Angel Halo

Vistaと7

 既に各サイトで言われているように、Windows 7はVistaのマイナーチェンジアップデートという位置づけになるようだが、私的にWindows 7は何となく本命Vistaという感じがしてならない。
 名前から受けるイメージかもしれないが、Vistaという響きと7(セブン)という響きでは、7の方が新しい何かを感じる。
 そもそもVistaとは何を意識したものなのかが伝わりにくかったと私は思っている。
 じゃあ、XPは伝わりやすかったのか?と言われると疑問ではあるが、Windows95以降、西暦を冠したWindowsシリーズから脱却し、XPと名付けられた事そのものに特別なイメージがあったのかもしれない。
 …ちなみにWindows MeはMillennium Editionの略で、21世紀をイメージして名付けられたと言われているようだが…中身もたしかに曖昧なOSだったかもしれない。
 新OSのWindows 7がいつ頃発売されるのかはまだハッキリわからないとは思うが、カーネルが特別新しいモノでない以上、1年ないし2年内には発売されるOSなのではないかと思う。
 もしそうなると、Vistaはわずか4年くらいの短命OSになりそうな予感があるが、Microsoftも売れないVistaをそのまま販売し続ける事もないだろうから、Vistaの幕引きをして新たにWindows 7というVistaカーネルで再出発するのではないかと思う。
 問題なのはVistaは最後まであまり良い話を聞かなかったという事。
 あれだけ大革新をしたOSではあったが、結果として搭載したい機能のほとんどを実装できないまま発売され、発売されればXPの方が使い勝手が良いと言われ、SP1が公開されてもまだXPに追いつけない部分が残されている。
 なんとも不憫なOSだったと言わざるを得ない。

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もうこんな価格に…

 気がつけばHDDの価格がさらに変な事になっていた。
 いや、変っていうか安すぎるんでない? という状況に。
 私はSeagate製品はあまり買わないため、比較対象がWestern Digital製品になってしまうのだが、気がつけばWD Caviar Greenの容量1TBの3.5インチHDDが10,000円強という価格になっていた。
 これがWD Caviar Blackという一つ上のランクになると同容量で15,000円弱ではあるが(おそらく回転数が違うものと思われる)、それでも単体で1TBというHDDがこの価格帯になっているのである。
 10,000rpmという回転数を誇るRaptor系のWD VelociRaptorは300GBで29,000円弱と未だ高値ではあるが、それでも以前から比べれば容量が増え、価格も比率的に安くなっている。
 DDR2メモリもそうだが、最近パーツの値段が劇的に安くなっている。
 何でだろう…と考えたが、その答えは3秒もかからずに出た。
「ああ、そういえば今は円高なのか」
 ずっと前にもメモリが安くなったと書いたが、その時も急激な円高の時期であった。
 しかも今回の円高は最近類を見ないほどの円高傾向なだけに、メモリやHDDは相当低価格になっている。
 PCパーツを買うにはものすごく良い時期かもしれない。
 さぁ、みんな予算をかき集めるんだ!
 …あれば orz

VHS終焉の足音

 ビクターが単体VHSビデオデッキの生産を終了したようだ。
 これが他メーカーなら話題にならないかもしれないが、ビクターであれば話題にならざるを得ない。
 VHSビデオは、ビクターが世界で初めて開発し、長時間録画のメリットで世界のデファクトスタンダードになった。
 累計出荷台数は9億台以上とも言われ、その初号機は1976年9月9日に発表されている。
 VHSがスタンダードメディアになる際、そこにはやりはライバルがいた。
 有名な話だが、SonyのベータマックスがVHSと熾烈な争いをしていた。
 画質に優れるベータマックスと長時間録画が可能なVHSの勝敗の決め手は、映画を1本録画できる記録時間があるかどうか?というところが焦点となった。
 まさしく、標準的放映時間の120分が明暗を分けたのである。
 Sonyのベータマックスは2倍録画時間を可能としたが、VHSは3倍録画時間を可能にし、120分録画を先に可能にしたのがVHSだったワケである。
 VHSがスタンダードとなった後、ベータマックスは業務用の道を進んだ。
 業務用では画質が何よりも最優先になったからだ。
 であるから、ベータはその後デジタル世代になってもデジタルベータとして新しい規格が生まれ、継続的に使われ続けた。
 VHSも当然高画質な規格が生まれたが、画質では最後までベータ系が上回っていたとも言われている。
 VHSはあくまでも民生用の地位に留まったが、それだけに流通量だけは半端ではなかった。まさにデファクトスタンダードである。
 そんなVHSもとうとう終焉を迎えそうな影が見え始めた。
 ビクターもDVDと組み合せた複合機ではまだVHSのデッキを生産すると言っているが、おそらくそれも長期間に渡って生産される事はないのではないかと思う。
 ベータも今では見る影もないが、デジタルの波は確実にアナログメディアを消し去ろうとしている。
 時代がそうさせようとしているのだから仕方がないのだが…

熱光学迷彩

 士郎正宗氏の作品“攻殻機動隊”で印象的なイメージと言えば、ほぼ間違いなく光学迷彩で主人公が景色に溶け込んでいくシーンだろうと思う。
 光学迷彩と言われる、周囲の景色と同化する技術だが、実際に全く実現できない技術というワケでもない。
 というか、この作品に感化されて研究している人もいる。
 つまり、それほど手に届かない技術ではなく、また手に届いていない技術でもある。
 10月23日~26日に、お台場の日本科学未来館で、CGや3D映像、ゲームなどの最新デジタルコンテンツを紹介する“DIGITAL CONTENT EXPO2008”が開催されている。
 その展示の中に、光学迷彩の一つの形が展示されている。

 これがそのデモンストレーションだが、見てわかるだろうか?

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気がついたら…なくなってしまうのね orz

 私は一応二輪免許も持っている。
 基本的に四輪しか乗らない私だが、10年ほど前にどうしても二輪に乗りたくなって普通二輪の免許を取った。
 普通免許を取った後の二輪免許であったため、教習所の教習規定時間は短かったものの、もともと普通免許を取るときにも、当時北陸にいたため、その土地柄、冬という事で原付教習が免除され、結果として初めて乗った二輪が400ccだった。
 そんなワケで二輪にとことん縁の無かった私だが、実際教習を受けて比較的すんなり取れてしまったため、最初に乗りたいと思っていたアツイ情熱が冷めるのも早く、イキナリHONDAのNSR250Rを買ってそれっきり。
 それもあまり乗らないまま売ってしまい、その後全く乗らなくなった。
 途中、二輪は二輪でも自転車に凝った時期があり、ドイツ製の折りたたみ自転車“BD-1”を買って、乗り回した事もあるが、実家に戻ってきてからはそれもなくなり、二輪という二輪に全く縁がなくなってしまった。
 だが、それでも二輪が好きという思いがなくなったワケでもなく、ちょっとした街乗りで小さいバイクが欲しいなぁと思ったりもしていた。
 で、その時欲しいと思っていたバイクがコレ。

 KAWASAKIのKSR110というバイクで、名前の通り110ccの小型車である。
 ところが…今年の夏に公式サイトを見たときは書かれていなかったのだが、今日サイトを見てみたら“このモデルは生産を終了いたしました。”の文字が…。

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考え方はいろいろかもしれないが

 中国という国はある意味すごい。
 主張する内容はまず自分が中心にいるところから始まるのだから、その内容はどうしても自己中心的になるというか何というか…。
 とりあえずこの記事を読んでもらえばわかりやすい。
中国ユーザー、Microsoftの海賊版対策に激怒
 これは海賊版Windowsへの対策ツールが原因で中国ユーザーが激怒しているという内容の記事。
 海賊版だと発覚すると画面を真っ黒に変えてしまうのである。
 中国では2億人のコンピュータユーザーの大多数が、そうと知りながら、あるいは知らずに海賊版ソフトを使っていると考えられているため、Microsoftとしても対策が必要という事で施策したワケだが…受ける側からするといろいろ言い分があるのかもしれない。
 もちろん、その言い分が正しいとは限らないワケで…。

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ヘッドホンを考える

 Dr.DAC2によって私の音楽環境は激変したわけだが、Dr.DAC2を導入した事で浮上した問題がないわけではない。
 それがアナログ出力側の問題であり、私の場合はほぼヘッドホンの問題となる。
 今現在、オーディオテクニカのATH-A700を使用しているが、このヘッドホンの場合、若干中音域が主張する傾向があり、逆に低音域が控えめな感じになる。
 一般的なJ-POPSを聞く分にはおそらくこの特性で問題はないと思うが、私個人としてはヘッドホンから出る音はあくまでも自然体、つまり高音域、中音域、低音域すべてがバランスの取れた状態になっているのが望ましいと思っているため、今のATH-A700から別のモニターヘッドホンへと切り替える必要があると思われる。

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MDT243WG

私の予測通りの展開で、液晶モニタの新製品が登場した。
私が購入した三菱製液晶モニタMDT242WG-SBの後継機種であるMDT243WGがこの冬登場するのだが、製品の中身はあまりMDT242WGと変わらない。
大きく違うのは動画ブレを押さえるMP ENGINEが進化してMP ENGINE IIとなった事だ。
MP ENGINEは強制的に黒を瞬間的に挿入し動画ブレを押さえる技術だが、私が購入したMDT242WGではMP ENGINEをONにすると輝度が落ちてしまうという問題があった。黒を挿入して動画ブレを押さえるのだから、挿入された黒の分だけ画面の輝度が落ちるという、極々単純明快な仕組みと結果だが、MP ENGINE IIではその落ちる輝度を設定値を上げて維持するという仕組みのようで、明るさが20%ほど向上した…という事である。
だが…個人的に言わせてもらうなら、私は輝度が落ちても問題ないと思っている。というのは、元々のMDT242WGの輝度そのものが高いため、かなり画面は明るく、動画を見る時にMP ENGINEをONにして若干輝度を落とした方が動画が見やすいと思っているからだ。
ただ、やはり輝度が落ちるというのは一度設定した輝度からさらに落ちるという意味であるから、それがなくなる事そのものは機能アップと言える。
これからMDT243WGを買う人はそれが当たり前になるため、ここら辺は好みの問題か?
ちなみに私が最も懸念した液晶パネルだが、これもMDT242WGと同じA-MVA形式であるため、目には優しい液晶モニタと言えるだろう。
新型MDT243WGの機能をざっと見てもMP ENGINE II以外に大きく進化したポイントが見あたらない。
もし24.1インチクラスのWUXGAモニタを安く買いたいという人で、液晶パネルにこだわる人は旧型となるMDT242WGの在庫を狙ってみるというのもいいかもしれない。
特に広色域パネルになっているワケでもなく、違いはMP ENGINE IIのみなのだから、そういう選択肢もあるだろう。

三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2008/1022-a.htm (現在リンク切れ)

そろそろBlu-rayか…

 最近DVDを買わなくなったなぁと思ったりするのだが、何故買わなくなったのかというその理由を考えると、面白いと思うタイトルが少なくなったからという理由が主でありながら、確実にDVDでは満足できないという自分ができあがりつつあるという事実にぶつかり、そろそろプラットフォームを考える時期なのかという事に気づかされる。
 私は年内に記録型Blu-rayドライブが2万円を切り、最終的には1万円前後になるだろうという予測をした。
 そしてそれがほぼ現在でも満たされた状態になってきている事を先日Blogに書いたが、予測外の事もあり、それがBlu-rayという規格そのものの拡張と連動している事である。
 ただ、この拡張していく追加機能を追い掛けていくと、おそらくキリがないのも事実で、どこかのタイミングでBlu-rayドライブの購入に踏み切る必要もあるだろうと思っている。
 DVDドライブの時もそうだった。あのときは2層ディスクが登場するかしないかというところでかなりの時間がかかり、1層対応ドライブを一度購入し、その数年後に2層対応ドライブを購入した。
 おそらく、私のような買い方をした人も多いのではないだろうか。
 そしておそらく、Blu-rayドライブもこれと同じような段階を踏むことになるだろうと思っている。

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耳がよくなった?

 Dr.DAC2を導入してからというもの、聞く音楽の中身が非常に濃くなったわけだが、その副産物とでも言おうか、耳に入ってくるすべての音に対して今までとは違う広がりを感じるようになった。
 どういう事かというと、今まで聞いていた音よりもより沢山の音が聞こえるようになったのである。
 これは退化した耳がDr.DAC2のより多く含まれた音楽情報を聞くようになり、順応する事で世間の音までもより多くの情報を取り込むようになった…という事なのかもしれない。
 自分でも驚くほど普通の音が違って聞こえるようになった。
 たとえばPSPのゲームをしていても、今まで本体から普通に出ていたと思っていた音に、ゲーム内の状況毎に変化が付けられていた事に気がついたり、テレビからの音も今までと違って聞こえるようになった。
 普段から世間一般のリアルの音を聞いていたハズだから、耳が退化している事自体あまりないと思っていたが、実際良く“聴く”音に耳が順応していたらしく、どうも私の耳は圧縮音楽を普通に聴く耳になっていたようである。
 その圧縮音楽ですら、DACの向上によって音に広がりが出て、聞こえ方がまるで違ってきているのだから、改めてDACの重要性を考えさせられた。
 まぁ、こんな事を言葉でずらずら並べても多分解りはしない。
 実際に聴いてみるのが一番なワケで、ぜひ皆さんにもより高解像度な音を聞いてもらいたいものである。
 世界が変わるよ?

ヴァーチャルとリアルの境目

 まぁ、いずれ出るだろうとは思っていた。
 PS3でカメラを使ってカードを認識して画面上にゲーム要素を反映させるカードゲーム“THE EYE OF JUDGMENT BIOLITH REBELLION ~機神の叛乱~”が発売されたとき、多分このテの製品が発売される事は予測していた。
 なぜなら技術的にほぼ同じ事をしているワケで、そこにアクションコードを追加してリアクションさせるだけでソレが可能なのだから。
 ただ、予想範囲内とは思ったが…なんか異常なまでの盛り上がりなのは予想外だった(爆)

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何故なんだろう?

 以前からずっと不思議に思っていた事がある。
 別に大した事ではないのだが、何故今の音楽業界は未だにパッケージをCDとして売り出しているんだろう?
 最近では音楽もネット配信が盛んになり、楽曲をダウンロード購入できるようになっているのはわかるが、それが物理的販売になると媒体はCDになってしまう。
 たしかにCDプレーヤーの普及率は非常に高いが、未だにCD専用のプレーヤーでCDを聞いている人というのは、どれくらいの比率なんだろうか?
 普及価格帯のコンポなどがCDプレーヤーを搭載しているという事実は知っているが、ここ最近、iPodの登場でその音楽を再生する利用形態が大きく変わってきているように思う。
 もし普及的な問題を論点とするならば、たしかに今以てCDにする意味はあるかもしれないが、もし音楽を聴くという媒体そのものに変化が起きているのならば、私は音楽業界が率先してCDより上位の規格へと押し上げていく必要があるのではないかと思っている。

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