詐欺ではなかったが…

昨日の「電気代が下がる」という営業電話の結論。

詐欺ではなかったが…

昨日のBlogに「電気代が下がる」という名目で、電話営業が係ってきた話をしたが、実際、その訪問を受けた結果の話。
結論から言うと、詐欺ではなかった。
だが、我が家が持ち家でなかった事、借りているウチがちょっと普通ではなかった事が原因で、結局先方の営業が押し切れなくて、結果から言えば契約に持っていけなかった、というオチとなった。
私としては、もちろん即決する事などありえなかったし、情報はしっかりと聞かせてもらったが、その聞いた情報はちゃんとしたものだったし、説明にも過度に不適切な事はなかったように思う。
ガス給湯器などはその使用期間が電気温水器やその進化版のエコキュートに比べて短いという事、またメンテナンスも大変で、耐用年数も短いという事、等々、実に真っ当な説明をしていった。
また東京電力が電力プランとして見直しをかけている事に乗じた設備取り付けをキッカケとした総合設備メーカーの営業である事を隠しもせず、また自分たちの工事はネットで調べたメーカーよりも高いという事、その高い理由がどこにあるのか等々、実に真っ当な説明しかしてこなかった。
そういう意味では、心配していた事は一切起きなかったのだが、その話を聞いて、全く別の問題点が浮き彫りになり、私の住環境の問題を改めて知る事となってしまった。
…いや、前々から思ってはいた事なのだが。

古民家といえば聞こえはいいが…

ウチはもう古民家と言えるレベルの家になる。
…そんなオシャレな家ではないし、テレビで見るような古民家のような古さでもない。実に中途半場なところにあり、それが生活の光熱費を引き上げている原因の一つだという事も、前々から知っている。
どういう事かと言うと、おそらく今住んでいる家は、築70年以上になるところだと考えられるという事。太平洋戦争が終わった頃に建てられ、そのまま今に続いている家だと考えられる。
今住んでいるところは借家で、私の持ち家ではない。私がココに引っ越してきたのが今から32年ほど前で、その時から古い建物だったが、当然その後32年間、そのままそこに住み着いているので、そこからの変化はあまりないと言える。
さすがにこんなにボロボロではないが…似て非なるものである。
(さすがにこんなイラストのような感じではないが…)
ただ、私が生活環境の改善の為にデジタル機器を入れて、多少は進化した部分はあるが、ベースの家がこんな状態なので、機密性は低く、また家の建てられ方、近隣住宅との関係で、エアコンの室外機などをほぼ交換できないような状況になってしまっている。その為、最近の省エネなエアコンに買い替える事もままならず、電気代が夏場になるととんでもないことになったりする。
また、冬場にしても、暖房の熱がすぐ外に漏れてしまうので、熱効率が悪い。ま、夏場と同じだが、夏場と違うのは冬場はエアコンでなく灯油のファンヒーターやストーブを使っているという事。
なので、機密性の低さから、光熱費はバカみたいに喰う家なのである。
引っ越せばいいじゃないか、と思われるかもしれない。ま、確かにその通りだ。
だが、ここに「以前ウチは有限会社を作っていた」という問題がふりかかる。有限会社は自然消滅させられない会社なので、登記の住所変更をすれば引っ越せるが、そうでなければこの住所が会社の場所という事になるので、何かしら手続きをしないといけない。いや、その前に既に会社として休眠しているのだから、会社を解散させなければならないのだが、これを司法書士などに頼むと40万円くらいかかるのである。
…今の私には手厳しい金額である。
古民家と言えば聞こえはいいが、この古い建物にずっと住み続け、出るのにもいろいろ問題があって出にくい状況から、惰性で今は生きている…そんな感じなのである。

今後の生活を考える

今回、サーバントップという総合設備メーカーの営業が訪問してきた事で、改めて我が家の今後が不安になった。
どういった住環境にしていくか?
全ての問題にお金を掛けても引っ越す事を最優先に考えるべきか?
それとも他の方法を模索するか?
等々、出口のない問題を頭の中でぐるぐると考えはじめた。
また、母親が介護状態になっている事も考えねばならない。
後何年生きられるのか? という事は正確に予想はできないが、ある程度の覚悟はしておかねばならない。
そしてその時、残った私はどうすべきなのか?
まさに深い問題で、今の私の経済力とのしのぎ合いになってしまっている。
こういう時、ホントに相談できる人というのはいないものなのだろうか?
正直、自分でどうしていいのかが見えてこなくて、ズルズルとまた生き続けていきそうで困っている。

ただ、困っていると言い続けていても仕方が無いので、何かしらのアクションは起こそうと思っている。
もちろん、闇雲に進んでも仕方が無いので、行政支援などに詳しい人を見つけ、そういった人に相談できれば、と今は思っている。
さて、どういった切り口で進めていこうか?
問題は山積みである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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