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Daily Archive: 7月 20, 2017

レトロPCを使う上で

X68030とか、ホントは欲しい。

今更ながら

私は以前、X68000ユーザーだった。
過去にもこのBlogで書いた事があるが、X68000ユーザーだった事でPCに対して柔軟な発想ができるようになったのではないかと思う時がある。
それほどまでにX68000は従来のPCの中では自由度が高く、また革命的な個体だったと今でも思っている。
そんな私が当時憧れていたのが、X68030という機種だった。
X68030は、その名称の通りMC68030を搭載したPCで、X68000の後継機でありながら上位機種でもあった。処理性能は言うまでもなく、赤いX68030のエンブレムは明らかなる上位機種の証しでもあり、10MHzのクロックでしかなかった私が所有するX68000 EXPERTと比べても2.5倍の処理速度を持つ25MHzという処理速度は羨望の対象だった。
まぁ、当時はX68000自体を持っている事そのものも私の周辺ではステータスでもあったのだが、世間はこのX68030よりも進んでいた事もあって、X68030そのもののインパクトはそんなに強いものではなかった。
ただ、時代はそこから24年が経過し、今ではレトロPCとして一部のマニアPCとなった感があるが、今でも修理しながら使っている人もいる名機だと思う。
だが、こうしたレトロPCを使って行くなかで、いくつか困る事がある。当時はスタンダードだったインターフェース規格が、今ではもう使われなていないものだったりする事で、拡張性が追従しないという事である。
当時は外付HDなどの接続はSCSI規格が当たり前だったりするが、今ではその上位後継規格は存在していても、そのままSCSI規格の機器などはほぼ存在していない。
だが、レトロPCを使って行く上でより便利に使って行くには拡張機器でHDなどを接続して使って行きたいわけで、そうなると現行規格と過去の規格の変換が必要になったりする。
そんな中、Raspberry Piを使用してSCSI機器を使用できるようにするインターフェース変換機が登場した。

RaSCSI GAMERnium版

レトロPCを使う上では便利RaSCSI GAMERnium版は、SCSIデバイスエミュレータ“RaSCSI”に対応した同人ハードで、Raspberry PiのGPIOを利用してSCSI接続できるようにした変換基板。Raspberry PiのGPIOに接続して背負わせるように合体させると、その基板にあるSCSIインターフェースとレトロPCを接続する事で、Raspberry Piそのものを仮想ドライブとしてレトロPC側からSCSI機器と認識させられる。
あとはRaspberry Piに接続した機器が全てSCSI機器として認識されるため、ネットワーク経由だろうがUSB経由だろうが、接続したドライブは全てSCSIドライブとして読み込まれるようになる。
Raspberry Pi 3 Model Bでの使用を想定しているが、現時点ではRaspberry Pi 2でも動作するようだ。
また初代Raspberry Piや、Raspberry Pi Zeroでも動作したという報告も出ている為、規格上は接続できるようだが、安定動作させられるかは不明。
ただ、もともとのシステムであるSCSIデバイスエミュレータ“RaSCSI”の公式ページを見ると、相当にRaspberry Piに負荷を掛けていると考えられる為、できれば処理能力に余裕のあるRaspberry Pi 3 Model Bでの動作が良いのではないかと思われる。
どちらにしても、この変換基板とRaspberry Piシリーズがあれば、レトロPCの利用範囲がぐっと拡大する事になる。
X68000シリーズだけでなく、PC-98シリーズやFM-TOWNSでも動作させられるため、レトロPCマニアには需要のある同人ハードだと言える。
気になる人はチェックしてみると良いだろう。

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