ワンフェスの自主規制とその他諸々…

 アニメに分類しようかとも思ったが、ゲームにも抵触するかもしれないため、新たに“模型”というカテゴリーを作ってみた。
 まぁ…アニメとDVDのカテゴリーの差もウチのBlogでは非常に曖昧かもしれないが、一般作を全く観ないワケでもないのでとりあえずイイか…
 で、模型…というかフィギュアの話。
 先週の週末、有明でワンダーフェスティバル(以下ワンフェスと略)が開催されていた。
 当然の如く、私は行っていないが、前の職業の関係でちょろちょろっと各所から情報だけは入ってきてたりする。
 …まぁ、今はその情報を全く生かす事はできないんだが。
 で、そのワンフェスだが、どうもここ近年の間にアキバの街と同じ様な現象が起きていたようで、主催側から自主規制の通達が出ていたらしい。


 まぁ、その通達自体は自主規制を謳っているワケだが、摘発件数によってはワンフェスそのものの存続も危ぶまれる…なんて事が書かれていたためなのか、今回のワンフェスは比較的おとなしい表現に留まるディーラーも多かったようだ。
 展示会にそういうのを出す時点で、何か間違った方向に進みそうな雰囲気じゃないのかなと私などは思うが、アキバというところは街全体で一度そういう危機に直面した事もある(ハズだ)だけに、そういう流れは各方面に流れ続けているのかもしれない。
 ただ、やはり世間的に見れば、わいせつ物陳列もほどほどにしとけって事ですな。
 やりたいなら…隠れてやる方法とかあるだろうから、そういった趣向はそういう方向にシフトした方がいいと思う。
 表面だけでも取り繕う努力は必要な時代に入ったと私は思っている。
 フィギュアの世界はそういう困った流れに入っていたワケだが、プラモの世界はまたスゴイ時代に入っていたんだなという事を最近再認識した。
 ここ5年の間で、とんでもないほどの製造技術が向上していたようで、しばらく遠ざかっていただけで浦島太郎みたいな感じになってしまっていた。
 特にスゴイ進化をしていたのが、世間でいうところのガンプラ、つまりガンダム関係のプラモである。
 パーフェクトグレード(PGと略す)という、一種到達点に達したようなグレードでは、価格も然る事ながらそのギミックはとんでもない方向に進んでいるようだ。
 とあるガンプラサイトを見た時「なんだ、コレは!」目を疑った。
W-system-ガンプラを作るなら~PG ストライクガンダム
http://www.w-system-w.com/hoby/gallery/pg-x105-aile/pg-x105.htm
 ここのサイト自身はたいしたギミックは載っていない。
 ただ、そのギミックを搭載したPG ストライクガンダムをとても綺麗に作ってあったので掲載してみた。
 このPG ストライクガンダム、ボディ全体の装甲がちゃんとムーバブルフレームになっていて、各間接を動かすとちゃんとムーバブルフレームが可動するようになっている。
 個人的な話になるが、私はガンダムという作品群の中で一番色気のあるガンダムはストライクガンダムだと思っている。
 もちろんファースト世代やZ世代の人からすれば、もっと違った答えが返ってくるとは思うが、私個人からするとセンチネルのSガンダムやZ-plus以上にストライクガンダムにはガンダムとしての本流を詰め込んだ色気があると思っている。
 それだけに、このPG ストライクガンダムはとんでもない製品だと感じてしまう。
 ガレージキットのような数量限定モノでなく、一般市販品でこれだけのものを作ってしまっている今の模型技術は、これから先どこに向かっていくのだろうか?
 人によっては、このストライクガンダムのムーバブルフレームはやり過ぎだと言うかもしれない。
 しかし、装甲という覆い尽くすものを装備した人型のロボットが人間のように動作しようとするなら、実際はこのような装甲部が随時移動するような仕組みにならないと動けようハズがない。
 そういう意味では、これから先出てくるであろうロボットの道すらここから見えてきそうで、何と奥の深いガンプラかなぁ…とか勝手に思ってみたりした。
 HONDAのASIMOにムーバブルフレーム搭載して限りなく人の動きに近いASIMOが出てきたりするのも、非現実的とは言えないかもしれないのだ(ねぇな、絶対(爆))。
 今頃PG ストライクガンダムの話なんて…という人もいるだろうが、知らなかったのだから仕方がない。
 ま、実際には昔は興味なかったんだけどね。
 ここ最近、PGシリーズは何も出ていないみたいなんで、次出てくるモデルがどんなギミックを搭載してくるか非常に楽しみである。
 作れる技術があるのなら…作ってみたいとも思うが…無理だろうなw

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. アバター画像 うめー より:

    久しぶりに来て見たらWFについて書いてあったんで
    オイラ的レスを。
    行ってきましたFW2007夏。
    エロ表現に対しての自粛は主催者側から通達がありましたので
    ディーラーの展示方法なども含めてどういう風に自粛されるのかも
    見て来ようと思ってたんです。
    実際行ってみると意外といつも道理?に見えました。
    確かにプロディーラーの某岡山などは完成品を展示せず
    パネル展示でしたので華やかさは無くなってましたが。
    アマディーラーは何も変わっていないように見えましたね
    版権取得作品は版権様のチェックを通ってる訳ですから
    隠す所も最小限にとどまっていたように思います。
    WFはこのまま緩い引き締めが暫く続くのじゃなかろうかと思いますよ。

  2. アバター画像 武上 より:

     ま、規制を意識してたのはプロだけだと思うよ。
     自主規制というのは、自分を守る意味合いが強いわけで、アマチュアが意識するようになるレベルだと、倫理観はすでにレッドゾーンに入ってるぐらいに、業界全体が危険視されている状態と言っても過言じゃない。
     幸いにしてまだそこまでには至っていないだろうから、今はまだそれでいいんじゃないかと。
     ま、当日の状況は私も知人から色々聞かされてたんで、あんまり変わってないという事は知ってたけど…
     でも露骨な表現はやっぱり隠れてやるから意味があると思うんだけどね…

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