そういえば今日だったか…

何か思った程話題にならないのね。

ドラクエXI、本日発売

30周年の1年間の間に発売が間に合わなかったシリーズ11作目「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」が本日発売になった。

https://www.youtube.com/watch?v=h2QZeil2Pe8

何か、私の周辺では話題にもなっていないので、随分と静かな発売日だな、とかつて発売日には大行列が出来ていた同シリーズの発売日とは思えない日を迎えた事が意外としか言いようがない。
かつては発売日の販売店前には長蛇の列が出来、いち早くプレイしたい人が早朝から並ぶというのが好例であったが、最近はこうした状況が発生しにくいのは、もちろん流通の変化という理由もある。
昨今ではネット通販が台頭してきていたり、コンビニ販売が行われたり、またDL販売が行われたりと、そもそもの販売形態が変わってしまった影響も、この行列ができるできないという部分には影響はあると思う。しかし、それでも量販店としてはビッグタイトルが発売されるとなれば期待もするだろうし、それなりの準備のするだろう。
しかし…私の周辺ではそもそも話題すら出てきていなかった。
これは私の周辺が既に別のものに興味を示し始め、ドラクエというエンターテイメントに興味を示さなくなったという変化を表しているのかも知れない。
ちなみに、こう言っている私も購入はしていない。欲しくないわけではないのだが、FF14が忙しいという理由が一番大きいと言える。

それでも都会では行列が…

ただ、そうは言っても都会では行列が出来たようである。
ドラクエ発売日行列の聖地とも言われている池袋BIGカメラ本店では、朝5時くらいから列が出来はじめ、7時の発売開始を前に80人ほどが列を作ったようである。
今回は3DS版とPS4版とプラットフォームが2つある事で、どちらを購入するかと迷う人もいるかもしれないが、前情報では予約ではほぼ同数と言われており、PS4本体を所有していない小中学生が3DS版を予約し、PS4本体を所有している人がPS4版を予約しているのではないか、と言われていた。
実際どれだけの販売数差ができるのかも気になる所だが、その総数で一体他タイトルとどれだけの差を生むのかも気になっている。
30年という時間を経過し、未だ最新作が作られ続けるドラクエというコンテンツが、他タイトルとどれだけの差を持つタイトルなのかが気になる。
ただ…ここだけの話だが、Nintendo Switch版が発売されていたら、多くの人がSwitch版を購入していたのではないかと思う時がある。
まぁ、予定はあるようなので、今後の動向はまた変わるかも知れない。

Nintendo Switch

ちょっとドラクエとは話が外れるが、私には意外に思えて仕方のない現象の一つが、Nintendo Switchが爆売れしているという事。
当Blogでも以前に書いた事があるが、私はNintendo Switchはあまり売れないと思っていた。
任天堂を支えるには物足りないハードウェアだろうと思っていたのだが、品薄状況からネット販売では詐欺が横行するほどの人気ぶりで、好調な販売を続けていると言われている。
ハードウェアとしては、スマホの方が将来性があるように思えるモバイル性能と構成であり、固定機としてはPS4には決して追いつく事のない性能。これでどうしてこの先数年を戦っていくのか? と思っていた。
実際、Nintendo Switchの性能なら、Wii Uとさして変わらないようにすら思える。Wii Uと決定的に違うのは、そのスタイルであり、販売する際の見せ方が異なるという事ぐらいにしか思えない。
逆を言えば、この販売する際の見せ方が重要という事なのかもしれないが、これだとWii Uを買った人がかわいそうで仕方が無い。
性能的に大きな差がないのに、Nintendo Switchには未来性があって、Wii Uには未来が用意されていない。実に残酷な差である。
ただ、Nintendo Switchが売れないとされていた理由の一つは、当時VR熱が市場には蔓延していたというのもある。PSVRの宣伝効果もあって、当時はVRが出来なければ未来がない、というような流れがゲーム市場には存在していた。結果的にVRは市場に定着したとは言いにくい状況だから、Nintendo Switchを評価する側の予想が大ハズレしただけの事なのかもしれない。
ただ、それでも私はNintendo Switchがここまで人気が出ている事が不思議でならない。

ドラクエの今後

話をドラクエに戻す。
最新作が発売されたばかりで、次の話をするのも変な話だが、スクエニとしては恒久的タイトルの一つとして捉えているだろうから、今後もドラクエシリーズは継続していくだろう。
ただ、クリエイターの世代交代もそろそろどこかで行われ始めるわけで、過去のドラクエと違うスタイルへと変化していく可能性はある。
ちょうど、真・女神転生シリーズやそこから派生したペルソナシリーズのように、全く異なるスタイルになる可能性もあるが、ドラクエは国民的RPGとまで言われたタイトルだけに、スタイルの激変は致命的になる可能性もある。
おそらく12作目はとんでもなく慎重になるだろうと予測するが、それもこの11作目の評判次第かもしれない。
複雑な伏線を張り巡らせ、裏設定と紐付けた重厚な世界観ばかりが売れるわけではない。
ドラクエのように、明朗にしてわかりやすいタイトルが、真髄だとなれば、この方向性は変えることなく、シリーズは継続するかもしれない。
ただ…プレイヤーの世代交代がおきにくい昨今だからこそ、それでいいのかもしれない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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