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Monthly Archive: 7月 2017

大国だからなのか?

21世紀にもなって未だに…。

中華ウルトラマン

中国企業の広州藍弧文化伝播有限公司が、ウルトラマンシリーズキャラクターを利用した映像作品「鋼鐵飛龍之再見奧特曼」の製作を発表した。
当然だが、円谷プロの許諾・監修等のないもので、勝手に政策発表し、しかも日本のウルトラマンシリーズの映像も資料として使われた発表をしているという。
いわゆる、中国のパクリ問題を素で突き進んだ形なわけだが、ここまでの大国になった今でも未だこのような事が行われている事に、国としての威信はないのか? と疑問を感じてしまう。
…いや、逆を言えば、大国だからこそ、著作権すらをねじ伏せるつもりなのだろうか?

円谷プロ ニュース
http://m-78.jp/news/n-4899/

当然だが、円谷プロ側は法的措置を含む断固とした措置をとっていくとしているが、果たして中国企業側がどのような形で対応してくるかが見物である。

国民性

私は中国の歴史の中でも三国時代の話として有名な三国志は結構好き(といっても吉川英治の小説だが)なワケだが、その時の中国人たちは本当に偉大な人が多いと思っている。
しかし現在の中国に、そのかつての偉大な人たちのような人を感じる事があまりない。いや、全くと言ってもいいかもしれない。
いつからそうなって、どうしてそうなったのかは、あえてココでは言わないが、何かが明らかに異なっているのが現在の中国だと思っている。
そんな中国が今、世界の工場の役割を経て経済大国に名乗り出てきた。そしてそこから発生したのが、急激に進歩する技術とそれにともなう世界的立場である。
中国は確かに巨大国家として世界に進出したが、国民性という面で見てみると、残念だが未だ国際社会で周りから認められる国民性を得たとは言えないと思う。
確かに日本もかつてはモノマネの国だった。それは否定しようのない事実だが、中国は世界規模の大国になっても未だパクリ大国のままであり、商売として金儲けができれば何でもOKという感じが抜けない。
厄介なのは、日本の規模と比較できないくらいに市場規模がデカイのに、過去の日本のアヤマチと同じことをしているおかけで、その被害が小さく収まらない事にある。しかも日本はそのパクリから独自進化を経てオリジナルと呼べるレベルにまでコンテンツを昇華させる事ができたが、中国では未だそこに到達しているとは言い難い事にある。
今回のウルトラマン問題もまさにその渦中での話という事になるが、果たして数年後、中国はオリジナル作品を世界に響かせる事ができる国になっているだろうか?

ま、そうやって日本もあぐらをかいていれば、何れ他国に抜かれ落ちぶれていく。おごり高ぶることなく、独自の道を歩んでいかねばならないわけだが、果たして日本も落ちぶれることなく進む事ができるのか?
最近の日本のコンテンツを見ていると、漠然と不安しか感じないのだが…。

ポメラでLinux

世の中にはイロイロ試す人がいるものだ。

ポメラでLinux起動

キングジムから発売されているポメラDM200でLinuxを動作させた人がいる。
EKESETE.netと呼ばれる個人のブログの中の人だが、実は私はそれほど驚いてはいない。
というのも、もともとポメラDM200はLinuxが動作しても不思議ではないスペックを持っていたからだ。
CPUにはRockchip RK3128というクァッドコアのARM Cortex-A7MP仕様が搭載されているし、512MBのDRAMメモリ、4GBの不揮発性メモリなどが搭載されている事を考えれば、Linuxが動作しても何ら不思議ではない。
しかし、実際にはそんなに簡単にLinuxが動作するはずもなく、誰もがDM200でLinuxを走らせる事ができるとも言えない。何かしらの抜け道を見つけ、起動させる為の方法を見つけない限り、ポメラでLinuxが走るようになる訳がない。
そういう意味では、確かにEKESETE.netと呼ばれる個人のブログの中の人は凄い事をしたのではないかと思う。
ただ、こうした事は多分に人柱要素が多い為、人柱覚悟でこうした実験をした事そのものはとても価値のある事だと思う。

impress PC Watch やじうまWatch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1071013.html

ARM

こうして考えて見ると、ホントにARMコアが搭載されているデバイスが多い事を思い知る。
スマホ関係はほぼARMだし、ニンテンドー3DSもARMである。探せばもっといろんなARMデバイスが見つかるだろう。
そのARMをSoftBankが買収したワケだが、SoftBankは来たる未来の為に買収したと言われている。省電力でも動作するARMを利用して、IoT分野に利用するつもりらしい。
その為に、大元のARMを買うとか、スケールがデカすぎる話だが、このARMの買収は今までのSoftBankの買収とは事情がちょっと異なる。
SoftBankが過去ケータイ事業に入る為にJ-Phone(Vodafone)を買収した時も、その内情は売上が落ち込み事業継続が厳しいという会社をSoftBankが買収、そこから売上を伸ばしてきた。そして米国スプリントを買収した時もスプリント自体の売上が伸びず、厳しい経営状態の所をSoftBankが買収、そこで経営改革を行って売上を伸ばすという展開だった。
つまり、SoftBankは従来そうした経営的に厳しい企業を買収して市場を開拓してきたが、ARMの買収だけは従来の図式に当てはまらない。そもそもARMそのものの売上は決して低くはなかったのだ。
だからSoftBankはARMを買収した後、ARMの業績を劇的に伸ばすという事は従来の企業のようには進まないと考えられる。果たしてSoftBankはARMを買収した事で、そのARMという企業の価値をどのように拡張していくのか、気になる所である。

でも、ARMはもともとAcorn Computers、Apple、VLSI Technologyの3社によるベンチャー企業から始まった企業なワケだが、Apple資本の会社をSoftBankが買収という形になったのは、何か因縁めいたものを感じるのは私の気のせいだろうか。

会社を辞めるとき

人はいろいろな理由で会社を辞める。

「人」が一番大きな要素

年齢問わず、社会人となっても必ずしも一つの会社に居続ける人ばかりではない。
若い人には若い人なりの意思があって辞めていくし、ある程度の齢を重ねている人であっても、それなりの理由があって辞めていく。
私も既に数回転職してきたワケだが、私は今まで一度も同系統の職場に勤めたことがないため、転職先は常にチャレンジ溢れる職場であった。
そして今まで勤めていた会社を辞める理由にしても、私はほとんどが自分を取り巻く家族関係などが原因となって辞めるケースばかりだった。
だが、一般的には会社を辞める理由のほとんどのケースは「人」が理由で辞めていくらしい。要するに上司と反りが合わないとか、職場の人間関係に疲弊したとか…大凡はそんな理由だったりする。
私の理由とは異なる理由であるため、人間関係で辞めていくという事の意味を私自身はあまり理解できていなかったと言える。
だが…今は何となくその理由が分ったように思えている。
今、私の意思として転職を考えている背景には、人間関係の疲弊という理由が浮上している。
そうか、世間の人はこういう気持ちだったのか。
何となく理解できるその意味を知ったとき、私は確かにコレは辞める理由になるだろうという確信と共に、私自身の進退をそこに重ね始めている。

同様待遇を得られない時

正直に言ってしまえば、私は今の上司と完全に反りが合わない。
私がどんなに普通の事を処理したとしても、その行為で他の人と同じ待遇を受ける事はない。
何もしていないのに嫌われている傾向があり、時にそれは「何もしていない」からこそ嫌われるのかとも思ったが、先手を打っていろいろ手回ししたとしても、それにケチをつけられて他の人のような同様待遇を得る事はできない。
それ故、私の評価は周辺から比べて最低である。
それが目で見た感じでわかるくらいに顕著に表れている為、余計に私の中の疑問が大きくなる。
「一体私にどうしろと?」
こうなると、私のモチベーションなど上がるはずもない。何をやっても結果としては最低の状態にしかならないのだから、この状態でモチベーションが高いヤツがいたら、ある意味ソイツはおめでたいヤツがただのバカである。
自分の力で状況を打破できれば良いが、事は企業内の事。当然、私にはどうする事もできない状況なので、嗚呼、なるほど、これが「人が原因で辞めるという事か」と実感したワケである。

理由はいろいろあるのだろうが、少なくとも今の私がなぜこのような自体に陥ったのか、理由も分らなければ意味もわからない。
この状況が続くようなら、多くの理由と同じく私もそれに倣う事になるだろう。
そうならないとするならば、耐えられるかどうかが一つの鍵かもしれない。

今年は2社のドライバー

フォステクス製とパイオニア製。

8cmと6cmのユニット

音楽之友社のステレオ誌が毎年夏ごろに発売するのがスピーカーユニットを付録とした号である。
基本的に10cm以下のフルレンジユニットを付録として付け、ムックでエンクロージャーを付録化するパターンなのだが、今年はこの号そのものが2種に分けられ、8cmのフォステクス製ユニットを付録とした号と、6cmのパイオニア製を付録とした号が発売される。今年は2種類特に今回初登場なのがパイオニア製ユニットで、6cmの小口径ながら大型のマグネットを採用し、デスクトップ用の小型スピーカーから低音を稼げる長いホーンを持ったバックロードホーンのスピーカーにも対応できるものとなっている。
8cmのフォステクス製ユニットは、昨年の「Stereo 2016年8月号」付録のメタル振動板採用8cm径ユニットをグレードアップしたもので、振動板中央に円錐状「フェイズプラグ」をフォステクスで初めて採用したものとなる。マグネットも大型化されていて昨年モデルを超える音質を楽しむ事ができる。
スピーカーユニットが付録、という事で、完成品のスピーカーではないわけだが、自作スピーカーそのものはそんなに難しい工作ではない。
エンクロージャーさえ合わせられれば、あとは必要パーツとの配線だけで完結できるので、手軽に組み立てられる。
音楽之友社では、こうしたスピーカー制作の教本としてムック「スピーカー工作の基本&実例集」というのを同時に発売していて、エンクロージャーを初めとした必要パーツを付録として付けている。
但し、8cmのフォステクス製ユニットは、今年「スピーカー工作の基本&実例集」は発売されず、昨年の「スピーカー工作の基本&実例集 2016年版」を利用することになる。

意外と響く

私は2013年にスキャンスピーク製の5cmユニットを組み立てた事がある(http://j.mp/2upJ39y)。
同じようにムックで発売されたエンクロージャーを利用して、簡易的なバックロードホーンスピーカーとして作ったのだが、これはこれて味のある音が出ていた。
5cmユニットであるため、非常に横幅の狭いスピーカーとして、デスクトップ周りに置くには良い感じに収まるスピーカーだったが、同じく私が所有するビクターのウッドコーンSX-WD30(今はケンウッドと一つになったが…)と比較すると、何かが違う、という印象を受けた。
ただ、これは違いなだけであって、決して音が悪いという意味ではない。低音域を再現するという意味では確かにバックロードホーンは効果が出ていると思うし、小さなユニットから出ている音としては十二分な音質だと思う。
好みの問題でもあるので、自作スピーカーはダメという事とは違うので、注意願いたい。
それに、詳しい人ならわかると思うが、スピーカーは自作であろうと市販品であろうと、その音の善し悪しは一概には言えない。一応、市販品はプロが設定した仕様で作られているため、安定した音が出る事は間違いないが、より拘った音を出すには、自作や市販品に手を入れたスピーカーという事になる。
なので、雑誌の付録だから…と甘く見るよりは、雑誌の付録で如何に自分好みの音を出すか? という所に注目して自作スピーカーを楽しむ方が正解だと私は思う。

ここ久しく音響関係を自作する事がなくなったので、コッチ方面も何かやりたいな、と思ってはいるのだが、多趣味故に全てに手が回らない。
やはり趣味はある程度絞るべきかもしれない。

結局高い

Threadripperはそれなりの価格。

当たり前の話

AMDがエンスージアスト向けに発売するRyzen Threadripper(通称スリッパ)の1950Xという型番製品を8月初旬、正確にいうと8月10日に発売すると発表した。価格は999ドルで、この価格は人によっては総定額より高いと感じる人がいるかもしれない。
ただ、同時に想定外だったのはその動作クロックで、ベースクロック3.4GHz、Boostクロック4GHzと、ブースト時ではあるものの4GHzの大台に乗せてきた事で、価格はトレードオフと言えるかもしれない。
999ドルと言えば、日本円にして換算しても120,000~130,000円程度と、決して安い価格とは言えないし、これに対応すると言われているマザーボードもそれなりの価格に達するだろうから、所謂ハイエンド志向の人であってもさらにその一部の人でないと、手が出せない製品になるかもしれない。
私の感覚で言えば、結局は高いね、という印象。当たり前だが、ハイエンドはただハイエンドと言っているわけではない価格という事である。

下位モデルも高い

またこの1950Xは16コア/32スレッドというスペックを持つが、その下位モデルとして12コア/24スレッドで動作する1920Xとい製品も存在する。
こちらはベースクロックが3.5GHzでブーストクロックが4GHzとなる製品。これが799ドルという価格だから、これにしたって10万円弱程度の価格になると考えられる。
CPUのみでそれぐらいの価格になると、システム全体を構成させると普通に20万円を超え、おそらく30万円に手の届くPCになるだろう。
伊達にハイエンド製品と言っているわけではない商品である。

だが、高いと言っても実はIntelのXシリーズと比較すると高くはない。
というのも、上位の1950Xの価格999ドルは、IntelのXシリーズだと10コア/20スレッドCore i9-7900Xと同価格であり、同じ16コア/32スレッドであるCore i9-7960Xは、1,699ドルというプライスが付いている。
それと比較すると、コストパフォーマンスの良さは言うまでもない。
ま、このクラスになると絶対価格が高いのだから、そもそも私などには手が届かない世界という事であり、相対価格で言えばスリッパは決して高い製品ではない、という事になる。
IntelはAMDの攻勢に対してかなりの焦りを見せたのかとも思ったが、結局IPCの比較などで性能的な差が驚く程付かないと判断したのかもしれない。
ハイエンド製品、それもエンスージアスト製品ともなると、価格より絶対的性能を誇示する方が重要なのかもしれない。
…私には遠い話だな。

こいつがHDR10対応なら…

DELLからHDR10対応の4Kモニタが発売。

27型4K&HDR10対応

DELLより同社初の27型4K&HDR10対応液晶ディスプレイ「U2718Q」が本日7月14日に発売された。価格は158,800円と安くはないが、4K&HDR10対応という点であまり他には見ない仕様のモニタだけに、その価値は決して低くはない。ようやくHDR10対応の選択肢が出てきたパネルはIPSで、表面は非光沢/ハードコーティング加工されている点でいわゆる液晶テレビとはそもそも方向性が違う事が見て取れる。
パネルのピーク輝度は1,000nitで、黒の暗さと白の明るさがハッキリとわかる鮮やかさを持つ。ちなみに標準輝度は400nitになっている。コントラスト比は標準時は1,000:1で、HDR時は20,000:1となる。
色域はAdobe RGB比100%、sRGB比100%、DCI-P3比97.7%、Rec.709比100%、Rec.2020比76.9%というから、その鮮やかさは明白。視野角はIPSらしく上下左右で178度、応答速度はG to Gで6msとなっている。
別売のX-rite iDisplay Proを使ったキャリブレーションに対応し、色彩パラメーターをカスタマイズできるのも特徴。
インターフェースとして、入力はHDMI 2.0a×2、DisplayPort 1.4×1、Mini DisplayPort 1.4×1を持ち、USB3.0のダウンストリーム×4(内2系統は充電用)、アップストリーム×2を持っている。
27型で、これだけのスペックを持つモニタとしては優秀な製品と思うが、個人的にはこちらより同時に発表された37.5型アスペクト比21:9の曲面モデル「U3818DW」の方が気になる製品である。

こいつがHDR10対応だったら…

同日発売された37.5型アスペクト比21:9の曲面モデル「U3818DW」は、価格が139,800円とこちらも価格としては高めの製品ではあるが、いわゆるウルトラワイド液晶で、解像度は3,840×1,600ドットとなる。これがHDR10対応だったなら…曲面ディスプレイなので、好き嫌いが出るかも知れないが、パネルはIPSで非光沢、輝度は300nitというスペックを持つ。
コントラスト比は1,000:1で、色域はsRGB比99%、Rec.709比99%、DCI-P3比78.1%と、残念ながらHDR10対応のパネルと比較すると随分と見劣りがする。視野角は上下/左右178度で応答速度は5ms(高速モード)、8ms(標準モード)とこちらもイマドキの液晶モニタらしいスペックである。
正直、こちらの製品がHDR10対応だったなら、私は普通に4Kモニタを買うよりもこちらをオススメしたい。

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Vegaのラインナップ

やはり消費電力はデカイ…。

三種の格付け

AMDの次期主力GPUである、Radeon RX Vegaのラインナップの情報が出ている。
それによると、現時点では3種類が想定できるようで、最上位が水冷仕様となるRadeon RX Vega XTX(以下XTXと略)」、空冷仕様の「Radeon RX Vega XT(以下XTと略)」、下位モデルの「Radeon RX Vega X(以下XLと略)L」となるようだ。
この内、XLのみはStreamProcessorが3,584基と、他2機種の4,096基よりも少ない仕様で、その分発熱を抑えた製品になりそうである。
というのも、水冷のXTXは375wにもなるケースがあり、平均300wの製品となり、とてもGeForce GTX 1080 Tiと比較できない消費電力である。
XTであっても、285w、平均220wという消費電力で、1080の185wと比較しても高い消費電力となっている。これぐらいの電力を使わないと1080と並ぶ性能を出す事ができなかった、という事だろう。
ただ、以前にもちょっと書いたが、ドライバの作り込みで性能が劇的変化した実績があるため、HBM2は未だ扱いの難しいメモリだという事が言える。性能がどこかのタイミングで一気に上がる可能性も秘めているという意味ではロマンのある製品かもしれない。

まだ見えない価格

こうしたスペックはある程度見えてきたVegaだが、価格についてはまだ見えない。
私としては一番そこが気になるのだが、これで1080と同価格だとしたら、ほとんどの人は1080を選ぶのではないかと思う。
ワットパフォーマンスでこれだけの差が付いてしまうと、商品的魅力でいえば、NVIDIAが未だ圧倒的と言わざるを得ない。
私の様に、ドライバが持つ機能を目当てにしないかぎりは、NVIDIAを選んでおけば間違いない、という結論に至ってしまうのは明白である。
HBM2を採用した事でメモリアーキテクチャとしてはNVIDIAより先行していても、GPU部分でいえばAMDは未だNVIDIAの後塵を拝する形になっている事実は、今の段階でも変わらない。
このあたりを加味してAMDはVegaの価格設定をどうするつもりなのか?
非常に気になるところである。

そろそろ本格的に普及して欲しい

HDR10対応モニタはいつ普及する?

低価格化しない

PlayStation4など、コンシューマ機がHDRに対応したのはもう結構前になるにも関わらず、未だにHDR10対応のデバイスは増えてこない。
液晶テレビではいくつか見られるものの、それでも多いというわけではないし、PC市場でみても、モニタで広色域対応というのは各メーカー独自の規格で対応している現状のままで、一向にHDR10対応といった動きが見られない。
やはり液晶パネルを生産できるメーカーが限られている事が問題なんだろうと思うが、CPUやGPUに限らず、今や液晶までもが競争市場とは言いにくい状態になってきているのかもしれない。
ただ、最終的には消費者が買える価格でHDR10対応パネルなどが出てこない限りは、こうしたものが普及する事はあり得ない。
いくら良いモノだと言っても、その価格が今までの液晶パネルと3倍4倍といった価格になってしまえば、消費者としては簡単に購入という段階には進めない。
つまり、液晶パネルメーカーにとっては、HDR10対応パネルを格安で提供できるようになると、市場の中では頭一つ飛び出るという事になりかねない。
個人的にはそうしたメーカーの登場を待ちわびているのだが、CPUでいうところのAMD Ryzenのような商品が登場しない事には、爆発的普及の引き金になる事はないのかもしれない。

個人的には4KよりHDR10

私的にはあまり4Kという所に興味は無い。
いや、実際にはハイレゾは好きだし、機能として持っているならそれはそれで有り難いのだが、現在ではビデオカード性能がまだそこに対応仕切れていないと思っている。
4Kで120Hz以上のリフレッシュレートを普通に出せる処理能力が当たり前にならないと、本当の意味で4Kにした恩恵は得られないように思う。
それに反して、HDR10は違ったアプローチで映像品質が一つ上になる。
ビデオカード性能が4Kの120Hzなどというところまで上がらなくても、映像品質は確実に上がった感覚を得ることができるのだ。
こうしたHDR10対応品がもっと普及すれば、停滞気味の業界も多少は潤うのではないかと思うのだが、世間的にはHDR10よりも4Kという流れなのだろうか?
正直、Blu-rayがUHD Blu-rayになったとしても、ほとんどの人はBlu-rayの解像度でも問題ないと思っているように思う。酷い場合はまだDVDでいい、なんて人もいるかもしれない。
しかし、実際には色域が広がる事での恩恵は、そうした解像度とは別の領域にある。これはHDR10対応の映像を観てみれば一発でわかる。
少なくと私は高解像度よりも広色域の方が映像品質が上がる実感を得られると思っている。
パネルメーカーなどは、一度市場調査をした方がいいと思う。多分、私と同じような感想を持っている人が結構いるのではないかと。
そんな中、希望の一台が発表された。手の出やすい価格ならいいのだが…

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Raspberry Pi Zero W

超小型コンピュータの本気。

技適取得

Raspberry Piを今や知らない人は少ないと思う。
いや、もちろんテクニカル系の人に鍵っての話だが、それぐらいRaspberry Piシリーズのシングルボードコンピュータは安くて、それでいてコスト以上の性能を持つコンピュータである。
そのシリーズの中でもとりわけ低価格で設計されたのがRaspberry Pi Zeroなのだが、Raspberry Pi Zeroの最大の弱点はi/Oまわりで、通信機能を拡張しにくいのが問題だった。
イマドキのコンピュータで、通信機能を拡張できないというのは、ある意味致命的でもあり、クローズド環境での使用しかできない事が、その使い方を狭めていたところもあるのではないかと私は思っている。まぁ、それでも価格は5ドルと非常に魅力的なのだが。
そんなRaspberry Pi Zeroが発表された後に、今度はBluetoothと無線LANが追加されたRaspberry Pi Zero Wが発表された。こんなに小さくてもコンピュータRaspberry Pi 3 Model Bと同じCypress CYW43438を実装し、IEEE 802.11nとBluetooth 4.0をサポートしているのが最大の特徴で、搭載するSoCはZeroと同様でBCM2835(1GHz)となっている。メモリも512MBを搭載し、Mini HDMI、Micro USB×2(1基電源)、microSDカードスロット、GPIO、カメラコネクタなどを備えている。これで価格は10ドルである。
この上でLinuxレベルのOSが動作するのだから、ちょっとした事をさせるためのコンピュータならまさに最適とも言えるデバイスである。
このRaspberry Pi Zero Wを国内ではスイッチサイエンスから3月下旬に1,296円で販売される予定で進んでいたのだが、国内で無線搭載機器を発売するには、技適に通らないといけないわけで、その技適通過が遅れていた。
それがめでたく11日に技適通過となり、いよいよ国内販売が見える状態になった。

10ドルという価格

正直、これだけのものが10ドルという価格で提供できる事自体が奇跡に等しいのではないかと思えるほど、Raspberry Pi Zero Wは洗練されていると言える。
よく考えてみればわかるが、無線LANとBluetoothのモジュールだけでも、1,200円レベルで購入する事は難しいように思える。
もちろん、制御する為のソフトウェアがないと言えばそれまでだが、オープンソースで動作できる環境があるわけで、ちょっとLinuxを知っていれば困る事はない。というか、LinuxなどのOSを知る勉強と思えば、日本に於いては格安の教材と言える。
これだけITとして進んでいる日本であっても、プログラムの教育が遅れていると言われている側面があり、その教育の為に使用できるハードウェアは、本来ならもっと値段の高いものであっても仕方のないところ。しかし、それがRaspberry Pi財団の普及活動で、日本国内ではかなり安い価格で教材が買える環境になっている事は、まさに恵まれた環境と言える。
私はかつてプログラマーになる事を断念した経緯があるが、私が志した頃はまだまだ黎明期みたいなもので、今とは環境が全く異なっている。
日本でも、これを機にプログラマーやシステムエンジニアが増えることを今後期待したいところである。

ハイレゾ音楽用にRaspberry Pi3 Model Bでも買ってみようかな…。

気になる価格

Radeon RX Vegaの性能も気になるが価格も気になる。

ようやく1080超え

AMDが7月末に発表すると噂される、Radeon RX Vegaだが、ここに来て再びEngineering Sampleによるベンチマークスコアがリークした。
海外のいくつかのサイトでそれらの情報が出たのだが、その結果を見るとようやくNVIDIAの1080のスコアを上回る状態になったようで、性能として納得できるレベルにようやく到達し始めた、といった感じである。
ただ、このスコアを達成するにあたり、当初言われていたGPUのクロック数から大幅に上昇し、1630MHzで動作させている。また8GBのHBM2メモリに至っては945MHzで動作させており、当初の動作クロックから大幅に変更されている。
逆を言えば、それぐらいのクロックで動作させないとこの1080のスコアに追いつかない、という事でもあり、HBM2自慢の広帯域メモリをもってしてもGDDR5Xの性能に追いつくには高クロックが必要という事が窺える。
問題はこの高クロックを支える為に必要となる電力値であり、これによってTDPが跳ね上がっている可能性がある。
気になるのはまさにこのTDPの部分であり、最終的にどれだけの消費電力になるのか、またそれによってどれだけの発熱量になるのかが気になる。

VideoCardz
Fudzilla

ただ、今回のスコアで分るのは、ドライバとファームウェアの作り込みで性能がここまで改善しているという事。
HBM2は扱いが難しいという事なのかもしれない。

気になる価格

さらに私が気にしたいのが価格である。
もともとHBM2を搭載する時点でコストが跳ね上がる可能性が予想できるわけだが、消費者側としてはパフォーマンスを期待出来るからこそ高くても納得ができるのであり、性能がそれに伴わないのに割高になる、なんて事になると売れるものも売れないのが実情である。
実際問題、ワットパフォーマンスは現時点で1080の方がずっと上であると言われている。となれば、価格的に1080と同額では現時点では勝負にならない。
だからこそAMDとしては何としてでも1080の性能を超えていき、価格下落を阻止したいところなんだろうが、1080 Tiはさらに性能が1ランク上がり、価格は低めに設定されている。どう考えても、コストでNVIDIAと戦うしか道がないように思えるのは、多分私だけであるまい。
最終的にどれぐらいの性能、ワットパフォーマンスになるのかが決めてになり、価格が決まる事になると思うが、個人的にはこのまま価格を下げざるを得ない状況のまま進んで行くしかないのかな、とも思う。

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忙しすぎる

忙しいのは良いのだが…

本来と違うQMS担当

私は会社で主な業務として、現在はQMSの管理を行っている。
QMSとは、Quality Management Systemの略で、品質管理システムの管理、というのが、業務になる。
特に、私の勤め先は現在医療機器へ進出した事から、医療に特化したQMSの維持管理が必要で、ISO規格でいうところの“ISO 13485”という規格に則ったシステムを運用しなければならない。
このISO 13485のシステムの運用と同時に、日本国内では薬機法(昔の薬事法)にも適応しなければならず、いろいろな法規制に対応したシステムの運用や管理をしなければならないのだが、人の命に関わる製品を扱う為、とにかく必要になる文書や記録、決め事が多く、それらを何だかんだと言いながら、ごく僅かな人数で管理しなければならないのは、それはそれで大変な業務だったりする。
本来、QMSとよばれるシステムを運用するにあたり、管理の為に記録を作ったりするという部分はあまり多くはないはずなのだが、各担当者が本来はやらねばならない事がシステムの理解が難しいという観点から置き去りにされるケースが多く、結果的にそれらはQMSの管理を行っている者が穴埋めのように文書の作成をしなければならない状態になったりする。
製造上に必要な記録は確かに製造担当が作成したりするのだが、手順を変更したりする際に作成する事になる計画書や、それの教育関係の資料など、本来は各担当者が作成すべき文書でも、それが置き去りになるケースが多く、結局それらを全てカバーするのはQMS担当の仕事になってしまう。
まして、手順が変わるなんて時、私ではそれらの文書の作成など本来はできないハズなのに、文書を作るのが私の役目になったりして、仮に私がそれらの文書を作成したとしても、その文書の確認や承認は別の責任者の仕事になるにも関わらず、その人達が確認をしないなんてケースもとても多いのである。
そうなると、私のタスクは消化される事なく山積みになっていき、システムの管理どころか、単純な文書作成のタスクだけで時間に追われる事になる。
本来のQMS担当は、こういった仕事ではないハズなのだが…。

特性

とにかく、私は元々こうした管理業務がとても苦手である。そういう話を他の人にすると「管理業務が苦手という人は多いよ」というのだが、そもそも根本として存在する特性がまず合わない。
私は、元々企画屋だったわけで、製品開発やコンテンツ制作を得意とする分野の人間である。なので、システムを作るのは得意でも、それを維持管理するのは精神的に不向きである。
ただ、システムを作るのが得意だとしても、一定の責任と権限を与えて貰わないと、このあたりの構築など出来ようはずがないので、企画屋というのは、まず最初にこの責任と権限を明確にした上で、ゼロからモノを作って行く事になる。
そうした企画を前提とした業務をしていた私が、今の立ち位置にいるとどうなるか?
もうね…反する特性しか持ち合わせていない私が管理をするのだから、その管理の実体は杜撰にはなるし、全てが後手に回ることになるし、良い事など何もない。
もう4年以上も医療機器業務に関わってきたが、それでも法規制は理解できないし、システムの継続的な管理はできないし、と、貯まるのは私のタスクとストレスばかりである。

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意外に早かった新N BOX

秋だと思っていたら夏だった。

8月31日、デビュー

6月30日にBlogでも書いたが、新型N BOXのモデルチェンジが控えている。
この時のBlogでは秋に日程がずれた、と書いたのだが、7月7日に遂に8月31日に新型がデビューするという発表が行われた。
意外と早かったな…。

impress Car Watch
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1069071.html

情報によると9割の構成部品の見直しによって150kgの重量減を実現し、そこに新たに約70kgの新装備を追加する。
結果として80kgの軽量化によって、燃費性能を引き上げるようだが、この燃費性能に関しては大々的に謳っていないところがHONDAらしいところである。おそらく、燃費性能では他社に勝てるという見込みがないのだろうと思われる。
ただ、全体タイプに搭載される「HONDA SENSING」に、新たに後方誤発進抑制機能が追加され、さらにオートハイビームも採用される事となった。
これら装備だけ見ていると、既に軽自動車の装備は廉価なコンパクトカーを超えるものと言える。

結構なグレード数

今回の新型は、他にも目玉機能があって、より一般家庭で使い勝手の良い、助手席の前後スライド570mm仕様という機能がオプションに存在する。
N BOXは、後席の余裕が半端なく広いのが特徴だが、それによって助手席側から後席にアクセスするのが結構大変な状態となる。
そこで助手席を570mmスライドできる「助手席スーパースライドシート」というオプションを今回用意したのだが、この仕様車をN BOXとN BOX Customに各2グレード設定するという。
また、初代モデルから採用があった「ベンチシート仕様」もN BOXに3グレード、N BOX Customに2グレード用意される。
ボディカラーも豊富で、N BOXにモノトーン10色、2トーンカラー4色の14種類を設定し、N BOX Customにはモノトーン7色、2トーンカラー5色の12種類が設定される。
こうして見ると、カラーリングに関しては統一生産ラインで生産した後に塗装工程でライン分けする、という流れを想定しているようにも思えるが、「助手席スーパースライドシート」と「ベンチシート」は、製造ラインが別になっている可能性もある。
元々、N BOXとN BOX Customでは製造ラインが別だし、それらの中でも4WDはさらに別ラインで製造している事を考えると、結構なライン数になるように思える。
内装に関しては、ラインを別にするという事はないのだろうか?

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