Angel Halo

21世紀は統一の時代なのか

 ショッキングな出来事が2件あった。
 一つは米Silicon Graphics(SGI)が破産申請し、米Rackable Systemsに買収されるというニュース。
 SGIといえば、Indy、Indigoといったグラフィッカーなら知らないハズのない名機を生み出したメーカーであり、また創業者James Clark氏がSGIを離れ、Netscapeを起業した事でも話題となったメーカーである。
 つまり、SGIは常にIT業界のほぼ中心にいたメーカーだ。
 そのSGIがとうとう破産申請という所まできたという事実は、時代が明らかに変わったという事の現れでもある。
 もう一つの出来事は、あのJustsystemがキーエンス傘下になるというニュース。
 Justsystemは2009年3月期連結業績予想を下方修正し、前回予想の9100万円の黒字としていた営業損益を11億3500万円の赤字とした。
 内訳として7億円の赤字としていた最終損益が19億円の赤字に悪化する見通しとなり、結局は運転資金不足となった形。
 金融機関からの借り入れも難しいと判断し、新株を発行、その新株をキーエンスが取得し、結果的にキーエンスが44%の株を取得、筆頭株主として、ジャストはキーエンスの持分法適用会社となる。

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mixiが正しいのか、それとも…

 IT Mediaのねとらぼにこんなニュースが載っていた。
 内容は、岡田斗司夫氏のプロフィールが何者かに頻繁に改竄され、mixi運営事務局に理由説明や対処を求めたそうだが、その対応が不十分であったため事務局を信頼できなくなり、退会を決めた、と言うものである。
 mixi側が何も対応していなかったワケではない。
 mixi広報の話だと、共有のPCでログアウトし忘れていないか、パスワードは変更してみたか、等の案内をしたそうだが、岡田斗司夫氏の話ではパスワードを変更しても結果として何も変わらないという事であった。
 このような状況で、岡田斗司夫氏はmixiを退会したワケだが、この事に関し、mixi広報は『不正アクセスなどの痕跡はなく、当社からのIDやパスワードの流出はない。正規のIDやパスワードでログインした人が誰かを特定することはできない』とコメントしている。
 さて、この場合どちらが正しいのだろうか?

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ハイブリッドカーのオンライン見積

4月1日になったため、新車購入時に発生する自動車取得税と自動車重量税がハイブリッドカーに限り全額免除となった(ハズ)。
この特例は2年有効であり、いよいよもってハイブリッドカーのメリットというのが前面に出始めてきたと言える。
先日からプリウスの事やインサイトの事をちょくちょく書いてきたため、今更な話になるかもしれないが、今日、その免除になった後の金額が幾らになるのかを、試しに各自動車メーカーのHPからオンライン見積りで確認してみた。
だが結論から言うと、この新しい施策がオンライン見積りに反映していたのは、ホンダだけのようであった。
ハイブリッドカーを全面的に販売しているのがトヨタとホンダであるため、ハイブリッドカーだけの比較で言うと、ホンダのオンライン見積りは新しい施策に対応しているようである。

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4台に1台の割合でMac

 BCNランキングによると、デスクトップパソコンにおけるアップルのシェアが、急激に伸びているらしい。
 1月から2月末までの2カ月間は、毎週5~7%台で推移していたようだが、新iMacの発売以降、シェアは一気に拡大したようである。
 驚くべき事に、3月2日~8日までの集計で15.1%と従来の3倍近くのシェアを獲得。続く3月9日~15日の集計では12.9%に下がったものの、3月16日~22日の集計でも12.5%と、今まで1桁台だったシェアが2桁台を獲得し続けているというのである。
 東京圏ではその傾向はさらに強く出ているそうで、3月2日~8日の集計で28.3%、3月9日~15日の集計で26.0%、3月16日~22日の集計で25.1%と、デスクトップPCの実に4台に1台はMacが売れるという状況のようである。
 何故今Macが売れるのか?
 いくつか要因はあるようだが、決定的に言えるのは以前よりずっとMacが買いやすい状況が整ってきたという事が言える。

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新型プリウスはお買い得?

 今日、ふと考えた事がある。
 それはプリウスとインサイトの価格勝負の事である。
 ご存じの通り、インサイトが好調な事を受け、5月に発売される新型プリウスの価格が引き下げられ、そして併売される旧型プリウスの価格もインサイトに合わせた価格になる。
 この事で4月に納車される人たちが次々とプリウスをキャンセルし、新型購入に踏み切ったり、値段が下がる5月に旧型を買うというケースが多発しているそうである。
 まぁ、考えれば当たり前の事。
 旧型(現行)プリウスは最低価格が233万円。それが189万円になるなら、44万円も価格差が付くわけで、この低価格が始まる5月に納車して欲しいと考える人が増えるのは極々当たり前の事である。

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世論調査は活用されているのか?

 内閣府の社会意識に関する世論調査の結果で、日本の現状で「悪い方向に向かっている分野」(複数回答)を質問したところ、「景気」と答えた人が68.6%で最も多かったそうである。
 2位は「雇用・労働条件」の57.5%で、1位2位共に調査項目に加わった平成10年以降で最高をマークした(産経新聞より)。
 要するにサブプライムローンを発端とした米金融危機に伴う不景気が生活に不安を与えてるんだろうと思う。
 また、「個人の利益より国民全体の利益を大切にすべきだ」と考える人が56.6%と半数を超えたそうで、調査項目に加わった平成4年以降で最高となったようである。
 格差社会に対する是正を求める声である事は間違いないだろうし、こういうご時世だからこそ社会の安定を求める傾向が出たのではないかと思う。
 その格差社会だが、私は今の日本政府はもっとも根本的な部分で間違っているんじゃないかと思っている。

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PSP版戦場の絆は面白いのか?

 PSP版「機動戦士ガンダム~戦場の絆~」をプレイしてみた。
 最近のガンダムゲームは1990年代と違い面白い作品が多い。
 特にアクションモノやFPSっぽい作りのものも非常に良くできているモノが多いため、最近のファンの要求は非常に高いレベルにあると言える。
 そんなハイレベルファンを満足させられるだけの面白さが、このPSP版戦場の絆にあるのか?
 私の興味はその一点に絞られていた。
 (注:私はアーケード版戦場の絆は未プレイである)
 結論から言おう。
 このゲームはアクションを求めるファンには向かない。
 動きがもっさりしているからだ。
 だが、このもっさり感が逆にメカを操っているという魅力に繋がる場合もある。アーマード・コアシリーズの熱狂的ファンには、おそらく理解できない面白さかもしれない。
 このもっさり感に複数人プレイの魅力が加わった時、おそらくPSP版戦場の絆の真の面白さが出てくるのではないかと思う。

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ガンダムはPS3の救世主になれるか?

PS3のソフトでコレと思えるものがなく、結局アドホックパーティしか起動していない…なんて人はいないだろうか?
私は、そのアドホックパーティすら最近は起動していないという有様で、PS3はもっぱらDVDをアップスケーリングで観る為の家電となってしまっている。
世界でも有数の性能を誇るCell B.Eを搭載したコンピュータでありながら、その使われ方のなんと中途半端な事か…。
しかし、ハードだけでは何もできない。ソフトあってのハードである。
PS3のソフトラインナップがこの現状では、結果的に起動するソフトがないなんて事になってしまうのは、致し方ない事なのかもしれない。
アドホックパーティすら起動していない状況はマズイと思った私は、つい先日PSP版ソフト“機動戦士ガンダム~戦場の絆~”を購入した。
コレはアドホックパーティで最大4人vs4人の対戦が可能なソフトである。協力ミッションもできるらしいので、ソッチでPS3を活用しようと考えた。
だが、やはり本来はPS3専用ソフトが欲しいところ。
私からすると、名作のリメイクでいいからPS3専用ソフトが出て欲しいと思っているのだが、ユーザーのココロを引きつけるには、もっと強烈なパンチが必要なところである。
であるなら、ファンの多いガンダムゲームが今PS3で発売されればPS3普及率の起爆剤になるかも…と思うのがガンダムマニアである。
すると…なんと開発中だったのである。

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米AIG高額賞与問題に見る責任者の意味

 米AIGが米政府の救済を受けながら高額賞与を支給していた問題で、その米AIGの欧州部門幹部は、賞与を返還する必要はなく、返還要求は「脅迫」のようなものだと考えていることが、従業員の話や社内メールで明らかになったそうである(Yahoo!ニュースより)。
 まぁ、一度受け取ったものである事は間違いのない話だし、この問題の根底原因が何かにもよってその解釈は変わるのかもしれないが、一つだけ変わらないものがある。
 それは米AIGの、おそらくは複数人であるであろう責任者達の責任はどうあっても変わらないという事である。
 そして末端にいるAIG社員は、おそらくその責任とは全く無関係だろうと思う。
 そもそも、何故こんな高額な賞与が与えられたのか?
 末端社員がくださいといってもらえたものではないだろうと思う。
 やはりそこには、賞与額を決定する責任者がいるワケであり、その責任者の問題だと私は考える。
 であれば、返還しなければならない責任は、その賞与を決定した責任者に課せられるものであり、それに関連する全ての役職へ課せられるものである。
 そうでなければ、何のための幹部や上司なのか?
 全くもって意味を成さない話である。

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オタク川柳、大賞が決まる

“あなたが選ぶIT川柳大賞”が、第4回目を迎えるにあたり“あなたが選ぶオタク川柳大賞”と名称が変わった事を以前書いた。
結局、IT系の川柳を募集するとオタクっぽいネタばかりになったからオタク川柳にしたのかはわからないが、オタク川柳と言い切ってしまった事でかなり面白い川柳が集まったんじゃないかと思ったりする。
私がチョイスしたのは「聞いてない 誰もそこまで 聞いてない」だったが、やはりコレが第4回のオタク川柳大賞に選ばれたようだ。

インターリンク 第4回あなたが選ぶオタク川柳大賞
http://www.575.cc/

他にコレもいいかなと思った「フィギュアなら 浅田真央より 綾波レイ」も天才de賞を受賞している。
まぁ、やはりコレはいいかもと思う作品はみんな似通ってくるのかもしれない。
次回のオタク川柳大賞の募集は、今年の11月からとの事。
何か面白いネタが浮かべば参加するのもアリかもしれない。

PC自作派に人気のケースが再び

 メーカー製PCを買っている人にはあまり有名ではないかもしれないが、PC自作派の人からするとAntecというメーカーは結構有名である。
 特に有名なのがAntec P180というケースなのだが、このケースは重くて発熱が大きい電源をケースの下部分に隔離し、マザーボードやドライブ関係をケースの上側部分に集中させるという、変わった方式を採用していた。
 この事が発熱の大きいPentium4時代のPCに向いていた為、PC自作派の人達の注目を浴びたと言える。
 P180はその後P182という後継機を発売した。
 機能的な進化はあまりなかったが、今回発表された新型は、その名機P182の後継機にあたるP183というモデルで、更なる排熱強化を達成したケースである。

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WBC中継の広告

 今、世間で騒がれているWBCですが、日本は一体何度韓国と戦えばいいのだろうか?(爆)
 もうね、テレビ中継をピンポイントに観ていると、日本vs韓国の試合しか観てないような気がしてくる。
 アメリカ本土で決戦しなくてもいいんじゃないかとさえ思えてきます。
 まぁ、実際にはそんなワケにもいかないわけだが、そのWBCのテレビ中継について小耳に挟んだ事がある。
 テレビ中継時の、ピッチャーの背後からバッターボックスを映し出している時、その真っ正面に見える広告の事である。
 私はアメリカ本土に上陸した後の試合を観て、その部分の広告が日本企業ばかりで「随分と日本企業はお金をかけているなぁ」と思っていた。
 マクドナルドやNTTのひかりTVなど、普通に広告を出していても不思議でない企業広告ばかりなので、全く気がつかなかったのだが、実はこの広告、テレビ中継を観ている国によって広告内容が異なる仕様なんだとか。
 つまり、撮った映像に各国の企業広告をデジタル処理で重ね、放送しているんだそうだ。
 そういえば、何となく見た目に違和感のある彩度だなと思った事はあるが、まさかそんなスゴイ技術で支えられた広告だとは思わなかった。
 画像処理技術の向上はめざましいものがあるなと実感した。
 今にテレビで観ているものそのものの真偽を疑わねばならない時代がやってくるのかもしれない…。

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