スマートウォッチを買ってみた

…いや、会社の知人が買うというので、それに乗っかってみた。

Apple Watchじゃない

以前、Apple Watchを買ってみようか悩んだ事がある。
その際、結局は自動巻きの腕時計を購入して、スマートウォッチの購入には至らなかったのだが、その時から「活動量計」というものに注目していた事は間違いない。
もともとあまり運動をしない私としては、それが健康に良くない事はわかっているし、そこを何とかしないといけない事もわかっている。
運動するように仕向ける意味でも、スマートウォッチを身に付ける事で運動を促進していければ…という思いもその時にはあったのだ。
だが、結果は前述の通りで、スマートウォッチを購入するコトはしなかった。
ところが、会社の知人がスマートウォッチが気になって仕方が無い感じで、どの機種が良いのか? という相談を受けた。だが、正直言ってAmazon.co.jpや楽天で売られているスマートウォッチは格安品も含めてとても種類が多く、私としても絶対的な製品はApple Watchしか薦められないという感じだった。
ただ、その人もそんな事はわかっていて、Apple Watchを買えば間違いない事は理解していた。要するに、そこまでお金を掛けず、満足できる製品があるのか? という事を気にしていたのである。
その人曰く「失敗してもいいと思える価格で一度買ってみて、それでダメなら最終的にApple Watchかな…」という事らしい。お試し要素が強いのかもしれない。
だが、それならばなおのこと「買ってみなければわからない」というのが本音である。中国製品などは、アタリハズレがあるし、何より中身は同じという事も多々ある。
ただ、その知人の要求はちょっと変わっていて、体温も計測したい、という希望があった。
で、数あるスマートウォッチの中から、体温(体表温度)を計れる製品を探してみたところ…恐ろしく少ないのである。いや、ほとんどが活動量計の機能などが中心で、体温の計測まで視野に入れている製品がなかったのである。
で、その体温計測を中心に製品を絞り込み、ようやくコレ、という製品を絞り込んだ。

買ってみた

その製品を知人に説明すると、買ってみよう、という話になり、私もその話に乗って色違いの同じものを購入してみた。
その製品が本日到着したのだが、早速使ってみて実に面白い製品だと感じた。
これで使える製品なら安いモノ計れるのは、体表温度、血圧、SpO2(血中酸素濃度)、心拍数、活動量、睡眠モニタリング、などで、特に驚きだったのが心電図が取れる事である。
本体だけでもそれらのデータは表示されるのだが、これらの機能はスマートフォンのアプリと連動させる事でより高度に使う事ができるようになっている。
スマートフォンと連動する、というのは、何もこの製品に限った話ではなく、ほぼ全てのスマートウォッチの機能でもあるのだが、これがあるが故に、スマートウォッチ側では設定変更する為の機能を一切持っていない。
つまり、スマホのアプリで設定した内容をスマートウォッチと同期させて、スマートウォッチをアプリでコントロールしている、という感じである。
機能の一つである心電図計測も、アプリ必須の機能で、アプリ側で心電図計測開始の指示を出し、それに合わせてスマートウォッチ側が計測を開始するよう作られている。心電図を取るには、電気接点を最低でも2箇所必要とするため、スマートウォッチを腕にはめた状態で、人差し指でスマートウォッチ表面のボタンを触る必要がある。それで体内に微弱電気を流して心電図を取るのだが、試してみて中々にして面白い機能であった。
これらの機能は、医療機器に通じる機能ではあるのだが、本機は医療機器ではないので、計測値はあくまでも参考値、という扱いになっている。
参考値であっても、指標がわかるというのは便利なものである。大凡の数値が見える事によって、健康意識が高まるのだから、私も単純なものである。

電池不要の時計

今回、このスマートウォッチを購入して、時計以外の機能ついて健康意識を高める便利な機能だと感じた話は前述した通りだが、もう一つ、私にとってこれはある意味便利かも、と思ったのが、電池不要の時計だという事である。
今回購入したスマートウォッチは、時計のバンドを外すと、本体側にUSB端子に接続できる接点が出てくるのだが、そこからUSBポートに差し込んで直接充電する仕組みになっている。
これによって電源確保するので、このスマートウォッチは電池交換の必要が無い。
自動巻きの時計でも、毎日腕時計をしていないとネジ巻きの動作にならないし、ゼンマイの容量によっては一日使わなければ翌日には止まっている、という事がある。止まればネジを巻けばゼンマイが撒かれてまた動き出すのだが、その際には再び時計やカレンダーを合わせ直す必要がある。
しかし、今回のスマートウォッチはUSB端子から充電するだけで良く、時計合わせもスマートフォンと同期して時間を合わせるので、時間合わせは一切不要である。
このような仕組みなので、充電さえしていれば電池交換は不要だし、時計合わせも不要。ある意味、手間のかからないとても便利な時計として、とても優秀だと感じた。
バッテリーがヘタってきた場合は、再び本体を買い替える必要があるかも知れないが、元々充電はそんなに頻繁にする必要のある製品でもないし、交換するとしてもまた似たような製品を購入しなおすだけの事である。
もっとも、使い慣れていった先に、Apple Watchの購入という選択肢もあるかもしれないので、今は次の事はあまり重要ではない。
とりあえず使ってみてそこそこ使える事はわかったので、これで数日データを採ってみて、その後の自分にどのように寄与するかを見ていきたいと思っている。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Share
アバター画像

武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。

Desktop Version | Switch To Mobile Version