照明をAlexaで

昨日のスマート化に続いて、照明もスマート化を進めた。

蛍光灯からLEDへ

先日から、当Blogの記事はスマート家電の話ばかりだと思うが、それは私が今まさにそれに取り組んでいるから。
ベッドから動けない要介護者の母親が、自宅で一人でいる時に家電の操作ができるよう、リモコンを使って操作してもらっていたところを、声で操作できるようにとスマート化を図り、Amazon Alexaを使用して一部の家電をスマート化している一環で、いよいよ本丸の照明器具に手を付けはじめた。
我が家では、未だ蛍光灯を使っている照明が2つ残っていたのだが、1つは昨日、私がLED電球の普通の照明に切替えてしまった。ホントはスマート化したかったが、予算的に私の部屋まで今はスマート化を進める事ができなかったので、普通のLED電球の照明へと変更したのだが、母親がいる所となるとスマート化が前提の話になる。
残る1つが母親がいる所のシーリングライトで、コイツをAlexa対応のLEDシーリングに変更する事にした。
交換するタイミングは…母親が不在の時がいいだろうという事でデイサービスで出かける日曜日に決め、その日に製品が届くように計画。
購入したのは、アイリスオーヤマの「CL8DL-6.0UAIT」という製品で、調光と調色機能を持つ製品。取付は簡単と書かれていたが、そもそもシーリングライトの交換などやったことがないので、ホントにそのまま取り替えられるかは判らない状態だが、やってみるべし、とAmazon.co.jpで製品を購入してみた。

デカイ…

家に届いた製品は…とてつもなくデカイ箱で届いた。光量の関係から6畳の部屋に8畳用のシーリングライトを取り付けるつもりでその製品を購入したのだが、まさかこんなにデカイとは…。
大きさに驚いたものの、重さは随分と軽い。照明がLEDなので全体の作りが軽くなっているのだろう。
箱から取り出して、説明書を見たところ、取付そのものは簡単なようだが、問題は既存の蛍光灯のシーリングライトの取り外し。
天井に木ネジで取付スペーサーを取り付けてあったので、工具なしで取り外す事はできないようだった。
マイナスドライバーでスペーサーを取り外し、一度天井をまっさらな状態、つまり照明の角形コネクタのみの状態にし、そこからLEDシーリングライトをマニュアルに準じて取り付けてみた。
角形コネクタでの取付なので、取付そのものに迷いはない。ただ、コネクタが固い事があるので、そこは要注意かも知れない。
取り付けたはいいが、ちゃんと通電するまでは安心できない。本体に紐などで電源を入れる仕組みを持っていないので、付属のリモコンに電池を入れて電源を入れてみる。
暖色にする為に専用のLEDが付いていたのか…どういう明るさの設定なのかはわからないが、LEDの配置が綺麗に見える明るさでちゃんと点灯した。調色の出来るモデルで、電球色に出来る事は知っていたが、ソレ専用のLEDが配置されている事がよく分かる。
確かに取付そのものは簡単だった。ただ、照明の角形コネクタのみでLEDシーリングライトの重さを支えていると考えると、ホントに大丈夫か? と多少心配になる。

明るすぎるかも…

取付は無事終了したのだが、コイツが実際にどれぐらい明るいのかが問題。ウチは部屋がいつも暗いので、明るめの状態にしたいが為に6畳部屋に8畳用を購入したので、とりあえずMAXの明るさを試してみた。
ちょっと明るすぎたかも知れない驚くべき光量(爆)
今までの蛍光灯のシーリングライトでは絶対にここまで明るくはならないというレベルの明るさだった。これなら光量50%で通常使用していても問題はないかもしれない。
あとはカバーを取り付けてシーリングライトの交換作業は完了である。

本題はココから

さて、物理的な交換作業はコレで終了したわけだが、本題はココからである。
この製品「CL8DL-6.0UAIT」はAmazon Alexa対応の機器なので、Echoと連携させて、声で操作できるまでが設定である。
まずアイリスオーヤマのアプリをiPhoneにインストールする。マニュアルに記載されているQRコードを読むか、App StoreでIRISと検索をして「IRIS SmartLF」というアプリをインストールする。アイリスオーヤマは製品の種別に応じていくつかのアプリに分けているようで、照明器具は「IRIS SmartLF」というアプリでコントロールするようだ。
「IRIS SmartLF」を起動するとアカウントの登録からはじめる事になる。既に登録している人はログインで良いだろう。アカウントを作成した後「IRIS SmartLF」で自宅の2.4GHzのWi-Fiを設定する。5GHzは対応していないので必ず2.4GHzのWi-Fiを利用する。その上でデバイスを探すと、照明器具を見つける事ができるのでリンクすればアプリで照明がコントロールできるようになる。
注意点は、iPhoneなどを通常5GHz帯のWi-Fiに接続している人は、一度2.4GHzで接続しなおし、その後「IRIS SmartLF」でデバイスを探さなければならないという事。どうも「IRIS SmartLF」のアプリ側ではWi-Fiの切替え選択ができない仕様のようで、iPhoneが接続しているWi-Fi設定をそのまま情報として利用しているのだろう。面倒だが、この部分は要注意である。
この「IRIS SmartLF」での設定が終わったら、今度は「Amazon Alexa」の出番である。
iPhone上のアプリ「Amazon Alexa」を起動し「その他」から「スキル・ゲーム」を選択し、そのカテゴリーから「スマートホーム」を選択し、現れるリスとからこから「IRIS SmartLF」を探すか、検索で見つけて、それを設定すれば、アイリスオーヤマのアカウントとAlexaのアカウントをリンクするかを聞かれる。
それでこれら二つのアカウントをリンクすると、Alexaでアイリスオーヤマのデバイスをコントロールできるようになる。おそらく、そこまで進められれば迷う事はないだろう。
というか、流れを書いてきたがこういったデバイスにそれなりの知見がある人がやれば、迷う事は最初からないぐらいには簡単である。

Nature Remo 3でも…

この「CL8DL-6.0UAIT」はスマートリモコンである「Nature Remo 3」でも操作する事はできる。リモコンがそもそも赤外線コントロールなので「Nature Remo 3」に登録すればアイリスオーヤマの照明としてプリセット設定が登録される。
基本的にどちらで操作しても良いのだが、オススメはAlexaでの操作である。理由はWi-Fiでの操作だから。
「Nature Remo 3」はあくまでも赤外線コントロールなので、万が一「Nature Remo 3」と照明の「CL8DL-6.0UAIT」の直線上に何かしらの障害物が入ると、通信を阻害されてしまって操作不能になる。
ただ、残念ながら声だけでの操作だと全てのコントロールが出来るとは言い切れないので、その場合は「IRIS SmartLF」での操作で対応するしかない。
そう考えると、アプリを連携させたとしても、それぞれのアプリで出来る事と出来ない事というのが存在し、微妙に使い勝手が違うという事が少し煩わしいと言える。
できればそういった違いがなく、全ての機能をシームレスにできると良いのだが…多様な製品をコントロールする事になるAlexaやNature Remo 3では、そこまでの制御は難しいのかもしれない。

とりあえず、これで照明までもが声で操作できる状態に出来た。
ここ2日で一部家電をスマート化したが、結局扇風機だけは声での操作ができない状態で、それ以外は何とかできた事になる。
扇風機…コイツが一番重要な家電だったのに、それができないというのは残念極まりない。
こうなったら扇風機を買い替えてでも声で操作できる環境を作るしかないな、と。
そうなると、どの扇風機が必要になるか、また調べないといけないかもしれない。
一番よいのは、Alexa対応を謳っている扇風機だが…探したけど見つからなかったんだよねぇ…。
Nature Remo 3にプリセットされている扇風機をとりあえず当たってみるか…。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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