ニコ動でブレイクのIKZO

 IKZOと聞いてもピンとこない人もいると思う。
 ニコ動をよく見る人なら、ここ数ヶ月前からIKZO祭があった事を知っているかもしれない。
 IKZOとは吉幾三。
 そしてネタにされている曲はもちろん「俺ら東京さ行ぐだ」で、これがいろいろな曲とコラボ、リミックスされている。
 本人もニコ動でこのような祭になっている事を知っていて、日経エンタテインメント!の記事で、
「温故知新。私の曲に限らず昔の曲が注目されるのは音楽業界にとって喜ばしいことだ」
「ジャンルは違うが音楽の基本は底辺で共通する部分が沢山ある。私の昔の楽曲との間にたまたま同調する部分が有ったのではないか」
 そうコメントしている(Wikipedia「吉幾三」より)。
 と、ココまでは起きている事に対してIKZOこと吉幾三氏が受け身の状態なのだが、どうもドワンゴが変な動きを見せた事で変な展開に進みそうな予感。

 これはニコ動にアップされていた謎の動画。
 こりゃ、公式動画が作られていると見て間違いなさそうだ。
 ちなみにドワンゴのトップページにも本人らしき人の動画が公開されている(2008年7月29日現在)。
ドワンゴ
http://dwango.jp/
 著作権を超えた先にこういう面白い試みが生まれ、そしてより大きな波を作る事を考えると、ただひたすらに著作権をガードする事の意味に一体何があるのだろう?とか考えてしまう。
 もちろん、許されない著作権違反もあるだろう。それを取り締まるのはもっともな事だと思う。
 だが、だからといって全てを否定する事のおろかさを、版権元はもっと考えるべきなのではないかと思う。
 …幾三さん、あんた懐広いよw

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. ruser より:

    IKZOってどっかのファッションブランドの名前みたいですよね。
    …ただし、ブティックでは無くワークショップのw
    先日のニコ動祭でも本人が来たとか書いてあった気がします。
    私は元々MADは余り好きじゃ無かったけど、それは作品を台無しにして馬鹿にしてるものが多かったから。でも、最近のは非常に出来が良くて、作品を大切にしているものが増えたんで見る様になりました。
    一番の理由は解説やツッコミ付きのゲームプレイ動画があるからですが。(^_^;)

  2. 武上 より:

     MADムービーが作品を台無しにして馬鹿にしてるものが多かったというのは、多分同人誌でも同じ事が言えるはずです。
     同人誌にしても、結局お笑いネタにして馬鹿にしてるものも多数あるはずで、また逆にオリジナル作品をより深くしていたものもあるはずです。
     いや、比率的には、馬鹿にしたり愚弄したり曲解した内容の方が多いはずです。
     MADも結局は同人なんですよ。
     そこに何を見出すかというのは、同人誌と全く同じです。
     差別はいけませんw

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