RO2、クローズドβ開始

 ラグナロクオンライン2(以下RO2と略)のクローズドβが開始となった。
 言うまでもなく、オンラインゲームの金字塔であるラグナロクオンラインの続編…というか、グレードアップ版である。
 従来の空間3Dに2Dキャラという表現から、完全3Dへと移り変わり、キャラクターアクションもより多彩になった他、何よりFPSのような戦闘スタイルを持つ作品へと変化している。
 リネージュがリネージュ2に変わったよりも大幅な変化となったRO2だが、とりあえずクローズドβのシリアルを手に入れる事ができたため、テストプレイしてみた。

 ちなみにこのキャラは初心者修練場にいるレイン姉さんで、ようこそという言葉と同時にかなり派手なアクションをする。
 派手すぎかとも思うが…


 で、ざっくりとした感想をまず一つ。
 操作性があまりにも悪い!
 …いや、実際にはFPSライクになったため、従来のラグナロクオンラインやリネージュ2のような単純操作ではダメなんだろうが、プレイしていてずいぶんとやきもきする事が多い。
 慣れ…という人もいるかもしれないが、とにかく操作が煩雑で、キャラクターを思い通りに動かすのも、慣れなければかなり苦しい。
 さらに戦闘はもっと大変で、戦闘態勢をとってから敵を攻撃するところまではいいが、その操作のほとんどが右クリックで行われる。
 左クリックはクリックとしての操作はほとんどなく、左ボタンでドラッグする事で視点がぐりぐり動くのみ。
 移動は、地面を右クリックでも移動するが、基本的にはキーボードでする事になる。
 W…前、A…左、D…右、S…後、という移動が基本操作で、サブショートカットとしてテンキーの8(前)4(左)6(右)2(後)でも移動できる。
 だから移動はテンキーを使用すると比較的移動しやすい人も多いと思うが、ここに落とし穴がある。
 テンキーで移動するという事は右手で移動するキーを扱う事になるが、戦闘ではマウスの右クリックで敵を選択するため、右手はマウスに集中する。
 だから結局移動は左手によるW、A、S、D、を使うことになる。
 Zキーで戦闘態勢を取ってから、右手で右クリックして敵を選択、そのまま左手でキャラクターを移動させてFキーで戦闘開始。
 …まぁ、めんどうな事この上ない。
 たしかにFPS的なトリッキーなアクションもこの操作方法で可能になるのかもしれないが、初代のラグナロクオンラインなどが多数のユーザーから支持されてきた手軽さや簡単さは、少なくともRO2にはない。
 一応、キーカスタマイズ機能はあるようだが、おそらく根本的な解決策にはなっていないと思う。
 慣れてしまうまでは操作が難しい…という事だろうが、今の操作は明らかに手軽さからはほど遠い。
 正式なオープンでもっと手軽な操作になってくれればいいが…可能性としてはかなり薄いだろう。
 キャラクターのかわいらしさは確かにリネージュ2などから比べてもダントツだが、その中身は外見から想像も出来ない程難解と言えそうだ。
 クローズドβでみんながこの操作性の取っつきにくさを訴えれば多少は変更の可能性があるのかもしれないが、戦闘というアクションでの高度な操作体系を実現するには、今までのような手軽さを追求できないのかもしれない。
 その辺、何とかならないものだろうか…

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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