シムシティ(2013)、結局買っちまった…

 欲望に勝てなかった orz
 欲しい、欲しいとは思っていたのだが、ここ最近金遣いの荒さを改めようと心に誓っていたのだが、どうしても耐えられなくなり、とうとうシムシティ(2013)を購入してしまった。
 購入はElectronic Arts(以下EAと略)の直運営の“Origin”でダウンロード版を購入した。
 しかもデジタルデラックス版である。
 なぜもっと安いバージョンを買わないのか? と言うと、追加特典コードがすべて付いてくるから。ま、最初にEAの限定版を購入し、その後に特典コードが付いてくるアップグレードパスを購入する、という手もあるのだが、合計金額は同じ。なら最初からあってもイイじゃない、という事で全部ありEditionを選択した。
 Steamもそうだが、最近のPCゲームはこのように共通プラットフォームになるケースが増えてきているようである。コピー対策だったり、プレイするPCが固定しないという場合にその効果は絶大と思えるが、同時に中古PC対策にもなる。メーカーからすれば最適な対策なのだろうが、同時に中古ソフトを取り扱うベンダーからすると、職を失いかねない流れである。

 と言うわけで、プレイする前の導入をちょっと書いておく。
 まずEAのサイトからOriginのクライアントプログラムをダウンロードし、インストールする。
 その後Originを起動し、ユーザー登録をするのだが、そこでログインしている状態でOriginストアでシムシティを購入する。この時点でOriginに自動的に登録され、ダウンロード&インストールが進んで行く…というのが、EAのOriginストアで購入する手順。
 もし、EAのOriginストアで購入しない場合は、ダウンロード版の場合はメールでプロダクトキーが送られてくる。そのコードをインストール&ユーザー登録したOrigin上で登録すると、シムシティがダウンロード&インストールできるようになる、という仕組みである。
 パッケージ版でもOriginへの登録は必須らしいので、結局はダウンロードデータがオンライン供給かメディア供給かの違いしかないようである。
 ゲームプログラムのインストールが終われば、あとはそのゲームプログラムを起動すればOriginの存在を意識する事なくログインし、ゲームがプレイ可能になる。もともとシムシティ(2013)はオンライン専用であるため、アクティベーション以外でもオンライン環境は必須である。

 今回のシムシティ(2013)では、前作までのような神業は使えなくなっている。前作までは山をゴッソリ削ったり、海を大々的に埋め立てて陸地を作る…なんて事が容易に可能だったようだが、今作はその手の改変が一切できない。つまり、基本的には今ある地形状態を利用した街作りをするしかないのだが、一つだけ人間業ではできない事が可能になっている。
 それが、その土地に埋蔵している資源が何であるかを知る事ができる、というもの。
 つまり、最初から該当の土地には石油がどのあたりに埋まっているのか、どのあたりに鉱石が眠っているのか等を知ることができる。
 これだけでも十分神業と言えばそれまでなのだが、まぁ、ダウジングでもやってその資源の存在を知る事ができた…ぐらいの妄想と考えれば良いだろうw
 そうした地下資源を見据えて、街作りの初期プランを考える事になる。


 まぁ、大凡シムシティ(2013)のネタは、ネットを見ればいろいろ書かれているが、あえて私の視点でも記載しておく。
 マップには最初、高速道路とそのインター(とマップによっては外部と接続されている鉄道)のみがあるだけである。
 市長(つまりプレーヤー)はまずインターから道路を敷き、区画を作る事から始める。今回のシムシティでは、道路沿いにしか建物を作ることができないため、道路計画は特に重要であるのだが、その道路も以前と違い実に自由に敷くことができる。
 どれぐらい自由かというと、曲線を描き続ける事も可能なのだ。配置する建物は、この道路に合わせて敷地の形状をある程度変える事ができるため、道路が曲線でも街が大きくいびつになる事がない。実に上手く作られている。
 あと今作は道路を敷くと同時に上下水道、送電線なども一緒に敷設されるため、そのあたりは気にしなくて良い。ただ、繋がっている事は効率とイコールではないので、そのあたりは車の渋滞と同様だと考えておいた方がよい。
 
そうして道路を強いていき、住宅区画、商業区画、工業区画を作って行き、住民がやってくるのを待つ。このあたりは従来のシムシティと同じだが、住人が増え
てくると、電気が欲しい、水道が欲しい、ゴミ処理施設が欲しい、役所が欲しいなど、要望を出してくる。ライフラインとして、発電所と上水道は必須だが、他
は環境や財政、状況を見て作って行くことになるだろう。
 このようにして都志運営をしていくのだが、このような説明は実はありきたりすぎる内容
で、初期の頃は大体似通った運営方法になる。しかし実際にはそのマップに合わせた発展のさせ方をこの先は考えていかねばならないため、はじめる際のマップ
選択で、その土地の傾向を把握し、発展させる方向を見据えた都市設計が必要になるだろう。

 とりあえず私もまだはじめたばかりで実際には
データに残るプレイをしていない。チュートリアルで覚えるべき事も決して少ないワケではないし、イキナリは全て把握してプレイできないかもしれない。初期
の頃のシムシティとは全く異なるほど、できる事が多いので、じっくりと都市を造っていこうと思う。

 最後に、プレイの為の環境にちょっと触れておく。
 私の環境はIvy Bridge Core i7 3770K、メモリ32GB、GeForce GTX670という環境だが、この状態だとフルHDでほぼ最高スペックでのプレイが可能。ただし住人の数が10万人とかを超え始めるとフレームレートの低下が出てくるかもしれない。
 おそらく、現在のミドルレンジクラスのCPUとGPUなら、標準以上の表示品質でのプレイはできるのではないかと思う。思った以上にシミュレーション負荷は高くない感じだ。
 フルHDではなく、ウィンドウサイズをもっと絞り込めば、ミドルレンジクラスでも最高品質でプレイする事は可能だと思われる。ただし、アンチエイリアシングなどはONにすると一気に負荷が高くなるため、そのあたりはGPUとの相談になるだろう。
 私の感覚的な判断だが、Ivy BridgeならCore i3でも十二分に動作し、その内蔵グラフィックス(HD4000)だとフルHDは厳しくてもそこそこ動作する、という感じだ。
 つまり、ここ1年くらいのノートPCでも十分動作すると考えられる。

 派手なアクションのゲームよりも、じっくりと腰を据えてプレイするゲームが好き、という人や、箱庭ゲームが好きという人には受け入れられるゲームだと思う。
 条件を変えればいくらでも遊びようのあるゲームだし、今イチオシのゲームである。
 最大の問題は…時間がどれだけあっても足りないという事である。中毒にはご用心。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Share
アバター画像

武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。

Desktop Version | Switch To Mobile Version