しいんだけどさ。

          しかし…1万円を常にストックとか羨ましい話だな(-_-;)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。

Desktop Version | Switch To Mobile Version