Zen3とZen4で悩む

11月27日までに決めきらねば…。

コスト最優先か?

今、Ryzen 5000 シリーズが値下げ状態にある。おそらく何かしらのキャンペーンで値下げが行われているためだろう。
先日も少し書いたが、Ryzen7 5700Xが30,800円、Ryzen7 5700Gが29,000円、Ryzen7 5800X3Dが50,800円と、かなりお得な状態にある。
安さが光るRyzen 5000シリーズなので私がメインPCのコストを気にしている今、コスト重視ならばもっとも導入しやすい状況にあるので、もしこの構成でメインPCを組む、という覚悟を決めたなら、11月27日までに購入できるぐらいに決意を固める必要がある。
コストが湯水のごとく出せるのであれば、Zen4を採用したRyzen 7000シリーズを選ぶのがマストだと思えるが、コスト最優先で考えた場合、やはり今のRyzen 5000シリーズの価格は非常に魅力的である。
しかも、Ryzen 7000シリーズはソケットがAM5に切り替わった事でマザーボードの価格も未だ高いままで、AM4ソケットのマザーボード価格から比べても異常なまでに高い。AM4マザーボードの唯一の問題は、そろそろ弾数が減ってきていて、選択肢が狭まっているという事。逆を言えば、技術的に安定し熟れたもののみが市場に残っているという事でもあるので、入手できれば非常に安定した製品として使う事ができるだろう。ま、価格もコレ異常は下がらないとは思うが。
なので、まずコスト最優先としつつも、世代の受け入れをどこまで許容するかで、Ryzen 7000シリーズとするのか、それとも5000シリーズにするのかが分かれる。
さて、どうしたものかな…。

気になるのは無印7700

この迷いが何故今以て続いているかというと、それはRyzen7 7700無印の存在があるからである。
Ryzen 7000シリーズは、とにかく発熱量が多く、消費電力も大きいと言われている。それはCPUの性能を引き上げるにあたって、CPUのチューニングを行うとそうなってしまうという状況があるためだが、これが非常に面倒くさい。
なので性能としてZen3でも十分という場合には、ワットパフォーマンスがより優れたRyzen 5000シリーズを選択するのもアリだ、と考えられるからである。
しかもコストとして見れば半額ぐらいにはなりそうな感じである。
半額と聞くと、選択肢から外すなんて言葉は絶対に出てこないだろう。
ただ、Zen4はあらゆる面でZen3を強化している事もあって、そのシングルコア性能も高く、またプラットフォームも新しいAM5ソケット&DDR5メモリなので、今後パーツを流用したりする際には非常に有効でもある。
またRyzen7 7700無印は、おそらくTDPは65wで登場するだろうと考えると、ワットパフォーマンスはさらに上をいく可能性があり、その扱いやすさもZen3とは変わらなくなっている可能性がある。
まさに私はこのRyzen7 7700無印がどのような結果を示すのかが気になって仕方が無い。
それだけに、場合によっては、来年頭まで待つという選択肢も出てくるワケである。

Zen3で纏めるとしたら

仮にの話だが、もし11月27日までにZen3でメインPCを構成すると決めた場合、金額的にはどうなるのかを考えてみた。

CPU Ryzen7 5700X … 30,800円
CPUクーラー Noctua NH-U12A 12,980円
マザーボード AsRock X570S PG Riptide … 24,480円
メモリ コルセア CMK32GX4M2E3200C16 … 14,740円
ストレージ Samsung 980 PRO 1TB … 18,980円
電源 Fractal Design ION+ 860P … 23,650円
PCケース InWin A5 … 13,010円

総額:138,640円

大凡のパーツを集めるとこんな感じだろうか。
価格はツクモのネットショップ価格で調査している。
もちろん、選ぶパーツが変われば価格も変わるし、まとめ買いで安くなるケースもあるので、参考値にしかならないが、少なくとも11月27日ぐらいまでなら上記価格から大きな変動はないだろうと考えられる。
特にCPUクーラーはここまで性能が良いものでなくても良いだろう、とか電源は860wもいらないだろうとか、PCケースにしてももっと別の選択肢があるだろうとか、変更が考えられるところは多い。
それにCPUをRyzen7 5700Xにしているが、これを5800X3Dにするという手もある。その場合、コルセアのメモリ32GBとセットで安くなっているものがあるので、そちらに組み替えると、総額は155,900円になる。
マザーボードにしても、チップセットがX570Sという、チップセットファンが不要なAM4最後の上位チップセットのものを選んでいるが、ここまではいらないだろう、とすればもう少し安くなる。
そういった組合せの違いはあるが、今私が想定するAM4構成だと、GPUが含まれなければこの程度で組めるという事になる。
これなら…Ryzen7 5800X3Dで組んでも良さそうな価格かな、と思う。
やはり、PCを組むに当たって一番大きな障害はGPUだという事が見えてくるのは、今更の話である。

今は全てを一度に購入した時の話にしている。
11月27日までのキャンペーン価格は、あくまでもCPUなので先にCPUだけ買っておいて、パーツは段階的に集めていくという方法もある。もっとも、全てのパーツが揃わないと組立てる事はできないので、段階的に購入するにしても、全体ではそんなに期間は空かないとは思うが。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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