ラブプラスEVERY

ついに配信日発表。

帰ってきた彼女

2009年、ニンテンドーDSで予想を超える販売数を稼ぎ出したソフトが現れた。
当初は、ここまで売れるものとほとんどの人が思っていなかったソフトだが、蓋を開けてみたら爆発的ヒットとなり、結果、続編まで作られるようになった。
それが「ラブプラス」というソフト。
「いつでも、どこでも、カノジョに会える」
これをコンセプトにしたソフトで、ニンテンドーDSの中にバーチャル彼女を再現したソフトである。
今までの美少女ゲームと異なるのは、シナリオ上で対象の彼女と結ばれた後は、ライバルのキャラクターなどは一切現れず、その彼女との生活が延々と続くという事である。そしてラストとなるエンディングは存在するものの、そのエンディングを迎えても、彼女との生活はずっと終わらず、続いていく事になる。
まさに、バーチャル彼女との生活を再現したゲームというものなのだが、それが新鮮だったという事もあり、ラブプラスというシリーズはその後このジャンルのゲームでも人気作となった。
ところが、このラブプラスシリーズが失墜する事になったのが、ニンテンドー3DSで発売された「Newラブプラス」である。
作品として期待されていた事は間違いないのだが、修正するにしても相当困難を極めるバグが発覚し、ゲームとしての地位が揺らいだ。
それが直接の原因だったのかは何とも言えないが、結局ラブプラスはそこで以前ほどの求心力を持つことがなく、表舞台から消えていった。
ところがここに来てラブプラスが「ラブプラスEVERY」としてスマートフォン向けゲームとして復活するという話が出てきた。
ところが「ラブプラスEVERY」は、なかなか配信日が決まらない日々がずっと続いていた。開発が難航していたのかどうかはわからないが、結構待たされたという人もいるのではないかと思う。
その「ラブプラスEVERY」が、今年の東京ゲームショウにて、ついに配信日を明らかにした。
2019年11月配信。
残念ながら、ハッキリと日付けまで公開されたわけではないが、年内に配信が始まる事だけはハッキリした。

ビジネスモデルは?

この「ラブプラスEVERY」だが、スマートフォン用ゲームとして展開する事は既にハッキリわかっている。
とりあえず、iOS版とAndroid版がある事は公式サイトにApp Store/Google Playで配信という事が明記されている事でわかる。

ラブプラスEVERY 公式サイト
https://www.konami.com/games/loveplus/every/

だが、わからない事もある。
それがビジネスモデルである。
おそらくアイテム課金だろうと思うが、ゲームシステムそのものがまだ漠然としている事もあって、どういったアイテムを課金させるのかが見えてこない。

アイテム課金の場合、大きく分けて2つのパターンがあるが、それは、とりあえず無料でゲームそのものは遊べるが課金すると有利になる、というケースと、課金しないとゲーム進行そのものに制限がかかるケースがある。
最近は前者のゲームが圧倒的に多いワケだが、コナミなだけに後者になる場合もありそうで、それによって作品そのものの人気に拍車がかかるかどうかが決まったりするので、コナミにはぜひとも伸長に検討してもらいたいところである。
コンテンツが優秀なだけに、くだらない事で人気が失墜するのは好ましくない。
きっと、私以外の人も、コンテンツとしては絶対に成功して欲しいと思っているファンはいるだろう。
どっぷりと遊べるゲームでなくても良いので、課金と無料の差は適度なラインでバランスを取ってもらいたいものである。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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