テレワークの必需品?

コレ、必要な人って結構いると思う。

Webカメラで映すのはいいんだけど…

最近、テレワークが流行りだして、自室にWebカメラを設置したり、あるいはノートPCのWebカメラを使うようになった、という人は多いのではないかと思う。
実際、Webカメラが品切れでなかなか購入する事ができなかった、という人も多かったという話を聞くので、使用されるケースが全体的に増えたという事は間違いないと思う。
私は結局準備したものの、会社側からテレワーク要請が出なかったので、Webカメラやマイク設備をテレワークで使用する事はなかったが、テレワークで使用する事になるであろう製品を1点、テレワーク以外の用途で購入するコトになったに留まった。
言ってる意味がわからんぞ、と言われそうだが、おそらく、私が準備したその1点の製品は、テレワークで必要という人も多いだろうシロモノである。
それが、「背景スタンド」と「背景布」である。
一つあると便利だが…これらの製品は、もともと写真を撮影したりする時、無地の背景にしたいという要望を叶えたりするもので、裏側にあるものを隠して、被写体のみにしたいときに使うアイテムである。背景に使う布は、ほとんどの場合無地で、色は各種あるのが普通だが、最近では特定の背景パターンが描かれた布もあるようだ。
「背景スタンド」は、両側にスタンド柱があるものだけでなく、真ん中にスタンド柱があるT字のなったタイプもあるが、私はとりあえず両側にスタンド柱のある「背景スタンド」を選択した。
これらの製品があると、たとえテレワークで自室をWebカメラで映す事になっても、部屋の中を映す事なく、この製品で自分の背景を隠してWebカメラを使えばいいので、多少散らかっていようが問題がなくなるので、便利だと思う。ただ、背景として長さ2mがちょっと長すぎるかもしれないが、その場合は上で丸めてクリップで留めておくか、地面に触れる所で纏めておけばよいので、改めて困るという事もないだろう。

テレワーク以外で使うとは?

しかし、前述したように、私はこの製品をテレワーク以外の用途で購入した。
では何の為に購入したのか?
それはズバリ写真撮影用である。
別に、アフィリエイトの商品撮影の為ではないし、ハイアマチュアの写真家になる為でもない。
目的はただ一つ。マイナンバーカードの申請に使用する写真を撮るためである。
…いや、それなら背景が単色のところをどこかで探してきて自撮りすればいいじゃん、と思うかも知れない。いや、実際その通りだし、もし万が一それでないとしても、証明写真を撮影するところで写真を撮ってきてもそれまでである。
なのに何故このようなものが必要だったか?
理由は私ではなく、母親にあるのである。
ウチの母親はもう外もロクに歩けない状態(そうは言っても歩けないわけではない)だし、外で撮ろうといっても、縦に首を振らなかったのである。
まぁ、年寄り独特のちょっとした挑戦をしたくない、という拒否反応みたいなものである。
だが、最近では保険証だけでは身分証明書にならなくなりつつあり、どうあっても顔写真は必要で、その際には背景のない顔写真を撮らざるを得ないのである。
私も何とかして写真を撮ろうと知恵を絞ったが、結局自由に写真撮影できる環境下で背景を単色にする方法を他に思いつくことがなかった。
なので、あえてこの撮影機材を購入したわけである。ちょっとした支出だが、他にも用途があるかもしれないと思い、投資する事にした。

利用するため、いざ開封

で、その「背景スタンド」と「背景布」が本日届いたので、早速組立てて使用テストしてみた。
スタンドは組立式といっても、ほぼ組立てられていて、スタンド柱2本は、足の部分を開いてバルブで固定するだけ、真ん中の横棒は2本に分割されているので、繫いで2本のスタンドに固定するだけであった。
問題は「背景布」で、こいつは折りたたまれて袋に入っているので、それを広げると見事に折り目のシワがガッツリとついている。利用する時にはアイロンをかけるなりしてシワをとらないと、写真の後処理が大変だろうと思う。
なので、この「背景布」の片付け方を考えた方がいいかもしれない。
考えられる方法としては、長さ1.5mちょっとの厚紙の筒、もしくは段ボール筒を用意して、シワを伸ばした「背景布」をその筒に巻き、巻き上げた後に長さ1.5mちょっとの袋に入れてしまっておく、というのが有効かもしれない。
ちなみに「背景スタンド」は、もともとコンパクトに縮めた状態で収納バッグに入った状態で届くので、収納そのものは困らないと思う。
この辺りは、この「背景スタンド」と「背景布」を常に片付けるか、出しっぱなしにしておくかで変わるので、人によって変わってくると思う。出しっぱなしにしておける人は、ホコリでの汚れにさえ気をつけていれば、使いたい時にサッと移動させて使えばいいだけの事である。

私の購入した布のサイズは画像にもあったように、幅1.5m、長さ2mのものだが、探せばもっと横幅の長いものもあるし、長さの長いものもある。自分に合ったサイズで購入するのがよいだろう。
あと、「背景布」だが、グレーのものもある。こちらの方が価格は安いのではないかと思うし、汚れが目立たない。私が白を選んだ理由は、前述したようにマイナンバーカードの写真の為なので、白背景が基本だったからにすぎない。テレワーク等で使用する時はグレーの方が背景が透過しにくいので安定して使えるのではないかと思う。あ、白だからといって透けるという事はないのでご安心を。

※追記(2020.06.14)

コメントで、テレワークのツールによるバーチャル背景でよくないか? というお話を戴いた。
確かにイマドキの機能では背景をぼかす機能だったり、別の画像に置き換えるクロマキー機能をもったツールもあるので、そういうものを使用する方が手軽、という人がほとんどだと思う。
私もバーチャル背景の利用を否定したりする事はないのだが、バーチャル背景は画像処理が結構重いというのも事実で、非力な数年前のノートPCでの利用では、滑らかなビデオチャットを阻害する可能性も否定できない。
ここ2年内までに発売されたノートPCのCPU内蔵GPUクラスなら、問題なく利用できるかもしれないが、会社によっては5年位前のノートPCを支給されて使い続けている、という人もいるだろう。
その場合だと、バーチャル背景を使用した時、ビデオチャットそのものにコマ落ちが発生する場合があり、そのコマ落ちの原因が、ノートPC側にあるのか、あるいは通信回線側にあるのかがわかりにくくなる。
ZOOMやSkype、Webexなど、ビデオチャットツールに実装された背景加工機能は、その技術が年々向上しているとは言え、カメラ映像を加工するプログラムが高度と言い切れないところもあり、だからこそ、ロジクールなどのWebカメラには、クロマキー専用の「ChromaCam」というソフトが付いてきたりする。
なので、一番処理負荷や通信負荷が小さくできるのが、物理的に背景を消してしまえ、というこうした撮影用の背景スタンドと背景布なのである。
別にテレワークの為だけに使うものと限定はしないし、使い方によっては思わぬ意味も出てくるものでもあるので、検討材料の一つとして考えて戴ければ、と思う。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. 士之 より:

    え?
    zoomなり、teamsなり、背景設定やバーチャル背景でよくないっすか?

    • アバター画像 武上 より:

      バーチャル背景機能って実は画像処理負荷が結構高いんですよ。
      もちろん、イマドキのノートPCであっても、バーチャル背景は利用できますが、そういったデジタル式の防御策よりも物理的に隠してしまう方がいろんな面で手軽という人もいます。
      なので、バーチャル背景機能をあえて本文中には記載しなかった訳ですが…ま、コメント戴いたので、その部分も追記しましょう。

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