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Daily Archive: 7月 4, 2017

FermiでDirectX12

そういえばそういう事を言ってました。

今更だが対応

NVIDIAが先月末にリリースした最新ドライバ「GeForce Game Ready Driver 384.76」で、Fermi世代のGPUがDirectX12に対応した事を情報公開した。
Fermi世代としては、GeForce GTX 400世代から投入されたGPUで、私の覚えている範疇ではGPGPUを本格的に意識した作りで、SLI効果が非常に出やすいコアでもあり、性能に関しては定評があったように思っている。
実際、GeForce GTX 480はコンシューマ向けとしては当時としては良く出来たビデオカードで、最大の問題はその消費電力だけだった。
今では考えられないが、GeForce GTX 480などはフルロード時には300w近く電力を消費するという状態で、性能は電力て決まるというのを地で進むGPUだった。
これら400シリーズと、そのリファイン版である500シリーズは、対応していたDirectXは11までで、2014年のDirectX12発表時にNVIDIAとしてはこのFermi世代のGPUに対してドライバレベルでDirectX12に対応させるとしていた。
その後、結局対応される事なく今まで来たわけだが、特に大きな問題とならなかったのは、DirectX12を使用したアプリケーションがそんなに出てきていなかったという背景もあったのかもしれない。
また、ライバルであるAMDもRadeon HD 5000シリーズや6000シリーズでDirectX12対応は行われておらず、アーキテクチャがGCNへと進化した7000シリーズ(だったと思う)移行までは結局対応しなかった事から、NVIDIA側でも対応を急ぐ必要がないと判断したのかもしれない。
とりあえず、今回の最新ドライバ「GeForce Game Ready Driver 384.76」で、400シリーズと500シリーズでDirectX12は対応した、という事になる。

今更需要があるのか?

だが…個人的に言ってしまえば今更需要があるのか? とも思える。
私がかつて所有していたGeForce GTX 470及びGeForce GTX 560Tiで、DirectX12のソフトを起動させたとして、果たしてどれだけの処理性能を発揮できるのか? というのは、甚だ疑問である。
私は、560Tiの次には、670を導入した。この670は息が長いGPUになったが、その後に導入したのが今使用している970である。
世代的に2つ前もしくは3つ前の世代のGPUで、今のDirectX12の処理をさせるワケだから、相当に重い処理になる事は明白である。
また、当時のGPUではビデオカード上に搭載しているメモリ(GDDR)が1GBという製品も少なくなく、DirectX12を必要とするアプリケーションの動作要求に対応しないものも多い。
これでは対応したとしても使えない、という話にしかならない。
NVIDIAとしては公約として「対応させる」としていた事から実施したのだろうが、需要があるか? となれば、おそらく思っているほど必要性などなく、NVIDIAのドライバ開発陣の対応力のアピール程度にしかならない結果ではないかと思う。

ただ、今でも400シリーズや500シリーズを現役で使用している、という人であれば、対応していないよりはしていた方がいいのも事実。
今回の対応は、そういった人たちに向けた約束の履行、と考えればよいだろう。

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