連射パッド、到着

PCエンジンminiの連射パッドがようやく届いた。

1ヶ月以上放置

PCエンジンmini専用の連射パッドが本日ようやく届いた。
昔の連射パッドそのものだな本来ならPCエンジンmini本体と同時に到着しているハズのものだったが、パンデミック騒ぎで生産が間に合わなかったのか、2月頃だったかその前後で本体発売日に間に合わない事が判明した。
私の所にも本体は予定通り届いていたものの、PCエンジン世代のゲームは基本的にシューティングが非常に多い事もあって、この連射パッドが届くまではPCエンジンminiは開封のみして封印しよう、と思い、今の今まで通電すらさせていなかった。
本日、連射パッドが届いたので、ようやくプレイという事になる。
ま、GWも家にいなきゃいけないので、丁度良い感じと言えばそれまでだが。

ケバケバしい色使い

PCエンジンminiを起動すると、実に落ち着いた感じでソフトセレクト画面が出てくる。
各タイトルを選ぶには横に入力していくとソフトが切り替わるようになっていて、実際にHuカードを指すようなアニメーションが表示される。しかもタイトルがCD-ROMタイトルの場合はCD-ROMが回転するところまで再現する拘りようで、この辺りはメガドライブミニとは異なる魅せ方である。
1ヶ月以上も前に発売されている製品なので、各所でいろいろ説明もされているだろうから、詳細は省くとして、全体的な印象を語ると、収録された各タイトル、どれを見ても、結構ケバケバしい色使いで、しかもそれがシューティング系タイトルだったりすると、目の疲労がハンパない。
この当時は同時発色数も少ないので、この辺りは仕方が無いのだが、同じく同時発色数が少ないメガドライブ系タイトルよりも、ずっとケバケバしく感じるのは、元々のPCエンジンのビデオ特性からくるものなのかもしれない。
今の製品では考えにくいが、使っているビデオチップによって、色の特性は結構違っていて、発色の良さなどに拘るメーカーもあれば、画像処理の速さに拘るメーカー、精細さに拘るメーカー等、その特色で使われるビデオチップが異なったりして、色合いもそれにならって機種毎に特徴があった時代である。
PCエンジン系はどちらかというと画像処理の速さに拘っていたのかも知れない。ケバケバしさは当時からの特徴なので、ある意味、PCエンジンmimiは忠実にオリジナルを再現していると言える。

やはりスナッチャー

で、シューティング系をいくつかプレイしたが…やはり私はシューティング系よりもアドベンチャーやRPGが好きなんだな、という事を改めて実感した(爆)
イースⅠ&Ⅱ、スナッチャーあたりに落ち着いてしまうのは、昔から同じである。
イースⅠ&ⅡはCD-ROMならではの生音が売りで、それにアニメーション処理を加えた、当時のアクションRPGの金字塔でもあるわけだが、その音の豪華さは今の作品と比較しても引けを取らないあたりが流石である。
…というか、声優とか豪華すぎだろw(時代が時代だから当たり前なのだが)
当時はCD-ROMのローディングの長さにイラつく事も多々あったが、PCエンジンminiではそもそもがオンメモリなのでそのあたりの不満は全くない。最近の人にもこの音の豪華さを楽しみつつプレイしてもらいたい一作である。
そして…やはり私としては最終的に落ち着くのがスナッチャーである。
おそらく、スナッチャーという作品の唯一の完全版が存在するのがPCエンジン版である。
メタルギアソリッドの小島秀夫監督が手がけた、初期作品である。
演出的手法に映画から取り入れたものが多く、ゲームなのに見ていて映画的な印象のある本作は、ブレードランナーなどのSF作品を彷彿させるサイバーパンク作品である。
この物語の良さは、とにかくプレイしてみてもらうしかない。画面が粗いので見た目としては古さは感じるものの、ストーリーなどは不変の面白さがある。
まだ未プレイだという人は、一度はプレイする価値のある作品だと思う。

海外ソフトもプレイできる

こちらもあえて私が書く必要はない話だが、PCエンジンminiのメイン画面の右下に、PCエンジンのマークがあるのだが、ここでⅠボタンを押すと、マークがCore Graphicsのマークに変わる。これはPCエンジンminiをCore Graphicsに切り替えるマークで、切り替えると海外版に収録されているゲームがプレイ可能になる。
要するに、国内版のPCエンジンminiと、Core Graphics miniは、中身は同じで、一番最初の起動時にどちらのモードで立ち上がるかの違いしかない仕様になっている。
海外版には、不変の名作「R-TYPE」が収録されていたりするので、シューティングゲームのような言語が関係ない作品は問題なくプレイする事ができる。この仕様はある意味メガドライブミニにはなかった仕様なので、値段が高い分の意味はこういうところにあると思える。

GWの暇つぶしに

相変わらず世間は自粛モードでとにかく大人しく自宅にいろ、という風潮が続いている。
自宅にいて何すればいいのか? もう遊び尽くした、という人も多いかも知れないが、こういうPCエンジンminiのような多数のゲームが収録されているハードウェアは、ある意味暇つぶしには便利なアイテムだと言える。
特に自宅に数人いるようなら、自粛モードでパーティゲームもどうかと思うがマルチタップを購入して桃太郎電鉄などプレイするのも良いだろう。
収録タイトルが多いので、ガッツリ遊ぶ事ができると思うので、物流の人には申し訳ないが、まだ未購入の方はAmazon.co.jpあたりでポチッとな、で無事解決である。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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