Monthly Archive: 9月 2010

POWER DoLLS、再び

 私が名作と信じて疑わない作品は少なくはないが、その中でもとびきり名作と呼ばれるものが幾つかある。
 一つは“タクティクスオウガ”であり、これは“タクティクスオウガ~運命の輪~”として今年の11月11日にPSP版でリテイク(リメイクというより良いところを引き継いで再構成)される。
 そしてもう一つ、マルチメディア展開まで発展した名作として“POWER DoLLS”という作品がある。
 美少女とメカというミスマッチデザインの走りみたいな作品だが、コイツは他の“美少女×メカ”を扱ったゲームとはかなり異なる。ゲームの内容がマジで難しいのである。どちらかというと、美少女という見た目で簡単に思わせておいて、中身はとびきりハードなシミュレーション、そんな感じのタイトルである。
 POWER DoLLSシリーズは、第一作目と第二作目は名作と言われるほど人気が高かった。特に第二作目はマルチメディア展開が最も盛んだった作品でもあり、良否はともかくアニメにもなり、ドラマCDにもなり、小説にもなり、漫画にもなった。
 ところが第三作目以降は、残念ながら第二作目を超えるような展開はせず、徐々に人気に陰りが見え始めた。理由はいろいろあるだろうが、制作スタッフが変わったとか、メカデザインが変わってしまったとか、そんな噂もあった。そしていつしか難しいゲームそのものが売れなくなる時代が到来し、気がつけばこの手のゲームそのものが姿を消してしまっていた。
 個人的にはものすごく面白い作品と思っていただけに、とても残念であり、またシリーズ展開してくれればいいのに…と常に思っている。
 そのPOWER DoLLSシリーズが、ガマニアよりオンラインゲームとして制作される事が東京ゲームショーで発表された。

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若者の現世離れ

 MSN産経ニュースに面白い記事が掲載された。
 初音ミクでポップな般若心経という…なんだこりゃってな感じの記事である。
 実際、ニコニコ動画にはこのVOCALOIDによる般若心経の動画がアップされていて、既に再生は70万を超えている。


 もうこの動画を初めて見た時のインパクトの強さといったらもうwww
 VOCALOIDという言葉を発音させるのが簡単になったとはいえまだ難しいという状況で、確かに読経なら違和感も少ないという盲点を見事突いた逸作である。
 ニコニコ動画ではいろんな派生が生まれていて、ロック、テクノ、バラード、ピアノ等々、そのバリエーションは一端の名曲並である。
 この動画は今月3日に公開され、昨日の段階で60万再生だった。ところがこのニュースに取り上げられた事でさらに再生数が加速、今の段階で70万を突破している。

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MHP3rd専用PSP?

 モンハン3専用なんてそんなワケではないが、特別に用意されたPSPが発売される。
SCEプレスリリース
PSP モンスターハンターポータブル 3rd ハンターズモデル

 画像が小さくてわからないかもしれないが、アナログパッドの形が標準と異なっている。
 また、前面スピーカーの穴の形がアイルー(猫)のにくきゅうの形になっていたりもする。
 その他にも標準で付いてくるバッテリーが1200mAhから2200mAhへと大容量化しており、また大容量バッテリーパック装着時の膨らみに合わせて、本体背面をより持ちやすい形状に変更されている。
 あとモンハン3rdカスタムテーマがプリインストールされている。まぁ、ここまで来ればモンハン3rd専用ってな感じではないだろうか。
 アナログパッドの形に関しては、社外製のパーツでも形の変更はできる。より動かしやすい形のものに変える方がプレイはしやすい。
 だが、前面スピーカーの穴の形がにくきゅう…ってのは、素人にはなかなかマネはできないため、どうしてもそこにこのモデルの魅力を訴求するならば、もう買うしかないだろう。
 12月1日に数量限定で発売されるとの事なので、予約もすぐにいっぱいになるだろうし、当日組も徹夜が出る…かどうかは分からないが、限定という言葉に弱い人は、今からアンテナを高くして情報をキャッチする必要はあるだろう。
 がんばってくれたまへ。

売れるだろうが…これでいいのかGTS 450

 ここ二日ほど、面白くもない私の周辺事情の話をしてきたので、今日はいつもの流れに戻そう。
 多分、どれだけ話を続けたとしても水掛け論にしかならないだろうし。
 ま、多分これで分かってもらえたと思う。私が異常なまでに“頑固”だという事がw
 で、今日の話はビデオカード。
 他サイトでは2日ほど前に話題になっていたかもしれないが、NVIDIAからミドルレンジのFermiファミリーが登場した。
 今まではGTXシリーズだったが、今回はGTSシリーズの450の登場である。
 搭載コアは、GTX460に採用されたGF104の性能をちょうど半分にしたGF106になる。
 半分だからCUDAコア数は192基となる。
 アレ? と思った人は間違ってない。GTX460は336基なのに何故半分で192基なのか? という疑問が出てくるのも当然である。
 これはGTX460がストリーミングプロセッサを1基潰しているからだ。ストリーミングプロセッサは48のCUDAコアで構成された単位だが、これを1つ分潰して歩留まりを良くしている。
 つまり、GTS450はある意味フルスペック版というわけである。

 メモリインターフェースも半分の128bitで、ROPユニット数も半分の16基と、ほとんどそのまんま460の半分のスペックである。
 消費電力は106wで、GTX460より優位なのは783MHzという動作クロックだけである。

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テキトーなライフスタイル

 昨日の件もそうだが、どうも私は誤解されがちな性格らしい。
 このBlogのサブタイトルにもあるが、基本、私はテキトーな性格をしている。
 自分の好きな事にはトコトン凝った事をするが、それは何も私だけの話ではあるまい。
 であるから、普段の私はかなりテキトーでいいかげん(良い加減ではない)なのだが、そう見えない時があるらしい。
 仕事は確かにやるべき事はやらなければならないとは思っている。
 だが、もともと管理には不向きなのである。
 根がテキトーなので、管理漏れがかなり出る。
 これがスパンの長いプロジェクトだったりすると、そうした管理漏れが幾分か修正され、プロジェクトそのものがちゃんと回って見えるのだが、スパンが短い話となると、あっという間に破綻してしまう。
 この問題があるからこそ、今の職場に入った直後くらいに問題となったのだ。
 もちろん、この弱点を克服すべく、いろいろな事を考え、またやってみたりもした。
 だが直る事は全くなく、逆に周囲から「使えない人」という認識をもらうハメになった。
 …多分それは今も継続中である。
 こんな話をすると、ふと思い出すのが銀河英雄伝説のヤン・ウェンリーである。
 キャゼルヌがユリアンに「ヤンは半年先は見えるが明日の晩飯が何かは見えていない」なんていう台詞を言うのだが、そういう意味では私も何となくそんなタイプなのかもしれない。
 もちろん、私が見ている半年先の話など程度が知れている訳で、そこに才能の差があるのは言うまでもない。
 自分自身がドン詰まっている今、この弱点がまともに顔を出し、それによって周囲に被害を与えている状況がある。さらにその被害を与えている事で私自身が焦り、そこからさらに二次被害が発生中という、デフレスパイラルのような悪循環が出来てしまった。
 人間嫌いの私が、さらに人間嫌いになる要因である。
 さて、これから先、どうやってこの状況を切り抜けていくか?
 一番簡単なのは、台風一過のごとく、過ぎ去っていく事なのだが…。
 テキトーゆえ、その対処もまたテキトーな事しか考えていない。
 それが私なのである。懲りないヤツだ…

自分自身が分からなくなる

 エヴァの中でも「ヤマアラシのジレンマ」とかATフィールドとか、いろいろな言葉を使って、互いのパーソナルエリアを守ろうとする障壁を表現している。
 確かに人には踏み入る事のできない部分というのは存在しているだろうし、多分私の中にもそういうものがある。
 だが、そういう部分があるからこそ、人は人を理解したいと考える所もあるわけで、そこは表現は難しいが、一種、タブーに触れる事への禁忌への衝動に似ているような気がする。
 正直言うと、今、私は自分自身の内部に多分のストレス材料を抱え、そのストレスを発散する意味で、バイク通勤とかそういう“物欲”にはけ口を求めている所がある。この部分は、ある種、私の触れられたくない部分でもある。
 不思議に思った人も多いのではないかと思う。
 あれだけ何か一つ買うにしても予算がない、と口癖のように言っていた私が、ここ最近何でもバンバン購入しているという事を。
 実は、この行為そのものが自分をさらに追い込んでいる原因でもあるのだが、その原因を悪化させてもなお、押さえられない衝動とストレスが発生しているのである。
 まぁ、そんな事をつらつらと書き連ねた所でただのグチにしかならない訳だが、ここらで一気に精算してしまわないといけないとも理解している。
 今、私は職場でほぼ「いらない人」化している。
 多分、私の存在が和を乱す存在となっているハズだ。別にそうなりたくそうなっている訳ではない。だが、明らかに私の行動ベクトルが組織とは相反する方向に向かいつつある。
 組織の中で、その人がどんなに中核になっていようが、その存在が和を乱す存在ならば、一番手っ取り早い解決方法は、その和を乱す存在がその中が消えるのが早い。
 と言うわけで、今、私の直上の上司に退職願伺いを立てている。
 実は、この退職の件、今から約1年前に計画していた事なのである。

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KSR110の実車を確認してきた

 導入予定のKSR110の実車を確認してきた。
 知人が所有しているもので、非常に状態の良いKSR110という話を事前に聞いていた。
 走行距離は100km未満というから、何のために買ったんだ? と思わなくもないが、生活の変化などで結局乗る機会を失っていったらしい。ま、そういう事もあるのかもしれない。
 東京某所の知人宅にて、その実車を確認したのだが…ほとんど新古車という状態だった(爆)

(注:画像はその実車ではありません。写真撮り忘れた orz)
 ノーマル車からの変更点は以下の3点。
 まず排気量が110ccから125cc(正確には124くらい?)にボアアップされている点。何でもKawasakiI純正の125ccエンジンパーツを使用しているとかで、信頼性はバツグンらしい。問題は燃費だが…まぁ110ccと125ccなら驚くほどの違いはない…と思う。パワーは純粋に上がっているだろうから、私の体格から考えて逆によかった変更点と言える。
 次にクラッチが自動遠心クラッチからワイヤーだがマニュアルクラッチに変わっている点。これも私に取ってはよかった点と言えよう。自動遠心クラッチは実のところ操作した事がないため、抵抗があったのである。
 そして次にメーターが純正のしょぼいメーターからタコメーター付きのマルチメーターに変わっているという点。トリップメーターなんかも装備してるから、これもよかった点だ。
 …なんだ、全部私にとってメリットのある変更点じゃないか(爆)

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GTX460に省電力版が登場

 GeForce GTX460が発表になってから1ヶ月半近く経過した訳だが、その後新しい型番のGeForceの登場はまだない。噂では8月後半(月末)にGeForce GTX475が登場するのではないか? なんてものもあったが、その話もまだない。
 噂の段階ではGeForce GTS450とか455とか、あるいはGT440なんて話もあるが、それらはどちらかと言えば廉価版で、ミドルハイやハイエンドの置き換え製品ではない。
 一方、ライバルの旧ATIは完全にAMDブランドへと移行する事を発表したし、噂ではRadeon HD 6xxxの話も出回っている程。何でも10月には登場する予定で、ハイエンドのRadeon HD 6870は、5870の20%程プログラマブルシェーダを追加しており、その数は1920spにまで拡張すると言われている。
 要するにライバルであるAMD勢はRadeon HD 6xxx系も5xxx系の拡張版で提供してくるワケで、テッセレーション性能を向上した新しいraster engineとメモリバンド幅の向上で、最終的には合計で30%程の性能向上というスタイルで攻めて来るようだ。
 で、NVIDIAはというと…前述した通り新製品の話があまりない。あっても廉価版の話ばかりで上位がない。
 AMDとは方向性が違うというのもわからなくはないが、ビデオカードの雄と言われているNVIDIAらしくない展開と言えなくはないだろうか…。
 そんな中、GeForce GTX460の省電力版カードが発売される。

 Galaxyから発売されるこのカードは“Green Edition”という位置づけで、6pin補助電源が1基のみとなっている。単体でリファレンスの10%程度の省電力化という話だから、システムで400wクラスの電源で使用可能らしい。

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アルプスの少女ハイジのブランコ

 バンダイビジュアルが、テレビアニメ“アルプスの少女ハイジ”のリマスターDVD-BOXを、11月26日に発売する。
 価格は18,900円で、片面2層ディスク9枚に全52話を収録している。音声はドルビーデジタルモノラル収録となっている。
 収録されている映像はオリジナル35mmフィルムから新たにテレシネを行なっているそうで、テレシネ作業には演出の高畑勲氏も立会い、高畑勲お墨付きの映像に仕上がっているという。

 この画像の左半分が既存発売のDVDに収録された映像で、右半分が今回のリマスター版である。たしかに左より右の方がより自然な色見になっているのは間違いない。
 上半分は一見すると左の方が鮮やかにみえるが、この鮮やかさは逆に不自然だ。
 下半分は左より右の方が色味そのものが鮮やかで自然に見える。最近のデジタル処理がより進化している事が伺い知れる。

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さくらんぼ小学校が消える

 来年4月に開校予定だった山形県東根市のさくらんぼ小学校。
 当初、その名前の学校が出来るという事で“リアルさくらんぼ小”としてネットで随分と話題になった。
 それもそのはず、ネット上で言われるさくらんぼ小学校とは、私立さくらんぼ小学校の事で、いわゆる同人アダルトゲームブランドの事。
 それだけに、同名の小学校が出来る事のインパクトの大きさは計り知れないものがあった。
 ところがこの事が大きな問題となった。
 同名のアダルトサイトが上記の通り存在する事から、児童への影響や風評被害を懸念するメールが30件ほど山形県東根市に寄せられたらしい。
 この事を受け、当初、山形県東根市の土田正剛市長は「校名を変えれば、かえってアダルトの世界を正当化することになる」として、校名変更の考えはないと言っていたのだが、「サイト名とかぶっているので学校名を変えてほしい」「邪魔をしないでほしい」「自分の子供が通う学校名がアダルトサイトとかぶるのはやめてほしい」「卒業後に履歴書にサイトと同じものを書くのは嫌だ」等のメールが市に送られてきたため、校名を変更する決断をしたという。
 まぁ、ある意味正しい判断だとも思うが、あえて強行するという手もあったように思わなくもない。
 ただ、市民から強烈なバッシングを浴びる側から考えると、やはり校名変更は避けて通れない道だったのかもしれない。
 …市長や市議だって選挙で勝てなくなると考えれば、そういう判断をするだろう事は簡単に予測できる事である。
 世間の“おっきいお兄ちゃん”達からすると、がっかりしている人もいるかもしれないが、ヴァーチャルである事の良さとリアルである事の弊害を考えれば、むしろリアルとヴァーチャルが合致しない方が多分良い結果となるのではないかと思う。
 ま、問題は校名を変更しようが何をしようが、既に今までの事実は残るわけで、本当に必要なのは今後の対策なのではないかと思う。
 真実は変えられないのだから。

概ねバイク通勤が見えてきた

 先日からバイクへの切り替えの為、いろいろ調べ物をしたりと忙しい日々を送っている。
 メットの準備は出来たので、あとは本体であるバイクの手配という事になるのだが、物件として近隣になかなか良いものがないのが実情。
 知人の周辺で乗らなくなったバイクがあるという話を聞いたり、格安で入手できる案件を聞いて回ったりと、安く仕上げようとすればするほど、こういうのは難航するもの。
 で、いろいろ難儀していた所、前職などの関係者からKSR110の話が出てきた為、今それを検討中である。

 話だけ聞いていると、なんかとんでもない掘り出しモノっぽい感じがするのだが…
 とりあえずいろいろ準備もしなければならないため、今度の休みに現地に行って実物を見てこようと思っている。
 ただ、知人関係だと無理を言える場合と言えない場合があったりするのが問題。
 結果的に高く付いた…なんていう可能性も否定出来ない。
 ま、それを今から気にしていては進みようがないので、とりあえず実物を見て、条件を話しあってからどうするか検討だ。
 9月中には何とかなればいいが…。

電子メモはどこまで便利なのか?

 キングジムから電子メモパッド“Boogie Board(ブギーボード)”が発売される。
 価格は4,980円で、発売日は10月15日。
 ちなみにこの製品は米Kent Displayの子会社iMPROV ELECTRONICSの製品で、キングジムが日本国内で販売する、という製品である。
 この電子メモパッド、何がスゴイのかというと、書き込みする際には一切電力を消費しないという事である。
 そして書き込んだ情報を保持している間も電力を消費せず、書いてある情報を消去する時だけ、僅かな電力を消費し、クリアな状態にするのである。

 内蔵されているコイン電池は、残念ながら交換不可で、交換する際には本体ごと交換するしかないようだが、約5万回の書き換えが可能である事から考えて、そう簡単に使えなくなるなんて事はないだろう。
 使用されている液晶パネルは特殊なもので、筆圧を感知する性能を持っている。なので書き味はかなり良いらしく、スタイラスのみならず爪で書き込む事もできる。
 ページをめくったりする機能はなく、新しい情報を書きたい時には今書かれている情報を消すしかないが、これは逆を言えば完全にデータを消去できるという意味でもある。
 まぁ、ページデータを保持してたくさんの情報を記憶させる方が便利なのか、それとも書いた内容が残らない方が便利なのかは人によって感じ方が違うが、ページデータが残らない方が気軽に使えるという人もいるのは間違いない話。
 要は使い方次第といった所だろう。

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