RTX 40 Superの価格

昨年末ごろに一つの指標になるだろう情報が出ていた。

今月には登場しそう

NVIDIAの次期製品は、そのままRTX 40シリーズが継続される事は以前から言われていた。新たなコアを搭載したRTX 50シリーズ(仮)は2025年に持ち越すような話だったが、その前にRTX 40シリーズの強化版が2024年に発売され、NVIDIAの2024年の主力製品になるという話だった。
情報そのものは2023年の秋ぐらいには出ていたものの、具体的な性能指標や価格などは曖昧なままで、よく分からない状態だった。
ただ、発売されるのはRTX 4080 Super、RTX 4070Ti Super、RTX 4070 Superの3製品で、RTX 4080 Superはコア性能向上は行われるもののメモリ増量はなくメモリ強化に留まり、RTX 4070Ti Superはコア性能は向上しメモリが16GBになるという話、RTX 4070 Superはコア性能向上でメモリ増量はないというような話だった。
登場する時期に関しても、2024年1月に行われるCES 2024にて発表され、同月内には発売されるだろうという予想だったので、もうまもなく詳細な情報と共に発表されるのではないかと思うが、今の段階では予想と違ってきている部分もあるようだ。

価格問題

相対的に性能向上幅は小さいという事から、価格は安くなるのではないか? というような噂も当初はあったが、現在流れている情報だと、どうも価格的には据え置き、もしくは多少高値になるような感じになるようだ。
但し、高値になる理由が、円安に起因している可能性もあるので、世界的に見れば価格据え置き、もしくは安いという話になるかもしれない。
思ったより価格は高めになるか?
噂の出所となるサイトは、VideoCardzなどで、スイスフランで情報が掲載されている。

スイスフランのレートとして1スイスフランを168.15円レートで単純計算すると、各製品は大凡以下のような価格になる。

・RTX 4080 Super … 206,870~227,972円
・RTX 4070Ti Super … 166,851~178,806円
・RTX 4070 Super … 130,733~142,705円

私が考えていたよりずっと高値だと言える。
私がRTX 4070Tiを購入した時、13~14万円程度だったので、この価格でいえばRTX 4070 Superの価格になる。ちょうど、製品ランクが一つ上のレンジに移る感じではなかろうか。
これだと、ライバルのAMD製品の方がコストパフォーマンスはかなり高くなる可能性がある。

結局価格は強気設定

NVIDIA製品は、その性能から競合製品と比較してもかなり強気設定で高めになってきている。
これは何もRTX 40シリーズだけの話ではなく、その前のRTX 30シリーズでもそうだった。
ライバルたるAMDは性能こそ若干劣る部分が見えていても、価格は結構安く攻めてきているので、レイトレーシング機能を使わないならAMD製GPUでも何ら問題ない、と言っている人もいる。
ただ、NVIDIAはソフトウェア方面も固めているので、AMDのRadeonでは行き届かない部分もサポートしている側面から、結構強きな価格設定をしていても売れるという傾向がある。
そのため、こうした新製品が登場したとしても、その価格設定が性能に応じたものになっているという感じより、高めに感じる傾向がある。
今回のマイナーチェンジであるRTX 40 Superは、そうした強気設定の攻めはないかな、とも思って板野だが、やはり変わらないようである。

うーん、今のRTX 4070Tiと入れ替えたいと思っていたが、この価格だと無理かもしれない。
ただ、北米価格でのリークではないので、この価格の信憑性がどの辺りにあるのか…もう少し正しい情報が出てくるまではわからないようである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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