時代はPSPなのか?

 PSPのMHP2ndGは爆発的に売れた。
 ソレまでのPSP用ソフトで、爆発的という言葉が似合うソフトがそう沢山あったとは思わない。
 しかし、今年に入ってからというもの、PSPソフトで爆発的という言葉がふさわしいタイトルが出てきている。
 MHP2ndGしかり、ガンダムバトルユニバースしかり…。
 そして意外にもファンタシースターポータブルまでもが店頭から消え去ってしまうぐらいに売れていた。
 ファンタシースター系統のゲームで、こんな事は今まで無かったんじゃないだろうか?
 ファンタシースターポータブルはそのベースがファンタシースターユニバースにある。
 だから私が明確に知っているファンタシースターとは異なる。
 私はDC版ファンタシースターオンライン(以下PSO)をプレイしていたが、その後ファンタシースターオンライン ブルーバースト(以下ブルーバースト)が登場し、そしてユニバースが登場した。
 ユニバースはブルーバーストまでのPSOとは異なり、同時にプレイできる人数も増え、プレイスタイルこそ大きく変わらないものの、中身的にはかなり大変革したゲームだったと記憶している。
 今回のポータブルでもユニバースからキャラクターをコンバートできたりするぐらい同じシステムが搭載されているのだが、より細かくキャラクターを作れるようになっているらしい。


 ファンタシースターシリーズの世界観は独特で、かなり宇宙色が濃い。
 メジャーな剣と魔法の世界ではなく、それにメカが加わり、より近未来的な雰囲気がある。
 その世界観を拒絶する人もいるらしいが、私的にコレもありかなぁ…と思い、PSOを始めた。
 ゲームの大元はセガ マークⅢ時代から存在しているが、多分一番メジャーになったのはPSOだと思う。
 やはり協力プレイなどができるタイトルは定着率も高いせいか、PSOはそれなりの認知度と人気を博していたと言えるが、PC版が出た時はタイミングもあまりよくなかった。
 というのは、PCプラットフォームのオンラインゲームには既に不動のタイトルが数本あり、そこに新たに加わるにはPSOは非力過ぎたと言える。
 というのは当時のPCプラットフォームのオンラインゲームはMMO(大規模人数参加型)が主流であり、MO(小規模人数参加型)のPSOは受け入れられにくいという性質があったと言える。
 モンスターハンターシリーズはMOであったが、コレは時期が良かったのかPCプラットフォームでも人気がある。また、コンシューマプラットフォームが爆発的人気だったのもその要因の一つだったかもしれない。
 しかし、PSOは早すぎた名作と言おうか、当時のPC版はパッとしなかったのである。
 その後ブルーバーストが出たが、ブルーバーストはPSOから大きな変化は無かった。あったかもしれないが、私から見て大きく変わったという感じは全くない。
 ブルーバーストが出てそう時間が経たないウチにユニバースの登場となったワケだが、私が知る限りユニバースが爆発的人気作になった記憶はない。
 それだけに、同じシステムを使用したポータブルが、店頭から消えるぐらいに売れているという事実が今ひとつわからない。
 もちろん、ゲームがつまらないとは言わない。
 類似のPSOをプレイした事のある私から見ても、ユニバースやポータブルは面白そうに見える。
 だが、バックボーンであるオンライン系ファンタシースターシリーズにそんな爆発的ユーザーがいなかったと考えると、今回ポータブルが売れている背景には別の理由があったと見るべきかもしれない。
 おそらく、PSPの普及台数が増え、今までファンタシースター系にあまり触れなかったユーザー達が目を向けたのかもしれない。
 おそらく、メーカーにとっても意外だったのではないかと思う。
 私はまだ買わないが、多分いずれは買うだろう。
 MHP2ndGが終わる頃に…(いつだよw)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Share
アバター画像

武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。

Desktop Version | Switch To Mobile Version