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車の更新をあきらめた

毎月の出費が思った以上に多かった…。

10年以上乗り続ける事に

地方に住んでいると、自動車というのは生活していく上でほぼ必須と言えるアイテムである。
今、ウチでは10年目に突入したN-BOXに乗っているが、下取りの観点からそろそろ乗り換えかもしれない、という事を考えていた。当Blogでもその事を記事に取り上げ、今、母親が介護の上で車椅子を使用する観点から、N-BOXの福祉車両に乗り換える方向で検討を進めていたのだが、毎月の支払いを懸念して、現状の把握を行い、そこで車の乗り換えが可能かどうかを判断すべく、調査を進めていた。
その結果、現在の収支と支出のバランスは実に微妙なラインで推移していて、ここに車のローンが乗っかる事は非常に危険、という判断をせざるを得ない結果が出た。
車を乗り換えないとなると、今後の維持費も現状より高くなる事になるが、それを考慮しても今はローンで毎月の支出を増やすべきでない、という結論にならざるを得ない。それほどまでに介護にかかる費用が高いのである。
思った以上にかかる費用
毎月の収支に対して支出がギリギリのラインと言ったが、実は微妙に下回ってしまっている傾向も見られる。必ずしも下回るとは言えないが、下回る事もある時があるので、これらは全て勤務先からの賞与で賄うしかない。救いようがあるのは、この賞与のおかげで、年間を通してマイナスにはなっていない、という事であり、結果からみればマイナスではないかもしれないが、確実に期待できない賞与でマイナスを補っているという現状は、その厳しさを改めて痛感するものである。

それでも残せるものは残している

ただ、前述したように、賞与で補っている分も極端に多いわけではないので、それらが貯蓄に回ると年間を通してであれば収支はプラスになっている。
なのでそこで普段買わないものを買ったり、今後に備えるという事が全くできないというわけではない。
先日もAmazon.co.jpから、Echoを購入したり、スマートリモコンであるNature Remoを購入したりしているので、それなりの買い物はできている。
こういう突発的に購入するものを見直し、もっと切り詰める事に重点を置けば、賞与で補っている分すらなんとかできるかもしれない。ただ…そうなると私自身、精神的に追い詰めてしまい、生きている意味を問いただすようになってしまうかもしれないので、あまりにも厳しい締め付けは現時点ですべきではないと考えている。
結果的に生きていけるかどうか、という瀬戸際になればまた変わるかも知れないが、現状では月々でマイナス、年間でプラスという結果で、生きていく事になる。
この残している分で、更新しなければならない機器や設備を切り盛りする必要があるわけで、メインPCもそのウチの一つに数えることになる。

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Intel第13世代コア、発表

AMDのRyzen 7000シリーズに続き、Intelも次世代コアを発表した。

久々に真っ向勝負

先日、AMDがRyzen 7000シリーズを発表し、9月30日から国内販売する旨の発表を行った。ベンチマーク結果もTech系サイトに掲載され、その性能の高さを示したわけだが、それを追いかける形でIntelの第13世代コアの発表が行われた。
製品そのものは10月12日からの発売だが、性能としてシングルスレッドで前世代を15%、マルチスレッドで41%の性能を向上させているという内容は実にインパクトがある。
具体的には、高クロック化、キャッシュ増、Eコア増という手法でこれらの性能向上を図っているわけだが、要するに物量作戦と最適化でこれだけの性能を引き上げた、という事のようである。
Ryzen 7000シリーズは、第12世代である「」Alder Lakeの性能に追いつき、部分的に追い越した事を証明したが、当然として未だ第13世代のRaptor Lakeとの性能比較は行われていない。
なので、実際には両者を直接比較するまでは、その本当の意味での性能比較にはならないだろう。今年は本当の意味で真っ向勝負で両者が激突するタイミングとなったのは面白い所である。

気になるのは消費電力

スペック的な説明はTech系サイトが詳しいので、そちらの情報を参照されたし。

impress PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1442679.html

これらの情報を確認した上で、私が思ったのは、消費電力としてTDPが125Wとされているが、ブースト時の最大電力が253Wととても大きく、おそらくほとんどの動作時間で250W近い電力で動作しているのではないだろうか? という事である。
コア数が増えれば電力も多く消費しそうだが…昨今のCPUは、許容される発熱量の中にある間は、その許容値ギリギリまで動作を高速化する傾向にある。だから実温度95度に達するまでクロックを引き上げ、95度を超えそうになるとそこで消費電力を抑え、95度を維持しようと動作する。
だから最大消費電力まで行かないにしても、通常時は性能を引き出せるだけ限界値まで引き出して動作する、という作りになっている。
なので冷えるCPUクーラーを使用すれば、その冷却性能の分だけ性能を引き上げ、常にハイパフォーマンスで動作しようとする。
そうなると、TDP125Wといっている数字はホントにアテにならず、電力をバリバリ消費していく事になる。
しかも、これは何もIntelだけの話ではなく、AMDのRyzen 7000シリーズも同じである。
イマドキのCPUは性能を引き出すために、とにかく電力許容値まで消費していくスタイルであるため、高負荷作業をする場合は、消費電力は覚悟する必要がありそうである。

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性能が引き出せてない

RTX 3070 Tiを導入したが、どうにも性能を引き出せていない。

数字に見るボトルネック

先日、モニタをDellのAW3821DWに替えた事で、ビデオカードもAMD系からNVIDIA系に替えた方が良いだろうという事で、RTX 3070 Tiをメルカリで購入、ビデオカードの入れ替えを行ったワケだが、その後数日が経過し、G-Syncへの対応やHDR表示などを設定変更から行ったワケだが、どうもRTX 3070 Tiの性能を引き出せていないような感じがしている。
換装した直後にも、FF14ベンチ[漆黒のヴィランズ]を実装した時にもフレームレートこそ性能は出ていた感じではあるものの、総合スコアで言われてる程のスコアになっていなかった事が気になっていたのだが、どうも私の今のメインPCの構成だと、RTX 3070 Tiの性能のボトルネックになっている部分があるようである。
具体的には、FF14ベンチ[漆黒のヴィランズ]において、平均フレームレートは以下だった。

・Radeon VII … 82.14
・RTX 3070Ti … 102.8

計算すると、137%と、平均的に言われている性能比である140%近い数字が出ているが、これが総合スコアだと以下になる。

・Radeon VII … 12,230
・RTX 3070Ti … 15,510

総合スコアなので、必ずしもGPUだけの判断とは言えないかも知れないが変更したのがビデオカードのみなので126%という結果はGPUの変化のみで起きた変化と言える。
Radeon VIIとRTX 3070 Tiの性能比でいうと、平均して140%ほどの結果が得られると言われており、それが総合スコアで14%も平均より落ち込んでいるという事は、何かしら性能を引き出せない条件が揃っている事になる。

パーツ交換の落とし穴

昨今はノートPCでもゲーミングPCが存在するように、小型化・集約化が進んでいるので、パーツ交換する、という必要性が必ずしもある話ではなくなりつつあるが、ゲーミングPCであってもデスクトップ型を使っていたり、あるいはクリエイターPCなどを使っている場合、パーツ交換で性能を向上・維持させてPCそのものを延命する、という使い方をするケースは、パーツ交換という行為を積極的に行う場合がある。
この時、あまりにもPC本来の性能とかけ離れた性能を持つパーツを組み込むと、その高性能なパーツを稼働させるだけの性能を元のPCが持っていないとき、こうしたボトルネックが発生するという事は稀にある。
一部だけ強化してもダメな時がある
(画像はココより引用。)
特に何かしらの規格が世代をまたぐことで、引き出せるハズの性能を引き出せない、なんてのはよくある話であるが、簡単にイメージできるとしたら、USB3.0のデバイスをUSB2.0ポートで運用する、とするとイメージしやすいかも知れない。
結局、私の場合も今の私のメインPCの性能、つまりIntel第8世代Core i7-8700Kとそのチップセットでは、RTX 3070 Tiの性能を活かすだけの性能と規格を持ち得ていない、という事になる。
実際、PCI Express規格でいえば、RTX 3070 Tiは4.0に対応するが、私の環境では3.0が限度になるし、CPU性能もボトルネックになる可能性がある。
そもそも、CPUで言っても世代が4世代もの差があるので、ボトルネックがないハズがないのである。

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350Wモードって何?

もしこれが本当なら、環境の事を考えるとかいう世間の風潮こそ見せかけではないかと。

Extreme Performance Mode

Intelが次に発売する次期主力CPUである、第13世代コア、いわゆるRaptor Lakeの、デスクトップ版の中核となるRaptor Lake-Sにおいて、奇妙な話が聞こえてきた。
それが消費電力350WのExtreme Performance Modeと呼ばれる、特定の条件下でしか発動しない、特殊モードが存在する、という話である。

VideoCardz
https://bit.ly/3c5TGpX

大凡、15%程度の性能向上が可能になるモードで、ハンガリーのTech系サイトであるProHardverの話では、Intel 700シリーズチップセット搭載のマザーボードの一部に、電力上限を350Wに設定できる機能があるという。その一部のマザーボードでその設定を行い、相当な電力供給と冷却能力を与える事によって、この機能は利用可能になるらしい。
通常のRaptor Lake-Sでは、PL1は125W、PL2で253Wという消費電力となるが、Extreme Performance Modeが有効化される事で、第3の電力設定として350Wとなる。
もしこれが事実としたら、15%の性能向上のために100W近い消費電力の底上げとなるわけで、ワットパフォーマンスは極端に悪くなると言える。
350Wも消費するCPUって原子炉より熱いだろ?ちなみに、過去にCore i9 13900KのQS品(信頼性評価用)を使用したテスト情報が漏洩した時、消費電力が345Wに達していたものがあったそうだが、考え方によってはそれがこのExtreme Performance Modeで動作していたもの、という事だったのかもしれない。
数字にして15%の性能向上というのは、ある意味スゴイ事ではあるのだが、消費電力を盛れるだけ盛って達成するという、バカみたいな力業での結果と考えると、頭の良いやり方という感じがしない。

Appleとは真逆の方向性?

このExtreme Performance Modeの事を考えると、Intelの方向性はAppleの方向性とは真逆に進んでいるように思えてならない。
Apple Siliconの性能を見ていると、いかにAppleがワットパフォーマンスを気にしているのかがよく分かる。もちろん、ハイエンド製品となるMac Proなどが、今後どういった方向に進んでいくのかはまだ判らないが、消費する電力を圧倒するぐらいの性能を持たせてきたのがM1でありM2である。微細化の進められたプロセッサの上に、CPUとGPU、ユニファイドメモリ、Neural Engineといった、主要なものを全て揃えて載せて、省電力化と高速化を実現させたやり方は、ある種徹底されたワットパフォーマンスの追求の行き着いた先ではないかと思う。
もっとも、同じダイの上にそういったユニットを載せた関係で、Apple Siliconを性能別に複数作る必要はあるのだが、行き着いたワットパフォーマンスは素晴らしいものがある。
Intelがいくら性能でそれらの性能を追い抜いたとしても、それは頭の悪いやり方でしかなく、私個人で言えば褒められたものではないと感じる。
もっとも、演算能力をひたすら求める事で結果を出す世界においては、私の考え方の方が間違っているのかもしれないが。

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ノートPCを買った後の話

やはり気になるのは購入したPCが搭載するAlder Lakeの後の世代。

思った程の変化はない?

Intelがモバイル版Raptor Lakeを2022年下半期に投入する、という話がある。
元々デスクトップ版のRaptor Lakeが2022年中に投入としていて、モバイル版はその後に続くという予定だったものを、結果的に投入時期を早める形になる。
私は先日、Alder Lake-Uを搭載したDellのノートPC「Inspiron 14 5420」を購入したが、実はこのタイミングで購入するにあたり、次世代の投入時期を随分と意識していて購入を結果的に遅らせた、という事実がある。
モノは良いのだが何かが違う…というのも、以前からの情報でAlder LakeからRaptor Lakeに切り替わる際に、Eコアの搭載数が増量される、という噂があったからだ。
Alder Lakeは、高性能コアであるPコアと高効率コアであるEコアに役割を切り分けた事で、ハイパワーと省電力を達成するという手法を採った初のx86コアである。
この話をそのまま受取ると、結果的に性能を示すのはPコアだと思われがちだが、Alder Lakeの核心は、実はEコアにあると私は思っている。
というのは、Eコアは仮想スレッド機能を持たない代わりに、性能を補えるだけの数を搭載していて、省電力動作ながら、Skylakeレベルの処理を延々と処理し続けるだけの性能を持つと言われている。つまり、通常使用するPCの処理において、Pコアが処理する命令よりもEコアが処理する命令の方が圧倒的に多く、また全体的なパフォーマンスを左右すると言うワケである。
もちろん、圧倒的なパフォーマンスが必要になれば、Pコアが消費電力を顧みず全開で動作して、その処理能力を見せつけるのだが、通常使用の時に活躍するのは主としてはEコアという事になる。
そのEコアがRaptor Lakeで増量されるとなると、今Alder LakeのノートPCを購入してよいものか? と悩むのは当然だろう。
限られた予算の中で買い物をするなら、ゲームチェンジャー的な世代でPCを切替えたい。
それが真実である。
が、いろいろ情報を調べてみると、どうもモバイル版のRaptor Lakeは、基本的にコア数は変わらないだろう、という予測が出ていた。つまりEコアを増量するのはデスクトップ版だというのである。そうであれば、モバイル版Raptor Lakeは2ndキャッシュ増量や最適化からのクロックアップが主となるはず。
そう考えると、Alder LakeでのノートPCの購入でも、劇的変化は少ない、と判断できるわけである。

さらにその先は…

Raptor Lakeの次の世代の話をすると、どうも2023年にはMeteor Lakeが登場するとされている。
Meteor Lakeは製造プロセスが進化し、Intel 4プロセスを用いて製造されると言われている。こうなると、Intel 7プロセスとはそもそも製造プロセスが異なるので、より省電力化する可能性がある。もちろん、その際の動作クロックによっては排熱がより難しくなる事から、その熱設計によって性能が変わってくると思われるが、微細化からもたらされるコア数の増量、省電力化などは未知数である。
なので、Meteor Lakeが登場すれば、また状況は大きく変わると言えるが、それを今語っても確たる話は何もない。
来年に入って、私が購入したDELLの「Inspiron 14 5420」が陳腐化する事は避けられないが、おそらく業務で使用するレベルで困る事は一切無いだろう。
とにかく、Raptor Lakeが登場した後のAlder Lakeの立ち位置は、思ったよりも悪くない。今の段階では私はそう考えている。

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さらば、Optaneメモリ

個人的にはもっと頑張ってほしかったメモリ事業だった。

低レイテンシメモリ

IntelがOptaneメモリ事業の縮小を発表した。
Optaneメモリは、Micron Technologyと共同開発したメモリである「3D XPoint」のIntelに於けるブランド名で、2015年に発表された不揮発性メモリである。NANDと比べて低レイテンシである事が特徴で、キャッシュメモリの代わりに使用する事でもその威力を発揮していた。
HDDを高速化する技術としては見るべきものがあったのだが…実際、Intelは「Intel Rapid Storage Technology」(通称IRST)として、OptaneメモリとHDDをRAID構成にしてOptaneメモリをHDDの高速キャッシュとして利用できる仕組みを発表、その後、AMDも似たようなSSDをキャッシュメモリとして利用できるHDD高速化手段を展開した事で、システムとしてストレージを高速化する事が一時期トレンドになった事もある。
ただ、その後SSDの大容量化が進み、今では2TBくらいのSSDも比較的手の届く価格帯に来た事から、HDDと置き換える流れが生まれ、それに合わせてOptaneメモリも次の展開がなかなか進まず、他に大容量ストレージとし商用利用なども進めていたようだが、結果的にはIntelはこの事業から撤退する方針を固めていた。
このOptaneメモリは、不揮発性メモリでありながらDRAMの代わりに利用できる製品として「Optane DC persistent memory」を発売、これによりデータセンターではデータの永続性を実現できたりと、非常に高速なデータベースの実現が期待されていた。
場合によっては、このメモリをDRAMの代わりに使う事で、PCのメインメモリが不揮発性となり、民生用PCの再起動を簡易化できる可能性すら考えられた。
それだけに期待される性能、機能は多数あったと考えられるが、ビジネス向けとして定着する事なく、今回ビジネスを終了する事となった。

IRSTの苦い思い出

当Blogではその詳細をいろいろと書いたが、私もかつてOptaneメモリを利用したHDD高速化手段を使っていた時期があった。
この時は起動ドライブに使用したのではなく、あくまでもデータドライブに使用しただけだったのだが、私の各種設定を保存したデータを保存していたドライブだった事から、復帰ではないと大問題になる事から、かなり焦りつつ対応した記憶がある。
最終的な復帰に関しては2018年10月19日の記事に記載しているが、約2週間に渡って私のメインPCが起動不能になり、データの損失すら覚悟した。
IRSTの一番の問題はRAIDとして構成されているため、ドライブが破壊された後にRAID構成でなくなると壊れていない側のHDDの読取りもできなくなる、という事である。
IRSTはRAID構成といってもOptaneメモリとペアを組むHDDとはデータサイズに差異があり、そのほとんどのデータはHDDにそのまま保存されている。Optaneは、HDDに保存されるべきデータの一部を一時的に預かり、キャッシュメモリとして動作するため、トラブルが発生した際にHDD側がそのまま読み込めれば、たとえOptaneメモリに何か不慮の事故が起きたとしても問題はないのである。
ところが、IRSTはストライピングのRAIDと同じで、片側のドライブが壊れると、全てのデータへのアクセスができなくなる。Optaneメモリがキャッシュメモリのような使われ方をしていたとしても、HDD側のデータにはアクセスできなくなるのである。
個人が使用するOptaneメモリのもっとも有効活用が出来る方法としてIRSTが生まれたにも拘わらず、このリスクの大きさたるやとても初心者向けとは思えない。
そういう意味で、IRSTのドライブとしてOptaneメモリを使うのは、高難易度的な使い方であり、通常使用とはちょっと言えないと私は思っている。
この事件があってからというもの、私はOptaneメモリをネットからのデータのダウンロード先のストレージとして運用している。一時的にダウンロードデータを保存する上では、保存速度も速いので重宝している。

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メインPC、再び考える

生活上いろいろな事があって、メインPCの入れ替えを諦めていたが…。

消費電力だけでも…

当Blogで、過去より私のメインPCの入れ替えを検討している話を随分としてきたが、現状の生活の変化から、半ばそれを諦めていた。
実際、なんとかWindows11の動作要件に入っていた事もあって、OSは最新のものを使えているおかげで、今すぐ何かをしなければならない、という状況でもない事から、今あきらめても問題はないかな、と考えたわけである。
実際、費用の事を考えると、諦めるのが正しいという結論になるのだろうが、やはりIntel第8世代コアを使い続けるのは、性能的かつ消費電力的に、ちょっとイヤだな、と私の悪いクセが出てしまい、スペックを少し落としてでも現行ハードへと置き換えできないかと考えはじめた。
少なくとも、同じ性能なら消費電力は格段に減るハズで、Core i7-8700KとRadeon VIIの消費電力を下回る、かつ空冷のシステムへと入れ替えられれば、消費電力を今より気にせずに使っていけろだろう、という事である。
自作は楽しいがスペックを追い求めると高く付く問題はどのスペック要件に落ち着かせるか? という事。
Intelコアを使うなら、やはり第12世代コアが良いだろうし、AMDならRyzen 5000シリーズになる事は間違いない。問題はそれらの中のどのあたりのレンジを狙って行くか、である。
またGPUにしてもRadeon VIIと同等の性能のものを探したとき、どれぐらいのレンジに入ってくるかを考える必要がある。GPUに関してはNVIDIA製は今のところ考えていないのでRadeonでRadeon VIIと同等の製品を探る事になる。おそらくRadeon RX 6600XT~6700XTのあたりになるだろう。性能的に言えば、その中間ぐらいの可能性があるので、狙えれば6700XTが妥当なラインか?
という事で、CPUを中心にちょっと構成を考えてみることにした。

Intelか、AMDか

一番悩むのはまさにそのメーカーである。
Intel第12世代が発売される前であれば、間違いなくAMDと答えていたのだが、Windows11環境下でのIntel第12世代コアの性能は、Ryzen 5000シリーズを平均的に上回ると考えていい。
しかも、Intel第12世代は、ハードウェアコーデックでもAV-1に対応しているのが大きい。AV-1は今後主流になるかどうかはわからないが、台頭してくるであろうコーデックの一つである。
ミドルハイクラスなら、IntelならCore i7-12700K、AMDならRyzen 5800Xもしくは5900Xといったところかもしれないが、これらだと性能は良いが消費電力が案外バカにならない。
なので、この性能から省電力性能を引き上げた製品を検討すると、Intelなら Core i7-12700、AMDならRyzen 5700Xが次候補に挙がってくる。が、これだと実は異種格闘技戦のような感じで、価格的にRyzen 5700Xの方が断然安い。安いが、絶対的性能はCore i7-12700の方が高いので、性能と価格がトレードオフになると考えれば良いだろう。
ちなみにIntelのCore i5-12600Kも性能的には候補に挙がってくる事になるが、TDP(PL1)が125Wなので、65WのRyzen 5700Xより消費電力が上がる事を覚悟せねばならない。
ではCore i5-12600だとどうか、と考えると、TDP(PL1)は同じ65Wだが、搭載しているコア数がぐっと減るので性能的に下回ってくる事が考えられる。
結局、価格優先で考えるならRyzen 5700X、性能で考えるならCore i7-12700というのが、私の許容値に入るラインではないかと考えられる。…いや、これでも十分高性能な選択なのだが。

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次期CPUが見えてきた

IntelもAMDも、次期主力製品がほぼ同時期にぶつかるようで。

第13世代のIntelと7000シリーズのAMD

第13世代CPU「Raptor Lake-S」とZ790のチップセット搭載マザーボードが9月28日に行われるイベント「Intel Innovation 2022」でその性能が明らかにされる、という情報が出てきた。ちなみに公式リリース日は翌月の10月17日だとしていて、もう次世代が目の前に見えてきている事が窺える。
ただ、この時発表されるのはハイエンド製品が主力で、CPU型番にKが付かないnon-KシリーズとH770、B760のチップセット搭載マザーボードは、2023年1月5日に開催されるCES 2023での発表との事らしい。
先日も当Blogで、普通の人はもうハイエンドPCを作れないような時代に突入しているので、結局は来年初めが、ほとんどの人のハードウェア変更時期、と言えるかも知れない。
技術ばかりが先行している感じがするちなみにRaptor Lake-SではH710チップセットの予定はなく、ローエンド向きはH610チップセットが引き続き利用され、現時点で用意されている600シリーズのチップセットを搭載したマザーボードでもRaptor Lake-Sが対応できる、と予想されている。
第12世代ではPコアとEコアに役割が分けられるというハイブリッド構成となったが、第13世代でも引き続きハイブリッドコアとなる予定で、主としてはEコアが増量され、1コア辺りのキャッシュ容量が増えるという話が出ている。
と同時に、IntelはMeteor Lakeというモバイルタイプも発表している事から、Raptor Lake-Sの派生でP/Uモデルが登場するのかまではまだ現時点ではハッキリ判っていないようである。
また、この9月28日のイベントというタイミングは、AMDのRyzen 7000シリーズの発表とタイミング的には似通っていて、AMDは9月15日にRyzen 7000シリーズをリリースする、と噂されている。
久々に両者の次期コアが真っ正面からぶつかる展開のようで、ベンチマークが今から楽しみな感じである。

普及が遅い

ただ…個人的な話をすると、第12世代のIntelコアですら、まだ普及仕切れていないような状況ではないかと思える。
ノートPCなどのモバイル系コアでも、未だメーカー製品に搭載されているコアが第10世代とか11世代とかになっていて、第12世代が潤沢に使われている感じが全くしない。
しかもAMDなどはRyzen 6000シリーズを搭載したノートPCは私自身、数機種しかしらないし、実物は観た事すらない。
新しいテクノロジーが次々と出てくるのは良いが、普及がそれに追従できていないという問題はある意味とても大きいのではないかと思う。
こういった問題の原因は、半導体不足が影響している…というだけが理由なのだろうか?
NVIDIAなどの次期GPUの話を聞いたりすると、現行半導体が余っていて、次期GPUの生産を抑制する、といった話もある。
つまり、半導体不足とはいっても、主力コアなどが不足しているのではなく、製品そのものを成立させるための電源周りの半導体だったり、その他に影響がある部分だったりするところが足りないという事のようで、それならばIntelやAMDのCPUが入れ替わらないという理由とは異なるところに問題がありそうな気がしないでもない。
実際はメーカーや製造メーカーでないと詳細は分からないところだが、何故今の時点でまだ第10世代コアが主力製品になっていたりするのか、そしてこの事で、実際にユーザーが使用する製品にどれぐらいのタイムラグがあるのか、とても気になる話である。

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Ryzen7000シリーズのその次

3D V-Cache対応版がすぐ後に待ち構えているという可能性。

9月頃に登場予定?

AMDの次期主力CPUである、Zen4アーキテクチャのRyzen7000シリーズだが、噂では今年9月頃には登場するだろうという話が出ている。
期待高まるZen4正直、年内には出てくるだろうと思っていたが、まさか9月に発売される可能性があるというのは、私としては意外である。
おそらく、前倒しして9月頃に発売するという状況を作っているのだろうと思うが、もちろんその理由はIntelの次期主力CPUであるRaptor Lakeへの布石である。
Intelの次期CPUはEコア数を増大させ、連続稼働するプログラムにおいてより高性能化させる動きを見せると言われている。
その分、Pコア(高性能コア)は性能的には現状維持とも言われていて、唯一テコ入れするのがキャッシュ容量を増やす事で、Eコア数を増やす事と併せてCPUの総合力を高めてくる戦略と思われる。
AMDはそうしたRaptor Lakeの特性を理解した上で対抗策を考えていると思うが、Zen4アーキテクチャの設計そのものはかなり前から決められている関係で、今いきなりRaptor Lakeに性能で対抗するという手段は採りにくい。というか、これは常識的に考えも無理な話である。
なので、AMDとしてはRyzen7000シリーズ、通称Raphaelはできるだけ早い内に発売を開始して先行したい、と考えているのだろうと思われる。
性能的にRaptor Lakeに大きく劣るという事はないだろうが、IPCではIntelに届かない可能性が高い。

次なる一手

で、AMDは次なる一手を打つ事にしたと思われる。
なんと、Zen3ではたった1モデル、しかも数量は限定的とも言われていた3D V-Cacheを採用したRaphaelを早期に発売する、というのである。
3D V-cacheはどのように受け止められるのか?Raphael-Xと呼ばれるソレは、登場時期は年内と言われていて、Raphaelが登場してから3ヶ月以内に発売するというのである。
具体的にどの製品の3D V-Cache対応製品が登場するかはわからないが、複数のSKUが用意されるのではないかという話もある。
もし3D V-Cacheでキャッシュ容量が増加すれば、一定のソフトウェアで劇的な性能向上が見込めるというのは、Ryzen5800X3Dで実証済みである。Ryzen5800X3Dでは1つのCCDで64MBというキャッシュ容量を増加させていたので、もし複数のSKUの中にRyzen9 7900X3Dなんて製品が存在していたなら、2CCDなので通常のRaphaelのキャッシュ容量に128MBもの容量が追加される事になる。流石にこれだけの容量となれば、Intel CPUのキャッシュ容量に劣るという事は考えにくい。
だが、本当に3D V-Cacheを搭載したRaphael-Xが年内に登場するのだろうか?
熱問題に始まり、歩留りの問題は大丈夫なのだろうか?

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Windows11ノートPCを再び考えた

現在あるMacBook Pro 2020 Intelを処分し、Windows11ノートPCにしようかと。

Intelに拘らない

当Blogにおいて、5月22日に「理想に近いノートPCを見つけた」と題し、DellのノートPCを挙げた記事を書いたが、その後、本当にそれで良いのかを再検証してみた。
というのも、私が異様にIntel第12世代に拘っているところがあり、普段AMD推しの私なのになぜこうも第12世代に拘るのか、と改めて自分を問い直したわけである。
Intel第12世代、つまりAlder Lakeを推すのは、BigLITTLE戦略にも通じる、高性能コア+高効率コアの組合せによる、タスク割り振りの最適化とそれによる省電力化が従来よりずっと進化しているからだ。ビジネス系ソフトを使う為に、高性能コアはほぼ不要で、高度な演算を必要とする時以外であれば、高効率なコアを多数動作させて処理させる方が動作光立が良いという事が分かっている。
だからIntelは高性能コア2コア+高効率コア8コアの計10コアを搭載したCore i7-1255UというCPUを15WレンジのCPUの頂点に用意した。
モノは良いのだが何かが違う…一方、AMDのRyzen 5000シリーズのモバイル版では、Ryzen7 5825Uという8コアのCPUを同じく15Wのレンジに持ってきた。AMDのRyzen7 5825Uは8コアではあるが、全てのコアでSimultaneous Multi Threading、つまりIntelでいうところのHyper-Threading機能が使えるため、最大16スレッドで命令を処理できる。
IntelのCore i7-1255Uでは、高性能コアである2コア分のみHyper-Threading機能が使えるため、高効率コア4スレッド+高効率コア8スレッドで最大12スレッドでの命令処理にしかならない。
だが、スレッド数が少ないからIntelが不利という事ではない。Intelはその分物理コア数が多いので、論理コアが苦手とする命令であっても、物理コアが効率良く処理するという寸法である。
つまり、Core i7-1255UとRyzen7 5825Uでは、高負荷へのアプローチが全く異なる性質のCPUなので、一概にどちらが高性能だ、とは言いにくい側面がある。
もっとも、シングルコアでの処理性能はIntelのAlder Lakeが優れている事は明白で、AMDはどうしてもマルチコア性能でしか優位性を語れない。
私が理想とした前述のDellの14インチノートPCは、このCore i7-1255Uを搭載したモデルとRyzen7 5825Uを搭載したモデルが存在しているのだが、今まではCore i7-1255Uを搭載したモデルしか観ていなかったのである。
ではRyzen7 5825Uを搭載したモデルはどうなのか?

CPUの違いがそのまま反映

Dellの今発売されている14インチノートPCは、Inspiron 14というシリーズなのだが、このシリーズには世代毎に番号が付けられている。
今のInspiron 14は5400シリーズで、Core i7-1255Uを搭載したモデルが5420という番号が付けられており、Ryzen7 5825Uを搭載したモデルは5425という番号が付けられている。
5420の価格から比べて、5425は2万円ほど安い設定になっている。Intelモデルの方だけがなぜかストレージが1TBという大容量モデルが用意されていて、AMDモデルはストレージは最大512GBまでという差はあるのだが、全般的にAMDモデルの方が圧倒的に価格は安い。
そして搭載しているCPUとストレージ量以外の差は何もない。詳しく見ていけば、当然マザーボードが異なるハズなので、仕様が違うとは思うが、使える機能としてのインターフェースはどちらも同じものを用意している。
なので、消費者サイドは単純にCore i7-1255Uが良いのか、それともRyzen7 5825Uが良いのかだけを判断して、価格優先で決めてしまうのか、それともブランドで決めてしまうのか、判断すれば良い、
実際、私がBTOしてみたのが以下である。
今回はストレージ量を同一の512GBに統一している。

Inspiron 14 Intel 115,823円(20%OFF価格)
https://dell.to/3aLdgGS

Inspiron 14 AMD 94,223円(20%OFF価格)
https://dell.to/3zxc7NE

こうして見ると、2万円安いAMDモデルで十分なのではないかという気になってくる。

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メインPCを再度考える

ゴールデンウィークに入ったものの、引きこもってるので考える。

一段落した今の状況で

本日よりゴールデンウィークに入った。
昨日はこのゴールデンウィークはエオルゼアに旅行とか行っていたが、今年のゴールデンウィークはもちろんそれだけでなく、平日に出来なかった事をいろいろとやろうと思っている。
とりあえずは、自宅内の家具などの位置の再調整。これは母親が脊椎圧迫骨折によって高い位置に手が届かなくなった事を受けて、もう少し低い位置で家事ができるようにという事。ホームセンターなどに行って、いろいろと対策するための資材を購入、本日よりいろいろと手を入れている。
これをやりつつ、空いた時間でエオルゼアへ…と旅経つ。
基本はこの繰り返しみたいな感じなのだが、それ以外に一つやっておきたいのが、再度メインPCの構成を再調整して考え直したいという事。
モニタを専攻購入するつもりではあるのだが、現状のPCパーツのおさらいをして、今ならどの構成にするのが自分に向いているのか等を知る事で、実際の導入時期の参考にしようと考えている。
ちょうど、今はPCパーツの登場ラッシュは一段落を迎えているところもあるので、そういう事を考えるには向いた時期と言える。

どこまでの性能を求めるか?

今まで、私はメインPCのスペックをミドルハイクラスレベルに設定していた。
これはハイエンドの価格が高騰してきてきた事を配慮した結果で、Intelでいうと、Core i9の登場やXシリーズの登場によって、ハイエンドがさらに上の区分に進んでしまったため。
そしてAMDにしても、ハイエンドはThreadripperという、ソケットが従来のものと異なるもので更なる上位版が登場し、価格が高騰してしまったためである。
と言うわけで、IntelならCore i7レベル、AMDならRyzen7レベルが、私の中核レンジになる。
だが、ここ数年でこの私の想定している中核レンジでも性能はさらに上昇し、より多くの電力消費となり、私の用途で考えるとオーバースペック気味になってきていると感じている。
残念だが、ここ最近のミドルハイクラスは、消費電力が下がらず、性能だけ引き上げられて消費電力は逆に上昇するという状況が続いている。これは7nmプロセスを採用しているAMDとて同じ方向性である。
もちろん、性能は高いに越した事はないのだが、消費電力が大きくなれば、搭載する電源容量も引き上げないと行けなくなるので、導入コストも運用コストも引き上がってしまう。
今の私のメインPCはIntel Core i7 8700Kと6コア12スレッドなので、8コア16スレッドレベルであれば、今よりも高い構成となる。この構成で消費電力が今よりも引き下がるくらいだと助かるのだが、残念ながら今は消費電力を同等レベルに留めるぐらいが限界ではないかと考えている。
コストならコレが最適か?そうなると…IntelならCore i7 12600Kクラス以上、AMDならRyzen7 5700クラス以上が、適しているのではないかと考える。

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省電力と真逆の世界

省電力が叫ばれる今にこんな大電力を消費するPCパーツが出てくるとは…。

マウントを取りに来た?

当Blogでも以前に記事にしたが、発売日が4月5日と決まったので、再度取り上げる。
IntelがCore i9 12900KSという従来のハイエンドCPUの強化版を発表した。
第12世代のAlder Lake-Sの最上位に位置するCPUで、従来の最上位であったCore i9 12900Kよりさらに動作クロックが上がったCPUである。
パワーで押し切るハイエンド最大クロックは5.5GHzに達するとし、Pコア(高性能コア)でベースクロック3.4GHz/5.2Hz、Eコア(高効率コア)でベースクロック2.5GHz/4GHzとなり、ターボブースト時に5.5GHzとなる。
クロックが向上しているので、単純に性能がその分引き上がる、というワケで、性能が上がっている事は間違いないのだが、その見返りとしてベースの消費電力PBPは150Wに到達する。ちなみにCore i9 12900Kは125Wなので、PBPとしては20%ほど上昇した事になるが、性能が20%向上しているかといえば、おそらくそこまでの上昇率はないと考えられる。
ライバルであるAMDが、L3キャッシュを積層させて3倍にしたRyzen7 5800X3Dを発売し、Core i9 12900Kを超えるCPUを発売する事から、それに対抗してトップの座を死守する為に投入された…と考えても差し支えない存在ではないかと思う。
大電力消費によって性能向上させるという、単純な話でもあるので、ワットパフォーマンスはどこいった? とも思えるのだが、こうしたメーカーからすると、とりあえず性能でトップである、という印象が全てとでも言いたいような感じにしか見えない。
ま、そういうのを求めている人も多いという事なのだろう。

NVIDIAもそれに続く…

そしてGPUの世界も似たようなものである。
NVIDIAの従来のハイエンドであるGeForce RTX 3090のさらなる上位機種として、GeForce RTX 3090Tiを発表した。
Ampere世代の最終版使用するアーキテクチャは同じではあるものの、CUDAコア数が10,496基から10,752基へと増加、Tensorコアが328基から336基へと増加させたもので、あとは動作クロックがベース、ブースト共に上昇している。
メモリ速度にしても19.5Gbpsから21Gbpsへと上昇しており、このクロック上昇からメモリ帯域幅が936GB/sから1,008GB/sへと上昇している。
叩き入れる電力が上昇した事でTGP(消費電力)は350Wから450Wへと上昇したワケだが、こちらも上昇した消費電力分だけの性能向上になったかといえば、そんな事はない。
性能第一という、消費電力比など意にも介さない人には最適な答えが示された、と言える。
あと、このGeForce RTX 3090Tiの補助電源は、従来の8pinがいくつ…というものではなく、新規格の12VHPWR(12ボルトハイパワー)という規格になっている。
これは次世代のATX3.0の電源ユニットとある意味親和性のある話で、4pinの信号を使って、予め150/300/450/600Wの4モードを電源ユニットに知らせる事で、GPUが最大どの程度の電力を消費するかを選択できるモードを搭載した補助電源仕様になっている。で、ATX3.0電源は、瞬間的であれば定格出力の2倍の電力供給が可能になっていて、実際GPUも瞬間的に必要とする電力が跳ね上がる事があるので、次世代規格ではそうしたものに対応した、という事である。
というか、GPU単体で450Wとかが当たり前の時代になったのかと考えると、前述のCore i9 12900KSの消費電力と合わせて使用すると、宅内のブレーカーが落ちまくるんじゃないかと心配になる。
恐ろしい時代になったものである。

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