救急車のち入院

もうね…突然の電話は懲り懲りなんだけど、こういうのはどうしようもない。

緊急入電

昨日、メガドライブミニの事を颯爽と記事にしたが、実は我が家ではそれどころの話ではなかったのである。
メガドライブミニの内容は、自宅に戻ってきてからの話を纏めたのだが、その自宅に戻ってくるまでがしんどかった…。
以下、昨日の話である。

仕事中、あと30分過ぎでお昼になろうかという時だった。
突然私のiPhoneに電話がかかってきた。
通話先を見ると…ウチの母親である。
今日はメガドライブミニが家に届くから、宅配便(宅急便は登録商標だけどそっちの方が馴染みがあるんだけどなぁ)を受取っておいて、と母親にお願いしていたので、その件か何かで連絡が来たのかと思った。
通常、勤務時間での私用電話は極力受けないようにしているのだが、基本ウチの母親はよほどの事がない限り私に電話をしてこないので、何かとんでもないトラブルがあった可能性があると思い、サッと電話に出たのだが、そこから聞こえてきたのは悲痛な叫び声だった。
「腕がうごかないの~っ!」
「は?」
イキナリ話が見えない叫び声だったので、そそくさと事務所の外に出て詳しく聞くことにしたのだが、どうも、家の中で転倒したらしい。
もともとウチの母親は十数年前に脳梗塞を煩い、右足の動きがちょっと悪くなってしまっていたので、家の中でもちょっと歩くとなると杖を使っていた。もっとも、私からすると杖がなくても歩けるのだが、杖を持っている、という安心感が欲しいらしいのである。
ところが、ここ最近筋力の衰えから、床に横倒しにしている杖を取るのがおっくうになってきたのか、杖を壁際やテーブル横に立てかけるようになった。立ち上がった際、立てかけてあると杖が取りやすいという事である。
ところが、この杖を手に取る時、どうも目測を誤ったか、杖を掴みきれずそのまま転倒したらしいのである。その転倒で骨折したらしく、この時点で右腕がほとんど動かなくなったようだ。
しかもタイミング悪く、その時ちょうど宅配便が来たタイミングだったらしく、腕がマトモに動かない状態でも何とか荷物の処理をしなければという思いから、玄関まで行って鍵を開けて…なんて処理をした結果、みるみるウチに右腕が腫れ上がってきて、痛みが酷くなってきたという。
私への電話は、この宅配便の処理の後だったらしく、左手だけで二つ折りのケータイを何とか開いて、短縮番号から私へと電話したらしい。
…宅配便のにーちゃん、ウチの母親の状態に気付かなかったのか? と思ったりもしたが、彼もきっと忙しくてそれどころではなかったのかもしれない。

ポッキリと真っ二つ

私へ電話してきた後、とりあえず緊急事態だという事で、上長の許可を貰って自宅に戻ることにしたのだが、私は先程の電話で「とりあえず今から家に戻るから」と伝えただけで、その場で電話を切ってしまった。
だが…骨折だとして、私が自宅に戻ったとしても多分何も出来ないと考えた。骨折はまず折れた箇所を変に動かすことができない。理由は血管やら神経やらが体にはあるので、変に動かすと神経などを傷つける可能性がある。どういう状態か詳しくは分からないが、こういう時は素人の出る幕ではない事は間違いない。
そこでもう一度母親に電話して、とりあえずすぐに救急車を呼ぶように伝えた。幸い意識はハッキリしているし、左手は何とか使えるのだから、電話はできるだろうと。
そして私はそのまま自宅に戻ったのだが、救急車は既に自宅に到着しており、母親の収容を始めていた。
私も見たのだが、腕が結構あり得ない角度で曲がっている事を確認した。これは重傷かもしれない。そんな予感がしたが、幸い近所の病院でとりあえず受け入れてくれるという事になり、そこに向かった。
収容後、すぐにレントゲンを撮って骨の状態を医師が確認、その説明として私にも話をしてくれたのだが、ちょうど右腕の二の腕(肩と肘の間の骨)のど真ん中でポッキリ真っ二つに折れていた。ここまで綺麗に折れるかというぐらいポッキリである。
私自身は骨折未経験ちょうどこの画像で言うと一番左のような折れ方である。複雑骨折や、骨に対して平行に折れていなかったのは幸いである。
だが、収容先の病院では、その日整形外科の医師が不在で、折れている状況から収容できない事が判明した。こういうのが、地方の小さな病院の問題点である。医師曰く「骨折そのものが問題なのではなく、血管や神経を傷つけず、綺麗に骨を揃えるのが難しい。だから専門の医師が治療した方がいいので、別の病院へ搬送する事になります」という。
…ま、予想してたけどさ(-_-;)

受け入れ先がない

で、ココからが問題。
地方自治体でも小さな自治体だと、受け入れる事のできる病院そのものが少ない。しかも総合病院と名が付いていても、余所から来る医師を呼んでの対応なので、曜日によって医師不在の科が存在する。
都会だと考えられない事だが、地方ではこういう事が頻繁に起こる。
なので、近隣で受け入れられる病院が見つからないという事で、ようやく見つけた病院は、私の自宅から時間距離にして2時間程度の場所。救急車は結局そこまで母親を運び、私は最初に受け入れた近所の病院の精算をしてから駆け付けることになった。
私が次の病院についたタイミングで、まだ移送した救急車はその場にいたが、そこからが長かった。
折れた箇所から微妙にずれたりして痛みが出るらしく、腕をちょっと引っ張って、固定したりしないといけないようで、処置に3時間くらいかかった。
その間、入院になるという事で、入院の説明を私は受けていたが、それでも結構待たされ、気がつけば夕方17時を過ぎたタイミングでようやく落ち着いた感じになった。
が、ここで私が一つやらかす事になる。
母親の薬を自宅から持ってくるのを忘れたのである。入院となれば、薬は必須。移動には2時間程度かかる…痛恨のミスである。
結局、そこから私は2時間かけて自宅に戻り、再び入院先の病院に向かう事になり、何だかんだと全てを終えて自宅に戻ってきたら22時を回っていた。

入院手続き

ま、一度自宅に戻れたので、必要な用意を簡単にまとめて、持って行けたのは幸いだったかもしれない。
着替えや洗面道具、タオルにティッシュ、常用薬に他必要な備品を纏め、カゴに入れて持っていったので、翌日は入院手続きの書面等がメインになるだけになった。
ホント、やること多くて困るわ orz

で、本日。
昨日ある程度の荷物は準備したが、必要なものが全て揃っていたわけではないので、それらは今日用意した。入院手続きの書面にいろいろ必要事項を記載して、必要な手続き等を調べ上げて病院に行く。
母親はとりあえず昨日ほど取り乱していなかったが、まだ完全に折れた右腕を固定しきれていないので、多少動くと痛みが酷いらしい。これは手術後に骨を完全に固定するまでは続くらしい。
今の所、担当医の話だと来週火曜日に手術を実施するという。
肩の位置から金属を骨の中に通してボルトで固定するらしい。大きな骨が折れたのでこのような処置になるらしい。
最大で2週間ほどの入院になるとの事で、平均的には1週間ほどらしい。術後の経過を見て期間が決まるようだが、そんな話を聞く段階での私の頭の中は、既にかかる費用の事で一杯である。
高額医療費の保険とか使っても、持ち出しでどれぐらいの出費になるか…考えただけでも恐ろしいが、こういう事はどうしようもないので、諦めるしかない。逆にこういう所でケチってしまうと、後遺症が出て後から困る事にもなるので、治すなら徹底的にである。

というわけで、昨日のメガドライブミニの記事は、現実逃避した私が書かせた内容である。
いや、実際22時過ぎに戻ってきてから遊んだんだけどさ(爆)
今日は、会社を緊急欠勤して手続きに走り回ったが、昨日ほどの忙しさではなかった。というか、昨日から張り詰めていた感があるので、精神的に疲れ切った感じはある。
まずは来週一杯は何かと忙しい状態になるだろう…9月末は会社の期末なので、とてつもなく忙しいのだが…果たして乗り切れるのか?
私の業務、他の人ができるようになっていないのが問題だと私は過去から言い続けてきたが、いよいよそれが本格的に影響が出るかもしれない。
…知~らないっと(爆)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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